フランチャイズによる初めての開業

フランチャイズビジネスは、加盟前の開業ノウハウの習得と本部選択の段階で5割以上の成功、失敗が決ると云われます

2010年12月

フランチャイズ加盟か、自力開業か悩むなら

 起業する時には、フランチャイズ加盟で起業するのか、自力開業で起業するのか、誰もが悩む問題です。決して、フランチャイズだけが起業ではありません。よく熟知している業種ならば、自前のノウハウと人脈を頼りに自力開業でも大丈夫です。

 フランチャイズの場合はあくまでも、よく知らない業種であるとか、事業経験がないと言った理由によって、初期投資が高くなることは承知で加盟します。わたしは、フランチャイズか、それとも自力開業か、二者選択で選ぶとするなら、あくまでも自力開業を勧めています。

 ただ、起業にあたっての準備期間がない場合や、開業した後で事業を長く継続するための資金力があるなら、フランチャイズ加盟を勧めます。やはり、開業ノウハウがしっかりしていて、世間的にもよく知られた商品やサービスを扱うことは有利です。個人がゼロから始める起業では、逆立ちをしてもフランチャイズブランド力には敵いません。

 いくらフランチャイズといえども、まったく素人がいきなり起業するのは危険です。これだけはハッキリしています。フランチャイズ本部に全てをお任せで、自分は従業員気分で仕事をするのは危険です。あくまでも、経営者はフランチャイズオーナーにあることを忘れないでください、

【余談】
 年の瀬も迫ってきますと、起業を目指す人も集中力に欠けてきます。年末年始でゼロにリセットするのは、いかにも無駄です。開業に向けて勉強は休まないことです。

       年末年始フランチャイズ相談は、
           定員になりましたので締め切ります
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起業の目先ばかりに気をとられていると

 この時期、年の瀬で多くの店や会社は慌しくなります。開業したばかりのときは、資金繰りや商品在庫の問題も起こりますから、一年で最も頭の痛い時期でもあります。そのため、どうしても自分のことばかりにかまけてしまいます。そんな時は、経営上の問題が発生しやすい時期でもあります。本人は一生懸命に仕事をしていても、従業員にその必死さが正しく伝わらないと、単に経営者が不機嫌で従業員にも伝播するだけです。

 10年くらい前と比較しますと、現在はお店の従業員の接客態度が格段にレベルアップしています。それは、お客さんがお店を好きになる最大の要因が、従業員の接客態度で決ることに多くの経営者が気付いたからです。いくら良い商品を安く販売しても、従業員の接客態度一つでお客さんはお店に寄り付かなくなります。お店にとって接客する従業員は、その店の顔です。決して経営者ではありません。

 そのため、従業員採用や従業員教育には、時間とお金をかけ、最大の関心を持って取り組むことでお店に成否が決ります。開業するときには、どうしてもここまで気が廻らないのが現実です。経営者の場合は、接客の重要性に気付いていないため、安い給料で雇えるなら誰でもよいと思ってしまいます。ここは、開業にとっての落とし穴です。少し長い目で見ますと、開業失敗の原因ともなります。

 お客さんは、どんなに歴史と伝統があっても、どんなに良質な商品を販売していても、対面する店員や従業員の態度、言葉づかいで次の来店を判断します。この単純な顧客心理に気付かないと、いくら経営者が頑張っても会社の継続は難しくなります。開業では、目の前に見えている現場の他に、もう一つ見えない現場があると考えてください。この見えていない現場をどうコントロールするか、開業家としての力量が問われ、場合によっては落とし穴にもなります。

【余談】
 今日は今年最後の開業面談でした。今の雇用状況を聞いていますと、年末も年始もない気持ちになります。ぜひとも開業では成功してもらいたいものです。また、会社でのうらみつらみは尾を引かないで貰いたいものです。会社勤めと、開業とはまったく違ったものと考え、気持ちも新たに開業に取り組んでください。

       今年も、年末・年始の開業相談参加者をまもなく募集します。
                      よかった参加してください  
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こんなビジネスもフランチャイズで人気です

 フランチャイズとしてはあまりなじみのない業種ですが、トランクルーム
が静かな人気を呼んでいます。

 名称は、レンタルスペースのほか、コンテナルームとか言われることもあ
りますが、要は家庭で収容しきれない家財道具を一時的に預かるビジネスです。

 今年は春から、「断捨離」(だんしゃり)がよく使われるようになり、今
年の流行語大賞の候補にもなりました。

 断とは、入ってくる要らないモノを断つこと。捨とは、家にはびこるガラ
クタを捨てる。離とは、モノへの執着から離れ、ゆとりある”自在”の空間
にいると言うことで、ヨガの行法哲学だそうです。

 最近の大不況を経験して、日本人も物欲に関する考えが変わってきたのか
も知れません。

 トランクルームは、そんな日本のモノ離れの過程の中で、一定の役割を果
たしているようです。ここ数年は、毎年7%程度の売上げが伸びています。

 トランクルームの場合、どこの場所でも開業できるわけではありません。

 都市圏で、周辺が住宅でひしめいているような場所の空間では、お客さん
ニーズがとても高いようです。

 不況で、住宅を大きくすることが難しい状況も追い風になっているようで
す。

【余談】
 トランクルームは、一度借りると継続するのが特徴です。確かに、わたし
の場合は本を預けています便利です。

 工事関係の会社が、工具や部品を預けているのも多いことに驚きました。
PR次第では、お客さんは増えそうな気がします。

              知られていないフランチャイズを網羅しています
              2011年版選りすぐりフランチャイズ一覧

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フランチャイズには、こんな使い勝手の良い調査事項も

 フランチャイズがビジネスとして難しい原因の一つに、業界の動向や業種の内容について、本部側がとても詳しいのに対し加盟店はほとんど知らないことです。情報が酷く不均衡になっています。これを正してくれるのが、中小小売商業振興法による法定開示事項です。

 法律に定められた法定開示事項によりますと、本部の経営内容は一目で判るようになっています。直近3年間の財務諸表、加盟店の推移、フランチャイズ契約に関する訴訟件数、加盟者の閉店後の禁止事項、経営指導に関する事項など、本部との間の注意事項はほとんど掲載されています。

 ただ問題なのは、サービス業を除く、小売業、飲食業にはこの法定開示事項の作成が義務ずけられているにも関わらず、多くの本部は一部だけを載せていたり、何年も更新をしないままにしていることです。契約が基本のフランチャイズにおいて、ここではほとんど法律は守られていません。

 加盟を考える以上は、本部側が熱心でなかろうと法定開示事項の提示を求めることです。これだけビジネスにおける法律の遵守が叫ばれながら、まったく関与しないビジネスがあることには驚くかも知れません。

【余談】
 例年、年末年始は起業相談の対応をしてきましたが、今年は「フランチャイズ相談」からの質問にも対応します。もしよかったら、ぜひフランチャイズ相談をご利用ください。お待ちしています。
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フランチャイズ協会による業界動向によりますと

 フランチャイズビジネスでは、サービス業が08年度に続いて、09年度も売上高、店舗数共に減少しています。従来、小売業や飲食業と違い、成長余地が大きいと思われていたサービス業が、今回の不況では遂に下降線を描くことになりました。

 日本フランチャイズチェーン協会によりますと、09年度のフランチャイズ動向では利用者の節約志向により、エステサロン、理容・美容、レジャーサービス・ホテルの売上減が顕著です。特に、エステと理容・美容の落ち込みは大幅で、10年度以降もこの傾向は続きそうです。

 反対に、デイサービスなどの介護関連、コインランドリーを含むクリーンサービス・クリーニングは増加が続いています。少子化と子ども手当てで注目される学習塾・カルチャースクールは、0.8%減とマイナスですが、子供向けだけに限りますとプラスになっています。

 これまで、フランチャイズのサービス業は、不況や少子高齢化が進んでも、お客さんを集める集客力があると思われてきました。ところが、環境は厳しいようです。加盟にあたっては、よく業界の動向に注意を払い、低迷が続いている業界はやはり避けることが賢明です。

【余談】
 年末は何かと忙しく、勤め先の仕事や私用などで開業への関心は薄れがちです。ただ、折角脳内に開業ネットワークができている人なら、ここで余白をつくることは残念なことです。またゼロから組み立て直すことになります。時間を見つけては、10分、15分でも開業を考えることでネットワークは保たれます。このネットワークは財産ですから、大事にしてください。

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