フランチャイズによる初めての開業

フランチャイズビジネスは、加盟前の開業ノウハウの習得と本部選択の段階で5割以上の成功、失敗が決ると云われます

2011年05月

個人経営でフランチャイズ加盟を考えます?

 フランチャイズ開業に当たっては、株式会社を設立して会社組織で始めるか、個人経営の自営として始めるか、多くの加盟店オーナーは悩みます。昔と違って株式会社設立が簡単になったことで、会社を設立する人も少なくありません。

 せっかく会社を設立したのに、事業の方が上手く軌道に乗せることができず、廃業する会社も後を絶ちません。そのような場合、個人経営で開業しておけばよかったと云う声が多いのも事実です。

 一般的に、会社設立か個人営業かを分ける分岐点は、加盟店の売上目標が、消費税の徴収事業か免税事業かを境にしている起業家がほとんどです。
年間売上高が一千万円を超えるか、どうかによって決めてます。

 会社設立にあたって、自分で書類の提出をする人も希にいますが、ほとんどの人は司法書士に頼みます。その場合、数十万円は費用がかかりますし、設立後は税金が掛かりますから、後々を考え慎重に判断する事柄です。

 フランチャイズ本部によりましては、株式会社でなければ加盟が認められない本部もあります。逆に、コンビニのセブン−イレブンのように、夫婦単位でなければ加盟できない本部もあります。

 その裏には、深謀遠慮の狙いがあります。フランチャイズへの加盟も会社設立も、事前によく考えた上で意思決定することです。安易な判断は、後々後悔する原因になります。

【余談】
 わが国には、個人経営が243万、会社組織は204万社で、全体では個人経営の方が多数です。そのうえ、会社組織に中には休眠会社も2割以上はあると言われています。同じように、フランチャイズ本部も約1200本部はあると言われますが、休眠状態の本部も少なくありません。フランチャイズ本部を探すならここからです
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盛況のフランチャイズ本部と厳しい加盟店のジレンマ

 多分、その昔は軍事用語だったと思われます。「ドミナント戦略」は、一つの地域に重点的に攻撃を仕掛けることによって、今後に有利な拠点づくりをする戦法です。店舗戦略においても、この戦略を採用する会社は少なくありません。

 特にフランチャイズにおいては、商品の配送コストが安上がりで、スーパーバイザーのやり繰りも楽です。そのため、地域に根付いたビジネス展開をしている中小の本部から、全国展開をしている大手本部まで、ドミナント戦略の採用は必須です。

 本部にとっては、効率よく利益を上げる方法としてとても便利です。同じ系列の販売店が同じ区域に溢れている加盟店には、あまり嬉しくない戦略です。競合する店舗との差別化ができません。扱う商品は同じですから、最後は接客技術を頼りに売るしかありません。

 それならば違う本部に加盟することで、ドミナント店に差別化ができるのではないかと思い勝ちです。これが、ドミナントに食い込んでいる他の本部の加盟店は、問題にならないくらい売れません。お客さんの話題にもならないと言います。

 本部ばかりが売上げを上げて、加盟店には厳しいドミナント戦略です。できることなら、早く規模を大きくして、加盟店によるドミナント戦略を採用したいところです。これは、美味しいビジネスと言われています。

【余談】
 加盟店オーナーにとって、本部との距離のとり方はとても難しいです。あまり本部に依存しますと、本部の売上げアップのためにいいように使われます。かと言って本部と対立しますと、契約更新の時など痛い目にあいます。「付かず離れず」という言葉は、本部と加盟店のためにあるような言葉です。フランチャイズ相談をお待ちします
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カテゴリ: フランチャイズ 

インターネットを妄信しすぎるフランチャイズ本部探し

 現代はインターネットの時代です。モノゴトを調べようとするなら、多くの人はインターネットを利用します。フランチャイズ本部を調べる人も、インターネットを利用しています。

 ただ、インターネットに掲載される情報のほとんどは、企業や団体、個人による広告が目的です。そのため、家電商品やスポーツ用品を買うのと同じように、フランチャイズの比較サイトを利用して本部を探します。

 フランチャイズは継続が目的のビジネスですから、商品を買うため一度きりの取引とは違います。「白いたいやき」が良い例ですが、全国的に大流行していると言うフランチャイズ比較サイトの情報を基に加盟、半年で廃業してしまうオーナーさえいます。

 ネットのフランチャイズ広告サイトにはほとんど登場しない、介護の茶話本舗、サーティーワンアイスクリーム、ピザーラ、リサイクルのセカンドストーリーなど、魅力的な本部はインターネットでは人気がありません。

 フランチャイズ本部を探すなら、ネットの広告を頼るより、街に出て自分が出したい店を直接見てから、本部と連絡を取ることです。広告を出さなくても、加盟店オーナーが集まる本部は失敗が少ないはずです。

【余談】
 加盟希望の人の中には、フランチャイズ大手企業の集まり、社団法人日本フランチャイズチェーン協会の会員企業なら大丈夫と、信じ切っている人がいます。本部が大丈夫でも、加盟店が繁盛するかどうかは、オーナーの力量によります。やはり、他人頼みの経営は止めることです。現在、営業中のフランチャイズ本部の数々です。 
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身内頼みの開業の怖さ

 開業初日の飲食店では、知人ばかりを集めてパーティーのような騒ぎの開業をする人がいます。外部の人には、とても入店しづらい雰囲気です。多分、このような店は知人が来なくなると同時に、お客さんの影がなくなる店です。

 身内を頼りにした開業がいけないのは、お店の将来がなくなるからです。知人が来店してくれるのはありがたいのですが、いつもいつも来てくれるわけではありません。やはりお店を大きくしようとするなら、外部のお客さん中心の運営をしないとお客さんは増えません。

 しかも、身内が相手では真剣勝負になりません。お店とお客さんとは、料理や商品を間に挟んで、サービスと雰囲気とによる勝負です。時には、お客さんから厳しい意見も聞かされます。席を立つお客さんもいるかも知れません。

 それらは皆、多くのお客さんを集めようとするお店にとっては、大事な通過儀式です。ビジネスである以上、問題は起こりますし、嫌な思いをすることもあります。ただ、ここから逃げていては、お客さんを増やすことはできません。

 身内に頼った開業は大半が失敗します。開業に楽な開業などありません。あれこれ考え、失敗し、そのなかで成長します。決して開業に近道などないことは、知っておいてください。

【余談】
  4月、5月は、フランチャイズ相談や起業相談がきっかけで、これまでアドバイスしていた方が相次いで開業しました。みなさん事業計画に関しては、事前に相当揉んでいますからあまり心配していません。ただ、唯一心配したのは、友人や親戚など身内の方をお客さんとして見込んの開業です。
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健康指向とマッチする30分フィットネス

 フィットネスクラブ開業は、健康に関心をもつ人が増える現状には向いているビジネスです。従来のフィットネスクラブは、会員数1000人〜2000人の大型施設がほとんどでした。2005年、米国生まれの女性向けフィットネスの「カーブス」が、わが国に上陸して以後、小型フィットネスが普及しています。

 「エニタイムフィットネス」は、米国からの小型フィットネスで昨年10月に東京・調布に開設。こちらは24時間営業が売りもので、赤坂アークヒルズや神戸・長田にも出店しています。フランチャイズ展開をしているフィットネスで、起業家の関心も呼びそうです。

 女性向け30分フィットネスのカーブスもフランチャイズで、現在は全国に千店弱の店舗展開をしています。小型フィットネスでは、唯一拡大路線を直走っていますが、実際の経営内容に関してはベールに包まれています。

 カーブス経営者の話では、先行して開業したフランチャイズ加盟店の中には、相当な利益を上げているところもあるようです。ただ平均的な店舗の場合、大半がトントンかやや黒字と言った程度で、決して大きな黒字までには至っていないと言います。

 最も開業費用が高いのがカーブスで、2千万円強と言ったところです。また、J−サーキットのようにライセンス制を導入している小型フィットネスもあります。フランチャイズもライセンスもそうですが、カーブスを除くと加盟店数は減少しています。

 将来、わが国で小型フィットネスが相当数増えることは間違いありません。問題は、カーブスばかりでなく、起業家の開業とフィットネス増加とが結びつくかどうかです。スポーツビジネス全般に言えることですが、まだまだ経営者数が少なすぎることは確かです。

【余談】
 小型フィットネス業界は、カーブス一人勝ちの様相を呈しています。ただ米国でも、日本と全く同じ構図で加盟店が増え続けましたが、ここ2、3年の間にバタバタと加盟店の廃業や倒産が続いています。米国でのビジネスの問題として、新聞などでも取り上げられています。日本で同じようなことが起きますと、スポーツビジネス全般に悪い影響がでそうです。女性向け30分フィットネス開業マニュアルはこちらです
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