フランチャイズによる初めての開業

フランチャイズビジネスは、加盟前の開業ノウハウの習得と本部選択の段階で5割以上の成功、失敗が決ると云われます

2017年09月

普段頭の中では何を考え、何を感じてる

 人生を振り返えりますと、今でも息の詰まる大一番と言える、大事な経験したことは誰にもあると思います。

 

開業においては、開業資金を借りるために金融機関の担当者との面談も大一番の一つ。大口顧客と取引交渉も大一番といえます。

 

営業経験のない人が開業する場合には、取引相手とどのような話をするとよいのか、初めての人は相談メールをくれる人もいるほど。

 

 このような大一番の時に、普段ほとんど考えたこともないテーマの話を持ち出すと失敗します。金融担当者にほとんど根拠のない、開業後の売上げ見込みの話をしてもまったく説得力はありません。

 

 これまで大一番を人に話を聞いた経験では、究極の大一番の時に必要なのは、「何も考えない無心の状態に自分を置いておけるか」心臓がどきどきしている中でも頭を空にすることが一番のようです。

 

 そのための準備として必要なのは、「自分という人間は普段何を考え、何を感じる傾向があるのか」普段から徹底的に認識する訓練をしておくこと。自分の頭の中の仕組みを知ることです。

 

 自分が日ごろ考えていることを通して、自分の開業の必要性や人への役立ちを説明するならば、楽に説得力ある言葉になります。これも開業準備の一環と言えそうです。

 

【ひと言】

 若いころ、わたしはよく失敗をしていました。決して自慢するわけではないですが、失敗するたびに職場から逃げ出したくなったものです。ただ、失敗して叱られたことはその後忘れませんから、頭に染み込むようになりました。今考えると、それは財産のようなものです。頭に染み込んだ教訓は一生モノの価値があります。

 

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カテゴリ: ビジネス 

本部に毎月収めるのはロイヤリティだけ?

 フランチャイズ本部が加盟店から徴収するお金の項目が、とても判りづらくなっています。以前はほぼ、ロイヤリティだけ一本でした。

 学習塾本部が広告分担金を徴収するようになり、次いでコンビニがシステム運営費を取るようになって、次々とロイヤリティだけではなくなりました。

 そのため、フランチャイズ本部間の徴収額の比較が難しくなっています。ロイヤリティが7%で、システム運営費の徴収がない本部と、ロイヤリティ5%で、システム運営費が3万円と言った具合では、どちらの徴収額が高いのか判りません。

 加盟店としては、少しでも負担の少ない本部がありがたい本部です。そのため、負担費用の大きさを比べます。ただ、表面的な数字を比べても本部の実像の比較にはなりません。

 特に、経営経験のない人が数字を追っかけると失敗の元です。結局は、説明会での担当者の対応や案内書から見えてくる、良心的な経営姿勢で決めるしかありません。

 誠意ある対応で加盟店に接する本部には、あまり間違いありません。最後は、人間力のある本部がよい本部と言うことになりそうです。

【ひと言】
 「少しくらいロイヤリティが高くても、売上げの大きい本部なら楽に元が取れる」 フランチャイズ加盟店を長く経営している人は、ほとんどの人が本部に徴収される資金の問題より、集客力があって売上げの大きな本部ならほとんど問題ないと言います。加盟店が利益を上げるのは、経費減よりも売上げ増が一番です。マイナスよりも、プラスを見よと言うことでしょうか。
 

 

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グーグルストリートビューの撮影もフランチャイズだった

 グーグルマップを使って検索すると、路上の屋外での周辺画像と同時に、今は店舗や公的施設の屋内写真も映し出されるようになっています。ストリートビューの屋内編ですが、この撮影はフランチャイズ加盟店が行っています。

 

 グーグルが直接フランチャイズ本部になっているわけではありません。グーグル認定のカメラマン組織が本部になり、加盟する個人や企業のカメラマンを通し画像の受け渡しをしています。

 

 現在、約200社が加盟していて、個人が3割、法人が7割の割合で撮影を行っています。一般的フランチャイズと同じように、初期費用(機材を含む)や月々のシステム利用料もかかります。

 

 仕事の内容は、グーグルマップ上に自社のPRをしたい会社や店舗を探し、写真撮影をして本部に渡す仕組み。既に、4年ほど展開している事業ですのでビジネスとしては安定しています。

 

 ただランチャイズとしては際物と言ってよい事業で、マップ上を埋める企業が拡がるまでは仕事はあます。その間に次の仕事を探す必要がありますが、写真撮影が好きな人には手ごろなビジネスかも知れません。

 

【ひと言】

 フランチャイズビジネスは保守的ビジネスですから、新しい仕組みのビジネスには警戒心が働きます。その分、大きな利益も期待できません。これまでにはなかった際物は、不安定ではありますが集客が上手くいくと大きな利益につながります。リスクと利益とが比例していて経済原則には見合っていますが、厳しい世界であることは確かです。

 

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まさかのフランチャイズ本部が倒産することも

介護ビジネスを一昨年春に開業した人はスタッフ集めに苦労し、やっと軌道に乗った途端に今度は本部が廃業です。ただ、一通りのビジネススキルは身に付けていたので、事業はそのまま続けています。

 飲食店を3年前に開業していた人は、食材やキャンペーン展開を本部から支給されていましたが、本部がまさかの倒産。こちらはまったくお手上げ状態でした。

 ただ、この世に起こる問題で、解決できない問題はないがわたしのモットーですが、知恵を絞るとなんとかなるものです。これからはフランチャイズではなく、自営の飲食店として店舗営業を続けます。

 ビジネスの世界、この次に何が起こるか予測できません。日ごろから自分で考える習慣をつけていますと、簡単に引き下がることはありません。

 水中を泳ぐ魚と同じで、泳ぎをやめない限りビジネスは続けることができます。ビジネスを続けていると、アイデアも生まれますし、お客さんも集まります。決して諦めないことです。

【ひと言】

 10年近くフランチャイズ加盟や起業の手伝いをしていますと、上手くいきそうな方法、失敗しそうな方法がぼんやりと判ってきます。ただ、長くコンサルタントをしている人が極端に少ないのは、成功事例を自慢げに書籍やネットで公表してしまうから。公表することで、自分の手足を縛ってその後の不振につながります。成功も失敗も過去の事例しかなく、これからも上手くいく保証は何もないです。

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開業する前から判断を迫られるフランチャイズオーナー

 会社経営者にとって、最も重要な仕事は会社の業務に関する判断を行うことです。会社の方針を決めることから、従業員の採用、資金を集めて業務において遣うなど、多岐に渡る判断をします。

 

 ところがフランチャイズオーナーの中には、フランチャイズ加盟を判断したことで後は本部にお任せと考える人がいるようです。一つひとつの業務で発生する問題を、本部に判断を仰いでいる人がいます。

 

 経営者は、判断を重ねるに従って能力が高くなるもの。これはフランチャイズオーナーも、独立企業の経営者も同じです。判断力を高めておかないと、大きな問題を引き起こす原因にもなります。

 

 数年前の夏、コンビニ店の従業員が冷蔵ケースの中に入った写真を、ツィッターにアップするケースが発生しました。不衛生であることは一目で判る写真で、多くの批判が話題になりました。

 

 このような従業員を採用し、教育するのはオーナー仕事です。結局、このコンビニ店は廃店になりましたが、オーナーの業務上の判断の失敗が大きな問題に発展したケースです。判断は人任せにしないで、自分が責任を取る覚悟の上で行うべきです。

 

【ひと言】

 フランチャイズオーナーの場合、特段リーダーシップを習得することがありませんから本部に依存するのも仕方ありません。これは、独立企業の経営者も同じで多くの人は自己流で経営をしています。店舗が1店目の時はあまり問題ありませんが、2店、3店と増えるに従って、人の遣い方に問題がでてきます。一度は、人を動かすリーダーシップを真剣に考えることが大事です。

 

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