今、フランチャイズ本部探しをしている人に、契約の話をするのは展開が少し早すぎるかもしれません。ただ、ビジネスの世界では、こんなことで失敗することもあることを知っておいて欲しいと思います。
本部探しをした結果、ある家事代行ビジネスのフランチャイズ本部に加盟することにFさんは決まました。事前に契約日が決められ、Fさんは実印や指示された書類を持参して本社を訪れました。
当日、社長は予定があるということで、担当役員を相手に契約を結ぶ運びに。事前に色々説明があって、その上で契約書を渡されて一読した上で契約の運びになります。
このような正式な契約がFさんは初めての経験です。掻い摘んでの契約書の内容説明は、ほとんど聞いたことのない法律用語ばかりで、ほぼチンプンカンプンの状態。
それでも、説明が終わると「よろしいですね」の確認の上で契約書に印を押してしまいました。後日、ここでの契約書の説明内容が、Fさんにとっては大変は後悔の種になります。
本部によっては、家に持ち帰ってじっくり読んでもらい、納得した上で契約する本部もあります。ただ、消費者契約とビジネス契約では、性格が違っているため、一概にはおかしいと言えないところがあります。
このような経緯がきっかけで、フランチャイズで失敗している人も大勢います。本部探しをしている時点で、そのあとにこのような展開があることを知っておくことは大事です。
【ひと言】
初めてフランチャイズ加盟によるビジネス世界へのデビューとはいえ、契約上は対等な立場ですから相手次第で契約書を持ち帰ることも可能です。本部に拒否されたら、そのような本部とは契約をしないだけの話。要は本部の言いなりにはならないで、言うべきことはしっかり主張することが、これからビジネスの世界で生きていくためには大事です。