フランチャイズによる初めての開業

フランチャイズビジネスは、加盟前の開業ノウハウの習得と本部選択の段階で5割以上の成功、失敗が決ると云われます

2020年08月

コロナ後でも生き残るフランチャイズ本部は

 わが国でビジネスというと、東京や大阪の大都市の会社が最も進んでいると思われがちです。多分、銀座、日本橋といった名称のもつ信頼感によって、わが国で最先端のビジネスを行っているイメージが、勝手に働いていると思われます。

 

 所が、経済が大揺れに揺れたコロナ騒動の後でも、しっかり黒字経営を続けている優良企業というと、東京などとは違った顔の会社ばかりです。

 

 まず、今注目を集めている会社を上げますと、ワークマン(群馬県伊勢崎市)、ケーズデンキ(茨城県水戸市)、西松屋(兵庫県姫路市)、カインズ(埼玉県本庄市)、コメリ(新潟市)など。

 

 カッコ内は会社が創業した都市名ですが、どちらも東京や大阪に比べると人口は少なく、所得水準も低い地方都市ばかり。厳しい環境においても黒字経営を続けられる、経営能力の極端に高い会社です。

 

 フランチャイズにおいてもまったく同じことがいえます。所得の多い営業のしやすい土地で成功しているフランチャイズ本部は、厳しい土地で開業する加盟店にはほとんど参考になりません。

 

 これからフランチャイズ加盟を考える場合、東京に集中している本部で本当に成功できるか。地方のあまり知られていない本部に、宝石の原石が人知れず眠っていないか、考える余地は大きいです。

 
フランチャイズ本部一覧

【ひと言】

 事業は人と同じことをしていては成功できません。フランチャイズ加盟においても、あまり人が見向きもしないけれどぴかっと光る事業内容であったり、徹底して無駄をなくした管理方式であったり、成功するための要素は色々あります。その中から探せるかどうかの問題です。


      
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オーナーも判断を迫られるフランチャイズ

 フランチャイズオーナーにとって、加盟から始まるビジネス上の判断は最重要課題。その人の一生に関わる問題を判断することもあるはずです。それなのに、ほとんど考えずに判断したり、過去の経験ばかりに頼った判断してる人は少なくないです。

 

 今の時代の判断は、特別な方法が確立しているわけはないですが、色んな話を総合しますと「複数の人が集まって知恵を出し合う中で、オーナーが直面する課題を考えてもらう方法」が最良のようです。

 

 この場合、似たような立場の人ばかりが集まって話しても中身の濃い判断にはならず、できるだけつながりの薄い多様性を意識した人の集まりによる話し合いが必要です。

 

 難しい課題に取り組むためには、一つの頭脳よりは二つ、三つと多い方が有利です。ただ、あまり多いと整理できませんので、3、4人の人に集まってもらい協力してもらうのがベストです。

 

 今回のコロナ禍によって、人と人とが全能力を傾け話し合うことが難しい時代になっています。また、ビジネスにおけるイノベーションを生むための環境は、人と人との話し合い場が最適であることも分かっています。

 

 この2点の組み合わせは、コロナが流行する時代に、他の人にはマネのできない新たな取り組みとして有効です。重要な課題を判断するときには、こんな方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

【ひと言】

 セブンイレブンは、今後の店舗運営を全国一律の展開から、地域の特色を生かし加盟店オーナーの意向に応える運営を目指すようです。以前のように、本部の指示通りの運営とはいかないようです。フランチャイズ加盟をする時からたいへんな判断を求められるわけですが、日々の運営でも判断を常に求められることになりそうです。

 


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市場が不安定なこの時期のフランチャイズ加盟

 現在、事業経営をしている人の多くは、新型コロナウイルスの大流行以降、以前のように集客ができなくて悩んでいます。どこの街でも外出している人が少なく、来店客数がコロナ前の5割以下の店も少なくありません。

 

 しかもコロナ騒動が収まったなら元に戻るかといいますと、お客さんの消費行動は変化している心配もあります。今の世の中、感染症大流行を経験した経営者は一人もいませんから、物知り顔で予言している人など信用できません。

 

 信用できるのは、お客さんの日ごろの消費行動をウオッチしている人だけ。または、現在の変化に一早く気づいている人だけです。多分、人には言わないでしょうが、既に消費行動の変化に対応したビジネスをしている人はいるはずです。

 

 フランチャイズ加盟店の場合、オーナー候補者が希望している業種探しと、その業種の中での最適な本部探しとを同時に実行する必要があります。これはけっこう難しい作業です。

 

 現在のようにコロナ騒動が慌ただしく、お客さんの消費活動が活発でない時に、無理やり本部探しをすると失敗の原因になります。本部探しは一種の投資ですから、市場が安定している時に取り組むのが投資の常道です。

 

 今は、これまで優良企業と言われた航空会社や石油会社が赤字に転落する、市場の不安定な時期です。何もこのタイミングでフランチャイズ加盟を実行する必要はありません。投資するタイミングを考えることも大事です。

 

【ひと言】
 これまでも何度か指摘していますが、ビジネスの成功失敗には実行するタイミングが大きなウェートを占めます。フランチャイズ加盟を判断しても、実際に実行に移すのは加盟に最良の時を考えてからです。決してあなたの都合に合わせて、最良のタイミングが決まるわけではありません。ビジネスの神様のご機嫌を損ねないよう、慎重に行動することです。


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今後、コンビニ店オーナーは吉か凶か

 フランチャイズでの最も大きな業種であるコンビニ業界では、来年以降多数の加盟店オーナーが契約期間切れで店舗経営を辞めると予想されています。また長年オーナーとして仕事をしてきた人も、高齢化により辞める時期にきています。

 

 長い事好業績を誇っているコンビニ本部も、多くの加盟店の努力の結晶が業績に反映していますから、加盟店が減少しますと自前で店舗運営をせざるを得ないため、コスト増になり経営負担は大きくなります。

 

 最近はコンビニオーナーの人気がすっかり地に落ちました。勤務時間は長いうえに思うように売上げは上がらず、オーナー初日から10人を超すスタッフを抱えますから、神経をすり減らしての厳しい仕事です。

 

 ただ全ての業種と比較しても、開業当初から日商50万円を超えるビジネスなど他にはないことは確かです。また、コンビニオーナーとしての地域でのステータスも、他のビジネスと比較して一段高いものがあります。

 

 これまでは、不況色が濃く失業率が高くなるとコンビニオーナー希望者は増えます。反対に、景気が良くなるとすっかり不人気。今は、昨年来のオーナーと本部とのトラブル続きで、これまでになく希望者は減っています。

 

 コロナ禍の後、例えワクチン開発に成功したとしても、日本の景気は決して簡単には上昇しないとわたしは考えます。景気が悪くなるならば、コンビニ加盟は決して悪い判断ではないと思われます。

 

 本部の加盟店への対応もこの1、2年大きく変わり、オーナーの身になった判断をしています。コンビニには、街の小売り拠点としてまだまだ可能性が広がりそうなのも魅力です。

 

【ひと言】
 これまで、コンビニ本部と加盟店との力関係といいますと、圧倒的に本部は強い立場でした。加盟店オーナー希望者は多くいましたし、大都市中心部に多数ある直営店の収益も大きく寄与していました。コロナ禍以降、オーナー希望者は減り、直営店の集客力も落ちています。加盟店オーナーの時代が来るかどうか、加盟を考える人にとって大きな賭けです。

 


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人気だったプログラミング教室はどうなっている

 コロナ禍の中ですが、今年4月からわが国の小学校ではプログラミング授業がスタートしています。これに合わせて、プログラミング教室を展開するフランチャイ本部が急速に増えています。

 

 プログラミング授業は、21年4月からは中学校、22年4月からは高校でもスタートします。これまで長年続いてきた学習教科とは毛色が違っているだけに、全国各地の教育委員会も対応に苦慮しています。

 

 フランチャイ加盟店オーナー希望者にとっては、プログラミングで実際に生徒が集まるのか不安が大きいです。少子化が進むわが国において、プログラミング授業は新たなチャンスであることは確か。

 

 同時に、子供のプログラミング教育で成功している本部も現在はまだ少数な段階だけに、せっかく加盟したのに本部の経営が立ちいかない事態になることも考えられます。非常にリスクの高いフランチャイズ加盟と言えます。

 

 通常加盟をする場合、本部の経営が安定していて、軌道に乗っている加盟店が多数あることが条件です。この鉄則からしますと、慌ててプログラミング教室で開業するのは厳しい経営を覚悟の上での事業になります。

 

【ひと言】

 これまでフランチャイズ加盟で大きな利益を出している人は、そのほとんどが本部の初めてフランチャイズ化した時に加盟したオーナーばかり。中には、資金繰りの厳しい本部に、運転資金を融資していた加盟店オーナーもいるほど成功しているケースもあります。ただ初めての加盟店は失敗するリスクも高いです。ここはよく認識しておく必要があります。

 


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