前営業日(2024年8月2日)の日経平均は2216.63円の下げでした。下げ幅では歴代2位で、YouTube動画などではショック的な見方が多いです。

急であっても、緩やかであっても下げは下げなのですが、新NISA口座で購入していたものが大幅に下落した際はどう対応するかが重要です。

新NISAが開始する直前にも記事にしました(参考記事 2023年12月10日 新NISA ってどうなのでしょうか 大丈夫?)が、新NISAは利益が出ているときは良いのですが、損になっている場合にはより一層投資成績が悪化する可能性があります。

理由は損益通算ができないからです。通常口座内で今年に入ってからの投資で損になっている場合、他の投資で利益になっているものと併せて決済することで、損を利益で相殺することで利益にかかる税金を節約することができます。同時に決済しなくても確定申告を行えば、3年間はその損は記録されますので今現在、利益が出ているものを無理に決済する必要はありません。

ちなみに私は新NISA口座は開設していません。損益通算できないのは困ることがあるかもしれないと思っているからです。ですので、利益に関しては特定口座で納税しています。

投資商品が下落した際に、継続保有するか、損切撤退するかの判断になるわけですが、新NISAでは損切撤退の時にはより不利になります。

継続保有か、損切撤退かは話が長くなるので別の記事で。