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 APUのシュリンクはされていないものの基板は以前のモデルよりコンパクトになるなど、チップ類の整理・コストダウンが大きく進んでいるようです。

[ココログ - ポケットニュース:PS4の新モデルCUH-1200を分解してみた]

 HDDカバーを外し、HDDを外し、という部分は省略。こちらの個体に搭載されたHDDは7mm厚のHGST Travelstar Z5K500だったようです。

 BDドライブは従来よりも簡略化されているようです。
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 電源ユニットは「ADP-200ER」となり、CUH-1100の「ADP-240CR」より80g軽い364gに。
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 定格出力の減少分よりも軽量化されている割合の方が高いので、内部的にも効率化が進められていそうです。

 で基板ですが、裏面のみに今年に入ってから出荷が始まった容量8GbのGDDR5が搭載。
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 この個体に搭載されているのはSamsungの「K4G80325FB-HC03」との事。この辺も今後調達先が増えることはありそうです。
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 基板も以前のモデルより大分スッキリした印象に。
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 以前のモデルは…[iFixit]辺りを参考にするとこんな感じですね。
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 あらゆるパーツが整理されているのが見てとれると思います。
 APUのサイズは以前と変化がなく、28nmプロセスでの製造で変わっていないとの事。実消費電力二割減はメモリとその他色々な所から出したものとなるようですね。

 この他セカンダリプロセッサにUSB3.0-SATAブリッジLSIやEthernetコントローラ、USB3.0ハブなどが統合されているとか?
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 ストレージ周りの接続がUSBからSATA直になっている可能性もあるのでは、と考えているようですが…

 その他HDMIトランスミッタやシステムコントローラといったチップ類についてはポケットニュースさんをご参照下さい。

 気になる冷却周りはファン自体はこれまでと変わらず、
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 ヒートパイプが埋め込まれたベースプレートがあるものの、
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 加工に手間がかかるヒートパイプの取り回しが減り、ヒートシンク内部を貫通するものではなくなっているようです。
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 という事でかなり合理化、コストダウンが進んでいるようです。
 本体容積と排熱の関係もより余裕が出来たという事で、設置環境によっては大きく静音化が図れる可能性がありそうですね。

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