2018年08月
2018年08月30日
オフィシャルサポーター
8月30日(木)曇り
まさに星野佳路氏やスティーブジョブズのように
Tシャツにジーパン姿の社員たちだった。
ある会社の幹部夏季研修の為に宿泊する方々は
Yシャツにネクタイ姿ではない。
今よくあるIT企業のラフな格好の姿だ。
社長も半ズボンにポロシャツである。
田舎の宿屋をバカにして悪さをしなければ良いが
と思っていたが然にあらず
とても親しみやすく挨拶もしっかりとしている。
時間にも正確でお酒を飲んでも大声を出す場面はなかった。
お帰りになってからの秘書からのメールには
社長は大地の芸術祭にとても思い入れが深く
オフィシャルサポーターも担っているとの事だった。
そうとは知らずなんでこんな宿屋を選んだんだろうと
不思議に思っていた。
「大地の芸術祭の里 オフィシャルサポーター」13名の中で
顔を知っているのは為末大さんだけだった。
(春に黄色の小さな花を鈴なりに付けていたキブシが今青い実を付けている)
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今日の私の短歌です
湯の宿に 世界をまたぐ 起業家の
研修いかが 鷹の如くに
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山の森のホテル ふくずみ 村山健 拝
santousui at 17:19|Permalink│Comments(0)
地上
8月29日(水)曇り
昨日まつだい駅にお客様をお迎えに行き
車の中で
「この辺は地上の景色が良いですね
しかしトンネルが多いですね
地上の景色が見えませんでした」
今朝は
「露天風呂に入りました
気持ち良かったです。
地上の景色も良く見えて」
と我々が普段あまり使わない
「地上」と言う言葉が頻繁に出てくる方だった。
現役の時には上空でお仕事をなさっていた方だろう。
体格も良く品も良い。
奥様はいつもニコニコとして
私がしゃべるのをメモをしている方だ。
「板前が仕入れに十日町迄行くので
その車で博物館前行かれると良いでしょう
その方が時間が無駄にならずにすみます」
その時間やキナーレ迄のゆきみちなどをメモしていた。
今日は地上の北陸新幹線で東京へお帰りだ。
(地上の景色は雨上がりの雲がかかった菱ケ岳)
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今日の私の短歌です
上空と 地上の景色 眺むるに
天と地ほどの 違いありけり
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山の森のホテル ふくずみ 村山健 拝
santousui at 14:27|Permalink│Comments(0)
2018年08月29日
巨匠に涙
8月28日(火)雨
朝から土砂降りの雨で
温泉組合の共同作業も中止となった。
裏の川の水も急激に水かさが増し
川の両側の30㎝ほどのスカートと呼ばれる部分が
あっという間に隠れてしまった。
ま~これくらいは日常茶判事である。
しかし近年特に今年は「未だかつてない」
「予想をはるかに超えた」と言われる災害が発生している。
どの地においても「絶対に安全だ」と言われるところはない。
だが出来る限りの対策は施しておきたいものだ。
お帰りの女性お二人のお客様も
「雨が降っているしどこの作品を見ようか迷ってます」
「ここは夢の家が近いし、車で10分ほどで最後の教室があります」
そこへ大鷹の間に泊ったご夫婦がやって来て
「私はボルタンスキーさんの大ファンで、
キナーレでぼろきれをクレーンで釣り降ろした作品には
感動して涙がボロボロでした
前回は大鷹の間が取れなかったですが
今回はボルタンスキーさんと同じお部屋が取れて良かったです」
と奥様は感想をお二人に話しておられた。
という事で女性お二人は「夢の家」「最後の教室」を回って清津峡へ行き
十日町でへぎそばを食べて東京と富山に帰ることになった。
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今日の私の短歌です
巨匠なる その作品に 魅せられて
涙を見せる 奥様そこに
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山の森のホテル ふくずみ 村山健 拝
santousui at 01:23|Permalink│Comments(0)
2018年08月27日
守護神
8月27日(月)曇り
今日の一枚の写真が無くて
温泉街を夢の家の方に上ってみた。
途中に「ブラックシンボル」があり
後ろに回って見たら
巨大な真っ黒の牛が温泉街を見下ろしているのだった。
なるほど牛は温泉街の守護神になろうとしているのかも知れない。
昔から温泉街の守護神は薬師堂が担ってきたが
これからはブラックシンボルが新たに加わることになる。
その作者はボルタンスキーさんと友達のようだった。
帰る日の玄関にやって来て
私たちにも積極的に話しかけてきた。
さすがに世界的アーチストは
どこの国でもよく顔を合わせるのだろう。
そしてその朝お別れの時に
ボルタンスキーさんは握手を求めて来て
奥様は私たちをそっと抱き寄せ
軽く両頬にキッスをするのだった。
はは~これが世界の挨拶か。
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今日の私の短歌です
シンボルの 神の恵みを 与えたい
永きにわたり 見守り続け
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山の森のホテル ふくずみ 村山健 拝
santousui at 21:51|Permalink│Comments(0)
雷雲迫る
8月26日(日)曇り
新潟県内は
時折雷雨も予想された天気予報だったが
そんな中でも各地で秋まつりが模様された。
お神輿を担ぐ若者
終わってからのバーベキューの支度を始めるもの
一歩街道をそれて街中を通ると
どこも同じような光景が続く。
1年でも一番の当地の大イベントだから
雨に合わせたくない。
大地の芸術祭のお客様も
あまり雨に合わずにすみホットしていた。
大地の芸術祭は9月17日(月)まで後22日間
関係者はお疲れの事と思うが
頑張って欲しい。
(街中と言うほどでもないが、次の集落も同じようだった)
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今日の私の短歌です
雷雲の 迫る祭りに 子供らは
神輿ひかれて 和む街中
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山の森のホテル ふくずみ 村山健 拝
santousui at 17:22|Permalink│Comments(0)