2022年11月

2022年11月30日

葉音


令和4年11月29日(火)曇り

美人林で安吾のいる風景の撮影が行われ

私も仲間に入れさせて頂いた。

撮影は大棟山美術博物館や大松山などでも行われ

美人林では安吾の会の方が参加した。

暖かいが少し風があり時折葉が舞い上がる。

カラカラ カラカラ

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服装は黒の帽子に黒のロングコートと

坂口安吾の様相だ。

しかしそうもいかないので出来るだけ黒っぽいものをしよう。

台詞はない。

ただ何も考えずぼーっとしているだけ。

監督さんが出来栄えを見せてくれた。

ほとんどモノクロだがそれだけではなく

何か迫力があった。

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主演女優は大島葉子(おおしまはこ)さん。

終ってお茶を飲みながら大島さんにサインをお願いした。

「私の娘も葉子と葉っぱの葉です」

「あらそうですか」

かぶっていた帽子にサインして頂いた。

きれいで優しい方だった。

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今日の私の短歌です  

はこさんの 優しさ伝わる ぶな林に
想う安吾の 葉音からから
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2022年11月28日

野鳥誌


令和4年11月28日(月)曇り

今月の野鳥誌は叶内拓哉が最初のページだった。

叶内拓哉さんはもう50年以上前から松之山に来ており

松之山のアカショウビンを広めたのは僕だと言っている人だ。

東京農業大学を卒業後造園業に従事し

その後プロのカメラマンになったが

大学時代から野鳥の撮影に没頭していた。

当時はフィルム写真で最初の頃は

何枚も良い写真を撮ったつもりでいたが

帰ってから現像してみるとすべてダメだった

と当時の事を振り返っている。

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当館には東京野鳥の会の人達を連れて来てくれて

アカショウビンの観察をしていたものだ。

と言ってもなかなかその当時でも見ることは少なく

何度も恥をかかせてしまったことがある。

マナーを守って優しく観察するわけだが

それでも大勢押し寄せれば誰でも後ずさりする。

鳥も大勢増えれば人も押し寄せなくなるが。

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今日の私の短歌です  

野鳥誌の 永年続く その訳は
優しさあっての ひととなりなり
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豊かな川


令和4年11月27日(日)晴れ

画像は津南町信濃川河岸段丘である。

この津南町ではこのような段丘が9段にもなっていて

その規模は日本一だという。

特に信濃川に流れ込む中津川周辺には

河岸段丘が多く重なりそれぞれに貴重な遺跡がある。

中にはナウマンゾウの化石もあるが

それからしても歴史は古い。

また河岸段丘は肥沃な大地のために

あらゆる農作物が美味しく育っている。

また秋山郷から流れいずる中津川には

豊富な栄養素を含んだ水が信濃川を通じて

日本海へと流れ注いている。

北海道開拓時代に森林を伐採して暖を取っていたのだが

それも影響して森林が砂漠地帯になり

海の昆布が全滅してしまった。

立ち上がった若者が砂漠に木を植えるが

それはそれは大変な作業だった。

諦めかけた時に海藻を植えると砂が飛ばされず

徐々に草が生え木も育ち森林が形成されていった。

永年の苦労が実を結び漸く襟裳岬に昆布が育つようになった。

各地に留山と言う地名があるが

木を切ることを留めようというメッセージだ。

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今日の私の短歌です  

山々と 大海原を 結びつく
栄養豊富な ぶなの恵みよ
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柿の実


令和4年11月26日(土)曇り

柿の実が少ないように思っていたが

あるところにはあるようだ。

この柿の木のように満と成っているところもあれば

ほとんど成っていない柿の木もある。

どうしこのようなことになるのだろうか。

今後鳥達の餌になるにも近いが

出来るだけ多くの柿が成ってもらいたいものだ。

当館の車庫の近くに柿の木を植えようと思っていたが

いまだに植えていない。

思いついたころ植えていれば今頃は満と成っていたかも知れない。

柿の実にはいろんな鳥がやって来るので

2階の窓からそれらを肉眼で眺めて

コーヒーでもすすっていればいい気なもんだが。

私が鳥好きなのを知って長野の叔母さんが

となりの家の柿の木にやって来る鳥を

自宅で見ているのだそうで

手持ちのカメラで写して送ってくれる。

そうこうしているうちに鳥の名前も覚えてきた。

おかげで大病を患っていたが

最近はすこぶる元気だ。

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今日の私の短歌です  

隣人の 柿の実ありて 我が心
豊かになりて 病も癒えて
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2022年11月25日

美人林の白き幹


令和4年11月25日(金)晴れ

朝から青空の良いお天気だった。

まるでドイツ戦の祝勝天気だ。

テレビではまだまだ勝った事について

根掘り葉掘り映し出している。

経済効果も相当なものだ。

もしこれが負けていたらとても経済効果どころではない。

スポーツショップではジャパンブルーのユニホームがバカ売れのようだ。

それも「DOAN8」「ASANO18」は品切れだ。

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美人林は今日も青空の下きれいだ。

青々と生えるのはエゾユズリハ。

もともとは美人林に雪椿と共にたくさん生えていた。

エゾユズリハやモミジ、ウルシ、コシアブラなどなど

林内は豊富な木々で豊かだった。

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今冬を前に葉を落とし寒々としている。

しかしその木肌は白くまるで白樺のようだ。

今日みたいな日に大厳寺高原のブナ林に行くと

それはそれは美しい白樺林のように見える。

特に青空の下は。

今日もノスリがいつもの木に止まっていた。

餌を捕らえる所を見てみたいが

きっとうまく見つけることが出来ないのだろう。

今日は少し食べたのだろうか。

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今日の私の短歌です  

青空に 映えるぶな林 白雪の
舞うを待つかの 静けさ流れ
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  翻译: