田安陣屋 (3)
所在地:山梨県山梨市一町田中
縄  張:陣屋
城  主:田安徳川家
遺  構:石垣、堀
文化財:市指定史跡
探訪日:令和3年(2021年)2月6日

概要
江戸中期に田安宗武(8代将軍徳川吉宗二男)が築いた陣屋。田安徳川家は御三卿の一家として甲斐・武蔵・下総・摂津・和泉・播磨内の10万石を所領とし、この内甲斐国内に置いた陣屋がこの陣屋であった。御三卿の甲斐国内の陣屋の内、他の二家と異なり設置以降移動することなく維新を迎えた。
維新後は陣屋は廃され住宅街や神社となっているものの、石垣等が現存している。


徳川御三卿の一つ、田安家の甲斐所領の陣屋(代官所)です。
他の二家の陣屋と異なり立派な石垣が残っています。

石垣
田安陣屋 (11)
元々は陣屋北東部の石垣で、一部が現存。
高さ2mくらいはあるでしょうか。

堀跡
田安陣屋 (9)
石垣脇に残る堀の痕跡。
現在は用水路に転用されています。


北東隅のみでこれだけの石垣ですから、陣屋全面に同等の石垣が有ったとするとかなり立派な陣屋だったんでしょうね。
なお、山梨県内には同じ御三卿の清水家、一橋家の陣屋もあります。


マップ

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