著作権法が海賊版対策に向けて改正されたそうだが、バーチャルコンソール・Jコミの台頭以前の経験則から考えると…根本的な問題は何も解決していない。
それどころか、このままじゃ、結局海賊版業者の思う壺だ。
海賊版業者の一番の常套手段は、絶版作品を流す事…!!
公式に流通しないから海賊版で妥協するという心理が働くのは自然なわけで…。
そこに付け入るのがGBA〜DSの販売時期の海賊版業者の常套手段だった。
かといって、「一期一会」「逃した魚を諦めるのはネットの基本」と、公式に流通しないものを諦める?
いいえ、それはむしろ悪行。ソレではむしろ海賊版業者の思う壺です。
公式に作品が流通しない事から、結果的には出版社や創作者が作品の流通面・保存面・管理面で信用を疑われてしまう。
ユーザーサイドが海賊版業者を利用して公式に流通しない作品を手にいいれば、著作物で生活している漫画家やゲームメーカーは生活が出来ず、新作が出せず、「収入」を失う。
でも、もう手に入らない作品を諦めたりしたら、流通面・保存面・管理面で世間やユーザーや株主に疑いの目が向けられて、「信用」を失って、結局新作を出せない。
海賊版はこの二律背反に付け入るから、いつかまた相まみえるとその時まで我慢するのは、むしろ悪行なんです。
では、どうしたら良いか?
作品を合法的に再販・再公開・再配信してもらうしかないのです。
当然、金にならないのなら、無償公開…最悪、著作権保護解除でも良い。
パブリックドメインなんて、海賊版業者としては流しても仕方ないんだから。