自転車ときどき世界1周

2021年06月

 場所:シャウレイの町から10kmほど北上したら脇道入ってすぐ。有名観光地なのでもちろんシャウレイの町から観光バスツアーも出ている。私は北部のヨニシュキスの町から南下するルートで入ったが、この場合でもせいぜい20km程度、ラトビア国境からだと約50kmで到着できる。ラトビアから南下する場合はこのルートとなるので参考までに。
入場料:すぐ隣にインフォメーションセンターとかあるものの入場料はございません。「貴方も置いていってね!」とばかりにミニ十字架が1ユーロくらいから販売されていたりするが、けっこう沢山の人が購入してたの印象的ではある。

 いつから十字架が置かれるようになったのか正確には分かってないというロマンあふれる十字架スポット。人気になってからは観光客がバンバン十字架をお供えしていくようになったため、現在となってはもはや正確な個数は分からない。
 ひたすら数の多さで圧倒してくる系の観光地であり、写真を撮るのが楽しいポイント。なお歴史的にそんな笑顔で語れる場所という訳ではない・・・というのは偶然付近を日本語でガイドしてる方がおり、漏れ聞いた情報だったりする。まぁ「富士山登頂!」とかワケ分からん日本語書かれた十字架も散見されたし、英語でも「誕生日おめでとう!」みたいな十字架たくさんあるのでさもありなん。

IMGP8242IMGP8243IMGP8244

IMGP8245IMGP8246IMGP8247

IMGP8248IMGP8249IMGP8250

IMGP8251IMGP8252IMGP8253

IMGP8254IMGP8255IMGP8256

IMGP8257IMGP8258IMGP8259

IMGP8260IMGP8261IMGP8262

IMGP8263IMGP8264IMGP8265

IMGP8266IMGP8267IMGP8268

IMGP8269IMGP8270IMGP8271

IMGP8272IMGP8273IMGP8274

IMGP8275IMGP8276IMGP8277

IMGP8278IMGP8279IMGP8280

IMGP8281IMGP8282IMGP8283
    mixiチェック

 最近、コーヒーが美味しい。仕事仲間でコーヒー好きな人がいた関係で、豆やミルにドリッパーまで様々なことレクチャーしてもらいコーヒーの奥深さに気づいた点が大きいからと思っている。

 それに映画も面白い。現在、離島に居を構えている関係でアマゾンプライム加入したのだが、それで見たことない過去の名作映画を色々楽しめる環境にあるからだ。

 自転車旅行が出来ない不遇を様々な形で埋めている・・・という見方もあるが、その一方で海外自転車旅行と比較的結びつきが強そうなジャンルでも興味を失ってしまったモノもある。

 その筆頭と言えるのが海外を題材にしたテレビ番組で、旅行する前は「情報収集になるかも!」とかなり真面目に番組視聴していたのだけども。

 それなり程度にゃ異国を体験してきた今となっては、あのテの番組で見たいと思うのは極僅かになってしまった。世界の車窓からみたいな番組は面白いのだが、先日のクレイジージャーニーは「なんぞコレ?」と見るに堪えない出来だった。

 私は普段、多くのインチキだったり信用ならないものに囲まれて生きている。もうそれは今の世の中において仕方ないという他ない。それ故か不意に本物に出会うと、なんというか泣けてしまう。この世の中は捨てたものではないと心を打たれてしまうのだ。

 旅行していて「いいな」と思うことの1つに「直接感じ取れる」という点がある。それは他者のフィルターを通していない生の出来事を体験できるということだ。

 これは旅行でなくても美味しい食堂の料理を食べた時だったり、丁寧な仕事をしてくれた相手だったりと様々な場面である。でも共通して言えることは「実体験」だということ。

 このご時世を生きていると物事には様々な情報が入る。それをうまく利用して、本来より巨大な姿に見せようとしたり、虎の威を借る狐が居たりする一方で、本来与えられるべき正当な評価を受けられない日陰者もいるのだろう。むしろ多くの人はそちら側なのだと信じたい。

 ともあれ他の誰かが評したことと、自分が実際に体験してみたのとでは受ける印象は違ってくる。正確には「先人と同様に思う点もあるし、そうとは感じない点もある」・・・なんだけど。

 個人的な感想だが、海外自転車旅行ってのはこの塩梅がすごく良い。出会う人たちの多くが心優しく親切で、見える景色は想像より雄大で圧倒され、未知と達成感を繰り返す自転車旅行は事あるごとに泣きたくなる。そりゃあインチキも、けっこうたくさんあるのだが。

 ともあれ良かったと言われる所はより素晴らしく、あんまりと残念な評判でも達成感に溢れ、そもそも行程の大部分はマトモに情報も出てこない未知の世界でワクワクの収まることがない。

 私は私が心から感動できる未知のモノに出会いたいと思っている。それを最も幸福に享受し体験できるのが海外自転車旅行ではないかと、そう信じて止まない。違うな、止められないのだ、それを追いかけることは。
    mixiチェック

↑このページのトップヘ

  翻译: