見間違いかもしれない海坊主です。幻だったのかもしれない。現実だったのかもしれない。
夕飯の支度中海坊主、電子レンジを使用。戸を開けます。加熱対象をレンジ内に鎮座させます。羽の生えた小さな何かがレンジ内に入っていったように見えました。戸を閉めます。加熱をします。加熱が終了します。加熱対象を取り出します。その際、レンジ内の確認を海坊主はしませんでした。じっくり見ることはしませんでした。加熱対象は無事です。
あれは見間違いだったのかもしれません。海坊主の見間違いだったのかもしれません。電子レンジで加熱された羽虫がどうなるのか。電子レンジの仕組みがわからない海坊主、口を噤む。
アレのアレで水分子が振動・回転し、その運動で発生する熱でアレする、とググった結果です。たまにロボットアニメの武装で実装されているシステム。
大変なことをやってしまったのではないか。海坊主は見間違えた。そうであるに違いない。と、思います。
海坊主は無事です。電子レンジの中はじっくり見ていません。海坊主がそれを観測しない限り、それは非実在羽虫です。
なんでしたっけ。
海坊主は無事です。




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