気配を感じます海坊主です。見えないものの。
昨晩から何故だかとても涼しく非常に海坊主が生きやすい。そんな素晴らしい世界になっていました。そのおかげでいつもよりちょっとだけ遅く起床をキメてしまいましたが、気持ちの良い睡眠だったので仕方のないことです（とはいえ、夏は夏であるので起床後の海坊主はじっとりと汗ばんでいました）。
深夜になるにつれて涼風は落ち着き、結局いつもの真夏の夜ですが一時的に素晴らしく生きやすい世界になったことで虫が躍動しだした。そんな気がします。現に数日前から夜ともなれば秋の虫が鳴くようになっています。何か、コオロギ的なやつが。そうなるとどうなるか。やってきます。海坊主部屋に。アレが。あいつが。
そうです。
アオマツムシです。
今、外から聴こえてくる声はアオマツムシのようにも思えます。アオマツムシが来ます。今年も海坊主の部屋にやってきます。そのような雰囲気を海坊主は感じています。
ところがぎっちょん。
今年の海坊主は違います。アオマツムシの一挙手一投足に絹を裂くような悲鳴を上げるベタなフロイライン仕草とはもうおさらばです。何故ならば、何故ならば、今年の海坊主は部屋に虫取り網を用意しているからです。「負けないよ」ということです。
これは先日、母と１００均に行った際、新規に購入しようとしたところ、母からの「家にあったはず」という言葉を信じて発掘してきたものです。おそらく海坊主小学生か中学生頃のもの。海坊主は海坊主が虫取りに興じていた記憶はあまり覚えていません。幼稚園児の頃、素手でコオロギを大量捕獲していた、小学生の頃、見知らぬおっさんに勧められて寺でセミを捕まえた、素手でニイニイゼミを大量捕獲した、目の細かな虫取り網で蚊柱ことユスリカの群れを一網打尽にして網を駄目にした。そのくらいです。意外とありました虫取りの記憶。が、この発掘された虫取り網を使った記憶がない。記憶はありませんが虫取り網を欲しがるのは海坊主くらいなのでこれは海坊主のものなのでしょう。
話が逸れました。
今年の海坊主は海坊主部屋に現れたアオマツムシなどの虫を虫取り網で捕獲することができる。負けないよ。そのはずです。海坊主はもう負けない。
精神的支柱。それが虫取り網。
負けないよ。
今のところは無事です。



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