公式サイト。原題:Nocturnal Animals。オースティン・ライト原作、トム・フォード監督。エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール、マイケル・シャノン、アーロン・テイラー=ジョンソン、アイラ・フィッシャー、エリー・バンバー、アーミー・ハマー、カール・グルスマン、ロバート・アラマヨ、ローラ・リニー、アンドレア・ライズブロー、マイケル・シーン、インディア・メニューズ。オープニングで別の意味でのけぞってしまう。これもある意味、「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」なのかもしれない。
あんな異形の体見せられると、まさかスーザン(エイミー・アダムス)のなれの果てがこれかよ、と思ってしまう。けれど、その前段階のような丸々とした生尻の絵がスーザンの個展の中に出て来る。さらにスーザンが20年前に離婚した元旦那エドワード(ジェイク・ギレンホール)の小説の原案の中の映像にも娘の丸裸の生尻が。生尻の三段重ねじゃないか。エドワードが尻フェチなことは想像できる。
そもそも原題のノクターナル・アニマルズはスーザンの心の中に眠っている性的欲望だろう。今の旦那ハットン(アーミー・ハマー)と裕福な生活をロサンゼルスの高台で過ごしているのだが。
そもそも母親(ローラ・リニー)に呪縛されてお金持ちと結婚したのだが、疼きは残っている。思えばエドワードは作家志望で母親が一番嫌いなタイプ。分かる分かる。よくあるパターンではあるけれど。とすると、オープニングの醜い裸体は母親ではなかろうか。
それにしてもいきなりのテキサスの深夜の荒野の道路。運転しているのはトニー(ジェイク・ギレンホール)。先ごろ日本でも起きた高速道路嫌がらせ殺人事件と同じパターンとは何たる偶然。
文字通りのノクターナル・アニマルズに襲われ、トニーは妻も娘もレイプされて亡くしてしまう。妻はもしもエドワードと結婚を続けていた場合のスーザンだろう。エドワードは小説の中でスーザンを殺していたことになる。殺されるのはスーザンばかりかスーザンを助けた保安官(マイケル・シャノン)もスーザンを襲ったレイ(アーロン・テイラー=ジョンソン)も。とにかく死の臭いがぷんぷんする。
しかも、この道路の行きつく果てはロサンゼルスだろう。スーザンがハットンと裕福に暮らすロサンゼルス。地理的過程とスーザンの心理的過程がパラレルになっているようだ。エドワードは何としてでもスーザンのロス行きを阻止したかったのだ。
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Posted by y0780121 at 21:45│
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clip!
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洋画ナ行 |
★4