20年前の台湾旅行

ちょうど20年前(2003年)の今頃(4月4~7日)4日間、お世話になっていたイスラエル支援団体主催の台湾ツアーに参加した。「『イスラエルのためにアジアに祈りの輪を広げよう!』を合言葉に、台湾の教会に(同団体)の働きを知ってもらい、イスラエルへの重荷を持ってもらうため、とりなしの祈祷団としての台湾ツアー」(当時のアルバムの記録から。)

だから、台湾ツアーとは言ってもテーマはあくまで「イスラエル」であった。現地の人々にイスラエルのことを知ってもらうためのコンサートなど色々プログラムがあったが、私が特に印象的なのは、旅のしめくくりの野外礼拝である。その時、理事長(当時)の先生が次のようなメッセージを語った。

エリヤが天に挙げられた箇所で、エリシャは、何がほしいか聞かれた時、「2倍の霊の分け前をください!」と即答した(列王記第二2:9)。同じように、神さまから「イスラエルのために祈ってくれてありがとう。何をしてあげようか」と聞かれた時、「日本のリバイバルを!昭和初期の2倍のリバイバルを!(注:中田重治指導下で起こったホーリネス教会のリバイバルを踏まえている。)」と求めることができるか?

また、ツアー団長の先生からは次のようなメッセージがあった。

「エルサレムの平和のために祈れ。『おまえを愛する人々が栄えるように。』詩篇122:6」と言われているが、自分への祝福を求めてイスラエルのために祈るのは打算だと思うかも知れない。しかし、神さまが「祝福を与えよう」と言われているのだから、「ほしい・ほしくない」ではなく、祝福をいただこう。

これらのメッセージは私にとってもひとつの転機となって今に生きている。私も、イスラエルの祝福を祈るかたわら、日本のリバイバルもさることながら、自分自身の切実な願いを求めるようになった。詳細はかなりプライベートな話になるので差し控えるが、その願いはやがてかなえられた。但しその過程では大きな試練を通らなければならなかったが、今になって振り返れば、神が確かにすべてのことを益としてくださったのだと思う。

イスラエルを祝福する者には、祝福がある。



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