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2024.09.11 (Wed)

「ケータイを持ったサル」

   松木幸夫 チャンネル




   IMG20240909072538.jpeg


  2003年頃に「ケータイを持ったサル」という本が出版されたというニュースを聞いた時、その頃はもう携帯電話は世の中にかなり普及していたと思う(僕は持ってない)。


  その携帯のイメージとして日本の人々が常に携帯電話を眺めているという場面を思い起こして「この本は携帯電話を持ったヒト(日本人)がどれだけ堕落したのかについて書かれたものなんだろうな」と僕自身携帯電話に依存しているような人を見て辟易していたからそんな本が出ても仕方ないかと思っていた。


  ところがその本はもっと深い内容の本で、副題の「人間らしさ」の崩壊」がメインの題名になった方が良かっただろうと思ったが、ウケを狙うとしたらこの書名が一番なんだろうと思った。


  「ルーズソック」「引きこもり」の対立、家の中に籠るのが引きこもり、家の中を外の世界に投影というか拡大する精神がルーズソックスが持つ意味だと。


  欧米に比べ日本人の家庭は平和で居心地がいいという特徴があるようで、さらに父親は夜遅くまで仕事で家を空けるために母親と子供が長い時間一緒に過ごすという環境になるから子供の独立心が育たない状況になりやすい。


  詳しくは本書を読む方がためになるからそちらの方に譲るけれど、著者曰くそのように家庭環境などが変わったことによって日本人はよりサルに似てきているのだと、ざっくりいうとそうらしい。


  人間らしさ(日本人らしさ)を失いサル化した存在がケータイを持つようになってさらに加速するような気がするというようなことが書かれていて。


  僕がこの本のタイトルを知って思ったイメージとは違うけれど結論はあまり遠くないところで繋がっていたなあと思ったりしている。



  今日の1曲

   F.ソル 第8番アレグレット(24の練習曲op.35)

   

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テーマ : 今日の一冊 - ジャンル : 本・雑誌

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