N-NOSEを試してみました。
N-NOSEとは、線虫を使い、人の尿からガンを早期発見しようというスクリーニングテストです。
最近はTVでの宣伝もあり、多くの方がこのテストを認識していらっしゃると思います。
Web広告で価格は13,800円とあったのですが、これは複数回の定期購入した時のもので、1回の検査では14,800円、尿を引取りに来てもらう場合はさらに2,200円が追加でかかります。
他所のマーケティングにケチをつけるようで恐縮ですが、そうであれば最初から17,000円とし、尿の提出方法や複数回の購入などで減額されるとした方がキレイだった様に思いました。
Webで購入すると、数日で検査キットが届きます。
まず最初にスマホでマイページへの登録として、固有の検査キット番号と個人情報を入力します。
これは、検体提出予約と後日の結果通知のためでした。
検査キットには、折り畳み式紙コップとスポイトが付いていて、チューブと呼ばれる保管用の小さな容器に尿を採集するようになっています。
その検体の提出方法には二つあり、一つはN-NOSEステーションと呼ばれる各地域に設けられた営業所に持ち込むことができます。
この場合、採尿後のチューブを凍結させた保冷剤にはさみ、4時間以内に提出しなければなりません。
もう一つは採尿したチューブを冷凍し、自宅に取りに来てもらう方法です。
この選択の際に、追加で2,200円がかかるのです。
私は尿を自宅の冷蔵庫の冷凍室に入れるのが嫌だったので、新宿のN-NOSEステーションに届けました。
結果は4週間、状況によっては6週間かかるとのことでした。
私の場合、8月4日に提出したのですが、結果案内メールが届いたのが9月3日とピッタリ1ヶ月後でした。
マイページにログインし、結果のページを開くと、この様な表示がありました。
その下方の表には、ガンのリスクがA(0.1)からE(13.1)に分類されていました。
表の項目に「リスク比」とありますが、これは罹患率平均を「1」とした数値だそうです。
罹患とは、「ガンと診断される」ということのようですので、罹患率はがんと診断される率となります。
N-NOSEの場合、C-3からEまでがリスク判定が高いとされ、がん検診の受診を推奨しています。
何年前になるでしょうか、一番最初に九州大学でこの検査方法が発表されたことを新聞記事で読んだ時、早くこの検査が実用化されれば良いのにと思ったことを覚えています。
そしてここからは、この検査がもっと普及することで低コスト化され、更に技術が進歩し、定期的な健康診断の項目の一つになるなど、より多くの人が検査できる様になればと思います。
まだ、始まったばかりですから、データが出てくるのはこれからでしょうが、日本は世界一ガンによる死亡率が低い国となることを願っています。