691 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2017/06/08(木) 13:29:41 ID:OTP
同じバイト先の先輩が逮捕されていた事。
当時20歳の世間知らずな田舎者の私は都心に出てバイトを始めた。
そこには掛け持ちのフリーターが沢山働いていて年齢も皆ばらばらで、毎日シフト入ってた私は週末しか出勤しない38歳のおじさんと仲良くなった。
18歳も年が離れてるとは思えないくらい若くて、20代に見えるその人はとにかく目がでかくて私以外とはあまり話さない、物静かでおっとりしたおじさんだった。
おじさんは週末しか出勤しないのに港区の高級住宅街に住んでいると言っていて、他のスタッフみたいに掛け持ちで仕事他にしてるのかと思ってたら「してないよ~」とヘラヘラして答えるので実家がお金持ちのお坊ちゃんとかなのかなって特に気にしてなかった。
けど、なんて言ったらいいか分からないけど何気ない質問とかしてもはぐらかすような人で謎が多くてなんとなく存在に違和感を感じてた。
おじさんは頻繁に私にメールしてくるものの口説いてくるような感じでもないし物腰柔らかい無害な人だと思ってたから2人で飲みに行ったりも何度かしてた。

バイト先でおじさんは人と殆ど話さないんだけど外国人の友達が凄く多くて、バイト先にお客さんとして来る友達らしい人は皆外国の人(黑人さんばかり)だった。
私は英語話せないしコミュニケーション取りづらいので外国人が苦手だったんだけど、おじさんと飲みの約束をしたある晩、飲みに行く前に友達と会う用事があるから付き合ってほしいと言われ、地下の小さなクラブに連れていかれた。
お店の中は音が凄いうるさいし暗いし外国人だらけで、クラブで夜遊びなんてした事ない私は挙動不審。
程なくおじさんの友達らしい黑人さん3人くらいが近寄って来て、そこで待ってるように言われておじさんと外国人がお店の隅っこに行ってお互い紙袋を交換し合ってすぐ戻って来た。

続きます。