かなり昔の話。
俺の通っていた小学校は全校生徒合わせて20人くらいだった。低学年、中学年、高学年の2学年ずつ3クラス。田舎なので小さい頃からみんな顔見知りで仲が良かった。
自然観察や野外授業などは毎週のように行われていた。学校の近くに村営の共同浴場(温泉)があってクラス単位で小さな遠足の帰りなどに入ることがあった。
混浴ではなくいちおう男女別だが、低学年の時は引率の先生が男性なら男湯、女性なら女湯に全員で入った。みんなとお風呂するのがとても楽しかった。3年の中学年になっても同じだった。恥ずかしがるような子は一人もいなかった。
中学年の3年か4年のときだった。いつものようにワイワイ入浴していたら女の先生が男女で向かい合わせに座るように言った。
男子と女子の違いをきちんと見るように、みたいな感じで普段の授業の口調だったのでみんな静かになった。
お互い体育座りのような格好で向き合った。それまで俺は性を意識したことがなかったので、正面からまともに女子の割れ目を見てドキドキした。先生は、男子も女子も大事なところだから大切にして、お互い触ったりしてはいけない、みたいなことを言った。
以前に浴場でふざけてエッチとか言ったりすることがあって、それは本気ではなくて、そう言ってはしゃいでいるだけだったけど。
それを見ていた先生は、あえて意識をさせて、真面目に諭したのだろう。軽い性教育の目的もあったかも知れない。
そのときの先生の詳しい内容は、女子の割れ目の印象が強烈で(笑)あまり覚えていない。向かい合った女子の名前も顔も不思議なことに覚えていない。みんな真面目顔でクスクス笑うような生徒はいなかった。俺がよく見えるよう足を広げたら女子も足を開いてくれた。といっても自然に見える程度だが。割れ目はお尻の方までつながっているのかなあ、などと漠然と考えていた(笑)。
その後はクラス全体がさらにまとまり親密になった。
さすがに高学年になると男女別に入浴するようになった。ところが5年生の男女は一緒だった。たとえば男の先生と一緒に男湯に入っていると5年の女子がやってきて入っていいですか?と聞きに来る。先生も男子も来たければかまわない態度だった。そうなると数人の6年女子が「つまんなーい、面白くなーい」と入ってきてしまった。女性の先生のときなどは女子が男湯に男子を呼びに来る始末だった。そういう時代だったのだろうか。素朴な田舎の小学生の性を意識しない自然な振る舞いだったのだろうか、思い出すととても暖かい。
エッチなエピソードは二つ。
向かい合わせに座ったとき。男子が女子より1人多いために余ってしまう。もちろん途中で交代したが、余った男子は手持ち無沙汰というか退屈だった。それが途中交代した俺だった。
女の先生が俺をかわいそうと感じたのか(笑)「○○君(俺のこと)は先生と向かい合いましょう」と誘った。今から思えば信じられないが実話だ。先生のアソコは真っ黒で何も見えなかった。女子の割れ目を見た後だったので、ただじーっと見つめていた。先生はそれを察したのか、授業(というほどではないが)を続けながら両手で毛をかき分けてくれた。一瞬だったが真っ赤な裂け目が見えた。大人になると割れ目が真っ赤になるのかと驚いた。嘘みたいだがこれも実話だ。それ以上の記憶はない。
当時先生は何歳くらいだったのだろうか?。顔立ちやスタイルは全く覚えていない。小学生の目からは20代前半でも母親などと同じで大人の女性にすぎなかった。
6年生になるとさすがに意識が芽生えてきた。むしろ女子の方は全く恥ずかしがるそぶりもない。隠すこともなく普通にしていた。女子に限っては異性がいる態度は見せなかった。さすがに毛が生えている生徒は男女ともに一人もいなかったが、オッパイが膨らんできているのに平気だった。そういう女子の姿を見ていると男子の方が恥ずかしいような感覚だった。
そんなとき、おしゃべりに夢中で無意識に足を開いた5年の女子がいた。いわゆるM字開脚の格好だ。ずっと後になって幼い頃の女子は自分がどう見えているか自分ではわからないので大胆なポーズになると聞いた。湯船の縁に腰掛け、お湯が少し熱いので足を上げて揃えていたが自然に開いていた。俺は湯船に入っていたのでモロに見てしまった。
となりにいたお喋り相手の女子も気づいたようだが、注意してよいのか迷っている様子だった。同性とはいえチラチラ見ているのがわかった。割れ目が始まるところにポチッとした芽みたいのが出ていた。その下にくちゅくちゅとした亀裂があるのもわかった。俺は心の中で『げっ、○○さんのアソコ丸見えじゃん。女子ってこんな風になっているのか』と驚きだった。
そのとき、引率の男の先生が「○○、おまた丸見えだぞ、少しは女の子らしくしろ」と言った。その子はやだぁ、と笑いながら足を閉じた。浴室内が爆笑に包まれた。本人は照れたような表情で洗い場の方に行ってしまった。先生はさらに「○○(俺のこと)見れてよかったなあ、○○に感謝しろよ」と言って、また浴室がどっと沸いたそのあと浴槽にいたのは俺とお喋りの相手の女子だけだった。俺は6年、その子は5年。先生も湯から上がっていた。俺とその子は顔を見合わせて、すごいの見ちゃったね、と小さな声で笑い合った。「○○ちゃんあんなにおまた広げるんだもん、私の方が恥ずかしいよう」。「僕はチンチンが立っちゃった」。女子は「やだぁ」と言いながら俺の下の方を見た。「もう戻っちゃったけどね」と笑った。「立ったとこ見たかった?」とふざけて聞いた。ドツかれると思ったら、パッと目を輝かせて「うん」と返事したのには驚いた。
ゆるやかに時間が流れ、やさしい時間が流れていた頃の田舎の思い出です。
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