■担任が連絡帳に記したアドバイスがきっかけで虐待
娘の亜香里さん(仮名)が4年生に上がったゴールデンウィーク明けの連絡帳に、担任が記した母親へのアドバイスがありました。
<連絡帳> 亜香里さんは4月から宿題を1回も提出していません。ご家庭での指導をお願いいたします。
「お母さんは元々自信に乏しいのかもしれません。母親としての自分が全否定されたように感じ、少しでも挽回しなくては、つまり宿題をやらせなくてはというスイッチが入ったようですね」
日奈子「そうです、そうです。せめて宿題だけは。口で怒ってもきかなかったから、台所から包丁持ってきたんです」
■「包丁で脅すのをやめたい……」
■学校側と話し合い、必要に応じて連絡を取り合うことに
さて母親ですが、秘密の告白をし、安心が得られたためか、初回カウンセリングの日の夜から虐待(包丁を使った脅し)はなくなりました。そして次のカウンセリングから、自分の幼少期のエピソードを語るようになりました。
日奈子「私の母は、しつけのために包丁を持ち出す人でした。私が言うことをきかないと、私に向けたり、母親自身の腕を切ったりして……」
■絶対に母親のようにならないと決めていたのに…
日奈子「絶対に母親のようにならないぞって決めて、わがまま言っても叱らないようにしてきました」
「自分の母親を反面教師にできたんですね」
日奈子「歯を食いしばって頑張ってきました」
「それが、娘さんの担任からの連絡を見て、一瞬で崩れてしまった」
日奈子「そう。何かプッツンとキレたような感じで」
「その後、娘さんの様子、特に虚ろな目や静かな姿はどうなったでしょう?」
日奈子「最初の日は宿題をやろうとしました。やらなくていいよと言ったんですが。でもその次の日からはやらなくなって、少しやんちゃが戻ってきたような気がします」
学校の先生は子どもの学校での姿しか見ません。家というブラックボックスの中に入ることのできる心理的支援者と学校が連携することは、児童虐待の問題に学校が資する上でもとても大切なのだと考えます。
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編集元: 「毎晩、包丁を突き付けて宿題をやらせている」小学4年生の娘との関係に悩む母親は、なぜ虐待をし始めたのか