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Amazonプライム会員になれば、サービスを使い倒そうと考える、もちろんたっぷり買い物もして。元を取らないとモッタイナイ心理が、こうして次々お金を食いつぶす。
テーマパークの年間パスポートもまたしかり。絶対元を取ろうと通えば通うほど、出かけた先で食事をしたりお土産を買ったりと、財布をどんどん軽くする。お金だけでなく、費やした時間の元を取りたい心理にも落とし穴がある。
せっかく時間と交通費をかけてアウトレットモールに来たなら、たくさん買い物をしようと思う。特に欲しいものがなくても、手ぶらで帰るなんて損だからだ。「せっかく来たのにモッタイナイ」との心の声が囁きかける。
すでに使ってしまって取り返せない費用をサンクコスト=埋没費用という。払ってしまった年会費も、費やした交通費や移動時間も、取り戻すことができないコストだ。その元を取ろうとすればするほど、新たな出費が発生するだけ。
コスパ好きタイパ好きの人ほどその沼にハマっていないか、冷静に判断してほしい。
■お金が貯まる人は「安く買える」に飛びつかない
毎月の収入が決まっている場合、お金を浮かす手段は一つしかない。支出を減らすことだ。ところが、「安くなるから」「使えるポイントがあるから」「セール期間だから」「元を取りたいから」という理由で、買う必要がなかったものをどんどん買い続けているとどうなるかは、もうおわかりだろう。
お金が貯まる人は、必要なモノや欲しいモノを買う際に、安く買える方法がないかと考える。貯まらない人は、安く買えると聞いて、その中に何か欲しいものがないかと考える。そして、あってもなくても困らないものを買ってしまう。安く買うことの方が目的になっているからだ。
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編集元: なぜお金持ちはアマゾンの「有料会員」にならないのか…「もったいない」という口癖の落とし穴