PSP「ミッシングパーツ Complete」攻略感想（2/完）祝クリア！終章はそれまでの伏線が一気に収束して燃えた！:春が大好きっ

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2013年01月15日

PSP「ミッシングパーツ Complete」攻略感想（2/完）祝クリア！終章はそれまでの伏線が一気に収束して燃えた！

13/01/15 19:00

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PSP「MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete」の感想です。（⇒公式サイト）

11月29日の発売後…年末年始とチビチビとプレイを続けついにクリアー＼（＾＾）／
同日発売の「スパロボ」「Fate」「トトリ」の陰に隠れてしまいましたが、最後まで飽きずにプレイを続けることが出来ました。

全6章＋αでクリアタイムは35時間ぐらいかな？
最後の5章・6章はそれまでの伏線が一気に収束する燃える展開で、さすが「ドリキャス最後の名作」と言われるだけありましたね。

PSP版の新シナリオである「Extra Parts」も世界観を壊さぬ良い追加要素でした。まぁメッチャ短いんだけどｗ

というわけで、前回の感想は「2章」までクリアしたところでしたが、3章に入ったらメッチャ可愛いヒロインが出てきた！やったやったー！

1章・2章のヒロインも良かったけど、3章のヒロイン「涼雪」は格別ですね。
いい子だし、メインヒロインだから死なない（多分）し…。

こう…ほのかに恋愛っぽいシナリオになっているのがいいね！
1章の結末もヒロインだった潤ちゃんとの恋の予感を感じさせましたが…3章もそういう結末になるといいなー。

などと期待していた時期もありました！

いや～、まさか「涼雪」が殺人犯で、ウォンさんが黒幕だったとは思いも寄りませんでしたよ…。

しかも結末が涼雪が主人公を庇って死んでしまうとか悲しすぎる…。
3章のメインヒロインなのにー。1章2章ではメインヒロインだけは助かったじゃんー！

まぁストーリー自体は謎が謎を呼ぶ展開で面白かったんですけどね。

それに5章とか6章の方がもっと衝撃的な展開ですし…。
結末を知ってしまうと楽しみがなくなる系なので、ネタバレ見ないでプレイできて良かったｗ

この「ミッシングパーツ」は見習い探偵の「真神恭介」という男が主人公なんですけど、最初は本当に見習い探偵です。

それが事件を解決していく度に少しずつ成長して、最後には立派な名探偵になっているのが面白い。
全6章の物語がストーリーとして繋がっていて、主人公が少しずつ成長していくのが分かるんですよね。

ただ主人公は殺人事件に巻き込まれ過ぎだとは思うｗ　コナンくんですかい！ｗ

メインとなる近しいキャラは大体6章全てに登場しますが、それらのキャラが魅力的だったのも大きい。

特に哲平（↑）とか最初は「なんてウザそうなキャラなんだ…」と思ってたけど、最終章では頼もしい相棒になってました。
もう誰が信じられるか分からなかったけど、とりあえず哲平は信じられる！という感じですね。あ、氷室刑事も信頼してたよ！

4章・5章・6章については（ネタバレが痛いゲームなので）何も書けないのですが、驚愕の展開の連続でしたね。
おいおい、お前かよ！お前が犯人なのかよ！！という感じです。

特に5章と6章は犯人も意外ならストーリーの収束具合も破格。
それまでの1～5章もそれぞれ大きな殺人事件だったのですが、全て6章の伏線でしかなかったと理解し身震いしました。

6章ではかつての仲間・知り合いが勢揃いして、最終局面！という感じが心地良かったですね。

というわけで、ストーリーやキャラについては満点に近い内容なのですが、やはり「古さ」が最大のネック。

現代を舞台にした推理モノADVなので、ストーリーや世界観にどうしても「時代的な古さ」を感じてしまいます。
これが例えばファンタジーや時代劇だったらそこまで古さを感じなかったんでしょうけどね。

あとシステム的にも今の時代のADVならもっと快適に作られるだろうなー、と感じることしきり。
ロード時間などは短く、オリジナルからの移植度という面ではバッチリだと思います。ただクイックセーブは欲しかったなぁ…。

あと難易度も結構高くて、特に6章はかなり厳しかったです。

いわゆる「総当たり形式」なんですが、コマンドを選ぶ回数に制限があるシステムなんですよね。
無駄のない移動・調査をしないと、「ランクA」は絶対取れないようになっています。

◆ミッシングパーツ攻略サイト：【上遠羽中年団】

私も6章がどうしてもクリア出来なくて、最終的には攻略サイトを参考にしてしまいました（汗
ていうか、最初のクリアはバッドエンドでしたしｗｗ　潤ちゃん出てきた「やった！」と思ったら、それはBADだったｗｗ

一応最後まで行って事件の結末の何割かは理解できたのですが…○○が救われなかったのでエンドロールもなし。つまりBAD？
その後、攻略サイトを見たら途中でルートが“大きく”分岐するようで、これは多くの人が最初はバッドに行く流れなんでしょうね。

2週目ではTRUEエンドに入れましたが、ストーリーがガラッと変わって2度楽しめた（通常編と解決編的に）のは良かったかも。
ラスボスは変わらないけど、結末は大きく変わったので後味はかなりスッキリしたものとなりました。

PSP版の追加シナリオである「Extra Parts」については短いながらも本編同様のクオリティ。

というか、スタッフはよく当時の『ノリ』を覚えてたよね（汗
続けてプレイしたけど「あれ？これ当時作ったの？」と思えるほど違和感がなかったです。

ストーリー的にはてっきり本編クリア後の後日談だと思っていたのですが、本編の途中の1エピソード？という形になっているようです。
なので、本編では死んでしまったキャラなども登場する、ファンにとっては嬉しい内容になっていると思います。

ただまぁボリューム的には本当に短いのであまり期待しすぎない方が良いでしょうね。多分1～2時間ぐらいでクリア出来るので。

というわけで、全体的にはかなり満足度の高い推理ADVでした。

全体的に「古い」という欠点はありますが、シナリオやキャラクターの魅力は流石「名作」と呼ばれるだけあるな、と。
特に終盤の伏線が収束していく様は圧巻で、当時プレイしていれば古さも感じず、今より更に楽しめたと思うと少し残念です。

いや、私ドリキャス版を持ってたので…（そして積んでたｗ）
このキャラ達でまた続編とか作って欲しいけど、この作品はこの作品できっちり完結しているから無理なのかな…。