よくなった

気がつけば、いつも本がそばにいる。人生が変わる本との出会い方

人気シリーズ!2022年12~2023年1月に放映され好評を得た、NHK趣味どきっ!『読書の森へ 本の道しるべ 』のアンコールテキスト。角田光代、町田 樹、ヤマザキマリ、Aマッソ・加納など、本が大好きな著名人たち、いわば読書の達人たち8人の「とっておきの本棚」や人生の節目の読んだ愛読書を紹介。持ち主の人生が垣間見える本棚は実に興味深く、本誌では、本好き著名人の自宅や書斎の本棚をより深く取材。そして彼・彼女らの本への思いをひもとき、読書の知恵を教えてもらう。「本は持ち運びできる別世界」、「本は生き物」、「なかなか読み切れなくても本は待っていてくれる」といった珠玉の言葉の数々。
人生において決定的な本に出会ってきた彼らの真摯な思いをつづり、広大な読書の森を歩くための「本の道しるべ」となるような内容。テキスト独自企画として、「日本の製本と印刷の歴史」「本の修理方法」も紹介する。

第1回 角田光代 作家
第2回 福岡伸一 生物学者
第3回 ヤマザキマリ 漫画家・文筆家・画家
第4回 町田 樹 スポーツ科学者・元フィギュアスケート選手
第5回 平野レミ 料理愛好家
第6回 堀川理万子 絵本作家・画家
第7回 鹿島 茂フランス文学者
第8回 Aマッソ・加納 芸人

著者について
作家。1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1990年『幸福な遊戯』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。2005年『対岸の彼女』で直木賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2014年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞ほか、多くの賞を受賞。『源氏物語』の現代語訳という大仕事を経て、5年ぶりに長編『タラント』(中央公論新社)を出版。

生物学者。1959年、東京都生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学研修員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。2007年に発表した『生物と無生物のあいだ』(講談社)でサントリー学芸賞および中央公論新書大賞を受賞し、ベストセラーに。近著に『ゆく川の流れは、動的平衡』(朝日新聞出版)がある。

漫画家・文筆家・画家。1967年、東京都生まれ。国立フィレンツェ・アカデミア美術学院で油絵、美術史を専攻。1997年に漫画家として活動開始。2010年に『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)で第14回手塚治虫文化賞短編賞他を受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2017年、イタリア共和国星勲章・コメンダトーレ受章。東京造形大学客員教授。著書『歩きながら考える』(中公新書ラクレ)他多数。

スポーツ科学者・元フィギュアスケート選手。3歳よりフィギュアスケートを始める。2014年ソチオリンピックで個人・団体ともに5位入賞、同年、世界フィギュアスケート選手権大会で準優勝。競技引退後、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に進学。2020年、博士号(スポーツ科学)を取得。同年、國學院大學人間開発学部健康体育学科助教に就任。研究生活のかたわら、フィギュアスケートの振付家や解説者としても活躍中。著書『アーティスティックスポーツ研究序説』(白水社)、『若きアスリートへの手紙』(山と渓谷社)、『フィギュアスケートと音楽』(音楽之友社)など。

料理愛好家、シャンソン歌手。東京都生まれ。「シェフ料理」ならぬ「シュフ料理」をモットーに、テレビ・雑誌などをで数々のアイデア料理を発信。講演会やエッセー本などを通じて明るく元気なライフスタイルを提案。全国の特産物を使った料理で町おこしなどにも参加し、好評を得る。2022年『おいしい子育て』(ポプラ社)が「第9回料理レシピ本大賞」エッセイ賞を受賞。

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