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テーマデッキと「必須カード」

「そのデッキを組む上で、なくてはならないほど重要なカード」という意味での「必須カード」についての記事を書きます。

特定のテーマ(カテゴリ)のデッキを組む場合、そのテーマのカードがデッキ内のモンスターの多くを占める事になりでしょう。
テーマのカードの中で、主軸となるカードや必須カードを選んでデッキを組んでいく事になります。
しかし、テーマ外に、そのテーマと強力なシナジーを発揮するカードがあるケースもあります。物によっては、テーマ外のカードにも関わらずに、そのテーマのデッキの「必須カード」となる事もあります。

【水精鱗】もそんなデッキの一つです。
主力級の水精鱗のモンスターには、「水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時に発動する効果」効果を持った海皇のモンスターとのシナジーが強いものが多く、これらの「海皇」のモンスター達が、【水精鱗】デッキにおいて「必須カード」と化しています。
カード屋などでも、「水精鱗」のカードの置き場に「海皇」のモンスターも一緒に並べられているのをよく見かけます(笑
さて、そんな【水精鱗】には、他にも「水精鱗」に属するカードではない「必須カード」が存在します。
それが、ジェネクス・ウンディーネジェネクス・コントローラーの2体です。俗に「ジェネクスセット」「ウンコンセット」等と呼ばれています。
海皇が入ったデッキを【海皇水精鱗】、ジェネクスの2体も入ったデッキを【ジェネクス海皇水精鱗】等という風に呼んで区別はされますが、今大会などで結果を残している水精鱗のデッキは専ら【ジェネクス海皇水精鱗】な気がします。

しかし、個人的にはこれら2体にはあまり好きになりません…。
その理由てして挙げられるのは、ジェネクスセットを入れる際の最大の恐怖である、ウンディーネの効果を使う前にジェネコンが手札に来る事故であり、これらを入れたデッキを組んだ際には私は何度も経験しています。
【ジェネクス海皇水精鱗】デッキが研究される内に、どうしても「手札に来たジェネコンをどうするか?」という事に話題が及びます。そこで、汎用性が高いものからやや癖のあるものやマイナーカードまで、ジェネコンを有効活用する為に使えそうな様々なカードの名前が挙げられていきます。
そんなやりとりを見ていると、何だか、40枚以上60枚以下のデッキにたかだか3枚のカードに、デッキ全体が振り回されているのが馬鹿馬鹿しく感じてしまいます(ジェネコン処理用のカードを入れる入れない以前に、ジェネクスセットを入れると、実際にジェネコンにデッキ全体が振り回されてしまうような感覚に陥ってしまうのは紛れもない事実なのですが)。
あと、水属性のデッキに闇属性のジェネクス・コントローラーを入れなければならない事に抵抗を覚えるという理由もあります。

こうなると、以前弟が組んでいたデッキの事を思い出します…。
そのデッキは、とあるテーマのデッキであり、そのテーマのデッキには、テーマ外のカードに「必須カード」と認識されているカードがありました。しかし、弟はそのカードをデッキに入れていませんでした。
ただジェネクスセットとは違い、その「必須カード」は現在は規制されている為、そのテーマデッキはそのカードに頼った構築は不可能となっています。
そのカードが、そのテーマのデッキにとってどれ位の必須カードだったかというと、今でも、そのテーマやデッキの話題になると、真っ先にそのカードの名前や規制された事が挙げられる程の必須カードです。そんなカードを、弟はデッキに1枚も入れていなかったのです。
当時の弟にどのような意図があったのかは分かりません。事故を恐れていたのか、テーマ外のカードを入れる事に抵抗があったのか、それともまた別の理由によるものなのか…。そのカードの対して、今私がジェネクスセットに対して抱いている様な複雑な感情を抱いていたのでしょうか。
ただ、その「必須カード」をデッキに入れていなかったおかげで、そのテーマが大幅な構築の見直しを余儀なくされた中、弟のデッキは一切のダメージを受けずに済んでいました。まさか、そこまで考えて…。
だがしかし、ジェエクスセットはまるで全然、規制とは程遠いと思われます。竜騎隊など、むしろジェネクスセットによって活用される側のカードが規制されています。
弟が組んでいたテーマデッキ及び今は規制された「必須カード」については、ご想像にお任せします(笑

ジェネクス・ウンディーネ&ジェネクス・コントローラーに対して批判的な内容になってしまい、申し訳ありませんでした。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

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ザルトム

Author:ザルトム
2009/11/20~2016/7/17

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