伊野木トマメノキ

伊野木と尾形

2021/09/20
ゴールデンカムイ 0
ゴールデンカムイ 尾形

何がどうとかこうとかじゃなくて、尾形が好きだよってことを伝えたいだけの記事。

端的にまとめすぎたけど、とにかくそれだけです。

読み進めるうちに迅速に確実に「あこれはやばいな、この感覚知ってるな。具体的に今年の節分の頃にこうなったな。あれ、さては私、もしかして、尾形が好きだな?」の気持ちが強くなり、1週間でズブズブと落ちてできあがっていく自分が楽しかったので、忘備録として残しておこうと思ったものです。
(全話読んだ前提で書いてますので、未読でこれからを楽しみにしてる方はお気を付けください。後半描かれてることに関して、あれはこうだったんじゃないの?という個人の憶測もあります。断定はないけど。そこもお気を付けください)
9/45で読んで。感動して今日まで読み返し読み返し、その中でどんどん感情が動いて強くなりましたけども。
ぶっ続けで読んで引き込まれて魅力に震えて、その中で叫び声をあげた所が3つ。

尾形の過去・鶴見の過去・ゴールデンカムイ
本当に、スワイプする手が止まってひゃーー!!ってなった。ヒッ!って声上げた。うわーーー!!!ってなった。
なんて面白い漫画なんだと震えて読み返す読み返す。
読みつつ、既に読んでいた友達にLINEしてゴールデンカムイトーク。

好きな人と好きなものについて話すのは幸せです。また新たな知見・気づいていなかった魅力や情報、更にこちらも自分が初めて触れたものを話せるのが楽しくて楽しくて。
そんな会話のところどころに、誰が好きか・より魅力を感じたのは誰かの話が入り。そりゃあ話しますわねあれだけ魅力的なキャラが所狭しと大暴れしてますからね。

誰を好きかと聞かれれば、前回書いたように初見はまず土方。間違いなく土方。スーパーチートのパーフェクト超爺
若い頃は爽やかニシパで自分で「戦と馬と女のことしか詳しくない」とか言えちゃう。そらもう心のツボをボーリングマシンでアタックされてるくらい。谷垣は魅力的で雄々しくて可愛くてかわいい。牛山さんは特別枠。
だから土方・谷垣・尾形だなーと読み進めながら、以下友人との時系列LINE抜粋

9/7 「尾形の過去で悲鳴を上げました」
実際に悲鳴を上げてましたからね。いやもう最高。
ちなみにそれを伝えたところ、高校からの友達はすかさず「尾形は弟がらみ?親父がらみ?」と返してきて「ナイス返し!」と思いつつ。父への母弟全部と返答。
戦争で、とかじゃなく純粋に歪んでまっすぐなものを感じて、気になってる日。

9/8「行き慣れてるフリです」
ファンブックが到着し、熟読。初っ端の「俺んとこ、来ないか?」の超弩級セクシーグラビア谷垣ニシパに我を忘れて友人にLINEし「谷垣ニシパはグラドルだったんだね」と思ったままのことを伝えたら「ヤンジャンはグラビアだよね💛」とかえってきたので、あってた。と納得。
ゴールデンカムイのカバーガールは谷垣なのか?クライドリの話が見たいです先生、とか沢山たくさん盛り上がったのですが、「尾形だからむかついたんです」「百之助の母の名前です」「行き慣れてるフリです」
これが精神に刺さりすぎて、ちょっとまずい。まずくないですかねぇこれ。という熱量高めにずっとLINEしてました。
ちなみに喧嘩番付についてはレニー・ハートに全員分入場コールしてほしい。後本当に、こういう作中キャラでの強さランキングって女性キャラはどうしても「女帝・女将・母親」的なポジションからの「一番強いキャラが頭があがらない」か「メンタル含め普段怒らないから起ったらヤバイ」か、もしくは見た目は強そうでないけれど不思議な力等チート的に強いか、でしかなかなか入れないと思うのですが、自前の筋力によるガチの強さで四天王の方に入っててソフィア最高だなと思いました。
そして何度でも申しますけど、フィジカルたくましく、かつ野田絵柄がドストライクに厚みがあるからこそ、他の作品で起こり得る筋肉補正で上位あげ、が全く発生せず物凄くストレートにシンプルにかっこいい!!!ってなっていたのですね、土方にね。でもその効果は当然読んで考えていくと、すべてにおいて発揮されるので。すべてにね。


9/9「おや?わたし尾形のことばかり考えているのでは…?」

例のファンブック漫画、かわいこぶりやがって!って思ってたけど、ファンブックの姉畑の動物解説でも山猫と比較されてるし。そして!猫を抱く6巻発売中告知画像の尾形!えっこの人はそういうアレなの?一松かな?エスパーにゃんこならぬエスパー尾形か?と翻弄されつつ、友人には吐露してました。
「谷垣を抜いて2位になりそうです」と。「尾形は何かもう、好き」と。

どや顔
(主に杉元に対しての銃の扱い・腕前の差)・どんなもんだい・チタタプ・ヒンナ。
露骨に出てる不快感やどや等の人間味やどんなもんだいの根幹があれ。
戦争由来とも少し違う、出自生い立ちから根幹の部分にある父と弟。そして母も含めてすべて殺してるし。しかも父がいなくなったからもう覆らないし。
アシリパは父の過去を知っていく中で補完されるものもあるけど、尾形はどうなっててもああだったのでは?と。

狡猾周到人たらし、天然すら余裕で装って対象に合わせて陥落を切り替えられる屈指のホラーヒーローみたいな鶴見にかかってですら「たらしめが…」って思える尾形
「俺は根に持つ性格じゃない」って言ってるけど、そもそも根に持つ人しかそんな発言しないよな。
千鳥も言ってるもん。「嘘じゃないんです」はうそつきしか言わん、て。

樺太から帰ってくるときの棒鱈エピソードとか、アシリパ懐柔の際の「杉元が最後に話したのは惚れた女の話で、そんなの聞きたかったか?」という刺さるであろうところへの配慮や、同情されるであろう一般的な会話構築はできるのに。根幹にあれがある。
ナチュラルボーンキラーの宇佐美の方が人間味がある、身分にもとらわれてるし。でないと「まぁよし」とかわざわざ出ないのではと思うし。その宇佐美と尾形が相いれないのに話合わせてたとか、たまらんな、と。
そこに来てファンブックの「生き慣れてるフリ」が完全に抜けなくなり。
トメが母の名前なのが刺さり
それでもギリギリこの日までは「こんだけ尾形がいい刺さり方してくるのに、フィジカルとマタギの感性と根性とドジで上をいった谷垣ニシパ、そして、すべてを超越して初見から持っていった土方、という構成で整いました」とか言ってました。

9/10『むしろ勝手に作った伊野木さんの好きな人ランキングでは』
上記の順番を告げたらぶつけられた言葉です。仮にも「私の好みの順番を私本人が」言っているのに、勝手にって言われた。「土方聖域の尾形1位ですよ」って言われた。
でも、もう、ちょっと当たってると思いました。自分のことは自分が一番わからない。わからないというか、わかったつもりで進めている。

9/11「わたしは、ゴールデンカムイは、尾形が好きなんだと思いました」
わざわざ女と何かするのは面倒だし無駄だが、勇作を汚すための手順としての遊郭
兄がほしかった勇作に対しては「男兄弟は、一緒に悪さもするものなんでしょう?」という、【遊びに誘ってくる兄貴】は理想の男兄弟だろうし。結構な口説きの言葉だろうし。
勇作を汚したい、自分と同じにしたい。
その上で比較したい、があるから最短手段として遊郭やら殺しやら、という感じで
でもその場で、父親からの言葉で「偶像でいろ」ってのがあったから悩んで断ったのでは、と思うと、それはつまり父>兄(=自分)。それは面白くないだろうな、と

樺太でのアシリパへの声かけ失敗してからの「やっぱり自分ではうまくいかんもんだな」も。勇作とアシリパに不殺の似たもの見ていて、その上でどう声かけてもじぶんではうまくいかない
あの時アシリパが、誰の話してるんだ?っていってたけど
アシリパに伝えた今際の際の杉元発言としてつたえた女性の名前、トメは、尾形のお母さんの名前で
あんこう鍋は、あなたが殺鼠剤いれてころしたお母さんが食べたあなたの郷里の好物ですよね?
こう死んでくれたら納得できた、ともとれるような父親の理想の最後を夢想しているような、繋いだ手とか
ファンブックで刺さってぐらつくのが全部尾形の情報もう、違わないのかもしれないです

出自と生い立ちのすべてが刺さってきてヤバくなり、おばあちゃん子としてもそこまで強くなついたという設定にされていないのがまたたまらなくて。ごはんくれるから少しなついた、というのが。

というこのくらいの文章量をぶつけた時点で早く気づけよという感じなんですが、まーーー自分ではインプットアウトプウトでどんどんクリアになりましてね。この辺のずっと考えていることをぶつけ、話し、最終的にちゃんと自分から
「私にとって聖域だろうと言われた土方は、おっしゃる通り。おそらく勝負師伝説哲也でのわたしの一番好き!が一番最初に麻雀教えてくれて爆撃のなか昼寝してたじいちゃんなのと同じで、憧れとときめきと好きで出来てるパーフェクト超爺枠なのだと。だから、たぶん、わたしは、ゴールデンカムイは尾形が好きなんだと思いました」と伝えました。
ちょうど一週間でした。

自分の感情がどんどん動き、読むたびに「ここも!」「はーー!!」「おもしろ!」「すき!!」が止まらなくなって、何度読んでも面白くて。あれだけ入り乱れて動きがあるのに読みやすくて。
本当に出会えてよかった、読んでよかった。ありがとう、推し。

というわけで、感情を自覚した流れです。
沼はハマりながら考えて動くスタイルなのは、画像の通りです。
尾形

期せずしてもともと予定していた旅行の予定が、ゴールデンカムイ最新話までを一気に読み終わったちょうど1か月後の105日なのですが。行き先が茨城です。あんこう鍋を食べに行く旅行です。

マジで見事にぶつかった偶然のタイミングなので、感謝して美味しくいただいてきます

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