北京
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23/19
のんびりと笹を味わうパンダに、穴からひょっこり顔を出すアライグマ。上海の「共青森林公園」の木の幹に出現した本物そっくりな動物たちの姿が、訪れる人々の注目を集めています。
これらを描いたのは中国美術学院と魯迅美術学院の芸術家たちで、「キャンバス」になったのは公園のクスの木やプラタナス。そのリアルな絵を、本物と見間違えてしまう人もいるということです。
公園の担当者は、「木の表面には凹凸があり、曲面になっている。また、樹皮に反射する光の加減といった要因もあって、絵を描くのは難しい。芸術家たちは、木の種類や形に合わせてデザインを変えていった。自然な枝の向きや、樹皮の状態もデザインの一要素となっている」と話しています。
芸術家たちのアイディアによって、何気ない公園の木々が生き生きとした森の表情を見せています。(とんとん、謙)