北京
PM2.577
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(1)「小康社会に向かう中国人の暮らし」(新企画!)
2020年、それは中国にとって特別な一年。貧困脱却の堅塁攻略戦の決勝の年、小康社会の全面実現における一里塚の年です。今年6月から、貧困脱却に焦点を当てた大型取材イベントが全国規模で行われ、全国900人の記者が8つの重点地域で人々の生活を密着取材しました。
この時間は、特別企画シリーズ「小康社会に向かう中国人の暮らし」をお届けします。
担当:王秀閣
第6回: 歌で精神を充足を 寧夏の村民合唱団
寧夏ホイ族自治区中衛市中寧県紅宝村には、村民80人からなる合唱団があります。彼らは貧しい生活から抜け出すことに成功し、新しい生活と故郷への思いを歌っています…
(2)「56の民族、56輪の花」
担当:孟群
お酒を造っているリス族の若者たち
今日は、孟群アナが担当する「56の民族、56輪の花」を再放送いたします。3回連続してお送りいたします。どうぞお聞きください。
まずは、リス族の水酒とキン族の「魚汁」です。中国西南部の少数民族リス族は、2010年の調査では雲南省に73万人、四川省に4万人ほどで、全国的には100万人前後住んでいます。リス族の暦には、煮酒月「酒を醸造する月」があり、酒を造ることはリス族の暮らしになくてはならない重要な作業です。
また、中国のキン族は2010年の国勢調査では2万8200人。海辺の養殖業を営むキン族の食生活は、主菜は魚が中心で、主食は芋、糯米です。キン族は魚の食べ方でいろいろと工夫しています。小さな魚を調味料に漬け込んだ「魚汁」はキン族独特のものです…
続きまして、コーラウ族とミャオ族の食生活についてです。貴州省の北部や北西部に住んでいるコーラウ族にとって、最も大事にしている祭りは、豊作を祝うための「喫新祭」で、新米を食べる祭りです。コーラウ族だけでなく、この地域のミャオ族、ブイ族、ペイ族も参加します。時期はだいたい旧暦の7月7日で、新暦で言えば8月か9月になり、お米の収穫の終わったころです…
最後に、ブイ族の食生活をご紹介しましょう。ブイ族は人口の97%が南西部に住んでおり、2010年の時点で人口287万人と全国の少数民族の中で11番目に多く、主な居住地は貴州省です。ブイ族は古くから水稲を栽培しており、その年に取れたお米が余ってしまったときは、そのお米からお酒を醸造します…