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最近韓国を訪れた20代の外国人観光客Aさんは、来年も韓国旅行を計画している。宅配料理、パーソナルカラー体験など、韓国人のように一日を過ごした記憶が好きだからだ。普段、ネットフリックスのKコンテンツで見たデリバリーフード文化が気になっていたAさんは、「（実際に利用してみると）便利で迅速なデリバリーシステムに驚いた」とし、「雨の日でも宿で人気の現地料理を体験することができ、良かった」と話した。

韓国を訪れる外国人観光客が古宮ツアー、韓服体験など、従来の観光商品の代わりに、実際の韓国人の生活を直接体験できる新しい旅行コンテンツの需要が増えていることが分かった。

17日、韓国観光公社データラボによると、今年1～5月に韓国を訪れた外国人観光客は628万4133人と集計された。昨年同期(347万158人)と比べ81%も増加した。新型コロナウイルス感染症の流行前の2019年(696万2996人)の90%水準まで回復した。

訪韓外国人観光客が増え、旅行業界は様々なプログラムで客を集めることに力を入れている。特に、食べ物からファッションまで韓国の流行を追いかける需要が多いことに注目している。これまでビビンバ、プルコギなど伝統的な韓国料理を探していたのに対し、最近はチキン、中華料理など韓国人が日常的によく食べるデリバリー料理を直接注文して食べるのが新しい旅行トレンドとして定着している。

Korea Inbound Tourism Platform「Creative Trip」によると、昨年上半期のCreative Tripを通じたデリバリーキーワードの検索量は前年下半期に比べて165%増加し、デリバリー取引件数も175%増加した。同社側は、外国人観光客がデリバリー食品を好む理由として「ドラマ、ユーチューブなどのKコンテンツをはじめ、社会関係網サービス(SNS でも簡単に接することができるからだと思われる」と説明した。

韓服を着て景福宮を訪れ、認証写真を残していた従来の旅行トレンドも変わってきている。プロフィール、航空写真、友情写真など、人生4カットと呼ばれるフォトブースを訪れる外国人観光客が増えたからだ。ある外国人観光客は「希望する補正スタイルを事前に確認し、好みに合った写真を残すことができた」とし、「他の国ではなかなか体験できない方法なので、とても気に入った。出国前に別のコンセプトで撮影する予定」と話した。

去る11日、ガールズグループ「ニュージーンズ」を広報モデルにした韓国観光公社の広告で紹介された「パーソナルカラー」も韓国で楽しめるユニークなコンテンツとして人気だ。

K-beauty の影響で韓国式化粧法に関心のある外国人観光客の間で特に満足度が高いと業界では見ている。
K-content の拡散で韓国人の日常に注目し、韓国を何度も訪れる'n次訪問'が増え、既存の観光プログラムとは異なる日常体験を求める旅行者が増えている傾向だ。

정란수(チョン・ランス)漢陽大学観光学部教授は「現地人の消費パターンや日常に沿って体験する「観光の日常化」がグローバル旅行トレンドとして定着している」とし、「K文化の拡散で海外では韓国のファッションや美容などが人気で憧れの対象になるため、韓国人が多く接したり、消費するものを真似しようとする傾向が生まれているようだ」と話した。

Creative Tripの関係者は「韓服体験、お土産ショッピングなど従来の観光商品を楽しめる景福宮、明洞一帯も依然として高い訪問率を誇っているが、写真館、パーソナルカラー診断、新しいK-フードなど新しい旅行コンテンツを体験しようとする外国人観光客が増加している」と付け加えた。

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