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グラハム「抱きしめたいなぁ!艦むすゥッ!!!」 その4

2014年05月11日 00:47

グラハム「抱きしめたいなぁ!艦むすゥッ!!!」

192 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/21(月) 00:30:04 ID:zfIrkicw
《艦隊が遠征から戻ってきました》

夕張「ただいま帰投しました」

ビリー「やあ、お帰り」

叢雲「…誰、アンタ?」

不知火「白いコック帽をかぶり、花柄エプロンを甲斐々々しく身にまとった長身の男性がいます。どう見ても不審者」

ビリー「ああ、エプロンを付けたままだった。君たちの夕食を作っていたんだよ」

吹雪「男子厨房に入るべからず、ですよ、ビリーさん!」

ビリー「君たちのようなお嬢さんが働いているんだ、そんな戒めからは卒業しよう」

叢雲「ふん、まあいいわ。それで、何をつくったというの? しょうもないものを作って食材を無駄にしてたら許さないんだから」

ビリー「ああ、まずは定番の肉じゃが。ほうれん草のおひたしに、季節の食材として菜の花をてんぷらにしてみた」

ビリー「自分でもこの揚げだし豆腐はうまく出来たと思う。白菜の浅漬けに白いご飯。そしてあさりのお味噌汁。これで全部だ」

吹雪「すごい! ビリーさん、主婦みたい!」

不知火「実に私好みの和食です。皆さんいただきましょう」


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グラハム「抱きしめたいなぁ!艦むすゥッ!!!」 その3

2014年05月10日 19:20

グラハム「抱きしめたいなぁ!艦むすゥッ!!!」

108 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 20:28:16 ID:uapEN2fA
《艦隊が遠征に出発しました》

夕張「それでは行ってきますね」

不知火「不知火にお任せを」

叢雲「ま、期待はせずに待っときなさいな」

グラハム「よろしく頼む」

金剛「よろしくネー」

夕張「それではしゅっぱーつ! みんな、私に着いてきて!」

不知火「……」

叢雲「……」

夕張「……」

不知火「不知火、出ます」

叢雲「叢雲、行くわ」

夕張「ちょっとぉ!」



金剛「行っちゃいましたネー」

グラハム「ああ。彼女らの無事を願おう」

金剛「ハイ。……でもちょっと罪悪感を感じマス」

グラハム「?」

金剛「私のせいで困った事になってるのに、当人は鎮守府で待機でス」

金剛「みんなには悪い事していまス……」

グラハム「……そう思ってしまうのも無理はないと思うが」

グラハム「しかし我々の初陣を勝利で飾れたのは、君の尽力あってこそだ」

グラハム「気に病む事はないよ」

金剛「でモ……」

グラハム「ならば彼女達には、戦場で報いれば良い。君にはそれが出来るはずだ、金剛」

金剛「……戦場で、報いル……」

グラハム「実際目の当たりにして感じたが、戦艦の破壊力というのは文字通り桁が違う」

グラハム「君のような戦艦は戦場の華。艦隊戦の主役だ」

グラハム「適材適所という言葉があるのは知っているな。君の舞台は戦場なのだよ、金剛」

金剛「…………」

グラハム「そうやって悩むのも、勿論悪いことではないがね」

金剛「……ハイ、そうですネ。もっとポジティブに考えまス!」

グラハム「その意気だ。……さて、遠征部隊が戻るまでには時間がある」

グラハム「先の約束を果たすとしようか」

金剛「ヤクソク?」

グラハム「茶葉を買いに行くと言っただろう?」

金剛「!」


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グラハム「抱きしめたいなぁ!艦むすゥッ!!!」 その2

2014年05月09日 19:00

グラハム「抱きしめたいなぁ!艦むすゥッ!!!」

66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/28(月) 20:12:42 ID:L0HnbX/c
《執務室》

グラハム「さて……今日の出撃について書類を纏めておかなくてはな……」

コンコン

グラハム「鍵は開いている。どうぞ」

ビリー「やあグラハム、おかえり」ガチャッ

グラハム「ただいま、と言わせてもらおう」

ビリー「初めての出撃は疲れたろう。君も休まなくちゃダメだよ」

グラハム「承知している。結果は聞かないのか?」

ビリー「聞くまでもないよ。君が僕を信頼してくれてるのと同じように、僕も君を信頼してるんだ」

ビリー「君が負けるなんて、露とも思っちゃいないよ、僕は」

グラハム「フフフ……私は良い友を持った」

グラハム「……だが感傷に浸る前に、君に意見を聞きたい事がある」

ビリー「奇遇だね。僕も君に聞きたい事があって来たんだ」

グラハム「……深海棲艦の事か?」

ビリー「実際に相対した君の意見を聞きたくてね。装備や性能、その他諸々」

グラハム「それは今報告書として纏めようと思っていたところだ」

ビリー「あ、そうなのかい。じゃあ邪魔をしないように退散していようか」

グラハム「……」

ビリー「グラハム?」

グラハム「カタギリ、少し私の想像に口を出していってくれないか」

ビリー「それは勿論構わないけど……」

グラハム「私が考えていたのは深海棲艦の正体だ」

ビリー「随分踏み込んだ考察だね。聞かせて貰うよ」

グラハム「今日の戦闘で私は索敵を行っていた。360°ぐるりと見渡しながらな」

グラハム「当然海に障害物などはない。島影も何も。だから何かが居ればすぐにわかるはずだった」

グラハム「だが……敵を発見した時、何故か敵が私たちの後方に陣取っていた」

グラハム「つまり、行き違いになった形になる。しかし私は誓って索敵を疎かにはしていないし」

グラハム「なにより深海棲艦らは一発でそれとわかる姿だ。少し視界に入れば意識に止めないはずもない」

グラハム「だが、現に奴らは私たちの後ろにいた。……これは海の底から現われた、という事になるのかな?」

ビリー「……ふむ、なるほど。確かに深海棲艦という名を鑑みれば、あり得ない話じゃないね。というかきっとそうなんだと思うよ」

グラハム「では深海棲艦が海の底から現われるモノと仮定しよう」

グラハム「……それで、この鎮守府は今までに何人の艦娘を喪ったのだろうな」

ビリー「え?」

グラハム「……残っていた艦は叢雲ただ一人。では他の艦はどうなったのか、ということさ」

グラハム「別の任地へ向かったのか、解体されたのか、あるいは撃沈され海の底か……」

ビリー「いや、まさか……」

グラハム「叢雲はこう言っていたな。『奴らは何故か鎮守府を目指してやってくる』」

グラハム「自らの故郷へ戻りたいと願うのは、ごく自然な感情ではないか」

グラハム「例えどのような姿になっていようとも――」

ビリー「――待ってくれ、待ってくれよグラハム。それは想像に過ぎない。そして想像にしてはあまりに残酷だ」

グラハム「……あ、ああ……そうだな。すまない、つい熱が入ったか」

ビリー「考えすぎだよ。考えすぎると、人の頭ってのは鈍くなるんだ」

ビリー「決断が鈍れば、それだけ多くのものを失う事になる」

ビリー「今はこの貧乏鎮守府の運用に集中すべきだよ。あるいは、風呂に入ってさっぱりするとか」

グラハム「……ああ、そうかもしれないな……」

ビリー「実は資源について話さなくちゃいけない事もあってね。忘れてたんだけど、聞いてくれるかな」

グラハム「ああ……」

ビリー「うーん……とりあえず、風呂に入ってきたらどうかな。熱いお湯を浴びればすっきりするよ」

グラハム「そうか……では、そうするかな」

ビリー「廊下にマップがあるから、それを辿っていくと良いよ」

グラハム「わかった。感謝するカタギリ」

ビリー「いやいや」


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グラハム「抱きしめたいなぁ!艦むすゥッ!!!」 その1

2014年05月07日 18:36

グラハム「抱きしめたいなぁ!艦むすゥッ!!!」

1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 02:00:38 ID:olwVwLFk
みたいな?


2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 03:50:42 ID:ZARJmlyI
>>1、無能


良いから書いてくれよ頼むから(血涙)


3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 10:35:20 ID:wLj.zI.2
グラハム「空から眺める青い海というのは格別だが……」

グラハム「船上で目にする海もまた良いものだな、カタギリ」

ビリー「おや、意外だね。君がそんな風に考えているとは思わなかった」

ビリー「軍上層部から突然の転属命令、しかも空から急に海での仕事だ」

ビリー「空を奪われて腹に据えかねているんじゃないかって、こっちはいらない心配してたんだよ」

グラハム「ふっ……確かにその気持ちはあった。しかし私は軍人だ」

ビリー「たまには命令に忠実に、ってところかな?」

グラハム「たまには、は余計だ」

ビリー「それよりグラハム、僕たちはどこへ向かっているんだったかな?」

グラハム「私の軍人としての適正を試す心づもりか? 流石に把握しているとも」

グラハム「ここに指令書もあるからな」ペラッ

ビリー「ははは、ごめんごめん」

グラハム「我々は経済特区日本に存在するチンジュフとやらへ向かっている」

グラハム「そこで何をするのかは、まだ私の知るところではないが」

ビリー「ふむ……わからないことが多すぎて何とも言えないね」

グラハム「何故私が選ばれたのか、何故海なのか、何が待ち受けているのか」

グラハム「疑問は尽きないが、全ての答えを探す余裕はないな……」

グラハム「こうなれば大人しく流れに身を任せる他はあるまいよ」

ビリー「そうだね。着けばわかるさ……おっと、あれがチンジュフってやつかな?」

グラハム「む……? ああ、そのようだな……」


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