1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 22:16:50.54
ID:5czjmePJ0 洋榎「はよキス」
絹恵「うちらご飯食べた後やんけ」
洋榎「ええやん、焼肉食った後とかに口直しするやろ? ほら、そう思ってキス」
絹恵「まあええけど」
洋榎「……ちゅっ、んむっ」
洋榎「ふぅ、ごちそーさん」
絹恵「お姉ちゃん今舌入れたやろ」
洋榎「ええやんけいつも入れとるし」
洋榎「あー、唾液で口ベトベトやわ。 うがいせな」
絹恵「……それはちょっと傷つくで」
洋榎「口スッキリしたけどなんか物寂しいな」
洋榎「絹ー、キス」
絹恵「んー……んむっ……」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 22:17:22.43 ID:rKEQ16gF0
ほう・・・・ 6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 22:20:08.21
ID:5czjmePJ0 絹恵「お姉ちゃん寝る前にアイス食べるのやめ」
洋榎「もしかして絹、欲しいんか?ん?欲しいんか?」
絹恵「あほ。 太るし虫歯になるで……んっ!」
洋榎「ぷちゅっ……く……っ」
洋榎「あー、ごちそさん」
絹恵「何急にキスしてくれとんのや」
洋榎「アイス欲しかったんやろ?」
絹恵「はぁ……でもうまいなぁ」
洋榎「せやろ。 これうちのお気に入りやねん」
絹恵「もう一口」
洋榎「ええでー。 んー」
絹恵「……ぴちゅっ」 7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 22:24:06.61
ID:5czjmePJ0 洋榎「よし、寝るか」
絹恵「アイス食ったやろ、歯磨き」
洋榎「えー、しゃあないなあ」
洋榎「あーすっきり。 絹水ちょうだい」
絹恵「ええよ、はい」コトッ
洋榎「……でも歯磨いた後に水飲むと、えらいスースーするねん」
絹恵「それはわかるなぁ」
洋榎「先に絹の唾液が欲しい」
絹恵「しゃあないわ。 口出し」
洋榎「んー」
絹恵「ちゅぷ……っ」
洋榎「……最高や。 じゃお水いただきます」
洋榎「口スッキリしすぎやなぁ。 絹ー」
絹恵「んっ……」 8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 22:26:05.15
ID:5czjmePJ0 洋榎「絹、寝る前のキス」
絹恵「ん……ふっ……」
洋榎「よしOKや。 おやすみ」
絹恵「待ち。 まだ私からキスしとらん」
洋榎「んー、くはぁっ……」
絹恵「おやすみお姉ちゃん」 9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 22:29:21.39
ID:5czjmePJ0 絹恵「お姉ちゃん、遅刻するで」ユサユサ
洋榎「うーん、後50分……」
絹恵「あほいっとる場合か! 起きんならキスしてまうで、ほれ」
洋榎「……ぐー(棒)」
絹恵「……ちゅっ」
絹恵「ほれ、起き」
洋榎「うー、だるい。 起きたからご褒美」
絹恵「しゃあないなぁ。 くっ……はぁっ……」
洋榎「よしエネルギー吸収したわ。 いくで絹、ぼさっとしとったら遅刻や」
絹恵「お姉ちゃんがトロかったせいやで」 14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 22:36:54.94
ID:5czjmePJ0 絹恵「部活いこーか」
洋榎「最近マンネリやなー、なんか罰ゲームでもしたほうが燃えるんとちゃう?」
絹恵「言っても私今月お金ピンチやで」
洋榎「仕方ない。 ジュース一本で我慢したる」
絹恵「じゃあ、私もそれかなぁ」
洋榎「簡単にトップ取った回数でも競うか。 回数多いほうが帰り奢りや」
洋榎「やりぃ! 絹より2回多くトップで勝ちぃ」
洋榎「ま、うちほどの実力者なら当然やけどな」
絹恵「なけなしのお金が……」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 22:41:38.66
ID:5czjmePJ0 洋榎「……やっぱジュースやめ」
絹恵「えっ?」
洋榎「妹の財布荒らすんは性分やあらへんからな。 口の中荒らして許したる」
絹恵「ちょ……っ! ちゅぶ……ぐっ……」
洋榎「……ふぁっ。 勝利のキスは気持ちええなー」
絹恵「ちょっ、お姉ちゃん急すぎやて」
洋榎「ひー、絹顔真っ赤やん。 久しぶりに見たわ」
絹恵「しゃあないやろ、さすがにいきなりは恥ずいわ」
洋榎「……まぁ、今のは罰ゲーム第1回目ということで。 2回多く勝った分、もう一発やらせてもらうで」
絹恵「……んーっ」 17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 22:44:13.30
ID:5czjmePJ0 絹恵「ぷはっ」
絹恵「なあ、お姉ちゃん」
洋榎「なに?」
絹恵「キスしとる時に舌噛む癖やめ」
洋榎「ええやん、絹の舌ってなんか気持ちええねん。 グミみたいに」
絹恵「それ褒めとるん?」
洋榎「当たり前やろ」
絹恵「はー、まあ私はええけどな。 それで痛がられても知らんで」
洋榎「ならええか。 うちは絹と以外キスする気あらへんしなー」
絹恵「……」 19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 22:49:30.63
ID:5czjmePJ0 絹恵「お姉ちゃんそのジュースどこにあったん!?」
洋榎「んー、近所のすーぱー」
絹恵「ほんまか! ずっと見つからんかったんや! 行ってくる!」
洋榎「あげよか?」
絹恵「ええの?」
洋榎「当たり前やろー」
絹恵「おおきに」
絹恵「……ぶふっ!」
洋榎「あっ」
絹恵「人が飲んでる最中に舌入れる奴があるかい!」
洋榎「えらい美味しそうに飲むもんで、つい、な」
絹恵「んもう……」ゴクゴクッ
洋榎「あーん」
絹恵「……ちゅぷっ、くぷっ……」
洋榎「さすがやで絹、うちのテレパシーが通じたか。 絹味のジュースごっそーさん」 21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 22:57:05.50
ID:5czjmePJ0 洋榎「あっつい……絹、シャワー浴びよ」
絹恵「もう少しでこの番組終わるから、先行っとき」
洋榎「んー、じゃあ私もええわ。 一緒じゃないと入る気せんやろ」
絹恵「……しゃあない、べたべたのまま居座られてもなぁ。 ええよ、入ろか」
洋榎「絹はほんまに胸でかいなぁ。 半分別けてほしいくらいや」
絹恵「そんなんなったら、私の胸がそのまま半分になりそうやな」
洋榎「言うやんけ。 そんな口はこうだ!」
絹恵「……んあ」
絹恵「……風呂入ってまでするん?」
洋榎「まー、気分っちゅうことで」 22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:02:06.10
ID:5czjmePJ0 洋榎「絹ー、拭いてー」
絹恵「ええよ」フキフキ
洋榎「絹ー、髪乾かしてー」
絹恵「はいはい」
洋榎「絹ー、キス」
絹恵「んー」
絹恵「なぁ、いつも思うんやけど」
洋榎「ん?」
絹恵「私のとお姉ちゃんので二つドライヤーあるんやから、乾かし合いする必要あらんよな?」
洋榎「そんなこと言われても、ずっとそうやしなぁ。 もう慣れやわ」
絹恵「まぁ、お姉ちゃんが髪乾かしてくれるの、気持ちええからええけどな」
洋榎「ん、ちゅっ」
洋榎「じゃあキスとどっちが気持ちええ?」
絹恵「両方に決まっとるやん。 辛いものと甘いものは別物やで」
洋榎「せやな」 26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:09:06.04
ID:5czjmePJ0 洋榎「明日休日って言っても、この雨やと憂鬱やな」
絹恵「んむっ……」
絹恵「元気なった?」
洋榎「もち。 とはいえ外に出られそうにないことは変わらんわ」
絹恵「いっつも休日なんか外出えへんくせに」
洋榎「まぁな。 わざわざ手繋いで外歩くより、家で抱っこするほうがお得やからな」
洋榎「外じゃあ軽々しくキスもできひんしな、皆見よるわ。 見世物と違うで」
絹恵「……あー、お姉ちゃん暖かいわ、眠くなってきた」
洋榎「明日のことはまた明日考えよか」
洋榎「そのまま寝てええよ」
絹恵「うれしいな、おやすみ。 ちゅー」
洋榎「んっ、おやすみ」 29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:16:13.62
ID:5czjmePJ0 絹恵「ううーん……あっ」
絹恵「そか、昨日お姉ちゃんに抱っこされながら寝とったんか」
絹恵「姿勢悪くなって身体いたいなぁ。 ってすごい唾液の匂い……またキスしよったな」
洋榎「ん……あ、絹おはよ」
絹恵「休日は起きるの早いなぁ。 じゃなくて、お姉ちゃん私が寝とる間何回キスしたん?」
洋榎「あー、えーっと……わからんな」
洋榎「単位は回数じゃなくて時間かもしれんわ」
絹恵「お姉ちゃんのおかげで口べっとべとや」
洋榎「寝とっても苦しくなかったやろ? 数年前は苦しそうにしとったけど、今はさすがに上手くなってきたわ」
絹恵「とりあえず顔洗ってこよ」
洋榎「待ち」
絹恵「?」
洋榎「まだおはようのキスしとらん」
絹恵「しゃあないなぁ。 ……ん、くふっ……」
洋榎「んむっ……」 31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:21:44.61
ID:5czjmePJ0 洋榎「うちの真似」
絹恵「おお」
洋榎「絹ポニーテール似合うで」
絹恵「むはっ……」
洋榎「あかん、我慢ならんかった。 100点」
絹恵「偉い高評価やなぁ」
洋榎「10点満点中やで」
洋榎「絹の真似」
絹恵「髪下ろして眼鏡かけると雰囲気えらい変わるわ」
洋榎「目が痛い」
絹恵「私は逆に目がちょっとぼやけてあかん……おっとっと」
洋榎「んぐっ……ちゅぱっ……」
絹恵「あちゃー、目の前が見えへんかった。 かんにんな」
洋榎「それはさすがにわざとやろ」
絹恵「どやろ」 32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:26:31.70
ID:5czjmePJ0 洋榎「そういえば、絹が日常で眼鏡外すことってあんま見たことないわ」
絹恵「そりゃ外したら何のための眼鏡かわからんし」
洋榎「新鮮や。 どれ……」ガシッ
絹恵「!?」ドカッ
絹恵「……んっ……んんんー!!」バタバタ
絹恵「……ちょ、何っ!? 目隠すことはないやろ!」
洋榎「いやぁ、いっつも絹、眼鏡でガードされててできんかったからつい……」
絹恵「押し付けられて頭痛い……」
洋榎「申し訳ありませんでした」
絹恵「許さへん。 ん……あむっ……」
絹恵「……ぷちゅっ。 ふぅ、とりあえずやり返してやったわ」
洋榎「これむしろご褒美やで」 33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:30:39.14
ID:5czjmePJ0 洋榎「犬かわいいなー。 犬飼いたい」
絹恵「私がかわりに芸したるで」
洋榎「おー、お手とか?」
絹恵「できんで」
洋榎「待て」
絹恵「何を待つん」
洋榎「……よし」
絹恵「ぷちゅっ……ぷはぁ」
洋榎「偉いなぁ。 ご褒美や。 ……ん、ふうっ……」
絹恵「もっとわかりやすい芸にしてや」
洋榎「よーし。 キス」
絹恵「ちゅー」
洋榎「んっ……よしよし」
絹恵「えへへ」 35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:36:08.45
ID:5czjmePJ0 洋榎「全国で色々な姉妹を見てきたけど、うちらほど仲のいい姉妹もおらんやろ」
絹恵「それは思ったわ」
洋榎「うちもう絹がおらんとどうなるかわからんわ」
絹恵「さっきのとか、既にどうかなっとったやん」
洋榎「よう言うわ! んー」
絹恵「……くちゅっ」
…………
………
……
「愛宕さんのところのお姉さん、トラックに轢かれてしもうたらしいで」
「たまたま現場通って、言いたかないけどバラバラになって……うぅっ」
「うちもそこにおったわ。 全くどいつもこいつも野次馬ばかりでどうしようもあらへんわ」
「まぁ……。 仲よかった妹さんが心配になりますわなぁ……。」
絹恵「お姉ちゃん、なんでや……なんでなんでなんで……」 36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:37:55.27 ID:KxglAt9d0
なんでや…… 37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:38:16.31
ID:5czjmePJ0 絹恵「という夢を見た」
洋榎「うへぇ、勝手に殺すな」
絹恵「お姉ちゃん……怖かったよぉ……」
洋榎「よしよし、絹はええこや。 んっ……」
絹恵「んむっ……ちゅっ……」
洋榎「ふぅ……!!」
洋榎「んんー!」
絹恵「はぁっ」
洋榎「……絹も意外と来る時は来るよなぁ」
絹恵「しゃあないやんほんまに怖かったんやし。 もう一回」
洋榎「んー」 38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:40:07.47 ID:5HjwB3LdO
おい
びっくりしただろ 40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:44:37.54
ID:5czjmePJ0 洋榎「こない暑い日はやっぱ素麺やな」
絹恵「ええなあ、麺類。 私麺類好きやわ」
洋榎「ほう。 まあうちもやけど、一応理由聞いとこか」
絹恵「んー……ぷちゅっ」
絹恵「ぷはぁっ。 だって口移ししやすうない?」
洋榎「おお、理由まで一緒なんてな」
絹恵「姉妹やし」
洋榎「それもそうやな」
洋榎「絹の麺つゆ薄ないか?」
絹恵「ないと思うけどなぁ。 口の中に入ったからとちゃうん」
洋榎「そか。 まぁならしゃあないな」
絹恵「うん」
洋榎「ちょっと麺つゆ濃くしたほうが、口移ししても味伝わるで」
絹恵「そしたら私が食べる時濃すぎるんや」
洋榎「ま、絹と食べられるならなんでもええけどな」 41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:48:57.40
ID:5czjmePJ0 洋榎「犬じゃなくて猫は?」
絹恵「猫は人になつかんらしいで。 お姉ちゃんちょっかい出すやろうし向かんわ」
洋榎「えー」
絹恵「あとペット飼うとお姉ちゃん一人占めされそうで嫌や」
洋榎「かわええこと言ってくれるやん。 猫だろうとなんだろうと、一番は絹やけどな」
絹恵「それでも少しでも減るんはいやや」
洋榎「甘えん坊やな。 んっ……」
絹恵「……んっ」
洋榎「安心せい。 絹の悲しそうな顔が可愛くてつい、な」
絹恵「そないなひどい話ないで」
洋榎「褒め言葉やん」
絹恵「別に嬉しかない」 43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:53:01.16
ID:5czjmePJ0 絹恵「よく考えたら久しぶりにフレンチキスしたなぁ」
洋榎「本当はディープキスも同じ意味らしいで」
絹恵「ほんまに?」
洋榎「うそ」
絹恵「……信じるところやった」
洋榎「ほんと」
絹恵「どっちやねん!」
洋榎「かわええなあ。 ちゅぶっ」
絹恵「ぷちゅっ……くっ……」
洋榎「んっ、はぁっ……」
洋榎「さっきのフレンチキスとどっちが良かった?」
絹恵「さすがにいつものほうが癖になっとるわ」
洋榎「そらそうやろなぁ」
絹恵「ま、たまにはフレンチキスもええかなと」
洋榎「そか」 44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/21(木) 23:57:45.80
ID:5czjmePJ0 洋榎「ポッキーゲームってあるやん?」
絹恵「まさかやろうてーの?」
洋榎「残念ながら、ここにポッキーはあらへん」
絹恵「なんやねん……んっ!」
洋榎「……ま、そのまましたほうが早いからええけど」
絹恵「……でも何気に一度もしたことないなぁ」
洋榎「買いに行く?」
絹恵「外雨降っとるで」
洋榎「そやった……鬱や……」
絹恵「くちゅっ……んっ」
絹恵「なおった?」
洋榎「もち。」
絹恵「昨日もやったなぁ、これ」
洋榎「何回でも歓迎するで」 46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:00:52.63
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「普通のチョコならあったわ」
洋榎「一欠片」
絹恵「ん……そのままなのは珍しいな」
洋榎「くちゅくちゅ。 よし絹、舌出し」
絹恵「……んあー」
洋榎「……」ペトッ
洋榎「絹の舌のチョコフォンデュや」
絹恵「それはちょっとどうかと思うわ。 行儀悪いでお姉ちゃん」
洋榎「まあ細かいことはええねん。 はいもういっちょ」
絹恵「……んあー」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:03:41.18
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「……」
洋榎「……ぷちゅぅ」
洋榎「絹のチョコフォンデュ、ごちそーさん」
絹恵「食べ物で遊ぶんやめ」
洋榎「食べ物じゃない、絹で遊んでるんやで」
絹恵「ならええか」
洋榎「うん」
洋榎「おいしかったで」
絹恵「チョコは生暖かくなってしもうたけどな」
洋榎「素材の味がええからおいしいんや」
絹恵「嬉しいこと言ってくれるなぁ」 52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:08:03.07
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「口の中の細菌って、えらい多いらしいで」
洋榎「それくらいは知っとるわ」
絹恵「私らの口の中、一体どうなっとるんやろうなぁ」
洋榎「そんなん、もはや同じ種類の菌しかおらんやろ」
洋榎「むしろ毎日お互いの菌を更新しあっとるようなもんやな」
絹恵「物は言いようやな」
洋榎「ほれ更新」グイッ
絹恵「んー……ぴちゅっ……」
洋榎「これでよし」
絹恵「次私の番や」
洋榎「くっ……ちゅっ……」
絹恵「これでよし」
洋榎「へへへ」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:12:23.82
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「お題。 童話」
洋榎「アリとキリギリス」
絹恵「イソップ物語」
洋榎「三匹の子豚」
絹恵「赤ずきん」
洋榎「白雪姫。 ぷちゅっ」
絹恵「……くふっ」
絹恵「あー、先言われてもうた。 タイミング考えとったのに」
洋榎「もう一度言えばええやん。 ルールなんてあらへんわ」
絹恵「そやな。 白雪姫ー」
洋榎「ちゅー」
絹恵「んー」 55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:17:34.03
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「買い物いかな」
洋榎「雨いややー、外いややー、家で絹といたいー、ほれちゅー」
絹恵「……ぷはっ。 わがまま言うても仕方あらへんやろ、家に調味料しかないわ」
洋榎「えー」
絹恵「ほれいかんなら置いてくで」
洋榎「行きます」
絹恵「だと思ったわ。 ほら行こか」
洋榎「立てないー、絹からエネルギーをもらったるわ!」
絹恵「……くちゃっ……ふはっ」
洋榎「……ふぅ、これでよし。 いこか!」 58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:20:37.40
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「いつもより人少ないなあ」
絹恵「まあそやろ、こんな大雨の中好んで外出するんは変人や」
洋榎「相合傘ー」
洋榎「……でも絹と手繋げんで手が寂しい」
絹恵「繋げんこともないけど……んー、さすがに反対の手はきついわ」
洋榎「……絹、こっちむいて」
絹恵「ん」
洋榎「ちゅっ」
絹恵「んー」
洋榎「しばらくの間辛抱やな。 雨のばか!」 59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:24:21.95 ID:I4+viA3ZO
周りに見えないように傘で顔隠しながらちゅっちゅするシチュが好きです 60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:27:32.11
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「……」
絹恵「どしたん、急に黙りよって」
洋榎「傘ささんくてええんちゃうんか。 手繋ぎたい」
絹恵「そんなに私の素肌晒したいんか?」
絹恵「……それにお姉ちゃんの素肌を人に見せるなんて耐えられん」
洋榎「確かにうちも絹のことを他の人に見られるのはいやや」
絹恵「ま、お姉ちゃんかわええし、濡れてなくとも視線感じるけどな」
洋榎「それ絹に対してとちゃうん? ずっと絹がかわええからたまに見られるんかと思っとったわ」
洋榎「まあ、うちはいつも絹に釘付けやけど」
絹恵「証拠が欲しいな」
洋榎「欲張りな絹。 ……ぷちゅっ」
絹恵「……はっ。 えへへ、傘ずれてちょっと濡れてしもうたわ」 61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:33:31.54
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「……もう無理や」
洋榎「どしたん? ……!」ドンッ
洋榎「んー! ぶちゅっ……」
絹恵「くちゃっ……んっ」
洋榎「……ぷはっ。 あ、あほ! 街中で何晒しとんのや!」
絹恵「大丈夫や。 多分見えてへん」
絹恵「相合傘のためにバカデカイ傘買ってよかったな、お姉ちゃん」
洋榎「あれはさすがに心臓の位置動いたで」
絹恵「お姉ちゃんって意外と度胸あるわけやないもんな」
洋榎「う……んまぁ、言い返そうと思うたけど、確かにその通りや」
絹恵「私は人ごみの中でもキスできるで。 なんなら今度やったろか」
洋榎「……考えとくわ」
絹恵「♪」 64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:38:20.81
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「こんな徒歩数十分も我慢できんなんて、絹はもう重症やわ」
絹恵「なこと言って、お姉ちゃんも大して変わらへんで」
洋榎「まぁな。 よしやっとついた!」
洋榎「……? 絹、傘置く所あるで」
絹恵「こんな大雨、もし取られたらどないすんの」
洋榎「帰りに手を繋げる」
絹恵「……置いてくか」
洋榎「よし、手空いたな」
洋榎「絹、あごやって。 あご」
絹恵「ええよ」スッ
洋榎「ふっ……んっ……」
絹恵「ちゅっ……これでええ?」
洋榎「あー最高や。 絹より身長低うて得しとるな」
絹恵「私もお姉ちゃんより身長低くなりたいわ」
洋榎「ばかにしとんのか」 65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:47:05.42
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「しばらく雨やし買い溜めしとくか。 お姉ちゃん何食べたい?」
洋榎「絹」
絹恵「以外」
洋榎「じゃあやっこ」
絹恵「それご飯と食べるん?」
洋榎「こんな雨やと食欲湧かんしなぁ」
洋榎「絹知っとる? 人間って、三大欲求の内1つが満たされると、もう2つの欲求が薄なるらしいで」
絹恵「何か満たされとるん?」
洋榎「うちの三大欲求は食事、睡眠、絹! あっ、やば、三大欲求より勝る絹欲がー!」
絹恵「……ぷちゅっ。 キスしたいなら素直に言い」
洋榎「うちの暴走を事前に防ぐなんてお手柄やで。 褒美やるわ」
絹恵「んっ……ぷふっ」
絹恵「ふうっ……私も食欲なくなってしもうたわ。 もう今日はやっこでええか」
洋榎「そか」 66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:48:10.99 ID:I4+viA3ZO
こいつら一体一日でどんだけちゅっちゅしてんの
いいぞもっとやれ 67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:51:24.24
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「あっ、傘が……」
洋榎「手」
絹恵「んっ」ギュッ
洋榎「もうほとんど人おらんな。 絹に舐められたままやあかんし、チキンレースしよか」
絹恵「どんな?」
洋榎「今からキスし続けて、視線にビビって先に離したほうが負けや。 家に帰るまでに離した回数だけ罰ゲーム」
絹恵「その挑戦受けたるわ! んーっ……」
洋榎「ちゅぱっ……ふっ……」
洋榎「……んっ」トントン
絹恵「?」
洋榎「……ぷはっ。 よく考えたら、この体制じゃあ前に進まれへんな」
絹恵「……」 68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 00:55:08.05
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「しゃあない、腕にしよ」
絹恵「ええよ」スッ
洋榎「絹の背に手回すのも心地ええけど、こういうのもまた心地ええわ」
絹恵「学校の帰りとかはあんまりできひんし、家で大人しくしとる時って、大体抱き合っとるからなぁ」
洋榎「……」
絹恵「……」
洋榎「……あー限界」
絹恵「やろ? ちょうど私と同じタイミングや」
洋榎「ぷちゅ……っ」
絹恵「んふっ……ぁっ……はぁ」
洋榎「♪」 69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:01:51.29
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「やっこまだー」
絹恵「まだや、できたで」
洋榎「はやっ」
絹恵「言うても更に乗せて薬味かけるだけやしな。 鰹節、生姜、ネギでええ?」
洋榎「絹」
絹恵「あほ。 ほれ、いただきます」
洋榎「冷たくて最高や。 絹ー」
絹恵「ん。 ……ぷちゅっ」
洋榎「うん、うまいな」
絹恵「結局私も一緒なんか」
洋榎「わかっとったやろ。 うちがただ食欲ないだけでやっこ食ってると思うたら大間違いや」
絹恵「嘘つき。 今考えたくせに」
洋榎「ま、別に米でもパンでも同じことやけどな」
洋榎「ほれ。 ぷちゅ」
絹恵「んー……くちゅっ」 70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:06:39.54
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「ごちそーさん。 ちゅー」
絹恵「んっ」
絹恵「おやすみ。 ……ちゅぷっ」
洋榎「……ふはっ。 おやすみ」
洋榎「……」ムクッ
洋榎「おかしい、絹がうちのこと起こしにこおへん。 隣にいるけど」
絹恵「……ぅーん」
洋榎「絹ー、起きー、キスしてまうでー。 はい5秒、4、0 ぴちゅ……」
洋榎「……ってあっつ! 絹熱出しとるんとちゃうか」
洋榎「でもこの珍しい熱さも悪うないな……ぷちゅっ」 72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:11:30.60
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「まさか私だけ熱出すなんてなぁ」ゲホッ
洋榎「なんでうちはひかんのやろ」
絹恵「何も考えとらんからとちゃうん……んっ」
洋榎「……ふぅっ。 何も考えてないは言い過ぎや。 絹のことしか考えてへん」
絹恵「それやとおかしいやろ。 うちもお姉ちゃんのことしか頭にないで」
洋榎「うーん。 こんなことならポカリとか買っとけばよかったなぁ。 アイス食べる?」
絹恵「食べる……けど、そのままな」
洋榎「ありゃ」
絹恵「お姉ちゃん経由じゃ、溶けてしもうてアイスの役割果たしとらんわ」
洋榎「じゃあ今するか。 んっ」
絹恵「ふっ……くぷっ」 73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:15:16.03
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「ほれ、アイス」
絹恵「ごめんなぁお姉ちゃん」
洋榎「余計なこと考えでええ、ゆっくり休み」
絹恵「お姉ちゃんのことは余計なことやあらへんで」
洋榎「そか」
絹恵「ちゅっ……ふぅっ。 休んでくれ言っとった割には、ゆっくり寝かしてくれへんのな」
洋榎「我慢しろ言うのは酷やわ」
絹恵「ま、私も寝てるよりもお姉ちゃんとこうしとったほうが安らぐからええけど」 74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:19:46.18
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「……くちゅっ……ぷふっ」
洋榎「温かい」
絹恵「なぁ」
洋榎「?」
絹恵「こないな病人にずっとキスしよって、お姉ちゃんに熱移らへんかな?」
洋榎「そうなったら、しっかり歓迎してやらなあかんわ」
絹恵「でも実際辛いで」
洋榎「別に絹のもんなら、熱だろうとインフルだろうと癌だろうともらったるで」
絹恵「辛そうなお姉ちゃんは見とうないなぁ」
洋榎「でも熱もらったら、うちの温かい体温でキスできるで?」
絹恵「……ちゅー」
洋榎「んー……♪」 78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:26:00.63
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「冷えピタないなぁ。 氷で我慢せえ」
絹恵「ええよ、これくらいキツイほうがむしろ治り早そうやし」
洋榎「あー、こういう時に人体の不便さを感じてあかん」
洋榎「人ってなんで口から冷たい息吐けんのやろか」
絹恵「それこそ病気やで」
洋榎「冷たい息吐けたら、絹のデコにキスして治せるんやけどなー」
絹恵「ずっとは無理やろ。 どうせすぐ口に戻ってくる」
洋榎「確かに。 実際今そんな感じやねん」
絹恵「んぐっ……くぅ……」
絹恵「……ふぁ。 病人にこんな深いことするなんてな」
洋榎「鬼か?」
絹恵「天使やな」
洋榎「へへへ、嬉しいなー」 79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:29:59.08
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「プラシーボ効果」
洋榎「うちにキスされると、絹は熱がなおるー! ちゅー」
絹恵「ふーっ……先に言ったら意味あらへんやろ」
洋榎「それもそやな」
絹恵「大体、キスなんかでプラシーボもなにもあらへんがな」
洋榎「……愛宕絹恵は、愛宕洋榎が大好きになる! んー」
絹恵「……ふっ……ぷはっ」
絹恵「それも効果ないなぁ」
洋榎「えっ……」
絹恵「もう大好きやで」
洋榎「うちもや」 80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:35:34.06
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「……」
洋榎「絹が寝てしもうた」
洋榎「寂しいけど、起こすのも可哀想やしなぁ。 おやすみ」
洋榎「……今ならキスし放題やんけ。 いつもし放題やけど」
洋榎「ベタやけど、顔にイタズラ描きとか。 ってうちは小学生かい!」
洋榎「……虚しい、絹にキスしよう。 ちゅっ」
洋榎「マジックペン持ってくるか」タタタ
洋榎「……」タタタッ
洋榎「探してる間にHPが切れてもうた。 回復アイテム使用! ちゅっ」
洋榎「よし行こう」タタタ
洋榎「……」タタタッ
洋榎「回復。 ちゅー」
洋榎「……埒があかんわ」 81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:39:44.84
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「絹ー」ツンツン
洋榎「思えば、うちって一人ですることないなぁ。 絹とおったら、後は何もなくてもええからな」
洋榎「たまに絹と二人麻雀したりバドミントンしたりしても」
洋榎「……ぷちゅっ」
洋榎「麻雀はともかく、バドミントンとかは離れたりくっついたりで、ゲームにならへんしな」
洋榎「……寝よう、おやすみ絹。 んっ……」 82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:45:07.48
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「んーっ……おっ、体調かなりええわ」
絹恵「ありがとなお姉ちゃん……って寝とる」
絹恵「……ちゅっ」
絹恵「あっつ」
絹恵「今度はお姉ちゃんかいな。 てか、寝てる間にキスされるのはいつもやけど、するほうは初めてかも」
絹恵「よく考えたら、いっつも一緒に寝るとはいえ、お姉ちゃんは私が寝た後に寝るんやし、そらそうかもな」
絹恵「引っ張られてるほうやと思うたけど、案外それは私のほうかなぁ」
絹恵「ま、どっちでもええけど」
絹恵「……記念にもう1回」 83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:48:51.53
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「うーん……」
絹恵「あ、起きちゃった?」
洋榎「うっ……一発でわかったわ。 絹のもらったってことかい」
絹恵「そやろな。 私体調ええし」
洋榎「よし! うちの体温温かいで! ほれ!」
絹恵「……ぴちゅっ」
洋榎「ちゅっ……ふっ。 な、温かいやろ」
絹恵「うん、やっぱり温かい」
洋榎「やっぱりって、絹、うちが寝とる間にキスしたやろ! このこのー」
絹恵「あ、バレてもうたか」
洋榎「何回?」
絹恵「えーっと……私のお姉ちゃんの指全部足しても足らんな」
洋榎「覚えとらんのかい」
絹恵「そうなるなぁ」 85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:51:57.12
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「ま、今度は私の番や」
洋榎「ええよ、看病せえへんで」
絹恵「なんで? 辛いやろ?」
洋榎「絹にまた移ると思うと、そっちのが心配やわ」
絹恵「ちゅー」
洋榎「んっ」
絹恵「言うくせにキスに制御はかけへんのな」
洋榎「したいもんはしかたないやろ」
絹恵「しかたないな」 86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:55:40.47
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「病人なんやし、素直に甘えとき」
洋榎「……んー、しゃあない」
洋榎「ま、とりあえず絹は汗でべとべとやろ。 数分放置したくらいじゃどうにもならへんし、シャワー浴びてき」
絹恵「わかってていっとるん?」
洋榎「?」
絹恵「うちもお姉ちゃんとやないと入る気ないで」
洋榎「じゃあ、うちが治るまでの辛抱やな」
絹恵「んー」
洋榎「……くちゅっ」
洋榎「……ふぅ。 お互いの身体行き来して、ずっと治りそうもないな」
絹恵「それは困るな」
洋榎「少しキス我慢するか」
絹恵「そっちのが困るわ」
洋榎「うちも」 87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 01:59:47.96
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「とはいえだだこねても仕方あらへん」
洋榎「絹、この部屋の鍵締めるで」
絹恵「えっ!?」
洋榎「そうでもせんと、うちら永遠に風邪っぴきや」
絹恵「……うん、しゃーない、しゃーない……」
洋榎「……」
絹恵「お姉ちゃん」
洋榎「んー」
絹恵「……ちゅ……ちゅぱっ」
洋榎「……はぁっ。 よし、鍵かけるで!」バタンッ
絹恵「……お姉ちゃんのが厳しそうやけどな。 私も対して変わらんけど」
絹恵「お姉ちゃんが開けるといけへんし、扉の前に何か置いとくか」 88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:05:08.80
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「……はぁ。 5分経過……あかんあかんあかん」
洋榎「絹のため絹のため……」
絹恵「7分……この時計だけ秒針はよ進めや……」
洋榎「8分……あああああ、あかんあかん!!」
絹恵「はぁ、はぁ……9分……あと1分……」
絹恵「って、別に10分で終わりってわけやない……我慢や、絹恵」
洋榎「10分! 無理!! もう無理!」
洋榎「もう十分耐えたやろ! ご褒美くらいもらってええはずや!」
絹恵「いやだ、もうダメ……10分なんか上出来やろ……」
絹恵「お姉ちゃんの部屋行かな!」ダダダッ 91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:08:27.84
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「!」ガチャガチャ
洋榎「なんで扉開かへんのや! あほたれ!!」ガチャガチャ
洋榎「おいこら扉! あんま舐めとんとちゃうで!!」ダンダン
絹恵「な、なんであかんの!?」ガチャガチャ
絹恵「いや、いやいやいや! 開いて!!」ガチャガチャ
絹恵「うあっ……神様……あけてぇ……」
洋榎「ふざけんな!」ガンッ
洋榎「! っつー……って」
洋榎「鍵開けとらんかった……」カチャッ
絹恵「うぇえっ……」ペタッ
絹恵「……? あっ……」
絹恵「これ退かしてなかった……よいしょ」ズイッ 92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:10:01.79
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「お姉ちゃああん!」
洋榎「絹っ! ……んぐっ」
絹恵「……ぃっ……ぅぁ……」
洋榎「ちゅぷっ……っ……」
絹恵「んん……ぴちゃっ……」
洋榎「……」
絹恵「……」 95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:13:39.22
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「……ぷはぁ、助かった……」
絹恵「……え、へへ……ぐすっ」
洋榎「絹、顔真っ赤やで。 何大泣きしとんねん」
絹恵「お姉ちゃんだって、ようわからんこと叫んどったくせにな」
絹恵「オマケにオチが鍵開けてないなんて、そないなボケで私を殺す気かい」
洋榎「絹も人のこと言えんわ、扉の横にあるテーブルなんやねんこれ」
絹恵「どうせお姉ちゃんが耐えられないと思うての、私なりの気遣いや」
洋榎「いらんお世話やったね」
絹恵「うん」 97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:16:26.36
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「ぷちゅっ……」
絹恵「んんーっ……」
洋榎「……はっ。 やっぱ絹とのキスは最高やな」
絹恵「何分耐えた?」
洋榎「1時間」
絹恵「うちは2時間くらい耐えた気するなぁ」
洋榎「ま、実際は10分しか進んどらんかったけどな」
絹恵「……その後に20分キスしとったし、全く意味ない気がするわ」
洋榎「寿命縮めるだけやったっちゅうことか」
絹恵「冗談でもこういうのやめよか」
洋榎「うん」 98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:21:37.62
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「疲れた……充電」
絹恵「ちゅー」
洋榎「……ぷはっ。 もう汗流して寝よか」
絹恵「お姉ちゃんはシャワー浴びたらあかんやろ」
洋榎「風呂場の前に立っときゃええやろ。 耐えられなくなったら呼び」
絹恵「……しゃあない、苦肉の策や」
絹恵「どこにもいかん?」
洋榎「当然やろ」
絹恵「じゃ、入ってくるわ……」ガチャッ
絹恵「……」ガチャ
洋榎「早いな」
絹恵「うん。 ……っちゅ」
洋榎「……くはっ」 99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:26:29.03
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「おかえり……んぐっ!」グッ
絹恵「……ちゅぱっ……ぷっ……」
洋榎「……ふぅ。 えらいがっつきよるな」
絹恵「最後のほうだけ、少し我慢しとったからな」
洋榎「裸の絹と服着たままのうちってのも、結構ええもんや」
絹恵「もっとする?」
洋榎「言わんでもわかるやろ んっ……」 100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:30:54.02
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「ご飯どないしよ」
洋榎「もうええよ、寝よ寝よ」
絹恵「確かに私も腹減っとらんなぁ アイスだけでも食べとくか」
絹恵「期待しても口移しはせえへんで。 熱出しとる時くらい、体温冷やし」
洋榎「寝る直前の300キロカロリー。 いただきます」ビリッ
絹恵「言うな」
洋榎「絹は全部胸に行くからええやん」シャクッ
絹恵「お姉ちゃんも腰周りスラっとしとるけどな。 そういう人ほど痩せたがんねん」シャクッ
洋榎「あ、アイス置いて」
絹恵「ん」
洋榎「ちゅっ……んー♪」
絹恵「……くはっ」
洋榎「よし、再開」シャクシャク
絹恵「おいしい」シャクシャク 101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:36:19.69
ID:AKhVlH6Z0
絹恵「……お姉ちゃん、起き。 キスしてまうで」
洋榎「んー」
絹恵「くちゅっ……ぷくっ……」
洋榎「……ふぁ。 おはよう」
絹恵「おはようやないわ、今日学校や」
洋榎「悪い冗談はよし」
絹恵「風邪引いて1日無駄にしとったやんけ」
洋榎「絹との日々に無駄な日なんてあらへん!」
絹恵「かっこええな!」
洋榎「せやろ!」
絹恵「なんて言うとる場合やない、完全遅刻やわこれ」
洋榎「なんもしとらん……無駄に外天気ええし、もう部活だけ顔出そか」
洋榎「もう少し二人でいたいし」
絹恵「……やなぁ」 104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:42:59.86
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「学校はあんまりキスできひんのが辛いな」
絹恵「まあ皆がおるしな」
絹恵「……とかいって、窓際の席だからって、カーテン乱用していっつもしとるやないか……んっ」
洋榎「……ぐちゅっ……はぁっ。 こんな感じでか?」
絹恵「まぁな」
洋榎「うちが押し通したおかげやで」
洋榎「絹が『お姉ちゃんと一緒やないといややぁ!』なんて泣きわめくわ登校拒否になるわ」
絹恵「それお姉ちゃんも同じやん」
絹恵「……まぁ『教室同じにするくらいで直るなら』って思ってくれたのが幸いや。 最悪放置されて退学もんやろ」
洋榎「よく授業ついてこれとるなぁ思うわ」
絹恵「そら頑張って勉強するわ、それが条件みたいやし」
洋榎「うちも一回ダブれば絹と同じ学年なんになぁ」
絹恵「それはダメ! お姉ちゃんの人生壊すわけにはいかへん」
洋榎「そか」
絹恵「うん」 105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:47:57.53
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「部活いこか」
絹恵「ちょうどええか」
洋榎「いってらっしゃいのキス んー」
絹恵「……ぷはっ」
洋榎「じゃあ交代。 絹、行ってきます。 ちゅっ……」
絹恵「んぁっ……はぁっ」
絹恵「……これ意味あるん?」
洋榎「さあ。 でもキスしたいんやから仕方あらへん」
絹恵「そやな」 106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:49:11.08
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「たのもー」 108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:54:56.15
ID:AKhVlH6Z0 末原「あ、やっときましたか」
絹恵「すんまへん、遅れてしもうて」
洋榎「よし、ちゃっちゃと打つで!」
末原「南」パシッ
漫「東です」パシッ
洋榎「うちが西か!」
絹恵「北……よいしょ」
漫(二人が対面同士だと、麻雀できなくなっちゃうんよな……)
漫(東と南しか用意してないのも慣れて来ましてしもうたなぁ)
洋榎「絹、手配伏せ」
絹「ん」パタッ
絹「……くっ……ふぁっ」
洋榎「……んんー! あっ、番やな」パシッ
末原(この二人、部活内はええけど、全国大会で大丈夫やろか……) 109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 02:59:46.73
ID:AKhVlH6Z0 …………
………
……
絹恵「ちゅぷっ……んっ」
洋榎「はっ……よっしゃ、いってくるわ!」
洋榎「見えてんで」
久「え。 あ」
久(うわ~~っ!!)
洋榎(何してくれてんねん……こちとらはよ絹と会いたい、キスしたいんに……)
洋榎(一応15分まで耐えられるように伸ばせたとはいえ、どうなるかわからん) 110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 03:03:16.79
ID:AKhVlH6Z0 洋榎(嵌張……ええわもう!)
洋榎「出端くじきリーチ!」
洋榎(絹絹絹……)
洋榎「くるでー一発くるでー!!」カチャッ
洋榎(……)
洋榎「なんで……」
久(?)
洋榎「なんで、絹、おらんの……うぁあっ……」
久「ちょっ!」
胡桃(なにこの人……)
春(いきなり泣きだした……)
洋榎「ううぁっ……ぐすっ……絹、絹絹絹ー!」 111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 03:04:57.83 ID:ujK6ttWM0
禁断症状や…… 113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 03:10:34.94
ID:AKhVlH6Z0 末原「あちゃー……」
絹恵「お姉ちゃん……ぅぇえっ……」
末原(こっちも相当やばいな)
末原「……ちと説明しに行ってきます」ガチャッ
「……え、えーっと……」
「運営側は、特別に愛宕絹恵選手の入場を認めるそうです。はい……」
絹恵「!」
絹恵「お姉ちゃん、待っとき!!」ダダダッ
末原(心臓に悪い姉妹やなほんまに……)
洋榎「! 絹が来るんか! 絹絹!!」ポロポロ
胡桃(きもちわるい……!!)
久「え、えーっと……」
春「……いる?」スッ
洋榎「……うん。 ……絹……絹っ!!」 114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 03:15:42.26
ID:AKhVlH6Z0 絹恵「お姉ちゃん!」バンッ
洋榎「!! 絹! んっ」グイッ
絹恵「うあぁ……んぐっ……ぴゅっ」
洋榎「ぐちゅっ……ちゅぱっ……」
胡桃「何十分続くのこれ……一応全国放送なのに」
久「す、すごいわね」
絹恵「……ふぇっ、はぁ、はぁ……」
洋榎「……んあっ……死ぬところやった……」
絹恵「あはは、お姉ちゃん、あの時みたいに顔真っ赤やないか」
洋榎「絹も負けてへんけどな」
絹恵「お姉ちゃん、口の中甘い……もう一回!」グイッ
洋榎「! ……んー」
胡桃(あまりの事態に注意ができない) 115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 03:22:43.79
ID:AKhVlH6Z0 洋榎「ははっ……うちはダメやなぁ。 いつも調子こいても、結局我慢できんかった」
絹恵「しゃあないわ、もう。 大体私だって同じようなもんやし」
洋榎「でもこれ、全国放送やで……」
絹恵「もうええよ、そないなこと気にせえんで。 ほら、行かな。 皆待っとる」
洋榎「絹、ここいてくれる?」
絹恵「当然や」
洋榎「いってらっしゃいのキス」
絹恵「うん。 ちゅっ」
洋榎「んっ」
洋榎「一緒にしてもろたら困る。 格が違うわ」
久(確かに格が違うわね。 一緒にもしてほしくない……)
胡桃「そ、そーゆーのいいから点数申告!」
洋榎「ちょ、待ち。 絹ー」
絹恵「お姉ちゃん、ちゅー」
胡桃(もう帰りたい) 118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 03:33:44.48
ID:AKhVlH6Z0 …………
………
……
絹恵「あの時のお姉ちゃん、すごかったなぁ ちゅっ」
洋榎「……んっ。 さすがやろー! あそこでアホみたいな点数稼いだから、今の二位通過があるんや!」
末原「とはいえギリギリの通過……申し訳ない」
洋榎「気にせえへん、気にせえへん! 細かいこと気にしとったらあかん! んむっ」
末原(二人は細かいこと気にしなさすぎだと思いますわ)
絹恵「しばらくはまだ一緒に麻雀できそうやな」
洋榎「何言うとるん。 部活じゃできんとはいえ、いつでも集まって打てる。 むしろうちが卒業後の絹が心配や」
絹恵「そやなぁ。 どうやってお姉ちゃんを潜り込ませよか、今の内から考えんといかんな」
洋榎「それにな、絹。 うちらは麻雀あるなしに、ずっと一緒や」
絹恵「うん、お姉ちゃんの言う通りや! えへへ」
洋榎「へへっ」
洋榎「絹ー、キス」
絹恵「んー……んむっ……」 119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 03:34:21.21
ID:AKhVlH6Z0 . / /: :.,ィ: : : : : : : : : : : : : : : \i
/ / / i: : : : : : : : : :i: : : : : : : :.\
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おわれ
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 03:34:52.86 ID:bqpfnlNV0
乙
姉妹仲がいいのはいいことだ 121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 03:37:32.07 ID:yoTdI8WE0
くそかわいいな乙 122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 03:37:45.69 ID:E6DWpL4A0
今世紀最大の姉妹愛を見た
乙やで
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