1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 17:24:11.68
ID:+jcF1CckO 綾乃「あら?誰もいない…」
ガタンッ
綾乃「ひっ!?」ビクッ
綾乃「な、なに?押し入れから音が…」
綾乃「ネズミ?にしては大きな音だったし…」
綾乃「……」
綾乃「えーい!」ガラッ
綾乃「!?」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 17:28:27.14
ID:+jcF1CckO 結衣「zzz」
綾乃「ふ、船見さん!?どうしてこんな所で寝てるの!?」
<ハヤクイコウヨアカリチャン!
<チナツチャーンマッテヨォー
綾乃「この声は、吉川さんと赤座さん!?」
ガラッ
ちなつ「こんにちはー!」
あかり「京子ちゃん、結衣ちゃん、おまたせー!」
ちなつ「…あれ?」
あかり「あかりたちが1番のりだったね」 6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 17:33:44.82
ID:+jcF1CckO 綾乃(とっさに隠れてしまったわ…)
綾乃(こんなところにいたら逆に怪しいじゃない!私のバカ!)
結衣「……」モゾモゾ
綾乃(!? ちょ、船見さん、こんなに狭いのに動かないで!)
結衣「んー…」
綾乃(ダ、ダメ!声出したら外の二人にバレちゃう!)バッ
結衣「ん、むぐっ!?」 8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 17:38:28.78
ID:+jcF1CckO 結衣(え!?な、何だ!?口を塞がれてる!?)
結衣(また京子のいたずら…)
<オッスー!
<ア、キョウコチャーン
<アレ?ユイセンパイハイッショジャナインデスカ?
結衣(じゃない!?じゃあこの手は誰なんだ!?)
結衣(まさか、変質者!?)
結衣「んー!」バタバタ
綾乃(ちょ、ちょっと船見さん!?)ガシッ
結衣(押さえ込まれた!マズイ!)バタバタ 9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 17:42:20.10
ID:+jcF1CckO 綾乃「船見さん、静かに、大人しくして!」ボソボソ
結衣(あ、綾乃!?)
結衣(ていうか、ちょっと息苦しい…)ポンポン
綾乃(ん?腕を叩かれ…?あっ)パッ
結衣「ぷはっ…はぁ…」
綾乃「ご、ごめんなさい、苦しかった?」
結衣「うん、ちょっと…」
※小声で会話してます 11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 17:46:32.27
ID:+jcF1CckO 結衣「なんでここに綾乃が?」
綾乃「それはこっちの台詞よ!どうして押し入れなんかで寝てたの?」
結衣「はっ」
結衣「み、見られた…///」
綾乃「今更!?」
結衣「綾乃、このことはみんなに内緒にしてもらえない?」
綾乃「いいけど…船見さんって押し入れで寝る趣味でもあるの?」
結衣「違うよ!」 13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 17:51:44.22
ID:+jcF1CckO 結衣「今日は部室に1番早く来たから座布団とか用意しようと思ったんだ」
結衣「それで押し入れを開けたら、案外中が暖かくて…ほら、寒かったから、その…」
綾乃「入って寝ちゃったのね」
結衣「うん…」
綾乃「ぷっ」
綾乃「ふふふ、船見さんかわいい!」
結衣「そ、そんなに笑うことないだろ!」
綾乃「だ、だって、寒かったからって押し入れで…ふふふふ」 15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 17:57:15.53
ID:+jcF1CckO 結衣「そ、そういう綾乃はなんでここにいるんだよ」
綾乃「わ、私は…用事があってごらく部に来たけど誰もいなくて」
綾乃「でも押し入れから音がしたから開けてみたら船見さんが寝てたから…」
結衣「それで、何で綾乃まで押し入れに?」
綾乃「赤座さんと吉川さんの声が聞こえて、ついとっさに隠れちゃって…」
結衣「……」
綾乃「……」
結衣「何やってるんだろうな、私達…」
綾乃「なんだか馬鹿みたいね…」 17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:02:55.44
ID:+jcF1CckO ちなつ「結衣先輩、遅いですね」
京子「うーん、先に教室出たはずなんだけどなー」
京子「メールしてみるか」
ブー ブー
結衣「!?」ビクッ
綾乃「どうしたの?」
結衣「いや、ケータイが鳴って…」
綾乃「マナーモードで良かったわね…」 19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:06:14.34
ID:+jcF1CckO あかり「ん?なんか押し入れの方から音がしなかった?」
京子「そういえば、さっきから話し声みたいなのが聞こえるような…」
ちなつ「お、おどかさないでください!」
京子「よし!確かめてみよう!」
ちなつ「や、やめませんか?きっとネズミかなにかですよ」
京子「いやーもしかしたら結衣が隠れてるかもしれないだろ?」
あかり「結衣ちゃんがそんな変なことするかなぁ?」
ちなつ(も、もしかして結衣先輩もひょんなことから押し入れから出にくくなってたりして…)
ちなつ(チーナが先輩を守ります!) 20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:11:27.16
ID:+jcF1CckO ちなつ「そ、そんなことより、お茶にしませんか?」
京子「お茶ならもう飲んでるけど?」
ちなつ「おかわりいかがですか?」
京子「んー、いいや。それより今は押し入れが…」
ちなつ「あああああかりちゃん!あかりちゃんはもっとお茶飲んでゆっくりしたいよね!?」
あかり「ちなつちゃんのお茶は美味しいけど、あかり今お腹いっぱいだよぉ」
京子「もしかしてちなつちゃん、押し入れの中を確かめるのが怖いのか?」
ちなつ「そ、そそそそうなんです!すごく怖いです!だからやめましょう!」
京子「大丈夫、何が出てきても私が守ってあげるよ」キリッ
京子「さぁ、そこに隠れてるやつ、出てこーい!」 21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:15:57.92
ID:+jcF1CckO 結衣「マ、マズイ!京子たちがこっちに来る!」
綾乃「えぇ!?ど、どうしましょう…」
結衣「とりあえず、もっと奥に!」グイッ
綾乃「キャッ」
京子「さあ、開けるぞ!二人とも、準備は良いか?」
あかり「オッケーだよぉ」ワクワク
ちなつ(うぅ…ごめんなさい結衣先輩、お力になれなくて…)
ガラッ 23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:19:56.65
ID:+jcF1CckO 結衣「……」ドキドキ
綾乃「……」ドキドキ
京子「何もいないな」
あかり「なんだぁ」
ちなつ(あれ?私の思い過ごし?)
結衣(た、頼む、奥まで覗くな!)
綾乃(そのまま、そのまま閉めて!)
京子「つまんないのー」
京子「ま、意味もなく押し入れに隠れるやつなんて変質者くらいかー」
パタン 25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:25:10.68
ID:+jcF1CckO 京子「特に何も無くて残念だったなー」
あかり「でも、ドキドキしてちょっと楽しかったよぉ!ね、ちなつちゃん!」
ちなつ(押し入れに隠れるのは…変質者…)
あかり「ちなつちゃん?」
ちなつ「へ?そ、そうだね、ドキドキしたね、ははは…」
あかり「?」
京子「押し入れにも隠れてなかったし、結衣はどこで何してるんだ?」 26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:30:20.06
ID:+jcF1CckO 結衣「……」ドキドキ
綾乃「……」ドキドキ
結衣「た…」
綾乃「助かったぁ…」
結衣「危なかったね…」
綾乃「そうね…」
結衣「ところで」
綾乃「?」
結衣「私達、いつまで抱き合ってるんだろう…」
綾乃「はっ!?」バッ 28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:36:04.44
ID:+jcF1CckO 綾乃「ご、ごめんなさい、焦ってたからつい…」
結衣「いや、私が綾乃の腕引っ張ったからだし…」
結衣「……」
綾乃「……」
結衣「そ、そうだ、京子にメール返さなきゃ!」
綾乃「そ、そうね!また押し入れが怪しまれたら大変だわ!」
結衣「えっと…とりあえず私は用事で帰ったって送っておけばいいかな」
綾乃「私も、生徒会に連絡しとこうかしら」 30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:41:03.25
ID:+jcF1CckO 結衣「……」
綾乃「……」
結衣(な、なんか顔が熱い…)
綾乃(今顔赤いかも…押し入れが暗くて良かったわ…)
結衣「もうすぐ京子たちも帰るだろうし、大人しくしてようか」
綾乃「そ、そうね」
結衣「……」
綾乃「……」 31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:46:54.61
ID:+jcF1CckO 結衣(暗いせいか、視覚以外の感覚が敏感になるのかな)
結衣(綾乃の息とか、体温とかが妙に気になる…)
綾乃(ずっと暗闇で無言なのって、なんだか変な気分だわ)
綾乃(船見さん、今どうしてるのかしら…)
綾乃(落ち着かないわ…)ゴソゴソ
綾乃(? なにかしら、これ?スベスベしててあったかい)
結衣「あ、あの、綾乃?どうかした?」
綾乃「え?」
結衣「それ、私の手なんだけど…」
綾乃「ご、ごめんなさい!ちょっと落ち着かなくて手持ち無沙汰だったから…」
結衣「い、いや、別に良いけど…」 34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:52:05.69
ID:+jcF1CckO 結衣「……」
綾乃「……」
結綾(気まずい…)
京子「そろそろ下校時刻だし、帰るかー」
ちなつ「湯呑み片付けて来ますね」
あかり「座布団は片付ける?」
京子「どうせ明日も使うし、出しっぱなしでいいんじゃないか?」
ちなつ「そうですね、今日も出しっぱなしでしたし」 38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 18:59:35.68
ID:+jcF1CckO 京子「じゃ、帰りますかー!」
結衣「あ、京子たちが帰った」
綾乃「一応、もう少し様子見てから出ましょうか」
結衣「そうだね」
京子「いやー今日も疲れたなー」
ちなつ「特に何もしてませんけどね」
あかり「あ!」
京子「どうした?」 40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 19:07:27.10
ID:+jcF1CckO あかり「部室にノート忘れて来ちゃった」
京子「明日でいいんじゃないか?」
あかり「ううん、宿題が出てるから、取りに行って来るよぉ」
ちなつ「ここで待ってようか?」
あかり「大丈夫!先に行ってて!」
京子「そっか。気をつけろよー」
あかり「うん!じゃあね、京子ちゃん、ちなつちゃん!」
ちなつ「また明日!」
京子「二人っきりだね、ちな…」
ちなつ「京子先輩、帰りますよ」
京子「はい」 42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 19:13:21.27
ID:+jcF1CckO 結衣「そろそろ平気かな」
ガラッ
綾乃「もう夕方なのに眩しいわ」
結衣「押し入れの中が真っ暗だったからね」
綾乃「なんだか肩が凝っちゃったわ」
結衣「そうだね、じっとしてただけなのにクタクタだよ」
綾乃「安心したらお腹が空いてきたわ」
結衣「寄り道して甘いものでも食べてく?」
綾乃「いいわね!あ、それなら最近出来たお店のプリンパフェが気になってて…」
結衣「じゃあそこに行こうか」 44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 19:19:23.81
ID:+jcF1CckO <ソレニシテモオシイレッテ・・・
<モーヤメテヨフナミサーン
<ハハハ
<フフフ
あかり(な…)
あかり(なんで結衣ちゃんと杉浦先輩が押し入れから!?)
この日以来結衣ちゃんと杉浦先輩がなんだか仲良くなったらしいよぉ
終わり 45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 19:22:36.48 ID:9mUoA0pI0
おつい!
結綾結綾 46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 19:23:01.30 ID:VO0mJNPM0
わぁいお疲れ様 47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 19:23:29.65 ID:FKfxoGIJP
おつ! 49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 19:31:22.67 ID:IDTqVuDz0
おつ
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押入れの中って何かやらしいよぉ
ほどよい百合が原作読んでるみたいだった
確かに原作っぽい雰囲気が出てて良かったな
行き過ぎない感じが確かに原作っぽいね
最近結綾増えてきて嬉しいよ・・・
原作でもっと結綾やってくれないかな・・・
結綾の距離感好きだわー
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