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サーニャ「エイラが思っているよりも、私は...」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 16:57:29.83 ID:KaMpNG4p0


エイラーニャSSです
アニメしか見てないのでおかしな所があったらすみません



エイラーニャ部屋


エイラ「なぁサーニャ。明日の休暇街にでかけないカ?」

サーニャ「...ごめんエイラ。明日はハルトマンさんと約束があって...」

エイラ「そ、そうか...ならいいンダ。...って良くないぞ!なんで中尉と...」ショボーン

サーニャ「今度埋め合わせするから...ごめんね」

バタン!

エイラ「...」

エイラ(サーニャ...まさか忘れてるのカ...?)





2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 16:58:51.45 ID:KaMpNG4p0


食堂


芳佳「あ、エイラさん。おはようございます!」

リーネ「おはようございます」

エイラ「...おはよう」

芳佳「...なんか元気ないですね。どうしたんですか?」

エイラ「いや...なんでもないんダナ」

リーネ「でも...」



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:00:16.94 ID:KaMpNG4p0


シャーリー「お、今日の飯当番は宮藤か!」

ルッキーニ「ごっはん、ごっはんっ」

芳佳「おはようございます!シャーリーさん、ルッキーニちゃん」

シャーリー「おう、おはよう!...って、なんだよエイラ。そんな暗い顔して」

ルッキーニ「にしし、またサーニャと喧嘩?」

エイラ「...そんなんじゃねーヨ」

エイラ(明日は私の誕生日なのに...中尉とどこ行くつもりなんダ)

シャーリー「ルッキーニ!」

ルッキーニ「シャーリー!」

シャーリー「エイラなんて知らないっ」

ルッキーニ「そんなぁ...サーニャ待ってくれ!」

エイラ「」



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:01:22.86 ID:KaMpNG4p0


シャーリー「だーっはっはっはっ!」ハラカカエ

ルッキーニ「にゃははははっ!」ワライコロゲ

エイラ「」プルプル

芳佳「エイラさん、サーニャちゃんと喧嘩したんですか!?」

エイラ「だからしてないって言ってるダロ!!」

リーネ「早く仲直りしたほうが...」

エイラ「だーかーら!!」

シャーリー「まぁ元気だせって!そのうちいいことあるさ」

ルッキーニ「うんうんっ」

エイラ「うぅ~...っ、もういい!うわあぁぁぁん!!」ダッ


ワタシヲソンナメデミンナ‐



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:02:29.98 ID:KaMpNG4p0


ルッキーニ「行っちゃったね」

シャーリー「ちょっとからかい過ぎたかな」

ペリーヌ「全く!朝から何の騒ぎですの!?」

芳佳「あ、ペリーヌさん。おはようございます!」

ペリーヌ「宮藤さん!?あなたって人はどうして毎回毎回...っ!!」

芳佳「こ、今回は私じゃないです!」

リーネ「そうですよ、ペリーヌさん。ついさっきエイラさんと...」

ペリーヌ「エイラさん?...あぁそういえば明日はエイラさんの誕生日ですわね」

シャーリー「あ、そういえばそうだったなぁ~」



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:03:46.49 ID:KaMpNG4p0


芳佳「そうなんですか?」

ルッキーニ「ペリーヌよく覚えてたねっ」

ペリーヌ「た、たまたまですわ!」

ペリーヌ「それに、先ほどここに来る途中で、サーニャさんとハルトマン中尉が話しているのを偶然耳にしまして(はっ!つい口が滑ってしまいましたわ!)」

シャーリー「どんな内容だったんだ?」

ペリーヌ「...それは言えませんわ」

ルッキーニ「えぇーなんでー?」

芳佳「教えてくれてもいいじゃないですかぁ」

ペリーヌ「いずれわかります」



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:04:35.28 ID:KaMpNG4p0


ルッキーニ「ぶーっ、ペリーヌのケチ」

ペリーヌ「なんとでもおっしゃいなさい」

ルッキーニ「...ぺったんこ」

シャーリー「...ぷっ」

ペリーヌ「ぺっ...!?聞き捨てなりませんわ!そもそもあなたのほうがっ」

ルッキーニ「私はまだこれから成長するんだもーんっ」

ペリーヌ「きぃーっ!!」

シャーリー「あはははは!」



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:06:58.16 ID:KaMpNG4p0


バルクホルン「一体なんの騒ぎだ!!」

坂本「全く...相変わらずお前たちは騒がしいな」

ペリーヌ「さ、坂本少佐!!」

シャーリー「あ、おはよう少佐。ついでに堅物軍人も」

バルクホルン「ついでとはなんだ!それにその呼び方もやめろ」

芳佳「おはようございます!坂本さん、バルクホルンさん!」

坂本「あぁおはよう、宮藤」

バルクホルン「宮藤か、おはよう。...少しは宮藤を見習え、リベリアン」



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:08:07.26 ID:KaMpNG4p0


シャーリー「はいはい、シスコン石頭のお姉ちゃん」

バルクホルン「喧嘩がしたいなら最初から言え、表に出ろリベリアン!」

シャーリー「上等だ!」

坂本「やめんか!」

シャーリー・バルクホルン「」シュン

ミーナ「あら、みんな早いわね。...何人かいないみたいだけど、朝食にしましょうか」



13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:09:19.44 ID:KaMpNG4p0


――廊下

エイラ「」トボトボ

エイラ(はぁ...今日は朝から最悪だゾ。サーニャは構ってくれないし、シャーリー達にはからかわれるし...)

エイラ(ん?なんかこの先で話し声が聞こえるんダナ)ノゾキミ‐

サーニャ「」

エーリカ「」

エイラ(あ、あれはサーニャと中尉じゃないか!ふ、二人で何を話しているんだ!?)

サーニャ「―――」

エーリカ「―――」

エイラ(くっ...ここからじゃ良く聞こえないナ...もう少し近づいて)コソコソ



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:10:51.46 ID:KaMpNG4p0


サーニャ「すみません、ハルトマンさん。私のために...」

エーリカ「いいのいいの!他でもないさーにゃんの為だからね」

サーニャ「ありがとうございます」

エーリカ「で、どこ行くかは決めてあるの?」

サーニャ「一応は...」

エイラ(そういえばサーニャ、明日中尉と出かけるって言ってたナ...)

エイラ(...ってちょっと待て!さっきの言い方だと、サーニャから誘ったみたいに聞こえるゾ...)

エイラ(いやいや、気のせいダロ!きっとマイナス思考になってるから、更に良くない方向に考えてしまうんだ...)



16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:11:36.51 ID:KaMpNG4p0


エーリカ(...ん?)

エイラ「」ソワソワ ジィ‐

エーリカ(ふ~ん...)ニヤッ

サーニャ「...? どうかしました?」

エーリカ「...ううん。何もないよ」

エーリカ「それより明日は『二人で』出かけるわけじゃん?」

エイラ「」ビクッ

サーニャ「そうですね」

エーリカ「なんだかデートみたいだね!」ニコッ

サーニャ「えっ...///」

エイラ「」ガタッ

サーニャ「誰!?」

シーン...

サーニャ「気のせい...?」



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:12:31.98 ID:KaMpNG4p0


食堂


ミーナ「お誕生日会、ねぇ...」

芳佳「はい!明日はエイラさんの誕生日らしいので、何かお祝いしたいなーって」

バルクホルン「宮藤。気持ちはわかるがここは軍隊だ。そんな浮ついたこと、必要ない」

シャーリー「別にいいんじゃないか?私は賛成だ」

ルッキーニ「わたしもー!」

バルクホルン「リベリオン...っまたお前は!」

坂本「ふむ...幸い、次のネウロイ出現予定まで二日あるから、できないこともない」

バルクホルン「少佐まで何を言っているんだ!」

ペリーヌ「わたくしは少佐が決めたことなら、なんでも...」



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:13:24.78 ID:KaMpNG4p0


リーネ「どうせなら、サプライズバースデーなんてどうでしょうか」

芳佳「いいね、それ!」

ミーナ「...わかりました。でも、やるからには素敵な誕生日会にしましょう」

バルクホルン「ミーナがそういうなら...仕方ない」ソワソワ

シャーリー「実はもともと乗り気だったんじゃ...」

バルクホルン「エイラはいも...仲間だからな。祝ってやりたい気持ちはある」

バルクホルン「だが、ここは軍隊だからな。あんまり羽目を外し過ぎるなという警告をしたかっただけであって...」

シャーリー「わかった、わかったから!」

ルッキーニ「うじゅ...バルクホルン、めんどくさい...」

ミーナ「では、幹事は宮藤さんに任せます。みんな、彼女の指示に従ってね」

一同「了解!!」



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:14:09.83 ID:KaMpNG4p0


エイラーニャ部屋

エイラ「ん...」

エイラ(いつの間にか寝てしまったのカ...今何時なんだ?)

AM.2:37

エイラ(ふぇっ!?もうこんな時間かよ!夜間哨戒明けとはいえ寝すぎダロ私...)

エイラ(ていうか誰も起こしてくれないんダナ...サーニャも)

エイラ(そういえばサーニャは...夜間哨戒か。なんだか寂しいナ...)

エイラ「...んっ」サワサワ

エイラ(久々だから...すごい敏感)

エイラ「あっ、そこっ...はぁ、あぁん///」クチュクチュ

エイラ「サーニャぁ...サーニャぁ...」

エイラ「はぁ、はぁ...うっ、イくっ///」プシャ-

エイラ「...なにやってんダロ、私」ポロポロ

アレ、ヘンダナ…ナミダガトマンナイ…



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:14:56.01 ID:KaMpNG4p0


――翌朝


ハルトマン「んじゃ、行ってくるねー」

サーニャ「行ってきます」

ミーナ「気を付けてね」

芳佳「いってらっしゃ~い!」


ブロロロロ...

ミーナ「...さて、私たちも準備しましょうか」

芳佳「そうですね」



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:15:41.91 ID:KaMpNG4p0





エーリカ「さーにゃんって意外と積極的なんだね」

サーニャ「急にどうしたんですか?」

エーリカ「いや、さーにゃんってもっとおとなしい子だと思ってたから」

サーニャ「...」

エーリカ「エイラに秘密で誕生日プレゼントをあげたい、か。しかもわざと私の存在を強調して、エイラを精神的に沈めてから上げるなんて」

サーニャ「...何か障害があったほうが、より感動的かなと思ったんです」

エーリカ「まぁでもペリーヌに話を聞かれたのは想定外だったけどね」

サーニャ「ペリーヌさんなら大丈夫です。現に私たちの計画を黙ってくれてますから」

エーリカ「後は廊下でエイラに見られた時もびっくりしたね」

サーニャ「はい。でも結果的にハルトマンさんの機転で、エイラをより精神的に沈めることができました」

エーリカ(怖いよさーにゃん...)ガクブル

エーリカ「こ、この店なんかよくない?」

サーニャ「あ...可愛い」



22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:16:33.92 ID:KaMpNG4p0


――基地


芳佳「とりあえず、役割分担表を作ってみました!」

坂本「ほう、本格的だな」

役割分担表
料理・・・宮藤、リーネ、ペリーヌ
装飾・・・ルッキーニ、坂本、ミーナ
エイラ監視・・・シャーリー、バルクホルン


バルクホルン「宮藤、なぜ私がリベリアンとペアなんだ」

シャーリー「なんだよ、私とじゃ嫌なのかよ」

バルクホルン「そうはいっていないだろう」

シャーリー「へっ、どうだか」



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:17:46.73 ID:KaMpNG4p0


ルッキーニ「うえぇー...少佐と中佐が一緒なの~?」

坂本「なんだルッキーニ。私とじゃ嫌か?」

ミーナ「あらあら、今の『うえぇー...』の意味を聞かせてもらおうかしら。フランチェスカ・ルッキーニ少尉?」

ルッキーニ「ひぃっ」

ペリーヌ「宮藤さん!?どうしてわたくしが坂本少佐とペアじゃないのです!?」

リーネ「芳佳ちゃん、この人選大丈夫かな...?」

芳佳「大丈夫だよ!私はみんなを信じてるから」

ペリーヌ「ちょっと!聞いてますの!?」

リーネ「心配だなぁ...」


芳佳「作戦は今晩1900時。料理班は今から下拵えをします。装飾班はしばらく待機。監視班は装飾班が動き出すと同時に行動開始してください。いうまでもありませんが、誕生日は知らない体でエイラさんに接してください」

一同「了解!!」



24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:18:45.11 ID:KaMpNG4p0


エイラ(サーニャは中尉と付き合ってる...いや、そんなはずは...)ブツブツ

『了解!!』

エイラ(ん?みんなもう集まってるのか)

エイラ「おはよう」

芳佳「!! え、エイラさん、おはようございます!」

シャーリー「さーて、ストライカーでもいじりに行くかな」

ルッキーニ「あ、私もー」

坂本「私は訓練でもしてくるか」

バルクホルン「じ、じゃあ私はハルトマンを起こしてくる。全く、あいつはカールスラント軍人としての自覚が足らん」

エイラ「中尉ならいないぞ」

バルクホルン「へ?」

エイラ「中尉はサーニャとデートしにいったんダナ...」ズーン



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:19:32.76 ID:KaMpNG4p0


バルクホルン(な、なんだこの負のオーラは!!)

ミーナ「そういえば今朝、二人で街にでかけたわね」

エイラ「ていうか、大尉は中尉と同室なのに何でいないこと知らないんだよ」

バルクホルン「い、いや...それは」

シャーリー「ハルトマンとサーニャがねぇ」

ルッキーニ「サーニャはエイラと付き合うと思ったのにねー」

エイラ「うっ...」ズキッ

バルクホルン(よくわからんが、助かった...)

ペリーヌ「あ...」ピキーン

リーネ「どうかしたんですか、ペリーヌさん?」

ペリーヌ「い、いえ...なんでもないですわ」

ペリーヌ(なるほど...だからエイラさんは...)

芳佳「あ、もしかしてサーニャちゃんとハルトマンさんはエイr」

ペリーヌ「ちょっと宮藤さん!!今からお花の水やりに行くので手伝ってくださいません!?」

芳佳「え?あ、ちょ、ちょっと引っ張らないでくださーいっ」



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:20:31.36 ID:KaMpNG4p0


――ペリーヌ部屋


芳佳「もう、急にどうしたんですか!?」

ペリーヌ「サーニャさんとハルトマン中尉はエイラさんの誕生日プレゼントを買いに行った、そう言いかけましたわね?」

芳佳「え?あ、はい。それが...」

ペリーヌ「まず、あのエイラさんがサーニャさんをハルトマン中尉と二人きりで行動させるのを簡単に認めるものかしら」

芳佳「考えにくいですね...」

ペリーヌ「そうでしょう。しかしながらサーニャさんはああ見えて意思の強い方。きっと何か考えがあってハルトマン中尉と行動を共にしているんですの」

芳佳「だから誕生日プレゼントを買いに...あっ」



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:21:12.11 ID:KaMpNG4p0


ペリーヌ「おわかり?素直に誕生日プレゼントを買いにいくとエイラさんに言っていれば、あんな落ち込みようはないはず。しかしあの様子では言ってないようですわ」

芳佳「サプライズプレゼント...」

ペリーヌ「そう。そうとも知らないエイラさんは、自分の誕生日を忘れたサーニャさんはハルトマン中尉と出かけた、そう思っているはずですわ」

芳佳「なるほど...だからあんなに負のオーラを纏っていたんですね」

ペリーヌ「エイラさんには可哀想ですが、このことは黙ってるべきですわ。加えてこのことを悟った人にもエイラさんには言わないように見張らないと」

芳佳「わかりました!」

ペリーヌ(しかしあのエイラさんの落ち込みよう...サーニャさんも人が悪いですわ)






サーニャ「くしゅんっ」

エーリカ「ん?風邪でもひいた?」

サーニャ「いえ...大丈夫です」

エーリカ「なら誰かがさーにゃんの噂をしているのかもね」



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:22:23.23 ID:KaMpNG4p0


――夕方


芳佳「では、装飾班、監視班はそれぞれ行動してください」

バルクホルン「エイラが食堂に入らないように足止めをすればいいんだな」

シャーリー「おっさきー!」

バルクホルン「なっ...待たんか!」

坂本「たまにはこういうのもいいな」

ミーナ「そうね、童心に返るというか...悪くないわね」

ルッキーニ「二人とも年寄くさい...」

ミーナ「ルッキーニ少尉、ちょっと来なさい?」ウフフ…ガシッ

ルッキーニ「いーやーだー!」ジタバタ

坂本「また逆鱗に触れるようなことを言って...Mかあいつは」



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:23:09.88 ID:KaMpNG4p0


リーネ「芳佳ちゃん、ケーキ焼けたよ!」

芳佳「あ、本当だ!さすがリーネちゃん!」

リーネ「そ、そんなことないよ///」

ペリーヌ「こっちもスープできましてよ」

芳佳「わぁー!おいしそう!」



廊下


シャーリー「お、エイラを発見したぞ」コソコソ

バルクホルン「食堂方面に向かってるな。よし、行くぞ」ヒソヒソ

シャーリー「よぉ、エイラ」

エイラ「...なんだ、シャーリーと大尉か」



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:23:43.38 ID:KaMpNG4p0


バルクホルン「なんだとはなんだ。上官だぞ」

バルクホルン(目が死んでいる...)

シャーリー「いや、特に用はないんだけどさ」

シャーリー(エイラ...そんなにサーニャを取られたのがショックだったのか。生ける屍のようだよ)

エイラ「用がないなら放っておいてクレ...」

シャーリー「あ、いや...」

バルクホルン「久々に占ってくれないか?最近あまりいいことがないんだ」

シャーリー(バルクホルン、ナイス!)

エイラ「えぇー...そんな気分じゃないんだけどなぁ...」

バルクホルン「頼む」アタマサゲ

エイラ「...わかったよ」



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:25:50.67 ID:KaMpNG4p0


エイラーニャ部屋


エイラ「くっ...」

エイラ(サーニャの服とか見ると...胸が締め付けられる気分ダ...)

シャーリー「おいおい、大丈夫か?」

エイラ「だ、大丈夫ダ...確かこの辺に...あ」

つエイラとサーニャのツーショット写真

エイラ(サーニャ...)

エイラ「うっ、ふぇぇ...えぐっ、サーニャぁ...」

バルクホルン「エイラ...?」



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:26:51.48 ID:KaMpNG4p0


エイラ「私、ダメだ...サーニャがいないと、辛いんダ...っ」

シャーリー「落ち着けエイラ!まだサーニャとハルトマンが付き合ってるとは限らないだろ」

エイラ「で、でも...うわあぁぁぁん!」ドタバタ

シャーリー「うわ、ちょっ、暴れるなエイラ!」

バルクホルン「...」



バルクホルン「静まれぇい!!」

シャーリー「」ビクッ

エイラ「」ビクッ



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:27:36.73 ID:KaMpNG4p0


バルクホルン「さっきからなんだ、めそめそめそめそと!軍人、しかもエースならもっとしっかりせんか!!」

エイラ「だ、だって...」

バルクホルン「だってもクソもあるか!第一なんだ!お気に入りのサーニャが別の女と出かけたくらいでいじけよって。情けない!!」

エイラ「な、なんだと!?」

シャーリー「おい、バルクホルン。言い過ぎだ」

バルクホルン「事実を言ったまでだろう。仮にサーニャとハルトマンが付き合ってたとしても、それまでに気持ちをぶつけなかったエイラ、お前が悪い。時すでに遅し、というやつだ」

エイラ「うるさい...うるさい!」

バルクホルン「だいたい、二人が付き合ってるという確証がないうちから狼狽えるとは...しかも周りに余計な心配までかけさせるとはどういうことだ。全く、迷惑な話だ」

バルクホルン「今の状態を引きずるなら、隊に迷惑だから退役して故郷に帰るんだな。女を取られたから辞めます、これほど滑稽な話はなかろう。はっはっはっ!」

シャーリー「バルクホルン!!!!」

エイラ「お前に...お前に何が分かるんダーー!!」

バキッ

バルクホルン「くっ...」

エイラ「はぁ...はぁ...あっ私...」



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:28:11.43 ID:KaMpNG4p0


バルクホルン「...落ち着いたか?」

エイラ「私...大尉を殴って...」

バルクホルン「気にするな。それよりも、私も言い過ぎた。すまない」

エイラ「い、いいよ!大尉は謝んなくて...もともとは私がうじうじしてたのが悪いんだしナ...」

シャーリー(ふぅ...一時はどうなるかと思ったぜ)

バルクホルン「まぁ、上官である私を殴る勇気があるなら、サーニャに思いをぶつけることなど容易いことだろう」

エイラ「そ、それとこれとはまた別なんダナ」アセアセ

シャーリー「...バルクホルン」チョイチョイ

バルクホルン「...ちょっと待ってろ」

エイラ「うん」

タイイノオカゲデナンデモデキルキガスルンダナ-

シャーリー「そろそろ時間だ」

バルクホルン「もうそんな時間か。よし、念の為食堂の様子を見てきてくれ」

シャーリー「了解!」



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:29:01.84 ID:KaMpNG4p0


食堂


シャーリー「おーい、そっちの様子はどうだ~?」

芳佳「あ、シャーリーさん。こっちは大丈夫です!」

シャーリー「へぇ~、すっげぇ豪華だな!」

芳佳「えへへ~」

リーネ「ありがとうございます」

ペリーヌ「ま、まぁ、わたくしの手にかかればこれくらいのこと...どうってことありませんわ!」

シャーリー「飾り付けもいい感じじゃん!」

ルッキーニ「シャーリー、私すっごく頑張ったよ!」

シャーリー「お、えらいぞ~ルッキーニ!」ヨシヨシ

ルッキーニ「にひひ~」ニヘラ



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:30:15.01 ID:KaMpNG4p0


サーニャ「ただいま戻りました」

エーリカ「ただいま~」

坂本「お、ようやく全員そろったな」

ミーナ「そうね。では、シャーリーさん。悪いけどもう一度戻ってエイラさんとバルクホルン大尉を呼んで来てくれるかしら」

シャーリー「了解!」


タッタッタッ


ミーナ「ところで、サーニャさん。目的のものは買えたのかしら?」ウフフ

サーニャ「はい。ハルトマンさんのおかげでいいものが買えました」

エーリカ「あ、ケーキあるじゃん!やったぁーっ」

芳佳「ま、まだダメですよ!ハルトマンさん」

エーリカ「わかってるって」ニシシ

『なんだよ、大尉~そんなに急かすなヨ』

『いいからさっさと歩け』



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:31:18.30 ID:KaMpNG4p0


ミーナ「...どうやら来たみたいね」

坂本「みんな、準備はいいか?」

ルッキーニ「おっけ~っ」

リーネ「大丈夫です」

ペリーヌ「準備万端ですわ」

芳佳「こっちも大丈夫です!」


エイラ「全く...なんだってんダヨ」





一同「「「お誕生日おめでとー!!!」」」


エイラ「...へ?」



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:32:03.34 ID:KaMpNG4p0


バルクホルン「ま、そういうことだ」

シャーリー「お前、急かしすぎだろ。ま、おめでとうエイラ」

芳佳「おめでとうございます、エイラさん!見てください、この料理。私とリーネちゃん、ペリーヌさんで作ったんですよ!」

ルッキーニ「見て見てエイラ~!この飾り付け、私が作ったんだよ!!」

エイラ「...」


バルクホルン「...エイラ?」

エイラ「...」ポロポロ

エイラ「え...?なんだ、これぇ...嬉し、すぎて...涙が...」

サーニャ「エイラ、これ」


つプレゼント



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:32:49.24 ID:KaMpNG4p0


サーニャ「プレゼントよ、エイラ」

サーニャ「お誕生日おめでとう」ニコッ

エイラ「あ...え?サーニャ...私の誕生日忘れて...中尉とデートだったんじゃ」

エーリカ「さーにゃんは私とエイラの誕生日プレゼントを買いに行ってたんだよ。さーにゃんがエイラにサプライズプレゼントを贈りたいっていうから」

サーニャ「それに...私がエイラの誕生日を忘れるはずないでしょ?」

エイラ「え?...え?」

エイラ「じゃあ、全部私の...早とちり?」

エーリカ「ま、そういうことだね」

エーリカ(もっとも、そういうふうに仕向けたのはさーにゃんだけど)



42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:35:09.46 ID:KaMpNG4p0


エイラ「うわぁぁ...なんだかとても恥ずかしいんダナ...」

サーニャ「ふふ...それよりエイラ、開けてみて」

エイラ「う、うん」ガサゴソ


【白猫のぬいぐるみ】


エイラ「あ、可愛い...」

サーニャ「どう?気に入ってくれたかしら...?」

エイラ「あぁ!一生大事にするよ!!ありがとう、サーニャ...」グスッ

サーニャ「ふふ...それよりエイラ、みんなにも言うことあるんじゃない?」



43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:36:18.13 ID:KaMpNG4p0


エイラ「あ、あぁ...そうダナ。ちょっと待ってくれ」


スーハ‐スーハー



エイラ「みんな!私のためにありがとうなんダナ!!」

パチパチパチ
オオーエイラカオマッカダゾ
タンジョウビオメデトー
ワーワー


エイラ「えへへ...///」

坂本「よし!エイラの誕生日会を始めるぞ!!」

一同「「「了解!!」」」

ワタシコノオオキイヤツ-
ア、ソレハワタシノダ!リベリアン
モーケンカシナイデクダサイ
ハハハ,ナラワタシハサケヲ ソレハヤメテ



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:37:04.14 ID:KaMpNG4p0


サーニャ「エイラ、ちょっとこっち来て」

エイラ「...?」



廊下


エイラ「どうしたんだ?」

サーニャ「これ...」


つ小さなケース


エイラ「これは...」

サーニャ「私からの、本当のサプライズプレゼントよ」

エイラ「え、じゃあさっきのは...」



45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:37:42.39 ID:KaMpNG4p0


サーニャ「さっきのはプレゼントよ。これはサプライズプレゼントなの」

エイラ「??よくわかんないけど、ありがとう...サーニャ。開けていいカ?」

サーニャ「うん」

エイラ「」パカッ


【綺麗な指輪】


エイラ「わぁぁ...綺麗なんダナ」

サーニャ「ふふ...私もお揃いのを買ったのよ」

エイラ「あ...」



46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:38:22.23 ID:KaMpNG4p0


サーニャ「はめてあげるね」

エイラ「うん...」

サーニャ「確かこの指ね...」

エイラ「さ、サーニャ///その指は...///」

サーニャ「愛を誓う意味よ。私もこの指にはめたわ」

エイラ「///」

サーニャ「はい、はめたわ。...ふふ、エイラ顔真っ赤よ?」

エイラ「私なんかで...いいのカ?」

サーニャ「...」フニッ

エイラ「!?」

エイラ(さ、サーニャ!?わ、私今、サーニャの胸を触ってる!?...柔らかいんダナ///)



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:39:10.41 ID:KaMpNG4p0


サーニャ「...聞こえる、エイラ?私の鼓動が」


ドクンドクン


エイラ「...あ、あぁ。すごく、速いナ...」

サーニャ「私だって、とても緊張してるの...嘘で好きでもない人に指輪をはめる余裕なんて...ないわ///」

エイラ「ごめん...」ダキシメ

サーニャ「え、エイラ///」

エイラ「私にはサーニャしかいない...サーニャがいないとダメなんダ。だから...わ、わたしと...」ドキドキ

サーニャ「うん、私と...?」ドキドキ




エイラ「私と恋人になってください!!」

サーニャ「はい、よろこんで」ニコッ



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:40:00.11 ID:KaMpNG4p0


エイラ「よかった...」

サーニャ「やっと私たち、恋人同士ね」クスッ

エイラ「なんだか、夢みたいなんダナ///」

サーニャ「私も...///」

エイラ「サーニャ...」

サーニャ「エイラ...」


チュッ


ルッキーニ「あぁ~!エイラとサーニャがキスしてる~っ!!」

エイラ「///」

サーニャ「///」



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:40:54.37 ID:KaMpNG4p0


ルッキーニ「みんなにいっちゃお!!にひひぃ~」

ミンナ-サーニャトエイラガキスシテタヨ!
オォマジカヨ
アツイネ-
トゥルーデワタシタチモ ダ,ダレガスルカ!


エイラ「見られちゃったな...」

サーニャ「うん...///」

エイラ「...」

サーニャ「...」

エイラ「もう一回、いいカ?///」

サーニャ「うん///」

チュッ



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 17:41:48.60 ID:KaMpNG4p0


エイラ「サーニャの唇、甘いんダナ...」

サーニャ「エイラの唇は...少ししょっぱいわ」クスッ

エイラ「そ、それはさっき泣いたから...」

サーニャ「ふふ...エイラは泣き虫さんね」

エイラ「う~...///そういうサーニャはどうなんダヨ...」

サーニャ「私は...エイラが思っているよりも、私は強いから」

サーニャ「これから私が泣くときは、エイラと何かあった時だけよ」クスッ

エイラ「なら、サーニャが零す涙は嬉し涙だけダナ!」



終わり



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[ 2014/02/21 21:30 ] ストパンSS | コメント(2)

とても、いい
ひゅゔぁー しゅんてゅまぱいゔぁー エイラ
[ 2014/02/22 00:10 ] [ 編集 ]

ああ^〜
[ 2015/05/08 23:54 ] [ 編集 ]

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