サマーズ元米財務長官は1日、ブルームバーグテレビジョンに対し、米国金融政策当局者がインフレ退治を進める中、同日発表された8月の米雇用統計について「非常に楽観的なシナリオに一致している」と述べ、「統計内容には警鐘となり得たあらゆる要素が含まれているが、警鐘は鳴らなかった」と指摘、米国が景気低迷を回避するにはまだ課題があるもののが
回避できる確率
は高まっているとの見方を示した。
は高まっているとの見方を示した。
米国の非農業部門雇用者数では8月に前月比18万7000人増加し、週平均労働時間も拡大した。
サマーズ氏はいずれも景気がなお「強い」ことを示唆していると指摘した。
一方で、平均時給が昨年早い時期以来の低い伸びとなったほか、新たに労働力人口に加わった人たちが著しい労働需給の不均衡を是正する一助となっていると続けた。
サマーズ氏はいずれも景気がなお「強い」ことを示唆していると指摘した。
一方で、平均時給が昨年早い時期以来の低い伸びとなったほか、新たに労働力人口に加わった人たちが著しい労働需給の不均衡を是正する一助となっていると続けた。
同氏は雇用統計は「良好な内容だった」と評価し、「依然としてソフトランディングへの道は非常に険しいと考える。しかし今回はそれに向けた一歩となった」と話した。
また、今後については、労働活動から賃金に対して圧力がかかる可能性を注視することが重要との見方を示した。