今春Ｖの近大野球部、リーグ戦辞退　窃盗容疑で部員逮捕

　近畿大は２日、硬式野球部の１年生部員（１８）が７月２５日に奈良県警に窃盗容疑で逮捕されていたことを明らかにし、
今月３１日に開幕する関西学生野球の秋季リーグ戦の出場辞退を発表した。
　大阪市内で会見を開いた荒巻裕副学長によると、この部員は５月８日、大阪府東大阪市の路上で、
女性（６５）に後ろから自転車で近づき、現金４万２千円入りのバッグをひったくった疑いがあるという。
大学側の調査では、部員は容疑を大筋で認めている。
７月３１日に懲罰委員会を開き、この部員について無期停学処分を決定。家裁送致や起訴などを受けて、退学にする。

　これを受け、硬式野球部は１日から３カ月間の活動停止。榎本保監督（５８）と浦崎直浩部長（５２）の２人は辞表を提出した。
近畿大は、今春のリーグ戦で８季ぶり４４度目の優勝を果たし、今秋に連覇がかかっていた。
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