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クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

名工の楽器の音  

筆写がリュートを手にし始めた頃の名工といえば、この3者が三大名工と言われた、
ニコ・ファン・デア・ヴァールス
ヤコブ・ファン・デ・ゲースト
ホセ・ルビオ

さらにマイケル・ロウも加わってくる、プロ奏者の多くは大抵いずれかを使っていた、
(日本ではまだ、a製など使えない楽器も出回っていた;)
n va d wa
ニコ・ファン・デア・ヴァールス 1976年
ルビオはクラギでも有名だが、これはニコ・ファン・デア・ヴァールスのギターとのこと、29,130円で売りに出ている!!
n fan w guitar s
Nic. B. van del Waals クラシックギター
年代もので写真では表面板は上質そうに見えるが、本当にあのニコなのか?
**怪しいので手は出さないのが賢明;
バロックluteでニコの本物なら2桁上がる;
Nic. B. van del Waals 1977年製 バロックリュート 13コース
それでも、名高いギター製作家のギターよりは安いかも、

ヤコブ・ファン・デ・ゲーストのギターはyou tubeに演奏があった、
J van de Geest guitar
you tube:Jacob J. van de Geest 1964年製 マジョルカ(アルベニス)
この中でわかっているのは、ゲーストは独りで作っているのではなく、監修のもと別の職人が作っていたらしい、同じ頃、日本ではあまり知られないが英国の製作家にも真にヒストリカルな良い楽器を作る人がいたようだ、

もちろん名工の作がすべて傑作とは限らず、ある程度個体差があるのも耳にした;やはり良い楽器に出会うのは"運"も必要^^;
ニコの良く出来たバロックluteを試奏したときは問答無用に素晴らしく音色も豊かで、どんな弦でも鳴る^^ "音楽"が表現しやすいのを実感し、耳の基準が上がってしまった;
今は優れた製作家も増えているので、評判をもとに、できれば試奏して確かめたいところだが、ただでさえ少ない所有者と会う機会は希である;
筆者の13コースluteはモーリス・オッティガー(スイス)作で、ゲースト工房の職人だった人だ、彼の13コースの別モデルを師匠が持っていたので事前に試聴できた、
13c lute
C.ホフマン モデルで、鳴りは上述のニコと共通項がある印象、
外見的にもゲーストを引き継いだ所がある、このポイント(切れ込み)の形など、ブランド・ロゴ?のようだ、
point_20230718102418c7a.jpg
手持ちの楽器で★★★★★がつけられるのはこの13コースluteと、マイケル・キャメロン(英)作 11コースluteの2つである、
11c lute b 02
いずれも修理は必要だったが、今は安定期に入ったと思われる、
あとの手持ちは★★★★★★★といったところ、

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 楽器について

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コメント

こんばんは。
ニコのギターを載せてるサイト、なんとなく詐欺サイトの匂いがする。
品揃えがどう考えてもおかしい。

バロックリュートは高すぎる。
数年前に某プロが亡くなり、所有していたリュート類が売りに出されましたが、
その半額もなかったように記憶してます。

ルビオのリュートは、ルビオ自身の作というより工房製のような。
日本人のS藤K夫さんもルビオの元で作っていたな。

シェっファーさん初来日時は、バロックリュートはニコ、ルネサンスリュートはゲースト。
当時の評価としては、ゲーストは少しニコより下だったような。

リュートの奇士 #nLnvUwLc | URL
2023/07/18 22:27 | edit

奇士さん こんにちは

>ニコのギター
仮に本物であったとしても、この値段なのはそれなりの楽器かもしれません、
写真はサンプルイメージで、送ってくるのはテキトーな安モンかも;

知り合いがS藤K夫さんのクラギを持っていて、わりと軽く、リュート製作の影響も匂わせる楽器でした、ルビオの影響か?

ゲーストは出来の善し悪しにムラがあるとも聞きました。

michael #xNtCea2Y | URL
2023/07/19 10:11 | edit

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