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紫式部 vs 清少納言  

平安時代の記録は乏しく、大河「光る君へ」の脚本も様々な説や可能性をもとに創作する部分は当然多いだろう、どんな事件を起こすか、歴史ゲーム感覚で楽しめるかも、
清少納言は仕えていた中宮、定子が亡くなった後、女房の職を辞して、再婚相手・藤原棟世の任国摂津に移ったとされる、その後は宮中に復帰する事なく、次の中宮、彰子の女房となった紫式部とは入れ違いで、面識をもつ機会はなかったという説もある、
しかし両人の名声は広まり、存在くらい知っていて、作品を読んだ可能性もあるだろう。 
sei syonagon
清少納言
宮中では会わなかったとしても、プライヴェートに会った可能性まで否定できないところからドラマでは早い段階で出会わせている、一緒に行動したり、少納言が枕草子の原稿を真っ先にまひろ(式部)に見せたり・・^^
別説では、摂津に退いた清少納言のもとへ使いが訪れ、亡定子の遺児、媄子内親王と脩子内親王の養育のため、再出仕するよう要請があったと推定され、もしそうなら宮中で式部と少納言が会う機会は十分ありそうだ、
唯一両者の接点が記録に残るのは「紫式部日記」の中に、清少納言の枕草子に対する"辛口"の評論など諸々書かれている所である、つまり式部が枕草子を読んだことは確かと言えそう、
(ほか、和泉式部・赤染衛門など歌人・文人達への評論も書かれている)、
murasaki shikibu
紫式部
「光る君へ」15日放送の次回予告では清少納言が復帰する設定か?「その物語を私も読みとうございます」と言う場面があり、少納言が源氏物語に何か(辛口の?)評価を下すのか、何やらありそうで期待させる^^
nhk第三十五回→ 2分ダイジェスト「中宮の涙」
少納言の登場は少ないかもしれないが、二人を演じる、吉高由里子とファーストサマーウイカが作る雰囲気からして、交友、対決?はあったほうがドラマとしては当然面白くなる^^

PS.印刷機もコピー機も無かった時代、多数の写本が書かれて広まった、
枕草子:写本  →源氏物語:写本
いずれも本人による原稿は残っていない、

ご覧いただき、ありがとうございました。
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