大阪府市維新は報道されても、堺の骨抜き維新は報道されない

大阪府市議会で維新の躍進が報道されまくっているが、大阪にあるもう一つの政令市=堺の市議会は報道されない。

なぜか?

躍進もせず、新人を落とし、18議席と改選前と変わらずだからだ。

落選したのは、蓮田潤(堺区 カシコとして維新期待の星であったようだが、既に民間企業に戻っており、再出馬の可能性は低そうだ)、 秋山博之 (西区 プロレスラーの秋山潤兄貴の力も及ばず)、西田雄一(南区 トンデモのようだが、再出馬の意向)。


当選者は

青谷幸浩3期目 伊豆丸精二3 井関貴史4
上野充司2 上村太一4 加藤慎平2
萱野孝弥1 黒田征樹4 坂本千代子1
中野貴文2 西川知己3 西田浩延4
藤井載子2 札場泰司3 的場慎一4 
三宅達也5 山﨑光1 米田敏文5


新人3、2期目4人は使い物になるまい。

他にうるさそうな人は、言うだけ番長はいても、実際の議会運営上で他会派(自民、公明、民主系創志会、共産)と渡り合えそうな人は見当たらない。

池田克史(北区 4期)は落選。

水ノ上成彰(西区 6期)は当選したものの、維新には戻れず、一人会派で牙を抜かれている。

昨年の参議院選(全国区)時に「市議には戻らない」と宣言し、維新会派内で安堵の声が漏れたのだが、自分が手を挙げた後から有名人が続々出てきて、泡沫落選してしまい、1000万円もの借金をつくり、妻からどやされたので、返済のためには堺市議に戻るしかないとカンバックを果たすも、議員団からは総スカンで戻れないのだ。

せっかく 辻宏康和泉市長と鳳高校つながりで、馬場信幸(17区)衆議員に頼んでもらって2連ポスターを作ったのにねぇ。


そして的場議長は、補選スタートの4期なのに、1年半プラスの井関、上村、西田議員、5期の米田議員をごぼう抜きで不満タラタラとなりますわな。


そんなこんなで5月12日(金曜)にはたった2日間で役選終了。

長ければ週単位もかかっていたのにね。


議会運営委員会定数:11人
委員長 吉川敏文(公明)
副委員長 西川良平(自民)
委員
上野充司、加藤慎平、黒田征樹、西田浩延(維新)
渕上猛志(創志会)
藤本幸子(共産)
山口典子(自民)
田渕和夫、宮本恵子(公明)

となれば、特別委員会の席ももらえないとも示唆されてしまうほど、3会派に従順な維新となります。


黒田議員にしてみれば、的場議長に代表・幹事長時代の会派まとめのケツ拭きをさせていた後の仲たがいの清算のつもりか知らぬが、的場議長を棚上げにして会派を牛耳るつもりが、議会に安寧をもたらす結果となっているように見える。

長堀の役は維新にとっては重いと想像するとしても、コンビ芸は二度と見られることはないのだろうな。


市長選挙で、永藤市政が続くことになったとしても、市長は今まで通り孤立して、援護射撃も得られないまま、サンドバックになると予想される。

そもそもお出かけ応援パスを廃止する方向へと公約破りをするような出まかせ永藤市政は終わらせて、維新会派同様の民主的市政へと生まれ変わることを期待したい。

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