2012年05月19日

心筋梗塞の恐怖

KSC_4276
KSC_4276 posted by (C)ヒゲジジイ

 慌しい土曜日の忙しい最中。

 五十歳前後の常連さんが青い顔をしてやって来られた。
 ここ一週間の間に友人達が2名も心筋梗塞で倒れ、入院して治療中だという。

 そのお一人は彼女の同年代に近い人で、二人で旅行中の明け方、急に胸を苦しがるので直ぐに救急車を呼んでもらい、自身の頓服用に所持していた牛黄製剤を彼女に何とか飲ませておいたお陰か、命に別状なく現在入院治療中であるとという。
 
 もう一人の友人も、常々めまいを訴えていたので、頓服用に牛黄製剤を提供していたというが、この人も同じ心筋梗塞発作を起こして、現在入院中であるという。

 三度目の正直で、自分もその危険性を感じるのでと、牛黄製剤のみならず、生薬製剤二号方や雲南田七などを補充して帰られた。

 そんな話しを聞きいた後も、次から次へと遠方から来られる人達の漢方相談を続けるうち、不摂生家のヒゲジジイも不安になって本日二度目の牛黄製剤を昼前に飲まないと安心できなかった。

 ようやく延長戦も終わって遅い朝御飯を摂って、今こうしてブログを更新している。

 お二人とも命に別状なくて幸いだが、当方の常連さんで牛黄製剤を日々連用している人では、これまで心筋梗塞に見舞われた人は皆無である。

 だからヒゲジジイも大丈夫なはず、とどこか心の底では少し高を括っているのだった(苦笑。

KSC_4327
KSC_4327 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 14:35| 山口 ☁| 心筋梗塞および狭心症 | 更新情報をチェックする

2011年02月19日

多量のCa沈着のために冠動脈カテーテル治療(PCI)が困難な人達の漢方薬

IMGP4986
IMGP4986 posted by (C)ボクチンの母

 胸苦しさが続き心筋梗塞の診断で入院されたやや高齢の女性。

 カテーテル治療を行なったものの多量のCa沈着のために冠動脈カテーテル治療(PCI)は失敗に終わった。

 投与される合成医薬品では胸苦しさは取れず、以前、ご主人の心疾患と高血圧治療のサポートとして購入されていた上質の牛黄製剤を服用したところ、期待通りの即効を得て無事退院できた。

 ロータブレーターによってCa沈着部分を削り取る設備も認可も受けてない医療機関がいまだに多いらしく、ロータブレーターの設備のあるところでなければ治療は不可能らしい。

 牛黄製剤使用後は何とも言えない胸苦しさが完璧に消失しているので、他の漢方薬の併用とともに牛黄製剤を常用していかれることになった。
 入院治療で何の効果も出ず、入院中の牛黄製剤の服用によってのみ病状が改善された事実は誰も否定できない。

 それで思い出すのが十数年前、同様のCa沈着のために何度も冠動脈カテーテル治療(PCI)を試みても失敗に終わった女性が、人に紹介されて来られたのはよいが、牛黄製剤や麝香製剤などを奨めると、このようないかにも医薬品らしい漢方薬は御免蒙りたいと言われる。

 医薬品らしくないおだやかな漢方薬で冠動脈カテーテル治療(PCI)が成功するように血管を柔らかくしてほしいという、無理難題に近い依頼である。

 ところが当時、タバコを吸って閃くものがあり、現在では第3類医薬品に属する漢方系の医薬品とともにある種の健康食品を併用してもらったところ、数ヶ月後、これまで再三再四失敗してきた冠動脈カテーテル治療(PCI)が見事成功。

 以来、十数年、同様の内容を現在も継続して二度と再発することがない。

 上記の女性にも同様の内容の併用を奨めているのだが、冠動脈カテーテル治療時の血管の入り口が化膿した。そのために随分難儀した問題もあって同様の治療方法は懲り懲りされている。
 それゆえ、当面はカテーテル治療は考えず、少なくともしばらくは速効性のあった牛黄製剤を持続されることになるだろう。

 同じく冠動脈カテーテル治療(PCI)が困難だった女性。
 既にペースメーカを入れており、八十歳を超える高齢のためにあらゆる西洋医学治療は困難を極め、上質の牛黄製剤や麝香製剤の即効だけが頼りとなり十年以上も元気でおられたが、数年前から音信が途絶えた。

 ともあれ、我が薬局ではこの金曜日は送り注文が少ないかわりに直接の来訪者が続き、夕方には疲労困憊で上質の牛黄製剤のお陰で何とか無事生き延びることができた。
 ヒゲジジイ自身も日々牛黄製剤の恩恵を深く蒙っているが、この金曜日にも漢方薬の効果を心から喜んでくれる人達が続いて精神的には救われている。

 上述の心筋梗塞の牛黄製剤の即効例のみならず、腎不全の兆候があった人が半年前よりクレアチニンもBUNも完全に正常範囲を持続するようになり、めでたく社会復帰。

 5日前の新人さんが、僅かこの5日間でも明らかな効果を得て報告と補充に来られていた。
 諸症状のために牛黄製剤等様々な漢方処方を利用されている同年代の方が漢方薬だけで血圧がほぼ安定していることなど。

 漢方薬は体感的に自覚症状が軽減されるて体調が良好に感じる反応が出れば、明らかに方証相対(日本漢方用語だが)している証拠であるから、体調がよくなると同時に「免疫力」こそ向上するに違いない。

 それゆえ、長期に亘って漢方薬を利用されている人で、癌や悪性腫瘍が出現したケースは村田漢方堂薬局で観察する限りでは極めて希である。

 ともあれ、金曜日にしては充実した内容とはいえ、やっぱり疲労困憊の1日で老体には応えた。

DSC_9186
DSC_9186 posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 00:06| 山口 ☁| 心筋梗塞および狭心症 | 更新情報をチェックする

2011年01月26日

マイナス3度に下がった明け方5時にゴミ出しに出て胸痛発作

DSC_5519
DSC_5519 posted by (C)ヒゲジジイ

 九十歳前の常連さんからのご報告である。

 1月16日はマイナス3度が続き、溜め水が凍った日の明け方5時にゴミ出しに出たところ、ひどい胸痛と胸苦しさに襲われ、帰宅後直ぐに牛黄製剤を頓服したら速効で治まったという報告である。

 日頃から身体の異変が生じた場合は、直ぐに常備されている牛黄製剤を服用して病院に駆け込むようにアドバイスしていたのが良かった。

 症状から察するに虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)が疑われるので、症状が改善しても病院で診断を受けるべきことを伝えるが、頑として聞き入れてくれない。
 過去、過敏体質のためか、何度も合成医薬品、つまり病院から出される各種の治療薬で激しい副作用を経験して極端な病院嫌いの人である。

 案の定、数日後の明け方にも軽度の胸痛と胸苦しさ、急激な血圧上昇(上が200)をみたが、今回も牛黄製剤の頓服で諸症状が雲散霧消し、血圧も直ぐに150に下がった。
 ついては今後、牛黄製剤を毎朝常用するので病院だけは勘弁して欲しいと言われる。

 その後、牛黄製剤を明け方に常用することで、現在のところ再発はないと言われるが・・・

DSC_5534
DSC_5534 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 18:05| 山口 ☁| 心筋梗塞および狭心症 | 更新情報をチェックする

2011年01月12日

奥様の吐き気止めを求めて来たご主人を叱りつけた話

ISO6400で撮ったメジロ
ISO6400で撮ったメジロ posted by (C)ヒゲジジイ

 数十年前からごくタマにやって来る高齢の男性が、昨日から奥さんが吐き気がすると苦しがるので、吐き気止めの漢方薬が欲しいとやって来られた。午後3時のこと。

 ノロウイルスにでもやられたのだろうが、奥様は一度も来られたことがないので体質がさっぱり分からない。だから病院にかかるべきだとお断りすると、風邪症状もなにもないが、ノロウイルスではないだろうというので・・・

 胃腸型の感冒の場合、一般の風邪とは異なるので・・・と言おうとする矢先に「胸を痛がっている」と言うではないかっ・・・

 突然、ヒゲジジイは血相を変えて、心筋梗塞ということもあるので、なおさら病院に行くべきだっ! とまるで怒鳴るような口調になった。

 「心臓で吐き気が来ることはないだろうっ」とまたまたとぼけた切り返しのジイサン。

 滅多に来ない人が、そんな重大な症状で苦しんでいるときに、どうして吐き気止めなどを求めてこちらに来るのか? 即刻病院に駆け込むべきではないかっ と本気で叱り付けた。

 「この時間(午後三時)ではどこも大きな病院は間に合わないので、明日でも連れて行こう・・・」とトンチンカンなご主人に、受付嬢が「近くの開業医さんでもよいのよっ、必要ならそこで大きな病院を紹介してくれるから・・・」

 「ところが愚妻は大きい病院でないと嫌がるので・・・」
 「なにをのんびりしたことを言ってるのっ! 大したことなければ幸いだが、もしも本当に心筋梗塞だったら命は危ないぞっ!」

 ここまで血相を変えて叱るのも、80歳近い高齢者が・・・それでなくとも昨今五十代前後の若さで急死する例があまりに多いからである。

 しかも5〜10年に一回来るか来ないかのご主人が、どうしてそのような怪しい症状のときにわざわざ漢方薬を求めてやって来るのか理解に困しむところである。

 結局、ヒゲジジイが怒鳴り散らすかのような説得にようやく納得して直ぐに近くの医院に連れて行くことを承諾して帰られた。

 常連さんたちなら牛黄製剤や麝香製剤を常備されているから、それらを服用してもらいながら即刻病院に行ってもらうところだが・・・といっても幸いなことにまだそのような事例は一度もないっ

とっても可愛いボクチンっ!
とっても可愛いボクチンっ! posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 20:52| 山口 ☁| 心筋梗塞および狭心症 | 更新情報をチェックする

2010年12月30日

悪性腫瘍よりもはるかに怖い…心筋梗塞

我が家の庭の住人(メジロ)
我が家の庭の住人(メジロ) posted by (C)ヒゲジジイ

おたより:東海地方の美人薬剤師

 悪性腫瘍のブログを見まして、お便りいたしました。

 私も自分のガンを漢方で完治させて9年・・・油断はいけませんが、ガンは漢方+養生で普通に生活できる生活習慣病と捉えています。
 私は西洋医学の治療は一切受けませんでした。

 先生のおっしゃるとおり、ガンに罹ったからといって、慌てる必要は全くなく、むしろ無理のあったまちがった生活を振り返る良きチャンスです。
 私の場合も、無茶な性格でしたので、随分と反省いたしましたヨ♪

 若いころからリウマチなど大病ばかりしているのに、気力だけは有り余ってついつい頑張りすぎる性分・・・父にもよく諫められました。
 今は十分におとなしいですよ。

 ガンよりもはるかに恐ろしいのが血管系の病気です。
 このクリスマスに、最高に仲良くしていた同市の薬剤師仲間を突然に亡くしました・・・。

 いつも前向き、世話焼きでみんなを引っ張っていってくれる元気いっぱいの先輩で、薬剤師仲間で泣きじゃくりました。
 働き盛りの55歳・・・・心筋梗塞でした。

 ご家族に、サヨナラも言わず、本人が一番信じられないでしょう。
”えっ、オレって死んだの?何でみんな泣いとるん?”
 と彼が言っているようです。

 彼は処方箋の鬼、エビデンス薬剤師で、そういう意味では全く気が合わず、当然漢方のカの字も服用していませんでした。
 元気ではあったけれど、オケツの強い顔色で、夜遅くまで精力的に薬剤師会の仕事などもしておりましたので、田七や牛黄製剤でも服用していたら、こんな結末にはならなかっただろうと、悔やまれてなりません。

 自分も血管系のサラブレッドで、ちょっと無理すれば、すぐに血圧は200を超えるのですから、用心しなくてはと思います。
 人はいつ突然に死ぬかわからないのですから、毎日好きな踊りを踊って、楽しく過ごさなきゃ・・・。

 さきほども、杞菊地黄丸を口に放り込んだら、息道に入ってしまい、危うく命を落とすところでした・・・鼻から出てきましたけど・・・(笑)

 お話が逸れましたが、11月、12月と今年は異常に血管系の病気が多いので要注意です。

 あまりにも気になったので、消防署へ行って、救急車の出動台数を調べてきたところ、同市だけで一日60台平均・・・例年の3倍くらいだそうです。
 そのほとんどが脳、心臓疾患とのことでした。

 中医学的に見ると、この夏の暑さが原因と思えてなりません。
 気候の変動も激しく、肺虚から肝木を抑えきれずに・・・という図式が浮かびます。
 インフルエンザが流行りだしたら、ますます要注意ですね。

わが友、トンビ
わが友、トンビ posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:このたびは時宜に適ったおたより、ありがとうございますっ!

 昨今では悪性腫瘍はもっとも通常に見られる疾患となり、アトピー性皮膚炎のご相談者を上回るほどです。
 現代社会の疾患としては実際のところ、アトピーで悩まれる人よりもはるかに多いはずだから当然のことかもしれません。

 悪性腫瘍たとえ進行癌や転移癌でも多くは経過が長く、全体的には半数の人達は根治するのですから、脳血管系統や循環器系統に関わる突然死のほうが遥かに怖いですね。

 先生のお仲間も心筋梗塞とは・・・昨年、警察官だった親友が急死したのも同様で、心筋組織が脆くなっていたため、そのまま心臓破裂で突然のことでした。

 夜勤明けに、ちょっと気分が悪いから病院に行って来ると仲間に告げて、みずから運転して医師の診察を受けたところ、ことの重大さを察知した医師が直ぐに大きい病院にと手配している最中に、待合室で待っている間に心臓破裂。59歳でした。

 自分の両親が亡くなった時には一滴の涙も流さなかったくせに、流石に悪友の死に直面したときは、人前も憚らず涙を流し続けてしまいました。

 先生も、杞菊地黄丸で窒息死されたら笑うに笑われませんので、せいぜいお気をつけ下さい。

IMGP3716
IMGP3716 posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:心筋梗塞 狭心症
posted by ヒゲジジイ at 00:52| 山口 ☁| 心筋梗塞および狭心症 | 更新情報をチェックする
  鄙サ隸托シ