音楽あれこれ

マルティナ・アーロヨ（ソプラノ）：レオノーラ
カルロ・ベルゴンツィ（テノール）：ドン・アルバーロ
ピエロ・カップッチルリ（バリトン）：ドン・カルロ
ビアンカマリア・カゾーニ（メッゾ・ソプラノ）：プレチオシルラ
ルッジェーロ・ライモンディ（バス）：グァルディアーノ神父
ゲラント・エヴァンス（バス）：フラ・メリトーネ
アントニオ・ゼルビーニ（バス）：カラトラーヴァ侯爵
ミラ・コーヴァ（メッゾ・ソプラノ）：クーラ
フロリンド・アンデロッティ（テノール）：マストロ・トラブーコ
ヴィルジニオ・カルボナーリ（バス）：村長
デレク・ハモンド＝ストラウド（バス）：軍医

アンブロジアン・オペラ合唱団　ジョン・マッカーシー（合唱指揮）
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団　ダヴィット・ベル（オルガン）
ランベルト・ガルデッリ（指揮）

【録音】1970年（ステレオ）

この『運命の力』は、アーロヨのレオノーラとベルゴンツィのドン・アルバーロが凄い。それにカップッチルリのドン・カルロらがしっかり支えて、ガルデッリの統率のもとで最後まで弛緩すること無く集中力を持って聴くことが出来る。

この音源はLPレコードでしか持っていない。全曲盤をCDで見つけることが出来ないのでCDでは発売されなかったのではないか。なぜ、このような優良盤がCD化されないのか？そもそも、クラシックが好きでも『運命の力』は序曲しか知らない人が多い。30曲近くあるヴェルディのオペラの中で『運命の力』は重要な作品ではあるが『椿姫』や『アイーダ』ほど有名ではないからか。このLPレコードは非常に音質が良い。様々な新しい録音のCDも含め、我が家で一番良い音で聴ける『運命の力』である。

第三幕での「天使の胸に抱かれたあなたは」をはじめカルロ・ベルゴンツィの歌唱は本当に素晴らしいし、終幕でのアーロヨが歌う「神よ平和を与えたまえ」も良いし、終幕に向かうオーケストラも良い。

ユーチューブに以下が有ったので貼り付けてみた。

 天使の胸に抱かれたあなたは　カルロ・ベルゴンツィ　

神よ平和を与えたまえ　マルティナ・アーロヨ

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