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2024年6月14日 (金)

マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲/セラフィン、聖チェチーリア音楽院o.他(SACD/CD)

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ジュリエッタ・シミオナート :サントゥッツァ
マリオ・デル・モナコ  :トゥリッドゥ
コーネル・マックニール :アルフィオ
アンナ・ディ・スタシオ :ルチア
アナ・ラケル・サトレ  :ローラ

聖チェチーリア音楽院管弦楽団&合唱団
トゥリオ・セラフィン(指揮)
 録音:1960年

2018年発売のタワー・レコードが復刻したSACD/CDハイブリッド盤。

ヴァレリア・ルスティカーナを訳せば、田舎騎士道。美しい間奏曲が有名だが、歌劇全部が素晴らしい名作だ。

あらすじはこんなかんじ。田舎の村の貧しい若者トゥリッドゥには恋人のローラが居たが、トゥリッドゥが軍隊に行っている間に馬車屋のアルフィオと結婚してしまった。トゥリッドゥはサントゥッツァに手を出して婚約する。しかし、ローラとトゥリッドゥはよりを戻し浮気をしてしまう。それを知ったサントゥッツァは、アルフィオに告げ口をし、アルフィオは激怒する。トゥリッドゥとアルフィオは決闘し、トゥリッドゥが殺されてしまう。

決闘の前に母親のルチアに、「母さん、あの酒は強いね。呑みすぎたから風にでもあたってくるよ。もし僕が帰らなかったら、サントゥッツァの母親になってくれ。さよなら母さん。」と言って飛び出していく。デル・モナコが歌う歌も激情的で良いし、悩み深く歌うシミオナートのサントゥッツァが素晴らしい。サントゥッツァはドラマティコ・ソプラノが歌う事が多いが、メゾ・ソプラノが歌う場合もある。シミオナートはメゾ・ソプラノであるが、全く違和感が無い。

この音源は英国プレスの初期盤LPを持っていて非常に鮮明な素晴らしい音質で聴ける。SACD/CDハイブリッド盤のSACD層もかなり鮮明だが、比べると若干マスターの劣化からか鮮度感で劣るように感じる。でも60年以上前の音源をここまで良い音質で復刻してくれているのは有り難い。


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