29日の欧米市場では注目されたイタリア10年債入札が行われ平均落札利回りは6.98%、70億ユーロを調達しています。平均落札利回りは11月の7.56%からは低下したものの依然高い水準で、好感されることはありませんでした。それでもユーロ円が10年ぶりの安値100.05で一旦防戦買いが入ったことや、強い米経済指標を受けてNYダウが135ドル高となったことでユーロ売り圧力は後退しています。ユーロ円はこの展開になると来年またきっかけを待って100円割れをトライしてくる可能性が限りなく高いと見ています。2012年年初の見通しは「1-3月に厳しい予想をしているマーケット参加者が、あまりにも多すぎてなかなか下げない」というのが今の環境かと思います。投機筋のシカゴIMMポジションもユーロショートが溜まっています。ユーロは戻り売り戦略を継続、2月と3月の安値では豪ドル円を買っていきたいと思います。
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