神保町。
ということで、
やってきたのは有数の古書店街、神田神保町である。
三越前から地下鉄半蔵門線で二つ目だから、メトロ・ネットワークの充実ぶりには驚くばかり。
反面、東京の地面の下は大丈夫なんだろうかという、懸念も拭いがたい。
神保町に来るのは6年ぶりだが、ここも少なからず変貌している。
小さな古書店は姿を消してカフェになっていたり、
大きな書店は新しいビルに替わっているなど、
わずかな間に街の表情は異なっていた。
だが、古書を物色する人々の姿は不変である。
いかにも神保町らしい風景である。
さて、昼食だが・・・
古くからの食堂「ランチョン」「カロリー」あるいは蕎麦の「松屋」など、
かつて知った所にするつもりが、
突然、忘れかけていた店を思い出した。
ただし、今もやっているかどうか定かではないが、ともかく神保町交差点を、水道橋方面に向う。
すると懐かしい看板が見えてきて、表側は小奇麗に変わっているが紛うことなき「いもや」。
ここは半世紀も前から、天丼専門に繁盛してきた店である。
メニューは天丼とえび天丼だけ。
目の前で揚げた天麩羅をご飯に乗せて、濃すぎず薄すぎずというタレをかけた絶妙の天丼。
ご馳走さま!
久しぶりに来て今頃気付いたのが、喫茶店が非常に多いということだ。
新しいカフェも増えているようで、大げさにいえば10メートルに一軒はカフェ&喫茶店という有様である。
古書店通りの一本裏道には、古くからの純喫茶、ジャズ喫茶がまだ健在で、
中でも「さぼうる」は50年の歴史を持つ代表的な喫茶店である。
一際目を引くトーテムポールに、思わず足を止める人も多い。
店内は山小屋風の造りになっていて、当然、古書店を巡り歩いた客が殆どだろう。
珈琲を味わいながら、手に入れた古書を嬉しそうに捲る光景は、
神保町ならではと思う。
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ところでこの「さぼうる」は昨年亡くなった谷村新司さんがご常連だったそうです。
古書店で珍しい本を見つけては古い喫茶店で夢中になっていたそうです。
ちなみにわたし、谷村さんの
熱いファンでございますよ。
今でも・・・
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こんにちは
大阪に住む私でも テレビでよく紹介され神保町は古書の街として知っています
皆さんがこちらに来られて物色される楽しみ いいところですね
そして落ち着いた雰囲気の喫茶店いいですね
古書を片手にコーヒー ピッタリのお店
谷村新司さんのコンサートに私も行きました
飾らない素敵な方ですね
- 2024/09/15(日) 11:05:16 |
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- いとこいさん #-
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神田神保町・・・
遠い昔、あれは、東京タワーが出来た間もない頃・・・お上りさんしました。
小川町のスポーツ用品店に二勤めていた友人のお休みに合わせて上京。
東急のプールで遊ぶために行ったものです。
古書店街ってロマンティックなので出かけました。
でも、古い本って不潔っぽくて、買う気にならず。
飼う人の気持ちが知れない、などど無粋な気持ちになりました。
今は、きっと違うと思います。
- 2024/09/15(日) 19:52:25 |
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- こすずめ #-
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NANTEIさんへ
神保町の変わりゆく姿と、それでも変わらない古書店街の魅力
アンバランスで素敵な魅力です
谷村新司さん 「いい日旅立ち」 あんな素敵な曲を作る人は いい人に違いないと思った瞬間でした
どの曲も 素敵です
- 2024/09/16(月) 10:33:53 |
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- komamichi #-
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