ドイツのバンド、カン(CAN)が、フランスのパリのバタクラン劇場で、1973年3月に行ったライヴ映像。
[members]
Holger Czukay:ベース
Michael Karoli:ギター
Jaki Liebezeit:ドラムス
Irmin Schmidt:キーボード
Damo Suzuki:ボーカル
[setlist]
1. Spoon
2. Pinch
3. Sing Swan Song
曲はすべて4th「Ege Bamyyasi」(1972)収録曲です。
「Monster Movie」(1969)でデビューした時には、ボーカルにマルコム・ムーニーを迎え、トライバルなビートとマルコムの持つリズム感を活かし、同じリズムやフレーズを延々とくり返しながら、プリミティブなグルーヴを生み出していたカン。
続くアルバム「Tago Mago」(1971)でボーカルがダモ鈴木に交代し、アナログ2枚組で10分以上の大作を3曲も収録しましたが、続く「Ege Bamyyasi」では曲がコンパクトにり、ある意味とっつきやすくになりました。
そして「Spoon」は先行シングルとしてリリースされ、ドイツのチャートで6位に入るヒットソングになるのです。
そして「Spoon」は先行シングルとしてリリースされ、ドイツのチャートで6位に入るヒットソングになるのです。
どの曲もアレンジやテンポがアルバムと異なり、即興の迫力が半端なく、特にJaki Liebezeitの叩き出すビートが素晴らしいです。
思いの外聞き入ってしまったのが、Michael Karoliのギター。全体がカッチリしたアンサンブルになることを拒むかのような、先の読めないアナーキーなプレイが最高でした。
そして混沌としていて荒々しいラスト。Irmin Schmidtのブチ切れたようなキーボードが印象的でした。
思いの外聞き入ってしまったのが、Michael Karoliのギター。全体がカッチリしたアンサンブルになることを拒むかのような、先の読めないアナーキーなプレイが最高でした。
そして混沌としていて荒々しいラスト。Irmin Schmidtのブチ切れたようなキーボードが印象的でした。