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末期癌の父親を亡くして…思うところを書いていく⑤

夜間に病院に電話したら当直の先生がカルテを確認してくれて痛みが全身に出るのは末期癌でいよいよという状況の場合もある
とりあえず家にある痛み止めを溶かして胃ろうでぬるま湯と一緒に飲ませる形で落ち着かなければ救急車を使ってもいいので病院に来てくださいとのことでした
また日中でもこの電話で状況は分かったのでタクシーに動かない人を乗せるのも無理なら救急車を呼んでも良いですと言われました

その日は妹に連絡して痛み止めを胃ろうで飲ませて少し落ち着きました
私はすぐ翌朝に実家に行ったのですがその時点で家に帰ってからは1人でなんとかトイレにもいけていたのが行けなくて布団にしてしまったりの状態になっていました
介護のサービスを利用して簡易トイレの手配などをしていた矢先父親が何とか立ちあがって歩こうとしたところで倒れ込んでしまいたまたま私と妹がいたので2人で支えたのですがベッドに寝かすのも一苦労
ちょうど朝の訪問看護の方が来て介護用の大きな防水シーツなどを置いていってくださったのですが2人で支えるのでさえかなり大変だったのにトイレもちゃんといけない
母親が父のおむつを変えることも出来ない状態で
(なぜか母は終始他人事で父親の状態を1日のうちにほとんど確認することもなく自室でテレビを見たりして過ごしていました)
どうやってもこのまま自宅で見るのは不可能なのではないかと私と妹、訪問看護の方、ケアマネさんと相談していました。
その間にも体が痛いと言うので病院とも連絡を取ってGW明けから再度入院の予定を前倒しして入院させてもらうことにして救急車を呼ばせてもらって病院まで行きました
コロナ対策もあり付き添いで私と妹が同行しましたが検査の結果が出るまで全員隔離されて数時間臨時の処置室のようなところで過ごしました
陰性でしたので入院手続きをして一旦帰宅しました
後日病院に行ったのですがケアマネさんの話では緩和ケア病棟などでこのままもうみてもらった方が良いと言うことで前述した病院のコーディネーターさんと打ち合わせとなったのですが緩和ケア病棟は無理
他に入れる施設はかなり遠いところしかない
自宅で見るしかない
と言うようなことしか言われず困り果てました
ケアマネさんと電話で話をしてもそんなはずないのに
これまでダメみたいになったことはないですよと言われました
それでもコーディネーターさんは譲らずでそれでは自宅で見るためにせめて1日おきに家に行けばいいように訪問看護、介護の回数を最大限増やせるよう人員確保の手配などをケアマネさんにお願いしました
主治医からは自宅でみられるまでは何週間か入院しといてもらっていいですよということでした
そして2回目の抗がん剤治療がはじまりまた父はせん妄でおかしくなりました
以前よりさらに頻繁に電話がかかってきて特に夜中、早朝と何度も何度もかかってきて意味不明なことを言っていました。
病院でなければ正気に戻ることは分かっていたのでなんとかしたかったのですがなかなか訪問看護の人手もいないということでケアマネさんが所属している会社の他にも色々と問い合わせていただきとにかく人を探してくれていました
でも難しいようでなんとか施設も並行して探してもらったところなんと私の家から徒歩でも15分
バスなら5分の場所の緩和ケア病院に入れることになりました
そちらの病院とも打ち合わせをしたりして結局3週間ほどかかってしまいました
2週間ほどしたころにあまりの鬼電と朝の子供は行きたくないと泣き叫ぶ中の準備、通園の最中に思わずおとうさん時間考えて!今朝で忙しいんだよ!
とかなりキツめの言い方をしてしまいました
子供を送った後すぐ電話したのですが出ずにそこからもう電話がかかってくることはなくなりました
なぜ話が通じなくて意味不明なのにこれだけは伝わっているのか…誰にも言えずずっと心の中にしまっていましたがこのことが辛くてなんでキツく言ってしまったのか
お父さんごめんねと本当に思い出すと苦しいです
父は怒ってはないと思います
そうではなくてきっと傷ついたと思います
あと少しがんばって優しい声かけをしていたらとずっと後悔しています

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ぷくまるR

Author:ぷくまるR
2015年、これまでの8匹のハムスターやモルモットが全員お星さまに・・・
2017年初めての妊娠。これからは子供のことも綴っていきたいと思います。

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