た、基本的に1日4回(朝、昼、夕、晩)、寝ないという選択肢を選ぶことで(深夜、早朝)の最高6回行動が出来ます。
そのたび選べる基本的な選択肢は
１、龍門渕のお手伝い
２、龍門渕メンバーと麻雀。
３、賭博場へ
４、その他(内容を書いてください)
の基本構成となっております。

1に関しては、好感度とお金がもらえます(給金についての詳しい説明は後ほど)
2に関しては、好感度と雀力があがります
3に関しては、実際にお金を掛けて麻雀し、その結果に応じてお金が増えます。
4に関しては、自由です、例えば屋敷の高価そうなものを掛けてメンバーと麻雀したり、誰かとどこかに遊びに行ったり、良識の範囲内なら何を言ってもらっても構いません
まあぶっちゃけ、誘拐とか強盗とか犯罪系の選択もこちらで出来ます。

これが4～6回行われることで一日が流れます。

期限は今を含めて30日、がんばったら1億取れるような難易度にはしますので、頑張ってください。

給金についてですが、龍門渕のお手伝いを選んだ場合、そのイベント終了後に給金がもらえます。

給金は安価のコンマ2桁×400だけもらえます

例えば01:35:21.79ならば79×400=31600円もらえます、透華さん、すっごい太っ腹です、いや、太ってないです、太ったなんていってないです、はい。

ちなみに30日6回ぶっ続けで仕事をし、コンマが全部99だったとしても1億には遠く及びませんのでご注意を

またまたちなみに、誘拐や強盗の場合、手に入るお金は安価が01:35:21.79なら79×40000もらえます。
代わりに成功率は低く、失敗すれば即豚箱ですので、ご注意ください

賭博場においては1点=1円から無制限まで掛けることができます。
龍門渕では基本的にありませんが、お遊びとしてそういうことが行われることもあるかもしれませんね

麻雀の判定は安価で取ります。
まず四人の順位を安価+雀力の値で決めます。
次に京ちゃんの得点安価を取りその数値に応じて点数を決めます、下図のように

25000+(安価+雀力)*500　=一位
25000+(安価+雀力)*300　=二位
25000-(安価+|雀力|)*300　=三位
25000-(安価+|雀力|)*500　=四位

宝くじについて。

まずこちらが00～99までの番号を6個決めます
>>1-12のように安価を出します。
その安価内に決められた6個の番号があった場合当選します。

もらえる金額は1つで1,000円、2つで10,000円、3つで100,000円、4つで1,000,000円、5つで10,000,000円、6つで100,000,000円となります

なお、2枚以上買った場合枚数によって緩和する模様……

基本的にイッチは何も考えていませんので、間違いや改善点を見つけた場合はじゃんじゃん言ってやってください。

以上、テンプレ終わり

おっつ～

乙やでー

おつー

ほな続けてくでー。

次、プリクラから

京太郎「次はプリクラ撮りましょう、プリクラ」

一「……」

京太郎「あれ、どうしました……？」

一「いや、プリクラに目を輝かせる男子高校生ってすごいなぁ、と思って、いろんな意味で」

一「うん、須賀君は自分の個性を大切にしたほうがいいからね、それでいいんじゃないかな」

一「じゃあ僕はこれで」

京太郎「まって!! ちょっと待ってくださいよ!!｝

一「やだなぁ、冗談だよはははー」

京太郎「すっごい棒読み!?」

京太郎「いや別に俺一人で撮ることが趣味だとかそういうわけじゃないですよ!?」

一「うんうん、そういうことにしといてあげる」

京太郎「だから、そうじゃなくって!!」

京太郎「俺は一さんと一緒に撮りたいんです!!」

一「……へ?」

そこで一人で撮るという発想をする一が心配だ。

一「えーっと……あ、あの、須賀君、それはどういう意味かな……?」

京太郎「いや、だから一さんと一緒にとりたいんですって」

京太郎「というか一さんと一緒に来てる俺が一人で撮ってどうするんですか」

一「『俺はこんなに写真写りがいいんだぜ!!』って感じで見せびらかしてくるのかと」

京太郎「だから貴方の中の俺って何なんですか!?」

一「ん～……楽しい人?」

京太郎「それは楽しい人じゃなくて年中無休で春の人って言うんです」

京太郎「で」

京太郎「折角こうしてデートしてるんですから、何か記念に残るものが欲しいなぁと」

一「ああ、そういうこと……」

一(それはそれで結構恥ずかしいんだけどなぁ///)

……自分で言っていて何だか恥ずかしい。

っていうかこれじゃあ本当に恋人同士のデートみたいじゃないか。

京太郎「と、ともかく、プリクラ撮りましょう!!」

一「ああ、うん、そういうことなら……」

一「……ちょっと恥ずかしいけど///」

京太郎(俺だって恥ずかしいよ///)

あえて口には出さなかった。

二人顔を赤くしたまま、無言で近くにあったプリクラの中に入った。

京太郎「……ところで一さん。プリクラってどうやって撮るんですか?」

一「いや、僕だって知らないよ?」

一「というか、知っているからこうしてつれてきたんじゃないの?」

京太郎「俺が一人で入るような痛い男に見えますか?」

一「さっきまでは」

京太郎「そうだった!!」

京太郎「……まあ、手順どおりにやっていけば、多分出来ますよ」

一「じゃあとりあえず……お金入れる?」

京太郎「あ、はい。そうですね」

チャリンと100円玉を四枚入れた。

プリクラってこんなに高かったのか、知らなかった……。

一「あ、須賀君……僕が払ってもよかったのに」

京太郎「ああいや、まだ余りはあるから大丈夫ですよ」

一「そういう問題じゃないんじゃないの、京太郎君の場合」

京太郎「……まあ、女の子におごらせるわけにも行きませんし」

京太郎「あ、ほら、始まるみたいですよ、画面の中にキャラクターが――

『ようこそ!!』

京一「」ﾋﾞｸｯ

急に大きな音で声が響いたので俺も一もびっくりして肩を震わせた。

一「……何びっくりしてるのさ」

京太郎「それは一さんもですよね」

『シールは何枚にしますか!?』

京太郎「二枚っと……」

『背景はどれにしますか!?』

一「うわぁ、どれも派手だねぇ」

京太郎「なんか目がチカチカしますね」

一「もう白い壁でいいんじゃない？」

京太郎「それもうただの証明写真です」

京太郎「とりあえずこれでいいや……」

『では、写真を撮ります!!』

一「この機械うるさいね」

京太郎「まあゲーセン自体がうるさいところだし」

一「そういう問題?」

京太郎「そういう問題ですよ、多分」

『3』

一「え、もうそんなすぐ?」

『2』

京太郎「と、とりあえず何かポーズとるべきなんですよね?」

『1』

一「う、うん……えいっ!」

『ﾊﾟｼｬｯ』

京太郎「……撮れたのかな」ﾋﾟｰｽ

一「撮れたんじゃない?」ﾋﾟｰｽ

一「……僕達同じ格好だね」

京太郎「まあ、でもほら体の向きとかﾋﾟｰｽしてる腕とか違いますし」

一「……でも、これ修学旅行の写真みたいだよね、背景が違うだけで」

京太郎「……あー」

なんとなくわかる気がする。

二人でちょっと寄り添って、お互いの遠いほうの手でピースをして並んでいる。

あれだ、後ろの背景が金閣寺にでもなってたら完璧だ。

少なくとも友人やパソコンで見るあれとは全く違う。

『もう一回撮りますか?』

京太郎「どうする?」

一「別にいいんじゃない? 多分これ以上とっても似たようなのしか出ないし」

『では、次は落書きコーナーに移動してください』

一「……何それ?」

京太郎「なんか写真に落書きできるんだってさ」

一「ふーん……」

『こちらが先ほど取れた写真になります』


取れた写真の京ちゃんの目

00～29　完全に瞑っている
30～79　半開き
80～99　普通

>>19

うりゃ

半開き

な

おいしいな

普通の目だよ！やったね京ちゃん！！

よかった…のか？

一「……よかった、ちゃんと撮れてる」

京太郎「ですね。これで閉じてたり半開きだったりしたらどうしようかと」

一「それはそれで面白いんだけどね」

京太郎「俺としては面白くないです、一生残るものなのに」

一「で、えっと……落書きだっけ?」

京太郎「そうですね。別にやらなくてもいいみたいですが」

一「ん～……そうだ、思いついた!」

京太郎「何を書くんですか？」

一「えへへ、秘密～。完成したら出来るからちょっとまっててね」

京太郎「……？」

ニタリといたずらっ子のような笑顔で一は熱心に何か書いている。

……一応見えないこともないのだけど、待っておいてといわれたので、そっぽを向いた。

いったいどういう落書きになるのだろう。

………………。

…………。

……。

一「出来たよ、見て須賀君!!」

京太郎「どれどれ……」

一「自信作だよ、いぇい!!」

京太郎「……」

写真を見る。

目をこする。

写真を見る。

……あ、あれ。

この一さんの隣に立ってる女の人は誰だろう?

？？？「きゅーーーー(ご主人と写るのは私なのに・・・これが種族の壁か)！！！」

そばに立つというところから、その像を名づけて

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

リンシャンか、タコスといった所か・・・

京子ちゃん可愛いですね

一「あ、忘れてた」

その写真の一さんのしたにひらがなで「はじめ」、隣の人の下にひらがなで「きょーこ」と書いてあった。

京太郎「って、ちょっとまってくださいよ!! これ俺!? 俺なんですか!?」

一「思いついたからがんばってみたんだけど、どう、うまい？」

京太郎「うまいうまくない依然に何やってるんですか一さん!?」

ちなみに、改変はうますぎた。

これもはや落書きか？ってレベルで

一「いや、面白いかなーって」

京太郎「だから一生残る物だって言ってるのに!!」

一「一生のこるものほど……印象に残るものがいいんじゃないかな?」

京太郎「せめて半開きのほうがまだましだった!!」

京太郎「くそっ、なんか一さんだけずるいから俺だって落書きしてやりますよ……」

一「あ、ちょ、ちょっとやめてよ須賀君!!」

京太郎「まずは眉毛をこくして、ひげ生やして……あ、そうだ角はやしたり尻尾生やしたり……」

一「何か人外にどんどん近づいているんだけど!?」

京太郎「あ、一さん、勿論肌は緑色ですよね?」

一「肌色だよ!?」

京太郎「くけけけ」

一「きょ、京太郎君がおかしくなった!!」

一「む～……そっちがその気なら僕だって……!!」

と、一もまた京子の絵を更に落書きし始めた。

俺だって負けていられねぇぜ、くけけ

どんだけ女装好きなんだよｗｗｗｗｗｗ

イッチ京子ちゃん推しやなｗｗｗｗｗｗ

そんなこんなで俺達の大落書き合戦が始まった結果。

出来上がったのは閻魔でさえも裸足で逃げ出すような恐ろしい魔物と女神さえもひれ伏すような美しい女性だった。

面影なんてどこにもなく、背景さえも天国と地獄のようなものに変わっている。

一「……」

京太郎「……」

写真とお互いを交互に見合う。

一「ぷっ……」

京太郎「くくっ……」

その内笑いが堪えきれなくなった。

一「記念に残る一枚になったね、ふふっ」

京太郎「そうですね、ははっ」

一「折角だから印刷しちゃおうか」

京太郎「ええ、一生忘れられないでしょうね」

一「でも、もう一回、今度はちゃんととろうね」

京太郎「はい」

今度は一さんが100円を入れて。

さっきみたいな暴走もすることなく、俺は「はじめ」と、一さんは「きょーたろー」と文字を加えて、また記念に残る写真が出来上がった



一の満足度がぐんと上昇しました

もう一ちゃんルートでいいと思う

一「ん～楽しかった」

京太郎「あまり遊んでないですけどね」

一「まあ他にも色々回ってみたいし。折角こうして久々に遊べるんだもん」

京太郎「あまり休みないんですか？」

一「まあねー」

一「麻雀部が休みのときは皆で遊んだりしているけど、普段は僕も一応お仕事があるし」

一「麻雀部もそんなに休みがないからこうして外で遊べるのって新鮮なんだよね。

京太郎「そうなんですか……」

……月並みな言葉だけど。

今日はめいいっぱい楽しんで欲しいなと思った。

京太郎「……次はどこ行きましょうか?」


1、喫茶店
2、アクセサリーショップ
3、手品道具専門店
4、ぬいぐるみとかが置いてあるああいう店
5、賭場
6、その他(好きな場所を書いてください)

>>38

２

2

1

２

京太郎「あ、あのお店なんかどうですか?」

一「あれは……アクセサリーショップ?」

京太郎「一さんそういうの好きそうですし」

一「まあ割りと好きだけど……」

京太郎「それじゃ、行きましょうか」

一「うん」

新しい服に合うアクセサリーを選んであげるのだ

新しいタトゥーシールをぜひ

それでも俺は透華ルートを諦めない

リボンとか手堅そう

２

一「ね、見てみて須賀君。これ可愛いよ!」

京太郎「本当ですね」

一さんは店内に入るとまるで遊び場を見つけた子供のようにはしゃぎだした。

とてとてと歩いては何か可愛いものを見つけて、そしてそれを俺に見せ付ける。

ネコのようだ。

一「あとは……あ、あのシールも可愛い!!」

京太郎「どれですか?」

一「ほら、あのハートマークの……っと、これこれ!」

一「どう、似合ってる?」

何もはられていない右頬にハートマークのシールを貼り付けて俺に見せ付けてきた。

京太郎「はい、似合ってます」

一「そっか! ん～……どうしよう、買おうかな……?」

京太郎「お金は大丈夫なんですか?」

一「ん～、微妙。だからちょっと迷ってるの」

さらば諭吉ぃぃ！！

>>46
恭介さんは野球やっててくださいよ

一「ん～……もうちょっと見てから考えよっかな。あ、これも可愛い!!」

一さんはまたとてとてと歩いていった。

俺は少しだけ立ち止まって、先ほどまで見ていたタトゥーシールに目を向ける。

……これをかったら喜んでくれるだろうなぁ。

いや、でも本当に買っていいのか……?

一応かったところで10万は余裕で残るくらいのお金は持っているのだけど。

……まあ、タトゥーシールって安いし一個くらい買ってもいいかな？

どうする？
1．買う(300円)
2、買わない

>>51

1

１

１

1

１

１

買う

1

謎の一体感

１

ここで2を出すようなぐう畜は鹿児島位にしか居ないからな(震え声)

せやな（便乗）

すごい一体感ｗｗ
コンマは関係ないけど>>49->>58まで高い、すごいな

みんな一ちゃんに喜んでもらいたいんや

いざとなったら臓器を売るぜ！

京太郎「……とりあえず持っておこう」

後で一がこれを買うって言うのならこれを渡せばいいし。

買わないって言うのなら買ってあげればいい。

……ポケットに入れると怪しまれるし……かといって普通に持ってたらプレゼントにならないし。

いや、別に見られてもプレゼントにはなるだろうけど、こういうのってやっぱサプライズであげたい。

一「ね、須賀君! これどう!?」

今度は何か気に入ったブレスレットがあるらしい。

とりあえずそのシールを後ろ手に隠し持って俺を呼んでいる一さんの下に近づいた。

1億なら咲ちゃんが賭博場で1日で稼いできてくれるから（震え声）

さんをツケやがれ、このデコ助野郎！

店員「まいどありがとうございましたー」

一「えへへ、買っちゃった」

結局一さんははKとHという二文字が合体したキーホルダーを買っていた。

勿論、そんな味気ないものだけでなく、ハートマークだったり、キラキラした何かだったりがついている。

KHとみて一瞬キングダムハーツかと思ってしまったが、多分国広一のそれぞれの頭文字だろう。

それを鞄につけて、満足そうに揺らしている。

一「それとね、須賀君」

京太郎「……なんですか？」

一「これ!」

一さんは小さな紙に包まれた何かを俺に突きつけてきた。

一「結局お礼らしいお礼は出来てないからね。プレゼントだよ」

京太郎「……あ、ありがとうございます」

先手を取られた、少し悔しい。

京太郎「じゃ俺からも」

一「え……?」

同じく小さな紙に包まれた紙を彼女に手渡した。

1億なら咲ちゃんが賭博場で1日で稼いできてくれるから（震え声さん）

京太郎「俺からもプレゼントです」

一「え……な、なんで?」

京太郎「……なんとなくですかね?」

一応日ごろお世話になっているから、なんて理由もつけられないわけではないのだけど。

でも、これを買ったときはただなんとなく――こうすれば喜んでもらえるんじゃないだろうか、ってだけで買ったものだ。

一「えっと……あけてみていい?」

京太郎「じゃあ、いっせーのーせであけましょうか?」

一「……多分これはうまい具合に同時に外に出すことは出来ないと思うなぁ」

京太郎「それもそうですね。じゃあどうぞ、あけてみてください」

一「うん、須賀君もどうぞ」

二人同時にプレゼントを開く。

一足先に俺の方が開かれた。

京太郎「……ブレスレット?」

それも、さっきまで一さんが買おうか迷っていたブレスレットだ。

一「うん、そうだよ」

一「何でもそれは金運を呼び寄せる効果がついてるらしいからね」

一「がんばって欲しいなって」

京太郎「あ……ありがとうございます」

早速腕にはめてみた。

割としっくり来る……。

このまま金回りがよくなればいいのだけど。

もう突き合っちゃいなよ

一「じゃあ次は僕の番だね」

一「……これって、タトゥーシール?」

京太郎「ええ」

京太郎「買おうかどうか迷っていたみたいなんで」

京太郎「こんな安いもんですけど、プレゼントです」

一「値段なんて関係ないよ」

一「プレゼントしてくれてありがとう、京太郎君。帰ったら早速付けてみるね」

京太郎「いえいえ、こちらこそ」

一「……ふふっ」

京太郎「……ははっ」

京太郎「じゃあ、次行きましょうか」

一「そうだね」

一(……このKとHのネックレス)

一(京太郎のKと一のHだと思って衝動的に買っちゃったんだけど)

一(……うん、さすがに恥ずかしくていえないや)

京太郎「どうしました?」

一「ううん、なんでもない!」

ここの咲は咲ちゃんだって言ってるだろ、いい加減にしろ！

もうこの娘しかいない！

結婚して下さい！（京太郎と）

透華の知らないところでこんなイチャイチャして…

忘れてた、一の満足度がぐんと上がった



一「……ふふ」

京太郎「……」

お互いにお互いのプレゼントを撫でたりして、幸福感に浸る。

傍から見たらへんな二人組みだけど、俺達はそれで幸せだった。

一「……さて、次はどこに行こうか？」

京太郎「そうですねぇ……」

1、喫茶店
2、手品道具専門店
3、ぬいぐるみとかが置いてあるああいう店
4、賭場
5、その他(好きな場所を書いてください)

>>73

再安価>>80

１

1

１

1

1

店員「それでは、ごゆっくりどうぞ」

京太郎「ふぅ……」

一「ずっと立ってたから歩き疲れちゃったね」

京太郎「だからこの店に入ったんですけど……割といい雰囲気のお店ですね」

一「僕あまりこういう店に入ったことないから新鮮だなぁ」

京太郎「……どういう店なら入ったことあるんですか?」

一「僕を世間に疎い子みたいに思ってない?」

一「そういうわけじゃなくて、あまり外出したことがないだけだから」

京太郎(それを世間に疎い子というんじゃないだろうか)

一「そんなことより何か頼もうよ」

京太郎「それもそうですね」

京太郎「何頼もうかな……」

>>85
奇数で恋人特性ジャンボパフェ。偶数で普通のアイス

奇数こい

キスゥ

！

おまかせあれ！

かもん

前後2つが奇数の中自分だけ偶数
すまぬ…すまぬ…

>>37
奇数に愛されすぎだろうｗｗこのコンマｗｗ

こい

直後だと思ったわ

しゃーない

一ちゃんとの恋人パフェ見たかったが…しゃーないな

店員「ご注文はお決まりでしょうか?」

京太郎「じゃあ俺バニラアイスクリームと紅茶で」

一「あ、じゃあ僕はイチゴアイスと紅茶で」

店員「かしこまりました」

京太郎(この恋人限定ジャンボパフェって言うのが気になったけど、まあ恋人じゃないしな)

一「ふぅ……なんか今日は充実してるなぁ」

京太郎「いつもはこの時間麻雀してるんですよね」

一「そうだねー」

一「皆に黙ってこうやって遊んでると思うと何だか背徳感感じちゃうなー」

京太郎「へっへっへっ、お主も悪ようのう」

一「いえいえ、須賀君ほどじゃありませんよ」

京太郎「俺何か悪い事しましたっけ？」

一「今日……プリクラで……」

京太郎「先に始めたの一さんですよね!?」

一「ほら須賀君。周りのお客様に迷惑だよ」

京太郎「ぐぬぬ……」

おっしゃる通りでございました。

一「……ねぇ須賀君」

京太郎「なんですか?」

一「あの……提案なんだけどね」

京太郎「はぁ……」

いったい、何の話だろう。

一「今日一日で僕達結構仲良くなったよね?」

京太郎「俺の気のせいでなければ」

一「だからね、提案なんだけど……」

京太郎「……?」

一「あの……ね、その……」

一「きょ……」

一「京太郎君、って呼んでもいい?」

わりと間があったから何がくるかと思っていたが、案外単純なことだった。

まさかこれを否定する人なんていないだろう。

京太郎「勿論です」

京太郎「俺だってずっと一さんのことを一さんって呼んでいたんですから」

一「そ、そっか、よかった……」

一「京太郎……君」

京太郎「はい、なんでしょうか」

一「ふふ、呼んでみただけ」

……この少しだけ赤くなった顔を早く冷ましたい。

アイスはまだかな、と一さんから視線を逸らした。



一の満足度があがった

おいおい…何が起きてるんだこれは…

もう結婚しろよ

咲さんにバレたらえらいこっちゃで…

それから俺達はその喫茶店でゆっくりとお茶を飲み、談笑し、過ぎる時間の一秒一秒を大切に使った。

それでも太陽は落ち、月が昇り始めることをとめることはできない。

ゴーンゴーンという古臭い音が店内に響き渡った。

京太郎「五時……か」

一「もうそんな時間になっちゃったんだね」

ふ、と窓の外を見上げると夕焼け空を烏が舞っている。

烏が鳴くから帰らなきゃ、なんて。

しかし、それを放置してでもそろそろ透華さん達も帰ってくるだろうし、帰らなければいけない。

……楽しい時間はいつか終る時が来てしまう。

京太郎「さて、そろそろ――」

一「――だ」

京太郎「はい?」

一「嫌だ、もっと遊びたい」

一度持ち上げた腰を下ろして、一さんの顔を見つめた。

一さんは少しだけ怯んだけど、それでも俺の目を見つめ返した。

一「今日はね、本当に、これでもかってくらいに楽しかったんだ」

一「さいっこうの一日になったと思う」

一「……だから、まだ終らせたくない」

一「まだ遊んでいたい」

一「そう思う僕は傲慢なのかな」

一「きっと傲慢なんだろうね」

一「でも、遊びたいんだよ」

一「……ねぇ、京太郎君」

一「もうちょっとでいいから僕とこのまま遊んでくれない?」


京太郎の答えは?
1、はい
2、いいえ


>>103

1

1

1

1

１

1

朝帰り来い

さすがの団結力！

迷う気さらさらないですねー、嬉しいけど。

朝帰りはさすがに無理や、まだ友達や

一応この安価の結果により3日目夕方の行動安価はなくなります。
アナウンスし忘れてたけど、そうだったとしても皆は1を選んでくれると信じてるで……

それでは本編はここにて終了。
お付き合いいただきありがとうございましたー。

あ、風呂入った後短編投下します」

この団結力である

乙
最後は賭場にいくのがいいのかねぇ？
でもこの甘いデート気分を賭場で壊されたくない気持ちもあり…

乙やでー

5でホテルは無理か…

この流れで賭場もねぇ。
甘味処でも行って帰りにお土産買うとか？

乙乙

おつおつ

服屋→ゲーセン→アクセショップ→喫茶店だっけか
朝帰りはともかく夕飯食べて帰ったらマズイかな？

静かな場所で二人っきりでのんびりしよう

静かな場所というとniceboatか

>>116ｶｰﾅｰｼｰﾐﾉﾑｺｰﾍﾄ

前スレ>>991書こうと思ったけど、カピパラに名前あったっけ?

明日テストだけど俺は宿題せずにスレを見守るぜ・・・・

>>117
ない…かなたぶん

明日も無職だけど何も考えずにスレを見守るぜ・・・・

>>120
働け

>>118
このSSで国語力は学べないよ、残念!
いや、マジで勉強するか寝てください

>>119
ありがとう。
もうちょっとで投下できるからしばしお待ちを

>>120
おまえは働けよｗｗ

前スレ>>991より～カピパラを思い出す夜更け～(ついでに>>24などの影響を多く受けています)

京太郎「……今日はやけに寒いな」

まだ秋だというのに、まるで冬のような寒さだ。

布団を更に取り出そうにも、そのためには今入っている布団から出る必要があり、その布団から出る気は全くない。

つまり、この寒さに耐えて夜をすごさなければいけないのだ。

いや、まあ少しぐらい耐えろよという話なのだが。

京太郎「……寝れば多分暖かくなる」

そっちに耐えてどうする。

……しかし、眠気がひどい時は特に理性より本能が勝るもので。

俺は布団の中にもぞもぞと引きこもり、そして目を閉じた。

……ちょっと前なら傍で寝ていたカピパラを抱いて寝ていたものだが。

生物というだけあって暖かかった、ついでに抱き心地もいい。

……けど、今はもういない。

火事で焼け死んでしまった。

京太郎「……ははっ」

京太郎「……寂しいなぁ」

ともすれば一番傍に居てくれたのはあの子だったのだから。

ああ、寒い。

寒いなぁ。

？「……キュ?(あ、あれ……)」

ふ、とそんな声が聞こえた。

目を開く。

目の前には、どこかおぼろげに移ったあの子がいた。

京太郎「お前……キューか?」

キュー「キュ? キュ! キュ!(ご主人様……？ ああ、愛しのご主人様だ!!)」

キューとは俺のカピパラの名前である。

キューと鳴くからキューと名づけた

京太郎「嘘だろ、何でここに……」

キュー「キュー!(きっと私達の赤い糸が死後の世界でも結ばれていたんだよ!)」

京太郎「そっか……一夜限りの夢か……」

奇跡はあったんだ。

会いたいと願ったら会えるだなんて。

京太郎「なぁキュー。お前は知らないかもしれないけどな、今すっごく大変なことになってるんだ」

キュー「キュー(知ってるよ! ご主人様のことは24時間瞬きもしないで見守ってたから!)」

京太郎「……でもさ、皆俺のことを助けてくれるんだ」

京太郎「すごい優しいよな」

キュー「キュー(人間の女なんてすぐ意見をころころ変える悪魔ばっかりだよ、それよりはカピパラのほうがいいと思うけどなぁ(ﾁﾗｯ)」

京太郎「だからがんばろうって決めて、あと少しなんだ」

京太郎「皆にはお礼しないとな」

キュー「キュー!(当然私にもだよね! 給料……三年分でいいよ?)

京太郎「……」

京太郎「……話は変わるけどさ。俺今好きな人がいるんだ」

キュー「キュ?(え、私?)」

京太郎「こんな状況だっていうのにさ」

京太郎「……でも、好きになっちゃったんだよ」

キュー「キュー(ほら、離れてから始まる恋もあるでしょ、きっとそういうことだよ!)」

京太郎「……なあ、告白したら成功すると思う?」

キュー「キュ!(全然大丈夫、私はいつでも受け付けてるから!)」

京太郎「……そうだよな、告白しないとわからないよな」

京太郎「ありがとうキュー。お前にあえてよかったよ」

京太郎「明日告白してみる」

キュー「キュー(うん……待ってる……)」

京太郎「じゃあな、お休み」

キュー「キュー(うん、おやすみ)」



なんだこれ。

では今日の更新はこれで終わりです、ではまた夜に

本当に何だこれｗｗｗｗ

これはカピパラ擬人化√が微レ存……！

乙乙

もうなにがなんだか･･･w

給料三年分とか、すげー恐ろしい要求してんなこのカピバラ

>>128そんなの存在しなくていいから（良心）

つまり悪霊化カピバラによる肉体乗っとりルートですね（ﾆｯｺﾘ

カピパラが擬人化して美少女になってあいにくる展開をきたいする！

じゃあカピバラの事を聞いた透華が気を利かせて夕食にカピバラ肉を出す展開！

なんだこのカピバラ（驚愕）
幽霊になってでてくるとかこれ京ちゃんシャーマンルートあるで

>>134
おいやめろ（迫真）

毎晩夜になると現れるカピバラの話を聞いた子たちが
カピバラを見るためという大義名分を掲げて京太郎の寝室に来る展開もあり得るでぇ

>>134
やめい
せめてカピバラの事を聞いた透華が気を利かせてカピバラの着ぐるみみたいなパジャマ着て布団にもぐりこむ程度にしといてくれ

カピハラの変わりにボロボロになった一ちゃんをプレゼントする透華

まで読んだ

カピ原さん大人気やな…

まさかここまでカピパラが反響を受けるとは思わなかった(KONAMI感)

ああ、ついでに一つアナウンスをば。
一ちゃんと夕方デートの場所に着いてですが何も考えてｎ……ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ、皆様の意見を尊重したいと思います。
というわけで、自由安価出すんで思い思いの一ちゃんと行きたい場所を書いてくれると嬉しいなって

じゃ、短編一個書いてします

もう夕方だし見晴らしのいい公園とかかな


しかしカピバラの人気は凄いなｗｗ　何人か呼び方間違ってたが

デートの最後はのんびり今日の余韻を楽しもう

長野だし山に登ろう（適当）

夜の公園で火照りを冷まし、帰ろうとする京太郎を一ちゃんが止めて、最後に賭場に行くというのはどうだろう
男から誘うのはＮＧだが、そんな男の事情を汲むいい女一ちゃんの活躍に期待
こう…夜の公園、帰りましょうという京太郎に
街灯の下ワンピースの裾を翻しながらくるりと振り返って
「だめ、まだ賭場、いってないでしょ」とか

夜ちゃう、夕方だ
夜までいくと帰り深夜で帰ったとき危険すぎるよね？
ちょっと見てくる程度なら夕方から早めの夜にかけて帰ってこれてもいいはず

野沢温泉（混浴）

～もしも衣が気がついたら京太郎の布団で堕ちてたら(精神)～

ふ、と目が覚めた。

時計に目を向けると、おおよそ丑三つ時をさしている。

ここ最近こんな風に夜中に目が覚めることが多い。

果てさて、今日の理由はなんだろうなぁ、と眠い目をごしごしこすって辺りを見回す。

……明らかにおかしいくらいに膨らんだ布団が目に入った。

今日は誰が入ってきたんだろうか。

京太郎「……おはようございまーす」

眠気でいまいち声が出せないが、まあ丑三つ時だしこのくらいでいいだろう。

ゆっくりと布団を上げる。

まず最初に見えたのはまるで獣のような赤色の瞳だった。

次に見えたのは無心にこちらを見つめる衣さんの顔だった。

しかし俺に見られていると気づくと、その表情には途端に笑顔が戻る。

……ただその瞳はいつもよりもより充血している。

衣「おはよう、京太郎」

京太郎「……また変な夢でも見たんですか？」

衣「ううん。今日は違うぞ」

京太郎「そうですか……」

予想はしていた。

今日は何かが違う、と。

衣「……大事な用事があってきたんだ」

京太郎「……明日でいいですか?」

衣「今じゃなきゃだめだ!」

衣さんはぐい、と俺の顔を抑えて逃れられないようにする。

見開かれたその瞳はまるで魔法のように俺の視線を捕らえて話さない。

衣「……昨日は一が来たそうだな」

京太郎「……ええ」

衣「その前は透華、純も、智紀も」

京太郎「……ええ」

最近は一人で寝ることのほうが少ないかもしれない。

衣「ここは衣の場所なのに」

京太郎「……え?」

衣「京太郎の隣は衣だけの場所なのに!!」

京太郎「ちょ、ちょっ……」

衣さんは俺の体を布団にたたきつけた。

少しは柔らかくなってるとはいえ、地面に頭を叩きつけられた所為か、視界がぐら、と揺れる。

ジャラ、と小さな金属音を立てて衣は俺の上に跨った。

その音の正体は、衣さんの子供のような華奢な両足に繋がれた鎖だろう。

その先は暗くて見えない。

京太郎「こ。衣さ……」

衣「京太郎は! 私だけのものだ!!」

衣「誰にも渡さない!!」

衣「誰にも触れさせない!!」

衣「誰にも盗らせない!!」

衣「透華にも一にも智紀にも純にも!!」

衣「誰にも!!」

衣「京太郎は私のものだ!!」

衣「私だけのものだ!!」

まるで観客に宣言するように声を上げて衣さんはそう宣言する。

その表情にいつもの子供らしさは微塵もない。

それどころか少しばかりの恐怖を覚えてしまうほどだ。

俺は何か言おうと口を動かそうとするが、衣さんは俺の喉を抑えた。

最低限呼吸できるレベルの弱いものではあるが、言葉は発せない。

衣「だからな京太郎」

衣「もう衣は絶対に京太郎から離れないぞ」

衣「ずーっと、京太郎と一緒だぞ!!」

衣「京太郎も幸せだろ!?」

衣「嬉しいだろ!?」

否定も、肯定も許されていなかった。

衣「……えへへ、京太郎」

嬉しそうに俺の胸に顔をこすり付ける。

手はいまだに首から離れない。

京太郎「……」

無意識的に衣から離れようとやけに重い足を動かす。

ジャラ、と金属がこすれあう音がした。

衣「ずーっと一緒だぞ、京太郎!!」

なんか釈然としないけどこれで終わりです。

またご飯食べた後くらいに来るでー

これから色々なアレに繋がっていく訳だ

？？？「きゅーーーー(このメスガキ、京ちゃんは僕のご主人様だ)」
？？？「京ちゃんは私の物、私は京ちゃんの物…お痛が過ぎる子にはお仕置きが必要だね・・・」

このスレには強い怨念が2つ常駐しているようだね（震え声

寺生まれのTさんならなんとかしてくれると信じるしかないか

お祓いを受けよう(提案)

カピバラ、もうおとなしく成仏しろ…
むしろ、生まれ変わって京太郎にアタックという選択肢を選ぶべきじゃないのか
（ま、畜生のはずなのに欲望まみれな時点で、人として生まれ変わる目はないだろうが…）

？？？「相変わらずご主人様は変わらないじぇ」

>>157
まさか優希の前世はカピバラ・・・・？

>>154
寺生まれの巴さん?(難聴)

腹痛でちょい遅れた
よっし、それじゃあはじめるでー

よしきた

京太郎「……」

一「京太郎君……?」

京太郎「すいません、ちょっと電話に出ていいですか?」

一「え、ちょ、ちょっと――」

返答もしないままに俺は携帯を取り出した。

もう礼儀知らずとかを通り越した馬鹿みたいな行動だ。

俺を止めようとする一さんを無視して、ポケットから電話を取り出す。

京太郎「……」ﾌﾟﾙﾙﾌﾟﾙﾙ

一「あ、あの～……須賀君?」

京太郎「あ、もしもし、ハギヨシさんですか?」

一「!?」

京太郎「あのー、申し訳ないんですけど、もう少し時間がかかりそうなんですよ」

京太郎「ええ……はい、大丈夫です、夕飯までには帰ります」

京太郎「なので透華さん達には……はい……はい……ありがとうございます」

京太郎「それでは」ﾋﾟｯ

京太郎「……さて、一さん」

京太郎「何して遊びますか?」

一「……いいの?」

京太郎「勿論ですよ。不肖須賀京太郎、どこまででもついていきます」

一「……そっか、うん」

一「ありがとう須賀君!」

先ほどませていた、どこか悲しそうな表情が嘘のように、今の彼女は笑っていた。

京太郎「それで、何します?」

一「……実は考えてなかったんだよね」

京太郎「……」ｼﾞﾄｰ

一「そ、そんな目で見ないでよ!」

一「……だって、なんか須賀君ともっと遊んで痛かったんだもん」

京太郎「……まあ、別にいいですけどね」

なんとなくそれはわかっていたし。

まあ、それはおいておいて、折角延長したんだ。

別にここでずっと談笑しているというのもそれはそれで構わないのだけど。

ただ一さんはもっと遊びたいようだし、どこかそういう場所にいくのもいいのかもしれない。

……さて、どうしようか。


>>167
好きな場所を書いてください(シチュも書いたら再現するかも?)

町の夜景が綺麗に見える高台

誰もいない景色の良い丘の上(なんか顔が近づいて……)

温泉プール

京ちゃんの自宅跡

間違えてラブホに入る

>>167
oh…

これは照れて真っ赤になった一君が見れる？

全く困った人たちだな君らは（ﾆｯｺﾘ

自重して書かなかったのに

何をどう間違えたらラブホに入ることになるんですかねぇ…




いいぞもっとやれ

間違えたんならしゃーないな
うん、しゃーない

これは入るとこか出るとこを誰かに見られるか
ダメヨシさんに証拠写真撮られて女装させられるかのどっちかだな

京太郎「とりあえずその辺適当にぶらついてみませんか?」

京太郎「こうして喋っているよりかは面白いものが見つかりそうですし」

一「それもそうだねー」

一「でも、僕はこうして京太郎君と喋ってるのも楽しいよ?」

京太郎「だから、喋りながら歩きましょう?」

一「そうだね」

京太郎「それじゃあ勘定を……」

一「ああ、僕が払うよ」

京太郎「いや、いいですよ」

一「僕のわがままに付き合ってもらってるんだから、僕に払わせてよ」

一さんは俺から伝票を無理やり奪い取ってカウンターまで走っていった。

ちょっとだけ嬉しいのは仕方ない、いや、払いたくないものは払いたくないし。

先に出口で待っていると、払い終えた一がとてとてと走ってきた。

こんな距離だから、別に走らなくてもいいのに。

一「それじゃ、いこっか」

京太郎「ええ」

一「あ……」

京太郎「どうしました?」

一「いや、あれ……」

一さんが指を指した先には奇妙な建物があった。

どれくらい奇妙かというと、端的にその外見を現せばUFOになるくらい。

ついでに、UFOという看板まで立っている。

京太郎「……なんだあれ?」

一「なんだろうね……」

歩みを止めて、その不思議な建物を眺めてみる。

概観だけだと、いったい何をするところか全くわからない。。

……ゲーセンか?

一「……いってみる?」

京太郎「一さんが行ってみたいなら」

一「……結構気になるんだよね」

京太郎「それじゃ、行ってみましょうか」

一「うん」

とりあえずその奇妙な建物の中に入ってみることにした。

入り口らしき入り口はなく、代わりに大きな穴が開いている。その先に駐車場があった。

どうやらそして、その駐車場にいくつか階段がある。

上には満室やら空室やらが書いているのだが、カラオケボックスか何かだろうか

一「この階段を登ればいいのかな……?」

京太郎「空室って書いてあるし、いいんじゃないですか?」

まあ、言ってみないことにはわからないので、一度深呼吸して、俺が先頭でその階段を昇り始めた。

ググったら本当に出てきた
なんだこれ！

泣きたい

すみません誤爆

部屋に着いた。

やけに煌びやかでネオンが部屋を照らしている。

中心には大きな円形のベッドがあり、あとはテレビとか、シャワー室とか、電話とかがある。

どう考えてもラブホテルだった。

一「……不思議な部屋だね」

京太郎「そ、そうですねー」

一さんは気づいていないようだ……というか、知らないのか?

いや、知らないでいてください、誤魔化しようがあるし。

一「結局ここは何するところなのかな?」

京太郎「あー、え、えっとそう、休憩する場所です!!」

一「休憩場所?」

京太郎「そうです! 他人と全く干渉しない人のためにオススメの場所みたいですね」

一「……知ってたの?」

京太郎「いえ、入り口に書いてあったのを見たんで!」

一「そうなんだ、気づかなかったなぁ」

京太郎「あ、俺フロントに電話かけときますね、部屋使用するって!!」

一「ああ……うん、お願い」

……本当、何で気づかなかったんだろう。

普通そういうのは入り口とか看板とかに書いてあるはずなのに、気づかず、ここまで入ってしまった。

とりあえずフロントの人に休憩だって伝えておいた。

人と出会うことがないのは事実だし、あとは適当な時間のんびりすれば誤魔化せるだろう。

ふぅ、と額を流れる汗をぬぐって、一さんに報告しようと振り返る。

一「」

京太郎「」

一さんがテレビつけてた。

流れてる番組は察してください。

？？？「ぽぽぽぽぽ」

千葉では有名

一「」

京太郎「あ……あの一さん……?」

一「」

京太郎「あ、あの……」ﾁｮﾝ

一「～～～～～～っ!?///」

肩に触れたら、物凄い勢いで逃げられた。

一「あ、あの、あのね、違うんだよ京太郎君!!///」

一「わた、わ、わたしここがこういう場所だってししし、知らなくて!!///」

一「別に、あの、その、そ、そういうことがしたいとかそういうわけじゃなくてね!!///」

京太郎「わ、わかってます、わかってますから落ち着いてください」

一「だって、だって、本当に外からだとこんな店からわからないでしょ、ね、ね!!///」

一「だから、またゲーセンかなってその、お、思って!!///」

一「きょ、きょ、京太郎君とまた色々と遊びたいなとか、写真取りたいなとか思って!!///」

一「あ、違う、いや、違くないけど、あの、その、遊びたいって、あの、その、あの、そういう意味じゃなくて!!///」

京太郎「と、とりあえず落ち着きましょう、大丈夫です、勘違いしませんから!!」

……結局一さんが落ち着くまでに10分くらいかかったのであった。

一ちゃんは僕っ娘ではなかったかな？

京太郎「……落ち着きましたか?」

一「……うん」

円形のベッドに座って、二人で向かい合った。

とりあえずテレビから目を背ける、あ、勿論電源は消してます、はい。

一「……京太郎君は知ってたの?」

京太郎「いや、知らなかったですよ。知ってたらこんなところはいるはずないじゃないですか!!」

一「いや……もしかしたら京太郎君が僕の体目当てで連れてきたのかもしれないし……」

京太郎「大丈夫です、信じてください!」

一「……うん」

一さんはクルクルと自分の髪の毛を巻きながらもじもじと体を動かす。

……場所が場所だからか、一さんがいつもよりも数段可愛いくみえた。

一「……」

京太郎「……」

気まずい。

何かはなさなければ、と口を開く。

京一「あ、あの!!」

京太郎「……あ、どうぞ、先に」

一「あ、いや、京太郎君こそ……」

ある意味お約束どおり、更に気まずくなった。

>>184　恥ずかしすぎてテンパってたんだと思う

>>184
パニクって口調もパニクったんじゃないだろうか
あるいは「わたし」が素の一ちゃんで、素が出ちゃった？

可愛すぎるだろ……

京太郎「……と、とりあえずいつ出てもいいようですし、もうすぐでますか?」

幸いにも時間指定制じゃなかったのが不幸中の幸いだ。

一「あ……でも、もうちょっとここに痛いかな……なんて」

京太郎「……へ?」

一「あ、いや、別に変な意味じゃないよ!!」

一「ただ、こうして京太郎君と、二人きりになることなんて滅多にないから、その、ね」

一「もうちょっとだけ二人きりでいたいな……って」

京太郎「……っ//」

えへへ、と照れたように笑う。

思わず顔を覆ってしまった。

……よく理性を保てているな、俺。

例えばこれが巨乳の俺好みの人だったら……アウトだな。

一「ど、どうしたの、京太郎君?」

京太郎「あ、いや、別になんでもないですよ、はは、あはは!!」

……正直もう限界に近いけど、というか限界点越えてる気がするけど。

でも、大丈夫、超えてない、大丈夫。

無心無心無心無心無心……

え？ラブホで「ここが痛い？」（難聴

いたしちゃったのか…(誤解)

京太郎「あ、そうだ一さん、座禅でもしませんか?」

一「急にどうしたの!?」

京太郎「いえ、ちょっと悟りを開こうかと思いまして!!」

一「……まあ、別にいいけど」

一「でも……僕はもっと京太郎君とお話いてたいんだけどなぁ」

京太郎「……っ///」ｶﾞﾝｶﾞﾝ

一「きょ、京太郎君!? いきなりどうしたの!?」

京太郎「修行です、悟りを開く修行です!!」

一「自分の頭を殴ることが!?」

京太郎「へへ……何かが見えてきたぜ……」

一「幻覚だから!! それ絶対幻覚だから!! お、落ち着いて京太郎君!!」

京太郎「俺は落ち着いていますよ、その証拠にほら、手で狐が作れる!!」

一「どういうこと!?」

一「もう……大丈夫、痛くない……?」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

頭を撫でられた。

京太郎「～～～～～っ!!///」

さっき俺から逃げた一さんの気持ちがよく判った気がする。

京太郎「だ、大丈夫です!! 俺はほら、殴れば殴るほど堅くなる人種ですから!!」

一「何それ!?」

京太郎「ほら、ほら、かたくなーるかたくなーる……」ｶﾞﾝｶﾞﾝ

一「きょ、京太郎君!! 戻ってきて!! 無心で自分の頭を殴らないで!!」

京太郎「うふふ……気持ちよくなってきましたわ……(裏声)」ｶﾞﾝｶﾞﾝ

一「きょ、京太郎く～～～～～んっ!!」

もう最後まで行っちゃえよー

僕っ子とオネエ言葉の京子ちゃんがラブホ
（オネエをガンガン痛めつけてる）

どんどんカオスになってるね

かたくなーるかたくなーる（意味深）

京ちゃんの京ちゃんがかたくなる

京太郎「はぁ……はぁ……」

一「お、落ち着いた……？」

京太郎「……何とか」

とりあえず痛みで煩悩が遠のくようにした。

あとは無心でいれば多分大丈夫だ、多分、多分、多分。

一「と、とりあえずお水だよ」

京太郎「ありがとうございます」

京太郎「んくっ……」ｺﾞｸｺﾞｸ

京太郎「ふぅ……、落ち着きました」

一「よかった……いきなり頭を殴りだすからどうしたのかと思ったよ」

京太郎「あれです、俺の中に悪霊が取り付いてたんです」

京太郎「だから、あれです、除霊してたんです」

京太郎「へへ……この方法、寺生まれのTさんに教えてもらったんですよ……?」

一「……まだ落ち着いてないみたいだね」

呆れられた。

しかし、まさか貴方に見惚れていたからです、なんていえるはずもない。

一「……あの、京太郎君?」

ふいに、一さんが話を切り出した。

京太郎「……なんでしょうか?」

一「いや……その、今って二人っきりだよね」

京太郎「まあ、そうですね」

一「……あの、ね、京太郎君」

京太郎「……はい」

どこか真面目そうな顔を見せて一さんは話す。

そんな顔で見つめられたら、さすがに煩悩は浮かんでこない。

一「今日は、本当にありがとう」

京太郎「いえいえ、俺も楽しかったですよ」

一「ううん、多分僕の方が楽しかった。京太郎君遊びなれてそうだし」

京太郎「……やっぱり、その評価は覆らないんですか」

一「ふふっ」

一「だからね。こんなところだけど、お礼をしようと思って」

京太郎「お礼……ですか」

一「といっても、言葉だけだけどね」

一「その……か、体を捧げるとかは出来ない……かな……?///」

京太郎「しないでください」

一「……即答されるのもなんだか悲しいなぁ」

一「でもいいや、京太郎君」

一「今日はありがとう」

京太郎「こんな俺でよければ、いつでも誘ってください」

一「うん、いつかまた誘わせてもらうね」

一「僕京太郎君のこと好きだし」

えんだあああああああああああああああああああ

かつてここまで京太郎にデレたはじめちゃんがいただろうか…

これ√入ってるじゃないですかー

いろいろ見られちゃってたしねぇ…

もう一ちゃんは堕ちた…いや落ちたな

京太郎「……はい?」

さ、最後の言葉が聞こえなかった。

なんかすきとか言う単語が聞こえたんだけど。

すき……隙? 鍬?

一「だから、友達として、京太郎君のことが好きだから、また誘わせてもらうねって」

一「京太郎君って、すっごく楽しいし、優しいし」

一「言っちゃ悪いかもしれないけど、透華達と出かける時よりも楽しかったかもしれないんだもん」

一「だから、僕は京太郎君のことが好きだよ」

京太郎「……ああ、そういうことですか」

ゆらりと、立ち上がる。

丁度いい柱を見つける。

頭を振りかぶって、強く打ち付けた。

一「ちょ、ちょっと、何してるの!?」

京太郎「いや、ちょっと除夜の鐘を真似しようと思いまして」ｶﾞﾝｶﾞﾝ

一「除夜の鐘は叩かれるほうだよ!? じゃなくて!!」

京太郎「あと104……103……」ｶﾞﾝｶﾞﾝ

一「きょ、京太郎く～～～～んっ!!」

……そんな真面目な顔で、好きだなんていうから。

一瞬勘違いしてしまったじゃないか。

……それで。

少し嬉しくなってしまったじゃないか。

惚れたか（京ちゃんが）

攻略していると思ったらいつの間にか攻略されていた…
な…何を言ってるのかわからねーと思うが（ｒｙ

そうか、京ちゃんは攻略される側だったのか

京ちゃん√に入ったか

ここの京太郎は好きになったら借金のせいでむしろ離れいくタイプ

京太郎「……痛い」

一「うん、そりゃ痛いだろうね。僕が止めても京太郎君108回打ち続けたもんね」

京太郎「もうあれは一種の使命感ですね。俺は除夜の鐘を打つ棒を尊敬します」

ちゃんと108回打ったから煩悩は消えた、よし、大丈夫、大丈夫。

一「……さて、そろそろ時間かな?」

京太郎「なんだかんだのんびり出来ましたね」

一「ここが……その……ホテルだって気づいたときはどうなるかと思ったけど」

京太郎「俺は紳士ですから」

一「うん、京太郎君が紳士でよかった」

その紳士っぷりを保つために除夜の鐘の真似してたんですけどね。

一「で、ここって無料なの?」

京太郎「いや、3800円です。ちょっと待っててください」

ベッドから降りてフロントに電話をかける。

すると、エアシューターにカプセルが届いた。

京太郎「このカプセルに3800円を入れればいいそうですよ」

一「そうなんだ。えっと……じゃあ、どうする?」

京太郎「ああ、俺が払いますよ……といいたいところですが。どうか割り勘していただけないでしょうか」ﾄﾞｹﾞｻﾞｰ

一「僕は元よりそのつもりだよ」

京太郎「ありがとうございます、一様」ﾄﾞｹﾞｻﾞｰ

一「ふふっ」

一「……僕たち本当にここに入ってたんだね」

京太郎「もう変な建物に近づいちゃいけませんね」

一「うん……」

夕日に照らされたからか、一さんの顔が赤い。

……いや、多分俺も赤い。

仕方ないじゃないか、ああ、仕方ないじゃないか。

そのホテルの傍では周りの人からちょっとした視線を向けられたけど、それも歩けば歩くほど少なくなっていく。

まるで自分たちがこの景色といったいしているような感覚がした。

一「……僕たちってさ、周りから見たらどう見られているのかな」

京太郎「……恋人じゃないですか? あんなところから出てきましたし」

一「ふふ……それもそうだね」

……はたして、もしもあそこに言っていなかったら俺はその質問にどう答えただろうか。

一「それじゃ、かえろっか?」

京太郎「ええ」

……こうして、一さんとの初めてのお買い物は幕を閉じたのだった。



一の好感度がぐぐぐ～んとあがりました。

これは上がりまくりやろなぁ

所持金133000-100(ポップン代)-400(プリクラ代)-300(タトゥーシール代)-1900(ラブホ代)=130300

京ちゃんの弾道も上がりまくりやろなぁ

一発病もんやね

しかし1億の借金抱えてこんなことしてて大丈夫なんだろうか？

風に沈めるという可能性･･･
ないと信じたい

一「あ、そうだ京太郎君、メアド交換しようよ」

京太郎「いいですよ」

携帯を取り出して、赤外線で交換する。

……清澄を除く、初めての女性のメアドだ。

何か嬉しい。

一「……ふふ、これでいつでも連絡が取れるね」

京太郎「今だって俺の部屋に来ればいつでも話せますけどね」

一「だって、京太郎君いつかいなくなっちゃうでしょ?」

一「でもこれがあれば離れてても連絡取れるしね、えへへ」

京太郎「……それもそうですね」

?「あ!」

京一「!?」ﾋﾞｸｯ

後ろのほうから声がかかった。

恐る恐る振り向くとそこには……。


00～29、咲ちゃん
30～79、龍門渕メンバー
80～98、清澄メンバー
99、魔王

>>222

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドド

えっ

！

はい

魔王だけは勘弁して

まかせろ

咲ちゃん！

とあ！

>>225じゃなくてよかった・・・（迫真）

>>225
なんだお前は(驚愕)

>>225
怖いことすなああああ

およそ３割で御光臨とかどういうことなのｗｗ

ヤのつく人々によって売り払われた臓器を金に物言わせて買い上げて自分に移植して、
「京太郎はいつでも、いつまでも私と一緒に居ますわ」
とか言って胸に手を当てる透華さまが見てみたいです

……うん、ごめんなさい

>>225
怖い怖い

咲さん怖いなぁ……とづまりすとこ


ごめんなレジェンド

>>233
あなたは今日、ゾロ目でバッド判定のあるスレには行ってはいけない

京太郎「……透華さん?」

一「それに衣に、純に、智紀に……こんなところで何してるのさ」

透華「普通に帰り道ですわ。それより貴方達こそこんなところで何してるんですの?」

一「え？ あ、ぼ、僕達は……」

透華「結局何の用事か教えてもらえませんでしたけど……何してきたんですの?」

京太郎「……何も話してなかったんですね」ﾋｿﾋｿ

一「うん……なんか普通に了承してくれたから話す機会がなくて」ﾋｿﾋｿ

……かといって、ありのまま怒ったことを全部話せば激昂ものだよなぁ、場所が場所だし。

とりあえず、適当に誤魔化しといたほうがいいかな

京太郎「あ、あれですよ、賭場に行ってきたんです」

京太郎「ただ、一人で行くのはなんだか不安だったので……一さんに傍までついてきてもらったんです」

一「あ、うん。僕も服を買おうと思ってたし、途中で分かれて」

京太郎「で、また合流したんですよね」

二人きりでお買い物し、デートをして最後にラブホに行きましたなんていったら絶対に追い出される。

透華「あら、そうなんですの? でも言ってくだされば私達もついていきましたのに」

透華「それで、結果はどうだったんです?」

京太郎「あー……惜敗ってところですかね」

京太郎「一応点数は余り取られませんでしたが」

純「覚えたてなのにそういうとこにいくからだよ」

智紀「……むしろ飛ばなかっただけまし」

京太郎「ですよね～……あはは」

実際は行ってないんですけどね。

透華「それならば、今日の夜も一緒に特訓しましょうか」

衣「うむ、衣も手伝うぞ!!」

京太郎「はは、ありがとうございます」

……まあ、麻雀の手立てをしてもらえるらしいし、結果オーライ……かな?



三日目夜の選択が強制的に龍門渕メンバーと麻雀になりました。

なんかきりがいいし、今日の本編はここまでにします。

ちなみに魔王が来ていたら咲さんとしか結ばれない代わりに1億が簡単に手に入るルートが開いたよ!!

それでは、お付き合いいただきありがとうございましたー。

おつー

乙乙

乙やでー

おつおつ

ちょっと魔王ルートが見てみたいと思った(小並感)

おつおつー

これは2人がお互いにプレゼントしてもらったものを大事に眺めててばれる可能性もあるでぇ

おつおつ

>>241
もう京太郎SSで魔王サキは余ってるんで
このスレでは文学少女のままで、どうぞ（懇願）

魔王だったらストーリー自体が即終わるじゃないですかｗｗ
魔王だとその後の展開もなさそうだ…他の女性を視界に入れないようにされかねんし

一ちゃん可愛かった！
とりあえず夜に（今日のデートに関して）一にメールしとけよ京ちゃん
後戯…じゃなくて、感想戦でもなくて、アフター…フォロー？ケア？は大事だぜ！

こ、ここの咲は咲ちゃんだって言ってるだろ！い、いいかげんにしｒしてください！

>>245
？？「京ちゃんが他の女に目移りするようなら、もういっそ他の女なんか見えないように」

？？「あ、その前に京ちゃんの中に私の姿を焼きつけておかないとね」ﾆｺｯ

>>245
視界どころか世界に……あ、いや、なんでもないです、はい。

よーし、それじゃ短編だ短編の時間じゃ

本日の短編は前スレ>>998-1000の
「気になって様子を見に来た和が透華に捕まって一日メイドに 」
「龍門渕で京子さんと名乗る背の高い謎の金髪美少女が麻雀部の秘密兵器などという噂が広まってしまったら 」
「和のおもちを凝視してる京ちゃんに衣透華一がぐぬぬ 」
を一つにまとめる予定
長くなりそうなんでちょっと待っててね（はぁと

～のどっち、龍門渕に潜入するの巻～

和「……」

和「暇……ですね」

一応麻雀部に顔出しはしてみたのだが、誰もいない。

部長は学生議会、他の三人もなにやら用事があるみたいでいつも騒がしい麻雀部には虫の声のみが響く。

……ああ、そういえば後一人、いないんでした。

和「須賀君……」

小さくその名前を呟く。

思えば彼だけはいつもこの部室に来ていた。

ただ、その彼は1億の借金を背負ってしまって、宮永さん曰く龍門渕さんのお屋敷で働いているそうだ。

1億だなんて、そんなオカルトありえない、そう思っていたけれど、こうして学校を休んでいる辺り、本当のことなのかもしれない。

和「……気になりますね」

何でだかはわからないけれど、ただなんとなく気になった。

……ここから龍門渕高校まではそう遠くはない。

龍門渕高校についたらきっと誰か親切な人が教えてくれるだろう。

和「……行ってみましょうか」

小さく呟いた。

思い立ったが吉日ですし、

そんなオカルトありえませんけど。

ぎゅ、とエトペンを抱きしめて、道を歩く。

すれ違う人が何故か不思議なものを見る目で見てくる、何でだろう。

……あ。

龍門渕さんが歩いている。

まさか龍門渕高校にたどり着く前に会うことが出来ると思わなかった。

和「……あの、龍門渕さん」

透華「誰ですの――って原村和!?」

和「はい、原村和です、こんにちは」ﾍﾟｺﾘ

透華「え、ええ。ごきげんよう」

透華「それで、どうして呼び止めましたの?」

和「いえ、龍門渕さんに聞きたいことがありましたので」

透華「聞きたいこと……ですの?」

和「ええ。あの……須賀君がそちらで働いていると聞いたのですが。ちょっと色々気になりまして」

和「あの……1億の借金が出来たので、働いているとは本当なんですか?」

透華「ええ、しっかりと働いてくれてますわ」

透華(主な稼ぎ源は賭場だなんていえませんわね)

透華「それがどうかしたのですか?」

和「あ、いえ、少し気になっただけです」

透華「あら、そうですの?」

和「ええ。元気でやってるならいいです、ありがとうございました」ﾍﾟｺﾘ

頭を下げて、龍門渕さんから離れた。

まだ、少しもやっとするものはあるけれど、とりあえず彼の安全が確認できたのでよしとしよう。

……彼が帰ってくるまであと、どれくらいなのでしょうか。

透華「ちょっと待ちなさい、原村和!!」

後ろからがし、と肩をつかまれた。

和「何でしょうか?」

透華「貴方、須賀君が気になるんですわよね？」

和「そう……ですね」

何でこんなに気になっているのかはわからないけれど。

透華「それならば……も、もし暇なら屋敷によっていきませんこと?」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

一「あ、京太郎君。それは透華の服ね」

京太郎「了解です……っと」

洗濯物を畳む仕事になったので、一さんを呼んでまた二人で作業することにした。

今日はちゃんと普通の服を着ているので、目のやり場に困ることもない。

俺は服、一さんは下着、と分類して、畳んで、重ねていく。

……割とこの仕事にはもう慣れてきた、煩悩的な意味でも。

ハギヨシ「京太郎さん」

京太郎「うわぁ!?」ﾋﾞｸｯ

一「きゃっ!?」ﾋﾞｸｯ

天井裏からハギヨシさんが落ちてきた。

京太郎「な、なんでそんなところから出てくるんですか!?」

ハギヨシ「天井裏には執事しか知りえない道が広がっているのですよ」

ハギヨシ「それよりも京太郎さん。透華様が呼んでいます」

京太郎「透華さんが……？」

京太郎「でも、まだ仕事が終ってないんですが……」

一「あ、それじゃあ僕がやっておくよ。どうせもう少しで終るしね」

京太郎「いいんですか？」

一「大丈夫大丈夫。ほら、早く行かないと透華が堪忍袋の尾を切っちゃうよ?」

京太郎「じゃあ……よろしくお願いします」

ハギヨシ「では、こちらについてきてください」

一「いってらっしゃ～い」

手を振って見送る一さんに手を振り替えして、ハギヨシさんの後に続いた。

京太郎「えっと……透華さん、呼びました?」

透華「ええ、呼びましたわ」

ハギヨシ「では、私はこれにて」

指定された場所――ある部屋の前につくと、ハギヨシさんはまた天井裏に戻った。

……いつか俺もあそこに入ることになるのだろうか。

京太郎「……っと、それで。何のようですか?」

透華「貴方のために今日一日メイドをやってくれる人が増えましたの」

京太郎「俺のため?」

透華「ええ、貴方が大丈夫かどうか気になったのでここまで来たそうですわ」

透華「先ほど買い物しに来た時に出会いましたの」

京太郎「そ、そうなんですか……」

俺のために来る奴っていうと……やっぱり咲か?

少なくとも部長や染谷先輩はないだろうし……。

透華「今こちらでメイド服に着替えてもらってますわ」

京太郎「あ、一応服装はしっかりするんですね」

透華「当然ですわ。一や智紀だってちゃんとしているでしょう？ 純は例外ですけれど」

和「あ、あの。着替え終わりました……けど……」ｶﾞﾁｬ

部屋の扉が開き、中にいた人が現れた。

メイド服を着た、ピンク色のツインテールの、ペンギンを持った少女。

――原村和がそこにいた。

和「あ、こんにちは、須賀君」ﾍﾟｺﾘ

京太郎「ああ、うん、こんにちは」

礼儀正しくお辞儀されたのでつられてお辞儀し返した。

……俺のために来てくれたって――和が?

天使やん

和「あの、須賀君、1億の借金が出来たって本当ですか?」

京太郎「……夢だと思いたいですね」

京太郎「……それで、どうしてこんなところでそんな格好を?」

和「須賀君に会いたければメイドになれ、と龍門渕さんが仰ったので」

和「仕方ないので、着替えさせてもらいました」

和「で、着替えてしまったからには須賀君の力になろうかと思いまして」

京太郎「……それはどうもありがとうございます」

和「いえいえ」

和「私も須賀君がいないとなんだか寂しいので」

京太郎「……えっ」ﾄﾞｷｯ

和「……どうかしましたか?」ｸﾋﾞｶｼｹﾞ

京太郎「ああ、いえ、なんでもないです」

……多分天然で言っているんだろうなぁ。

俺がいないと寂しい……なんていわれたら変な風に受け取ってしまいそうだ。

透華「……素で私を無視しないで欲しいですわ」

京太郎「ああ、すいません」

それだけ和の存在にビックリしていた。

いや、だってどうせ咲かせいぜい優希だろうと思ってたし。

まさか和が来るとは……なぁ?

和にはタメ口じゃなかったっけ？

透華「……こほん、まあ、そういうわけで。原村和には今日一日須賀君の仕事を手伝っていただきますわ」

和「よろしくお願いします」ﾍﾟｺﾘ

京太郎「ああ、はいよろしくお願いします」ﾍﾟｺﾘ

透華「それで、今は何の仕事をしていたんですの?」

京太郎「えっと……洗濯物を畳んでいました。一さんが手伝ってくれたので、おそらくもう終っていると思います」

透華「そうですの？ それじゃあ――」

衣「あっ、ののかだ!!」

たまたま屋敷内を散歩していたであろう衣さんが俺達を――というか、和を見つけた。

遠くにいた衣さんはてぽてぽと可愛らしい音を立てて走り、和に飛びつくように抱きついた。

和「こんにちは、天江さん」

衣「うむ、こんにちはだぞ!」

衣「それで、今日は何しに来たんだ?」

衣「まさか、衣と遊びに来てくれたのか」ﾊﾟｧ

和「あ、いえ。今日は遊ぶことは出来ないです。須賀君を手伝わなければいけないので」

衣「そうか……」ｼｭﾝ

頭から生えているような二本のリボンが目にわかるように垂れ下がった。

あれもまた透華さんのアンテナのように感情表現ができるのだろうか。

透華「……いえ、それいいかもしれませんわね」

和「……はい?」

透華「この家の、使用人達の仕事の中には衣と遊ぶことも含まれていますわ」

京太郎「……そうなんですか?」

和「なんで須賀君が知らないんですか」

京太郎「ほら……俺相手にもなりませんし」

和「……ああ」

京太郎「納得しないでください、なんか悲しい!!」

……これでも俺なりに最近はがんばり始めたのだから。

透華「ですので、須賀君――いえ、原村和の仕事は衣と遊ぶこと、でどうかしら?」

衣「遊んでくれるのか!?」

和「どうやら許可が下りたみたいですので」

衣「やたっ!!」

透華「そして、原村和!! 今日こそ私が貴方を倒して見せますわ!!」

……もしかして、自分が和と対局したかっただけじゃないだろうか。

透華「それでは早速行きますわよ!!」

衣「負けないぞ!!」

和「私も負けませんよ」ﾆｺ

京太郎(……もしかして俺も頭数に入っているのだろうか)

……ちなみに、途中で一という名の犠牲――ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ、代打が現れたので、俺があの面子と戦うことはなさそうだ。

よかった。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

2回目の対極が終わった頃、一さんが、やることがなかったからとりあえず窓拭きをして仕事をしてるふりをしてる俺の下にやってきた。

一「須賀君、僕も掃除手伝うよ」

京太郎「何真っ先に逃げようとしているんですか」

衣「そうだぞ、一! まだ試合は始まったばかりだ!!」

京太郎「だ、そうです。では頑張ってください」

一「えー……」

仕方ないなぁ、といった表情で一さんは卓に戻っていった。

和「……そういえば、龍門渕さん」

透華「なんですの?」

和「風の噂で聞いたのですが。龍門渕麻雀部に凄腕の金髪の京子と名乗る女性が入ったとは本当でしょうか」

京太郎「ぶっ!!」

和「……どうかしましたか?」

京太郎「あ、いえ、なんでもないです、はい、なんでもないです」

……いったいいつから噂になったんだそんなの。

あれ、おかしいなぁ、俺そんな公式試合に出たりしてないよなぁ。

透華「まず、龍門渕麻雀部に新入部員がはいったことはガセですわ」

透華「ですが、その凄腕の金髪の女性がいるのは本当ですわ、ねぇ須賀君?」

京太郎「……なんで俺に振るんですか」

一「京子ちゃんなら呼べば来るよ、ね、須賀君」

京太郎「来るんじゃないでしょうかねぇ」

衣「あれ、京子ちゃんって京――」

京太郎「衣さん!! 美味しいバナナがあるんですけど食べませんか!?」

衣「食べる!!」

和「……？」

和「まあいいです。それで、その京子さんと一局打ってみたいのですが。呼べるでしょうか?」

一「呼べるよ、ねぇ須賀君?」

京太郎「……わかりましたよ、行きますよ、行きますとも」

どうせ逃げられないのだから。

はぁ、と溜息を吐いて部屋を出る。

服とウィッグを持って満面の笑みを浮かべたハギヨシさんが立っていた。

京子ちゃんｷﾀｰ

京ちゃんの美味しいバナナ？

京子ちゃん好きやなイッチｗｗｗｗ

京子ちゃん好きやなイッチｗｗｗｗ

京太郎「始めまして、京子です(裏声)」

和「こちらこそ初めまして、原村和です」

和「……あれ、どこかでお会いしたことありませんか?」

京太郎「気のせいじゃないですか(裏声)」

和「そうですか……」

和(どこかで見たことのある顔立ちなんですけど……)

何でばれないんだよ、畜生。

一思いにばれてくれたほうが嬉しい。

透華「それでは、一局打ちましょう。京子さんも席についてくださいまし」

一「じゃ、僕が変わるね。がんばってね京子ちゃん」

京太郎「ありがとうございます(裏声)」

……俺は仕事もしないでいったい何をしているのだろうか。

いや、透華さん曰くこれも仕事だそうだが。

じゃあ、金くれ金。

和「それでは、よろしくお願いします」

透華「よろしくお願いしますわ」

衣「よろしくだぞ!!」

京太郎「……よろしくお願いします(裏声)」

和「……ロン、8000点です」

透華「きぃ～～っ!! 悔しいですわ!!」

衣「ふふふ、また衣が一位だぞ!!」

京太郎「さすがですね、衣さん(裏声)」

何事もなく時間は進み、結果衣さんが一位で和が二位、透華さんが逆転されて三位、で、俺が四位。

とりあえず、俺の結果は順当だった。

和「京子さんも強かったです」

京太郎「いえ、私なんてそこまで強くありませんよ(裏声)」

和「そんなことないですよ!」ｷﾞｭ

京太郎「うわっ!?」

和「……え？」

京太郎「……ど、どうしましたかー(裏声)」

和「……」

京太郎「……あ、あのー(裏声)」

和「……須賀君、ですか？」

京太郎「きょ、京子ですよー(裏声)」

まずい、まずい、まずい。

和にこんな女装してることばれたら清澄にひろがるのは時間の問題だ。

今はこうして龍門渕の中だけで……いや、押さえ切れてないじゃん、思い切り外に漏れてるじゃん。

まあ、ともかく、この正体が俺だなんてばれたら世間体が終る。

誤魔化さないと。

誤魔化さないと。

京太郎「よく須賀君と間違えられるんですよね(裏声)」

和「……あのー」

京太郎「でも世界には自分と似た人が2,3人はいるっていいますしね(裏声)

和「す、須賀君……？」

京太郎「……あ、須賀君なら別の場所にお仕事しに行きましたよ(裏声)」

衣「え、京太郎ならすぐそこに――」

京太郎「衣さん!! 美味しいスイカ食べませんか!?(裏声)」

衣「食べるぞ!!」

……いや、もう誤魔化せてないだろこれ。

でも俺は必死にがんばる。

背景で腹を押さえて笑っている二人にはいつか仕返ししてやる。

和「……」

京太郎「……あ、あははー(裏声)」

和「……ぷっ」

京太郎「……へ?」

和「ふふっ……くすくす」

和は口元に手を当てて上品に笑った。

傍から見てればその可愛らしい表情に胸の一つでも脈打つものだが、俺の場合別の意味で心臓が脈を打った。

あ、ばれた、俺の人生終った。

HRMRさん「IPS細胞でこのまま本物の京子ちゃんになりましょう」

京太郎「ど、どうしました?(裏声)」

和「須賀君、もう頑張らなくてもいいですよ」

京太郎「だから須賀君は――(裏声)」

和「別に誰かに言い触らしたりしませんから……ふふふっ」

京太郎「……本当ですか(裏声)

和「ええ」

京太郎「……ちなみに、こうなった理由を聞きますか？」

和「ぜひとも」

……とりあえず、適当に略して伝えておいた。

全ての元凶はハギヨシさんだということだけは5回くらい言ったけど。

和「ふふっ」

京太郎「笑わないでくださいよ……俺だって仕方なくやってるんですから」

和「だ、だって……くすっ」

京太郎「……だからばれるの嫌だったんです」

衣「京太郎、バナナとスイカはまだか?」

京太郎「はいはい、ちょっと待ってください」

衣「むー、京太郎! 衣の扱いがおざなりだぞ!」

女装したままだが、普通に話せるようになったおかげである程度楽になった。

本当に、ある程度。

和「……でも、須賀君が楽しそうでよかった」

京太郎「楽しくなんてありませんよ、こんな格好」

和「いえ、そうじゃなく」

和「楽しくもないそんな格好が出来るのは、今が楽しいからでしょう?」

和「私は1億の借金を負うことで須賀君がただただ必死に働いて、金を稼いで……と生きることに価値を見出せなくなってるんじゃないかと心配してたんです」

京太郎「……まあ、確かにこの日々は楽しいですよ」

和「清澄にいた頃とどっちが楽しいですか?」

京太郎「……それは」

和「ふふ、この質問は意地悪でしたね」

くすくす、と笑顔を見せる。

清澄にいた頃は余り見せてくれなかった笑顔だ。

和「よかった。須賀君が元気で」

京太郎「……そういえば、清澄のほうはどうですか?」

和「いつもどおりですよ」

京太郎「……嬉しいことですけど、悲しいですね」

和(私は少し寂しかったんですけどね)

和(……何ででしょうか)

衣「京太郎! ののか! 続きをやるぞ!!」

京太郎「……あ、俺は一さんと変わるから続きは――」

和「いいじゃないですか、これも仕事ですよ」

和「一緒に麻雀打ちましょう」

握られた手をもう一度強くぎゅっと握られた。

……目的は不純なものとはいえ、自分の憧れだった人と打てるのはやっぱり嬉しかった。

そして、その人から誘われるのも嬉しくなった。

京太郎「……そうですね」

俺はすぐ折れて、また麻雀を始めた。

今度は、須賀京太郎として。

京子伝説は、ここからはじまる！
しかし思ったんだが借金返せなかったら京子として生きていけないかな・・・

のどっち最高やん

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

和「今日は押しかけてしまい、ご迷惑をおかけしました」

透華「誘いましたのはこちらでしてよ。むしろ迷惑を掛けたのは私達ですわ」

和「それじゃあ……お相子ということにしましょうか」

透華「そうですわね」

和「ふふっ」

結局麻雀をしているうちに日が沈み始めた。

一応和の分も含めて仕事料をもらったが、なんだか釈然としない。

……勿論、遊んでいただけで手に入ったということもあるが、それ以上に、和の分の給料までもらってしまったことがもやもやする。

京太郎「……本当にいいんですか?」

和「ええ。元より須賀君のためですから」

京太郎「でも……さすがに悪い気が……」

和「でしたら……今度、落ち着いたときにでも麻雀を打ちましょう」

和「今日は須賀君と打てて本当に楽しかったです」

和「須賀君ったら知らないうちに強くなっていますしね」

京太郎「……まあ、色々あってですね」

和「くすくす」

和「……ですので、また一緒に打ってください」

和「私へのお礼はそれで十分ですよ」

……それでもやはり罪悪感がある。

ああ、そうだ、1億返済し終わって、少しお金が貯まったら和の好きなエトペンのグッズか何かを買ってあげよう。

和「それではまた。本日はどうもありがとうございました」ﾍﾟｺﾘ

頭を下げて和は歩き始めた

京太郎「……送っていかなくて大丈夫かなぁ」

透華「……まだ仕事があるのでしょう?」

京太郎「そうですけど……」

ふと、和が振り返った。

小さく手の平を振ったので、こちらも振り替えす。

……今から追いついてもなんだか格好がつかない、俺も和も。

透華「さ、仕事の続きをしてくださいまし」

京太郎「……了解しました」

結局和を送ることはせず、俺はまた仕事を再開した。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

和「ふぅ……」

自室についた私はベッドの上に寝そべった。

抱き心地のいいエトペンを抱きしめ、ごろごろ、と体勢を変える。

和「……須賀君に会えてよかった」

ちょっとだけあった心のもやもやが取り払われた。

その代わり、別のもやもやが出てきたのだけど。

……須賀君はあそこの屋敷で5人の女の子と一緒に暮らしている。

それならもしかして、あそこには彼の恋人がいたりするのだろうか。

和「……」ｽﾞｷﾘ

ちょっとだけ心が痛む。

何でだろう。

問いかけてもエトペンは答えてくれない。

和「……羨ましいな」

龍門渕の皆さんが。

何でだろう。

何でこんなにもやもやするんだろう。

和「……また会いに行きましょうか」

きっとそうすれば今日みたくこの何ともいえないもやもやは晴れるだろうから。

？？「そう、原村さんも私の敵だったんだね……ﾌﾌｯ」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

京太郎「いやぁ……今日は和に会えてよかったなぁ」

京太郎「でもまさか和が俺に会いに着てくれるとは……」

京太郎「……これって脈ありだったりするのかな?」

京太郎「……いや、さすがにその童貞思考は呆れるぞ、須賀京太郎」

……それでも会いにきてくれて嬉しかった。

咲に連絡したっきり、誰も会いにこないというのもあいまってかすごく、嬉しかった。

……ついでに、あのふっくらしたお餅を見れたのも。

智紀さんも大きいけれど、やはり和のが形も大きさもちょうどいい。

ぐへへ、と気持ち悪い笑いをしていると、トントンと部屋の扉が叩かれた。

透華「失礼しますわ」

中に入ってきたのは透華さんだった。

……やけに胸部が膨らんだ。

透華「急に貴方と話したくなって……あら、どうしましたの?」

京太郎「いや……その……」

透華「……ああ、胸の話ですの? その……先ほど急に大きくなり始めまして」

京太郎「いや……メロンの房が首元から出ています」

透華「……へ?」

透華さんは目線を少し下げる。

そこで、びよんびよんと揺れるメロンの房を見る。

顔が赤くなる。

透華「し、し、し、失礼しましたわあああ～～～～～～っ!!///」

透華さんは扉を吹き飛ばさん勢いでこの部屋から逃げ出した。

……何だったのだろう、と考えているとまたもやﾄﾝﾄﾝという音が鳴る。

衣「京太郎、会いにきたぞ!!」

京太郎「衣さん?」

衣「うむ、衣だ!!」

今度はいってきたのはやけにおなかの膨らんだ衣だった。

よいしょ、と持ち上げて俺のほうに歩いてくる。

京太郎「……あのー」

衣「あぁ、これか？ いや、さっき急に大きくなってな……」

さすが親戚と言ったところか、透華さんと同じような理由を話した。

衣「よいしょ、よいしょ、ふぅ、疲れた……」

京太郎「……お、お疲れ様です」

衣「ああ、本当に疲れた。スイカってすっごく重いんだな」

京太郎「え?」

衣「あ……」

京太郎「……」

衣「……」

京太郎「……スイカ、一緒に食べるか?」

衣「うぅ……食べるぞ……」

衣さんは服の中に仕舞っていたスイカを出した。

ハギヨシさんを呼んで、そのスイカを等分して、いくつかもらったあと他の皆に分けてもらいに言った。

衣「……うぅ……うまいのが悔しいぞ……」

京太郎「……」

結局スイカを食べ終えると衣さんは部屋を出て行った。

トントン、とまた音が鳴る。

一「えっと、失礼します」

京太郎「……どうしたんですか?」

一「いや、なんとなく、京太郎君と話したくなって」

えへへ、と一さんは笑う。

その胸はやはり大きくなっているが、他二人に比べると控えめだ。

一「……どこ見てるのさ」

京太郎「いや……今日で三人目だなぁと」

一「……もしかして、この胸に何かつめてると思ってるの?」

一「これは違うよ。今日は久々にさらしをはずしてみたんだ」

いや、あんたそんなのつけてないだろうというツッコミを除けば、一番理由らしい理由だった。

京太郎「へぇ、そうなんですかー」

一「む、信じてないね。何なら触ってみる?」ｶﾞｼｯ

京太郎「え……ちょ、ちょっと」

手首をつかまれ、そのまま手を一さんの胸のほうに持ってかれる。

いくら偽者とはいえやはり抵抗が――いや、もしかして本物なのか？

だとしたら余計抵抗が――と、考えているうちに俺の手の平は彼女の胸についた。

ついたというよりかは、指の角度と速度のために、めり込んだといったほうがいいかもしれないが

京太郎「あっつ!?」

一「あつっ!?」

中から肉汁と思われる液体が出てきた。

一「……」

京太郎「……」

一「一応言い訳するとね、なんか和さんの胸に目が言ってて、ずるいなって思ってね。それで僕も胸を大きくすればいいん見てくれるんじゃないかな、って思ったの」

京太郎「……とりあえず、着替えてきたらどうですか？」

一「……うん」

しょんぼりした顔で一さんは部屋を出て行った。

結論:ネタ安価をあわせるなんて無謀なことをするんじゃなかった。

それでは本日はここまで。

お付き合いいただきありがとうございました。

おっつ

おつおつ

乙やでー

乙乙
ここののどっちは天使やで・・・

肉まんｗｗ

京太郎に対してぐう畜じゃないのどっちとか久々に見た気がする

京和好きなんで俺得

詰め物だけど自分から京ちゃんに胸触らせる一ちゃんエロすぎィ！
なぜか豊臣秀吉の草履話思い浮かんだのは俺だけでいい

同じく京和好きだからぐう畜のどっちは書かないよ!
でも、和を堕としたくなった、いろんな意味で。

KACのust見てくるんで、9時ごろからはじめたいと思います。

龍門渕と清澄で合同麻雀合宿とかお願いします

>>297
そのうち短編で書くかも、そのうち

よっし、それじゃそろそろ書き始めますー

ｷﾀﾃﾞｰ

ｲｯﾁｶﾞｷﾀﾃﾞｰ

ｷﾀﾃﾞｰ

>>287だった

仕方がないから>>297を今日の短編にしよう(提案

咲様と組んで京太郎の負債を買い取り(帝愛を兵藤一族から奪う)、魔将のどっちが浮かんだ。

そうしよう(便乗)

なんやかんやで和とくっついてラブラブ

衣とお風呂(全裸)

和も堕ちちゃいましたねぇ

今度は京ちゃん「が」とーかや衣「を」堕とそう（提案）

和も堕ちた

まさか純くんまで堕ちるとわ…

借金を知った清住麻雀部の面々の反応

龍門渕家のロッカーで部長とバッタリ

>>302
部長どこから沸いてきた…

堕ち系がいっぱいや...

～～～～～～～夜～～～～～～～～

透華「さて、夕食も食べ終えたことですし、早速麻雀と行きますわ」

透華「それで、今日はどのように負けてしまったんですの?」

京太郎「あ、え、え～っと」

京太郎「守りを気にしすぎて、点が取れなかったことでしょうかね?」

透華「……どうして疑問系ですの?」

京太郎「いや～、あ、あはははは」

嘘だからです。

とりあえず、適当に笑ってみたが、果たしてこれは誤魔化しになっているのだろうか。

透華「……まあいいですわ。それで今日はどっちで打ちます?」

京太郎「……どっちって?」

透華「二人打ちか、四人打ちか」

京太郎「……ああ」

透華「それで、どっちにします?」


>>308
1、四人打ち(雀力が多めに増加)
2、二人打ち(好感度が多めに増加。ついでに誰とかも書いてくれると助かります)

１

２　透華

１

１

京太郎「……それじゃあ、今日は四人うちのほうに参加できますか?」

京太郎「やはり、二人打ちと四人打ちじゃ全然違うのが今日わかりましたし」

……違うよな?

いや、まあ同じとか言われても初心者だからわからなかったよーとかいって置けば大丈夫なはずだ。

透華「……まあ、確かにその通りですわね」

透華「役は覚えたんですの?」

京太郎「なんとか……」

透華「そう……それじゃあ大丈夫そうですわね」

透華「わかりましたわ。それじゃあ相手は――」


>>312-315　被ったら下
1、衣
2、透華
3、一
4、純
5、智紀

3

3

１

3

1
これじゃ5人じゃね？

5

1

2

透華「私、一、智紀の三人がお相手しますわ」

一「僕? それじゃよろしく」

智紀「……よろしく」

京太郎「こちらこそ、よろしくお願いします」

衣「衣は?」

透華「純と好きなだけ遊んでなさい」

衣「わーい! よし、遊ぶぞ、純!!」

純「ああそうだな。まずはこの牌でドミノでもしてみるか」

衣「楽しそうだな!!」

透華「麻雀しなさい!!」

冗談だよ、と二人笑いながら牌を並べていた。

あながち冗談じゃないような顔をしていたように見えたのは気のせいだろうか。

透華「……コホン。それでこの三人を残した理由ですが」

透華「私達三人は能力を持たず、純粋に実力で打っていますわ」

透華「賭場で打つ貴方にはこちらの方が経験になるんじゃないかと思いまして」

京太郎「なるほど……」

こんなにも親身になってくれているのに、実はまだ賭場に一回も言ったことがないという事実が俺の胸を突き刺す。

明日は……明日こそはいきますから……。

透華「それでは、始めましょうか」

落ち着くんだ
1が衣で２が透華だぞー

衣憤死

>>320
ごめん、深呼吸してから書き直す

うむ
衣、一、智紀　の三人だな

衣「衣が京太郎と遊びたいぞ!!」

透華「あら、そうですの? じゃあ後は――」

一「あ、ぼ、僕も!」

智紀「……それじゃ、私も」

透華「……人気者ですわね」

京太郎「いや、俺が相手とかじゃなくて四人で打ちたかっただけじゃないですか?」

衣「衣は京太郎と遊びたいって言ったぞ!!」

一「えっと……僕は、後で話したいことがあるから」

智紀「私も……」

透華「……人気者ですわね」

京太郎「いや……あ、あはは」

さすがに今回は否定できなかった。

透華「それじゃ、私達はあちらで打ってましょう、純?」

純「ん、わかった」

衣「よし、それじゃはじめるぞ京太郎!!｝

>>一「えっと……僕は、後で話したいことがあるから」
プロポーズですね

麻雀安価

京ちゃん　>>328　+1
衣　　　　>>329　+50
一　　　　>>330　+15
智紀　　　>>331　+10

得点安価>>332

てや

それ

こい

も

！

ほいさ

京ちゃん…

御無礼

なんだこれ

すまぬ～
回り高すぎィ

みんなして京ちゃん虐めんなよ……

ひでえｗｗｗｗ

衣>智紀>一>>>京ちゃん

得点　25000-(72+1)*500　=-11500

あんまり京ちゃんいじめたるなや……

純ﾆｷが慰めてくれるから…(震え声)

まったく練習にならないｗｗｗｗ

京太郎「」ﾁｰﾝ

衣「お、おーい、京太郎……？」

一「ほ、ほら。こういうことってたまにあるしね、京太郎君。だからこうそんなにめげないで……」

智紀「大丈夫……今回は運が悪かっただけ」

ものの見事に飛ばされました、俺の親も点数も。

いや、うん、まさかさ、叶うとは思ってないよ、俺だって。

ここにいる人たちは皆大会とかに出ている人で、昨日今日覚えた俺が太刀打ちできるはずがないって。

……でも、さ、うん。

この虚無感はなんとあらわしたらいいんだろうね。

衣「も、もう一回遊ぼう、京太郎!!」

一「次はきっと勝てるから、ね!!」

智紀「……」ｺｸ

京太郎「……」ﾕﾗﾘ

三人「」ﾋﾞｸｯ

京太郎「ま……」

衣「ま?」

京太郎「負けるが勝ちですね!!」

泣いていない、泣いていない。

この目からこぼれる液体は……あれだ、脳汁だ、多分。

嬉しすぎて脳から涙がこぼれたんだよ、うん。

京太郎「はははは!! 俺がぶっちぎり一位ですよ、どうですか!! はははは!!」

一「きょ、京太郎君……」

京太郎「ふふふ、トップに4万点くらい差をつけてやりましたよ!!」

衣「……そ、その、だな、京太郎」

京太郎「……だから泣いてなんていません」

智紀「……」ﾎﾟﾝ

京太郎「うぅ……」

？？「京ちゃん、無理しないで帰ってきたらいいのに……」

ある程度落ち着いてからまたこの四人で打った。

今度は飛ばなかったり、和了れたりして、さっきよりは調子がよかった。

……もっとも、他の人たちが手加減してくれたのかもしれないが。

ほら、なんか目を逸らしてるし。

……そのほうがよっぽど心に来る。

ただ、彼女達が俺のためを思ってやっていることなんだから、注意も出来ない。

京太郎「……よし、これで終わりですね、ツモです」

タンヤオだけだけど、和了れるのが嬉しいので気にしない。

結果的には先ほどと順位が変わらないが、とりあえず割りと追いついたのでよしとしよう。

……手加減されてるんだろうけど。

京太郎「……さて」

チラ、と透華さんたちを目に入れるとまだ打っている途中らしい。

……一人くらいになら話せる時間はあるかな。

さっき皆気になることを言ってたし……。


誰と話す?
1、衣
2、一
3、智紀

>>347

3

1

１

２

２

京太郎「衣さん」

衣「ん、どうした、京太郎?」

京太郎「えーっと……とりあえず昨日はよく眠れましたか?」

衣「……ああ、そういえば昨日は京太郎が衣を寝室まで運んでくれたんだったな!」

京太郎「ええ……なので、運んでいる間に変に起こしたりしなかったかなぁ、と」

衣「そんなことないぞ!! 昨日はすごくいい夢を見れた!」

……まあ、昨日の幸せそうな寝顔を見たら、なんとなくわかるけど。

京太郎「へぇ、そうなんですか?」

京太郎「ちなみに、どんな夢ですか?」

衣「京太郎と遊ぶ夢だ!!」

……俺が出演していた。

なるほど、これが俺を寝言で呼んでいた理由か。

衣「すっごく楽しかったぞ!!」

京太郎「それはよかったですね」

衣「今日もまたこの夢は見れるかな……見れるといいなぁ」

どこか遠くを見るような目で衣さんは呟く。

……。


>>354
1、「……きっと今日も見れますよ」
2、「……それなら、今度どこかに遊びに行きませんか?」

1

2

２

２

2

２

？？「きゅー…(京ちゃん)」
？？？「このままじゃ、京ちゃん、アンタ勝てないぜ」

京太郎「……それなら、今度どこかに遊びに行きませんか?」

衣「えっ……?」

京太郎「だって、そんな楽しいことなら夢のままにしておくにはもったいないじゃないですか」

京太郎「また明日も見たいって思えるほど楽しい夢のままにしておくなんてもったいないじゃないですか」

衣「でも……大丈夫なのか……?」

京太郎「年中無休で休みですからね、俺は」

いや、仕事しろよ。

京太郎「衣さんが言ってくれればいつでもついていきますよ」

衣「そっか……」

衣「ありがとう、京太郎」ﾆｺｯ

京太郎「いえいえ……それで、夢の中ではどこで遊んでたんですか?」

その場所で遊べたらいいなぁ。

衣「……お」

京太郎「お?」

衣「お、お菓子の家……」

京太郎「」

京太郎「……」

京太郎「で、出来る範囲で遊びつくしましょう!!」

ごめんなさい、お菓子の家はさすがに無理です。



衣の好感度が上がった。

衣を遊びに誘うことが出来るようになった。

>>357
アカギさんはギャルゲースレにお帰りください

一億稼ぐにはどうすればいいんだろう
最終的には賭博なんだろうけど

とりあえずそろそろ賭場の様子を見に行くべきか？

>>357
ここでフラグを建てたら賭場にあなたが登場しかねないじゃないですか
やだー

いや、アカギ相手なら軍資金なしでも勝負できるか？