422 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/22(金) 00:06:07.0321XocyUTo (1/11)

叢雲「ふんっ!」バコッ

白雪「わぁっ!」

叢雲「ふっ、勝負あったわね」

白雪「くっ、ここまで来て負けてしまうなんて!」

叢雲「惜しかったけど私には届かないわ」

白雪「ひめ初めが……」

叢雲「ドイツもこいつも正月から頭の中ピンク色か! 何回聞かせられればいいのよその台詞!」

白雪「ふっ、考えることはみな同じというわけですね。気持ちが繋がっているいい鎮守府です」

叢雲「さもいいことふうに言うな! ほら、さっさと顔を貸しなさい!」

白雪「くっ、私を汚していいのは司令官だけなのに」

叢雲「もうとっくに自分で汚しまくってくるから気にすることないわ。そうね、全面に塗って黒雪に変えてあげましょうか」

白雪「それはさすがにやりすぎですよ!」


423 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/22(金) 00:23:04.6221XocyUTo (2/11)

あかり「決勝は叢雲ちゃん対春雨ちゃんになったかぁ」

春雨「叢雲さん、負けませんよ」

叢雲「ふんっ、あいつにお願い聞いてもらうのなんてどうでもいいけど! どうでもいいけど、負けるのはいやだから勝たせてもらうわ! どうでもいいけど!」」

神通「どうでもいい言い過ぎて逆効果ですよ」

川内「実際いつものことだし」

那珂「川内ちゃんのそれはいつものことじゃないと思うけどね」

川内「カッコいいでしょ、これ」

神通「誰が書いたんですか頬に艦、殺だなんて」

川内「艦は秋月だけど殺は私が自分で書いた」

秋月「何で書いちゃったんですか……」

川内「いや、いいショドーだったからつい」

秋月「ちゃんと落としてくださいね?」

川内「うん、さすがに直接はあれだからね。マフラーをメンポ代わりにしたときにちょうど頬に当たるところに書いとく」

神通「……好きにしてください」


424 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/22(金) 00:30:44.2421XocyUTo (3/11)

春雨「くっ! やっ!」パコッ

叢雲「ふっ、はっ!」パコッ

あかり「2人ともがんばって~」

春雨「これなら、どうです!」

叢雲「……っ! こうなったら、奥の手!」ヒュンッ

天龍「なっ、あいつ浮かんでる電探を操って打ち返しやがったぞ!」

春雨「そっ、くぅっ!」パコッ

夕立「それはずるいっぽい~!」

叢雲「艤装は体の一部よ、それを使って何が悪いのかしら?」ヒュンヒュン

春雨「くぅっ! どこに打っても打ち返されるっ!」

叢雲「ふふんっ、私に奥の手を使わせたことはほめてあげるわ。けれど使ったからには負けられないわ!」

春雨「あっ、はぁっ! 危ないっ!」パコッ

叢雲「ふっふっふ、どうしたの? 息が上がってるわよ」

三日月「叢雲さん完全に悪役ですよ」

卯月「そういうのは最後は負けるお約束ぴょん!」

叢雲「あはははっ、何がお約束よ! そんなもの現実じゃ当てはまらないわ!」

春雨「何か、打開策をっ! はぁっ!」パコッ


425 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/22(金) 00:50:25.8721XocyUTo (4/11)

叢雲「さあ、早く落としてしまいなさい! あなたのその桜色の髪は春を待たずして黒く枯れてしまうことになるのよ!」

春雨「そんなこと、させません!」

卯月「がんばるぴょん、春雨ちゃん!」

夕立「がんばれ~!」

叢雲「これで、とどめよ!」バゴッ

春雨「はぐぅ~! いいえ、まだっ!」パコン

叢雲「まだ粘るのね、往生際が悪いわよ! この電探がある限り私に負けは――」

春雨「その電探を封じます!」シュッ

叢雲「そ、それは! ドラム缶を縛ってる鎖!? 電探が!」

春雨「これでもう電探は使えません!」

叢雲「くっ……もう、届かないっ! ああっ!」

春雨「やっ、やった! 勝ちました! 私の勝ちですよ! 司令官!」

あかり「おめでとう春雨ちゃん!」

叢雲「……はぁ、電探がありならその鎖もありだものね。負けたわ春雨」

春雨「いえ、鎖を避けられていたら私が負けていました。ありがとうございました、いい勝負でした」スッ

叢雲「ええ、またやりましょう」ギュッ

あかり「羽つきを通して2人の間に友情が芽生えたんだね!」

舞風「真剣勝負を繰り広げたあとはこうして絆が深まるんですね」

秋月(あれ? 艤装使っていいなら私長10cm砲ちゃん達と一緒にやってよかったってことなんじゃ?)

島風(連装砲ちゃん達とやってれば私が勝ってたよね?)

戦艦棲姫の艤装「ギギ~」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

戦艦棲姫「……まあいいか」


426 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/22(金) 01:16:49.9021XocyUTo (5/11)

あかり「それで優勝賞品のお願いなんだけど何にするの?」

春雨「えっ、えっとですね、それはその……」

あかり「別に今すぐでなくてもいいんだけどね」

春雨「い、いや、あの、その、それはえっと、ひ、ひめ――」

あかり「あっごめんね電話だよぉ。はいもしもし、どうしたの? うん、うん。そうなの? すぐ行くよぉ!」

春雨「あの?」

あかり「ごめんね春雨ちゃん。京子ちゃん達が一緒に初詣しようって、あかりも行かなきゃ!」

春雨「え、ええっ!? 今からですか!?」

あかり「もう近くに来てるみたいだからね!」

春雨「あえっと、じゃあ私も一緒に行かせてください! それがお願いです!」

あかり「えっ? いいけど、本当にそれでいいの?」

春雨「は、はい! 一緒に初詣行きたいです!」

あかり「それじゃ一緒に行こっか! みんな、行ってきます!」

大和「行ってらっしゃい、あかり」

熊野「さてと、わたくしもちょうど今から初詣に行こうと思っていたところでしたので」

朝潮「春雨さんがんばったんですし、少しは待ってあげましょうよ」

文月「ふふ~ん、そうだね~」

三日月「やけに楽しそうですね文月ちゃん」

文月「司令官あたしのらくがき落とさないで行っちゃったから~」

蒼龍「それは言ってあげたほうがよかったんじゃ」

文月「だってぇ~落とされたくなかったんだもん~」

瑞鶴「なんて書いたの?」

文月「朱墨で~ハートマークの中に文月って~」

熊野「即刻消しに参りますわ! そんなペイントをして街を歩けば文月さんが好きだという既成事実が捏造されてしまいます!」

夕立「既成事実ってなにっぽい?」

愛宕「ま~ま~、たかが羽つきの罰ゲームなんだし誰も気にしないわよぉ~」

熊野「そういう積み重ねが形を作ってしまうのですよ~!」

間宮「みなさん、お雑煮ができましたよ~」

千歳「その前にお風呂に入って墨を落としたいですね」

卯月「今年の初風呂はう~ちゃんが貰うぴょん!」

島風「私が先だよ~!」

武蔵「漢字とは存外恐ろしいものだ……」

叢雲(ったく、1年の初めからこれじゃこの先どれだけ騒がしい日々が続くのかしらね)

叢雲(それはまあ、少しは、楽しみね)


427以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 01:19:18.32mi1+nEpxO (1/1)

なるほどこれで春雨と初詣の小ネタに繋がるのか


428 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/22(金) 01:20:36.2821XocyUTo (6/11)

今回はここまでです
次は春雨と初詣に行く小ネタからです

羽つきはやったことありませんがアウトのラインとか決まってないならスマッシュ打ったもん勝ちになりそうですね


429以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 01:21:16.85S/Nz6xIwO (1/1)




430以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 02:32:04.01jV0yY7C4O (1/1)

乙です


431以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/22(金) 13:18:02.19CPL0P0xSo (1/1)

乙です


432 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/22(金) 22:40:39.3221XocyUTo (7/11)

開始します


433 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/22(金) 22:49:57.1621XocyUTo (8/11)

あかり「うぅ、はずかしかったよぉ」

京子「刺青なんてあかりが不良になったかと思ったぞ」

結衣「いや刺青じゃねぇだろ」

ちなつ「正月早々羽つき大会だなんて元気だねあかりちゃんとこ」

電「むしろお正月だからやったんだと思うのです」

榛名「春雨さん羽つき上手なんですね」

春雨「いえ叢雲さんが電探を使ってくれてなかったからどうなっていたか」

北上「そういうルール無用な感じでやるなら羽つきも楽しそうだね」

結衣「じゃあうちでもやろうか?」

北上「いや寒いからいい。というか大会できるほど人いないし」

ちなつ「この子前いたっけ?」

あかり「みんなと会うのははじめてだよね?」

春雨「はい、はじめまして白露型駆逐艦五番艦の春雨です」

京子「もう建造できないのに何であかりのところは艦娘増えてるんだ?」

あかり「大本営からときどき来るんだよぉ」

京子「あかりのとこだけずるい! うちにも頂戴って西垣ちゃんに直訴しに行ってやる!」

榛名「うちはもうパンパンじゃないですか」

京子「私の艦隊これくしょんのためにはいたしかたない犠牲なのだ」

ちなつ「何を犠牲にしたって言うんですか、まったく」

春雨(みんな楽しげな人みたい。そうだよね、司令官のお友達だもの)


434 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/22(金) 23:12:05.0521XocyUTo (9/11)

京子「しかしまあ、またここで年を越してしまったなぁ」

ちなつ「まったく、もうここでの役目は終わったというのに何でまだ残らなきゃいけないんですかね」

結衣「しょうがないよ、すぐに帰れる装置が作れるなら先生もすぐに帰ってきて私達がここに来ることもなかったんだから」

榛名「勉強の方が滞ってしまっていますからね」

京子「勉強なんてテストの前日に一夜漬けすればいいんだよ」

榛名「それは勉強ではなく暗記というんですよ提督。テストの日だけ覚えてて次の日から忘れた、じゃ意味がないんですから!」

京子「ちゃんと覚えてるって~1割くらいは」

榛名「せめて半分は覚えててください!」

結衣「なもクエの新作も気になるし私も早く帰りたいかな」

北上「こっちもこっちで帰っても勉強する気はないと」

結衣「するけどそこまで重要視してないってだけだ。1人暮らしだし色々しなきゃいけない」

北上「これからは1人暮らしじゃなくなるし楽できるね」

結衣「どう考えてもよりキツくなる未来しか見えないんだが」

北上「そう悲観してばかりいちゃいけないぞ~」

結衣「誰のせいだと思ってんだ」

電「出店がいっぱい並んでるのです」

ちなつ「回るのは参拝してからだからね?」

電「はい、わかってるのです!」

ちなつ「ふふん、回りたいんだ」

電「あっ、それは、気になりますし」

ちなつ「素直でよろしい。暁ちゃんだったら意地張っちゃうところだったけどね」

電「みんなにおみやげ買っていきます」

ちなつ「だね。大潮ちゃん達喜びそうだだしわたあめでも買って帰ろっか」


435 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/22(金) 23:24:58.9121XocyUTo (10/11)

春雨(それぞれで艦娘との付き合い方が異なるみたいですね。こうして見るのも面白い気がします)

春雨(ただ全員に共通しているのは、艦娘との仲がすごく気安いということ)

春雨(まるで仲のいい姉妹か友人のように気さくに会話をしていますね)

春雨(私もできるかな……)ジッ

あかり「ん? どうしたの? まだらくがき残ってる?」

春雨「いえ! もう全部落ちていますよ。少なくとも見える範囲では」

あかり「見えないところまでらくがきはされてないよぉ」

春雨「そ、そうですよね!」

あかり「そういえば今日は特別忙しいからってまた霧島さんがお手伝いに行ってるらしいよぉ」

春雨「確かに朝から見かけていませんでした」

あかり「何か差し入れ買って行ってあげよう」

春雨「それがいいです」

京子「おっ、なんだあかりはもう出店周りか? 参拝終わるまで待てないなんて子供だな~」ダキッ

あかり「違うよぉ! 霧島さんへの差し入れを買おうとしてるだけ!」

京子「そんなこと言って、自分の分も買うつもりだろ~? まったく、あかりは変わらないなぁ」

あかり「もぉ、違うって言ってるのに~」

京子「一応ほめ言葉だからそう怒んないでよ。あっ、おっちゃん、やきそば1つ」

あかり「京子ちゃんが買うの!?」

京子「いや、お腹減っちゃって」

あかり「あかりに散々言っておいて~京子ちゃんの方も全然変わってないよぉ!」

京子「なにお~! 測ってないけど少しはでっかくなったわ~! うらうら~!」グリグリ

榛名「提督! 人前ではしたない真似はやめてください!」

春雨(うっ、一気に蚊帳の外へ置かれてしまいました)


436 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/22(金) 23:40:11.9821XocyUTo (11/11)

春雨「あの、歳納司令官と船見司令官は赤座司令官の幼馴染なんですよね?」

結衣「うん。親同士が知り合いだから本当に小さい頃から一緒だったんだ」

北上「結衣も昔はやんちゃだったからねぇ」

結衣「おい、お前が何を知ってる」

京子「やんちゃだったのは当たりだけどね」

北上「やっぱり? そんな感じしてたんだよね」

京子「もう、手が付けられない札付きのワルでさ。夜の校舎で窓ガラス壊して回ったりして、触るものみな傷つけるようなやつだったんだよ」

結衣「いや何歳だよ、色々と!」

あかり「でも昔はすっごく活発だったんだよぉ。いっつも1番前に立ってあかり達を引っ張っていってくれてたの」

北上「それが今じゃゲーム廃人の引きこもりだなんて、時は残酷ね」

結衣「引きこもりはまではいってねぇ!」


437 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/23(土) 00:02:28.03BnHQ9oqQo (1/11)

春雨「小さい頃の司令官ってどんな感じだったんですか?」

京子「小さい頃のあかりは神童と呼ばれてて、ざっと3人分以上の仕事をこなせてたからお団子に脳が詰まってるんじゃないかって噂されてたんだ」

ちなつ「ちょっと地味にグロいこというのやめてくれません?」

あかり「あかりは今と変わらないよぉ。ねぇ?」

結衣「う~ん、今よりは少しやんちゃしてたけど、そこまで変わってはないかなぁ」

榛名「1番変わったのがうちの提督なんですよね」

春雨「そうなんですか?」

電「すごく気弱で泣き虫さんだったって聞いたのです」

京子「ちょっと~根も葉もない噂を広めるのやめてよちなちゅ」

ちなつ「ちなちゅ言うな。根も葉もありますよね結衣先輩?」

結衣「うん、京子はもうほとんど別人だよ。小学校の卒業式までは昔のままだった気がするのに、ある日突然こんなふうに」

ちなつ「UFOにでも攫われちゃったんでしょうかね」

電「脳にチップを埋め込まれてしまったのです?」

北上「これが俗に言う中学デビューってやつ?」

京子「ひどい言われようだな! 私はただ成長しただけだ! 今日のこの日のように、年を経るに連れて私は段々と大人になっていってるんだ!」

結衣「別のベクトルだけど子供のままな気がするのは気のせいか?」

春雨「なんにせよ、一緒にいて楽しかったんだろうなってそう思います」

あかり「うん、ずっと昔から一緒にいていつも楽しい時間をくれる、大切な幼馴染だよぉ!」

結衣「あかり……」

あかり「ちなつちゃんもね。幼馴染じゃないけど大切なお友達で、ちなつちゃんが来てから楽しい時間がもっと楽しくなったんだよぉ」

あかり「だから、これからもずっと一緒にいようね、みんな!」

ちなつ「そんなの、当たり前だよあかりちゃん」

京子「いやだって言っても絶対離してやらないからな! あと何回正月を迎えようと絶対に一緒だから!」

結衣「まあ、そうだね。とりあえず、今年もよろしくね」

あかり「うん! よろしくね!」

榛名「新年に際して絆を確かめ合うのもいいことですね」

北上「まあ節目ではあるからね」

電「電もずっと一緒なのです!」

春雨「皆さん固い絆で結ばれているんですね……美しい友情です」

春雨(って、感心してる場合じゃなくて! 私蚊帳の外に置かれっぱなし!)


438 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/23(土) 00:33:53.56BnHQ9oqQo (2/11)

京子「うっひょ~つめてぇ~!」

榛名「慣わしなので我慢してくださいね提督」

北上「これ直接この桶に手突っこんじゃだめ?」

結衣「だめに決まってるだろ。ほら、早く手出して」

ちなつ「そこ濡れてるから滑って転ばないようにね」

電「水の上で滑るのは慣れてますので大丈夫です!」

あかり「温泉を使った手水場とかないのかなぁ?」

春雨「それはなんとなくご利益がなさそうなのですが」

あかり「ご利益はなくとも効能はあるよぉ。うぅ、冷たい」

春雨「手にかけただけで効きませんから」

あかり「はぁ~はぁ~、今日は冷え込んでるから余計に冷たく感じるよぉ」

春雨「それでは仕方ありませんね。この春雨スープをためておいたドラム缶で暖を……ってない!? 叢雲さんの電探に鎖投げたときに落としちゃってた!?」

あかり「というかそもそもドラム缶で暖を取るのはちょっと」

春雨(せっかくアピールする機会だったのに、かくなる上は!)

春雨「で、では、体でお暖めします!」サッ

あかり「あっ、ちょっ!」

春雨「んんぅっ! つめたっ!」

あかり「冷たいに決まってるよぉ、まだちゃんと拭いてもないのに。お腹冷えちゃうよ」

春雨「た、例え私のお腹が凍り付こうとも……」

あかり「そ、そこまでしてくれなくていいから! ほら、春雨ちゃんも手を洗って!」

春雨「はいっ、あうっ! 本当に冷たいっ!」

あかり「ほら、だから無理しないで。暖めてもらった分は返すよぉ」ギュッ

春雨「そ、そんな、私の手をを握ったりしたらせっかく暖めたのに!」

あかり「2人でこうしてたらすぐに暖かくなるから。離したらまたすぐ冷たくなっちゃうけどね」

春雨「で、では、司令官の手がまた冷たくならないように、手を繋いだまま歩きましょう」

あかり「なら、手袋はつけない方がいいかもね」

春雨「そ、そうかもしれませんね!」

ちなつ「あんなところで手を取り合って何してるんだろあかりちゃん達?」

京子「冬コムも終わったばかりだけどまたすぐネタが入ってくる。いいねぇしびれるねぇ~」

北上「なんかあたしの台詞取られた気がすんだけど」

京子「やっぱり西垣ちゃんにあかりのとこにはできるだけ新人多く送ってて頼んだのは間違いじゃなかったな!」

結衣「いやお前が原因かい! さっき直訴するとか言ってたのに!?」


439 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/23(土) 00:51:40.33BnHQ9oqQo (3/11)

京子「どれだけ遠くから賽銭箱に入れられるか勝負ね」

榛名「提督、大勢人がいるんですからそういうことは控えてください」

北上「結衣、金」

結衣「おいこら、言い方」

電「あっ! 5円玉用意し忘れちゃってました!」

ちなつ「だと思って電ちゃんの分も私が用意しておいたから」

あかり「春雨ちゃんは持ってる?」

春雨「はい、しっかり用意しておきましたよ」

あかり「なら、一緒にお参りしよう」

春雨「はい、ちょうどお賽銭箱のスペースが空いてますね」

あかり「ちょうどよかったよぉ、今のうちにお参りしておこう」


440以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 01:11:36.973wdsNBK1o (1/1)

>北上「結衣、金」

クッソワロタwwwwww  ダメダメなヒモ野郎其の物の台詞じゃねーかよwwwwwwwwww
そして文句を言いつつも金を渡す結衣


441 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/23(土) 01:18:04.40BnHQ9oqQo (4/11)

春雨(司令官と仲良くなれますように……あわよくば特別深い仲になれますように!)

あかり「……よしっと」

春雨「しっかりお願いできましたか司令官?」

あかり「お願いしたよぉ。春雨ちゃんは何をお願いしたの?」

春雨「わ、私は、仲良くなりたい人がいるので仲良くなれるようにと」

あかり「あかりと一緒だね」

春雨「司令官も誰かと仲良くなりたいと願ったんですか?」

あかり「うん。春雨ちゃんとね」

春雨(わ、私!?)

あかり「葛城さんとか如月ちゃんも」

春雨(ですよね、みんなと仲良くなりたいという願いの1つでしかないですよね)

あかり「お願いする前からこうして春雨ちゃんとは1つ仲良くなれたけどね」

春雨「あっ、確かに」

あかり「お願いする前からこれだったら、きっとこれからものすごく仲良くなれるよぉ!」

春雨(そうだ、新年早々こんなにいいことがあったんです、今年はいい年になるに違いありません!)

春雨(運を使い切ったという見方もありますけど、私はこの幸運を戦って勝ち取ったのですから!)

春雨「私もそう思います。きっとものすごく仲良くなれますよね、私達」

あかり「うん!」

京子「よしっ! 参拝は終わったしメインの出店周り行こうぜ~」

榛名「参拝がメインですからね?」

結衣「あかり、霧島さん差し入れありがとうって」

北上「ただ巫女服が汚れないようにソースとかはついてないやつがよかったってさ」

ちなつ「それよりも早くこっち来て二人とも!」

電「追いてっちゃいますよ~」

あかり「待ってぇ~! 春雨ちゃんいそご!」

春雨「はい、司令官」

春雨(これからもがんばろう、ずっと幸運を勝ち取れるように)

春雨(過去の思い出に負けないように、思い出を積み重ねられるように)


442 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/23(土) 01:25:25.42BnHQ9oqQo (5/11)

今回はここまでです
次は叢雲が分裂する小ネタからです

京子はそろそろ登場する予定ですが他のゆるゆりキャラが中々出せないのでここで出しておきました
特に信仰しているわけでもないのに初詣にだけは行かなきゃいけないような気がするのはなぜでしょう


443以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 01:30:55.19JNy66vIuO (1/1)

乙です


444以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/23(土) 01:54:53.14ItLl4tzOO (1/1)

乙です


445 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/23(土) 22:42:37.10BnHQ9oqQo (6/11)

開始します


446 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/23(土) 22:49:35.07BnHQ9oqQo (7/11)

あかり「ん~今日も特に異常はないみたいだよぉ」

あかり「お仕事何にもできないしせめて見回りくらいはしないとね」

あかり「さてと、執務室に戻るよぉ」

叢雲「あら、あかりじゃない」

あかり「えっ? 叢雲ちゃん?」

叢雲「どうしたのこんなところで?」

あかり「ええっと、鎮守府内で異常がないか見回りしてたんだよぉ」

叢雲「そうだったの。少しは司令官らしいこともしているのね。えらいえらい」ナデナデ

あかり「ええっ?」

叢雲「どうしたのよそんな怪訝な顔をして」

あかり「いや、叢雲ちゃんなんか変じゃない?」

叢雲「どこが? 私は別にどこも変じゃないけど」

あかり「そ、そう? なんか妙にあかりに優しい気がするけど」

叢雲「私があかりに優しいなんて当たり前の話でしょ。好きな相手にくらい優しくするわ」

あかり「やっぱりなんか変だよ叢雲ちゃん!」


447 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/23(土) 23:01:33.84BnHQ9oqQo (8/11)

叢雲「変なのはあかりの方でしょ? 見回りで疲れちゃったのかしら?」

あかり「いや絶対叢雲ちゃんのほうがおかしいよ!」

叢雲「はいはい、自分が変だから周りが変に思えるのよ。ほら、来なさい」パシッ

あかり「ど、どこに連れてくの?」

叢雲「私の部屋よ。ここからそんなに遠くないし、少し仮眠でも取ればあかりも元気になるでしょ」

あかり「あかりは疲れてないってば!」

叢雲「そうやって意地を張るのはやめなさい。そんなとこだけ意地っ張りなんだから」

あかり「意地張ってるわけじゃなくて!」

叢雲「しょうがないわね。よいしょっ」ダキッ

あかり「わ、ちょっと」

叢雲「このまま抱きかかえていくわ。なんだったら私の胸の中で寝ちゃってもいいから。その方が私的にはうれしいし」

あかり「む、叢雲ちゃん、本当にどうし……あれ? いつもよりちょっと胸大きくない?」

叢雲「胸の大きさなんて日によって変わったりしないでしょ」

あかり「いや絶対いつもより大きいよぉ! というか身長もちょっと高くなってる! もしかしてあの大人になる機械を使ってるの?」

叢雲「そんなもの使ってないから。私のことそんなにわかってくれてなかったんだ、ちょっとショック」

あかり「いや、わかってないとかそういうのは」

叢雲「起きて疲れが取れたら私の体についてたくさん教え込まなきゃいけないみたいね。また早々に疲れちゃうかもしれないけど」

あかり「な、何するつもり?」

叢雲「そんなの決まってるでしょ。エッ――」


448 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/23(土) 23:07:48.38BnHQ9oqQo (9/11)

叢雲(本物)「ちょっと待ちなさいよ!」

あかり「あれ、叢雲ちゃん!?」

叢雲(分身)「なんだ、もう見つかっちゃった?」

叢雲(本物)「見つかっちゃったじゃないわよ! 何してんのよ!」

叢雲(分身)「あかりが疲れてるみたいだから休ませようとしてただけよ」

叢雲(本物)「あか……なにそいつのこと名前で読んでるの!」

叢雲(分身)「そんなのあかりがそっちの方が喜ぶからに決まってるでしょ。司令官って呼ばれるよりあかりって名前で呼ばれるほうがうれしいんだよね?」

あかり「えっ、うん、それはそうだけど」

叢雲(分身)「ほらね。何回でも呼んであげるからね、あかり」

叢雲(本物)「やめなさいよ! 人と同じ姿で勝手にそいつにデレデレするな!」

あかり「な、なにが起きてるのかさっぱりわからないんだけど!」


449 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/23(土) 23:23:25.80BnHQ9oqQo (10/11)

あかり「一体何がどうなってるの?」

叢雲(本物)「あの妖精よ!」

あかり「それはわかってるけど今度は何なの?」

叢雲(本物)「知らないわよ! 朝ごはん食べてたらこの薬飲んでみろとか言われて誰が飲むかって言ったら素直に下がったんだけど」

叢雲(本物)「たぶん隙を見て味噌汁にでも混ぜられてて、部屋に戻ったら急に体が光りだして体からそいつが出てきたのよ」

あかり「分裂したってこと?」

叢雲(本物)「まったく、私を単細胞生物扱いするなんて! あの妖精、覚えてなさいよ!」

あかり「ただ分裂してるだけじゃないみたいだけど」

叢雲(本物)「どんな効果があるかなんて知らないけど、どうせ本人とは正反対の行動を取る分身を作る薬とかそんなんでしょ」

あかり「でもちょっと体が大きくなってるし、胸も」

叢雲(本物)「うるさいわね、知らないって言ってるでしょ!」

叢雲(分身)「そんなの、あかりをこうして包み込んであげるために決まってるでしょ」ダキッ

あかり「わあっ」

叢雲(本物)「そうやって軽々しくそいつに抱きつかないでよ!」

叢雲(分身)「そんなにキーキー騒がないで、あかりがびっくりしてるでしょ」

叢雲(本物)「びっくりしてんのはあんたが急に抱きつくからよ! さっさと離れて!」

叢雲(分身)「いや。私はそんなに長くこっちにいられないから、できるだけたくさんあかりと触れ合いたいもの」

あかり「あ~えっと、分身ちゃんそんなに長くいられないの?」

叢雲(分身)「うん。精々1日くらいかな。本当はもっとずっとあかりをこうしてたいんだけど」

叢雲(本物)「1日だって長すぎるわ! 今すぐ即刻消えろ!」

あかり「そんな、可哀想だよぉ。せめていなくなっちゃうときまで、仲良くしてあげよう?」

叢雲(分身)「本当にあかりは優しいね大好き! 私とは大違いだわ」

叢雲(本物)「私って言うな!」


450 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/23(土) 23:36:47.44BnHQ9oqQo (11/11)

叢雲(本物)「あの妖精探し出してすぐに消してやる!」

あかり「やめたげてよぉ!」

叢雲(分身)「すぐに消されちゃうなら、短い時間ですごく濃い触れ合い方をしないといけないね」

あかり「濃い触れ合い方って?」

叢雲(分身)「とっても気持ちいいこと。この体ならきっとあかりも満足する――」

叢雲(本物)「誰がさせるかそんなこと!」ブンッ

叢雲(分身)「うわっ、危ない!」

あかり「ひえっ!」

叢雲(分身)「ちょっと、あかりに当たってたらどうするつもり!?」

叢雲(本物)「当てないように振ってるわよ!」

叢雲(分身)「当たらなくてもあかりが怖い思いするでしょ! 本当にもう、なんでそう攻撃的なの!」

叢雲(本物)「偽者の癖に偉そうに説教なんてしないでよ!」

叢雲(分身)「偽者でもわかるほど滑稽なことをしてるって言いたいの!」

叢雲(本物)「なんですってぇ!?」

あかり「もぅ! 叢雲ちゃん同士で喧嘩しないでよぉ!」

叢雲(分身)「あっ、ごめんねあかり。もう喧嘩しないから」

叢雲(本物)「ふんっ、自分で自分を傷つけるなんてバカらしいわ」

あかり「とにかく、すぐにいなくなっちゃうならそれまでは一緒にいようね」

叢雲(分身)「うん!」

叢雲(本物)「なにしでかすかわかったもんじゃないし、私も一緒にいるわ」

叢雲(分身)「役得ね、ありがたく思いなさい」

叢雲(本物)「何が役得か!」

あかり「むぅ!」

叢雲(分身)「あぁっ、ごめんね喧嘩じゃないから」

叢雲(本物)「ちっ、なんなのよこれは!」


451 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 00:04:49.21wLmhWbIko (1/20)

叢雲(分身)「あかり、ちゃんと書類間違わずに書けたんだね! えらいえらい!」

叢雲(分身)「掃除も上手だねあかり! お掃除名人だよ!」

叢雲(分身)「何にもしてないけど可愛いからえらい!」



叢雲(本物)「保母さんか!」

叢雲(分身)「何が?」

叢雲(本物)「あんたの言動がよ! 何でもかんでも褒めりゃいいってもんじゃないでしょうが!」

叢雲(分身)「だってあかりが褒められるようなことしてるから」

叢雲(本物)「今何にもしてないって言ったでしょうが!」

あかり「ほめられるのはうれしいけどここまでされるとちょっとはずかしいよぉ」

叢雲(分身)「そう? それじゃあ~あっ、ここ書類の文字間違ってるよ」

あかり「あっ、本当だ。見つけてくれてありがとうね、えらいよぉ分身ちゃん」ナデナデ

叢雲(分身)「えっ、あっ、だめだよって怒ろうと思ってたのに。私が褒められる流れだったんだ」

あかり「ほめられてばっかりであかりがほめてあげられてなかったからね。いなくなっちゃうまでにほめられた分は返してあげたいよぉ」

叢雲(分身)「あかり……ありがとう! たくさんほめられるようにがんばるわ!」ダキッ

あかり「えへへ、叢雲ちゃんがこんなだと違和感はあるけどこれはこれで」

叢雲(本物)「……悪かったわね全然ほめてあげなくて」

あかり「いつもの叢雲ちゃんが悪いって言ってるわけじゃないよぉ!」

叢雲(分身)「本当はほめてあげるようなことでもはずかしがって、当然だ~とか言うもんね。ほめられるのってこんなに気持ちがいいのにね」

叢雲(本物)「ほめ言葉の安売りしてちゃその気持ちよさだって弱まるでしょうに」

叢雲(分身)「ほめてあげたいなって思ってることは否定しないんだ」

叢雲(本物)「……っ! バカなこと言わないで! そもそもがあんたほどほめてやれるラインが低くはないってことよ!」

叢雲(分身)「そういうことにしておいてあげるわ」

叢雲(本物)「しておいてあげるってなによ!」

叢雲(本物)(なんなのよこいつは! ちょっとスタイルよくなってて、こんなに人当たりがよくて。これじゃまるで……)


452 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 00:16:11.08wLmhWbIko (2/20)

叢雲(分身)「はい、あ~ん」

あかり「あ~ん」

大鯨「む、叢雲さんが提督にあ~んなんてしてる!」

叢雲(本物)「私の分身が、よ!」

瑞鶴「わかってるんだけどそっくりなんだもの」

あかり「あかりからもあ~んだよぉ」

叢雲(分身)「あ~ん」

足柄「心なしか提督の方もあの叢雲に甘くないかしら?」

筑摩「1日経てば消えてしまうようなのでできる限り甘やかしてあげているのかもしれませんね」

愛宕「それだけじゃないと思うわ~あっちもいっぱい甘やかしてくれてるから、提督もそれを返してあげようって気になってるのよ~」

叢雲(本物)「……」

大鳳「これを気に少しは態度を軟化させてあげてもよろしいのでは? あんなふうになれますよ?」

叢雲(分身)「ちょっと口の周り汚れてるよ。拭いてあげるから動かないで」

あかり「ありがとう、分身ちゃん!」

叢雲(分身)「ううん、大好きなあかりのためだもの」

叢雲(本物)「……なりたくないわよ、あんなの!」

ビスマルク「強情ねぇ」


453 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 00:29:52.40wLmhWbIko (3/20)

叢雲(分身)「いつ見ても大きいお風呂だわ」

叢雲(本物)「こんなにデカくする必要本当にあったの?」

あかり「大きい方が楽しいよぉ」

叢雲(分身)「大きい方が楽しいって」

叢雲(本物)「……あんただって大きい方じゃないでしょ」

叢雲(分身)「あなたよりは大きいわよ。こうして比べてみたら一目瞭然なくらいわね」

叢雲(本物)「くっ……」

あかり「胸の大きさはお風呂の大きさとはまた別の話だよぉ」

叢雲(本物)「そうよ、こいつは別に胸の大きさとかどうでもいいタイプだから」

叢雲(分身)「あかりがどうでもよくても、あなた自身はどうでもよくないでしょ?」

叢雲(本物)「う、うるさいっ! こいつがどうでもいいって思ってるなら私もどうでもいいのよ!」

叢雲(分身)「それってつまりは」

叢雲(本物)「あああ~! いつまでも素っ裸で突っ立ってないで、さっさと体洗いにいくわよ!」

あかり「待ってよ叢雲ちゃん!」

叢雲(分身)「ふふふっ」

叢雲(本物)(あいつを見ていると必要以上にいらいらするわ。杉浦司令官のとこのとか、私とは全然違う『叢雲』に対してはこんなことないのにどうして)


454 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 00:54:14.02wLmhWbIko (4/20)

叢雲(分身)「あかり、体を洗ってあげるわ」

あかり「うん、ありがとう分身ちゃん」

叢雲(分身)「分身ちゃんじゃなくて叢雲ちゃんって呼んでくれればいいのに」

あかり「それじゃあ本物の叢雲ちゃんとどっちがどっちかわからなくなっちゃうよぉ」

叢雲(分身)「本物の叢雲、か」

あかり「分身ちゃんが偽者って言ってるわけじゃなくて」

叢雲(分身)「ううん、いいの。私は結局あと少しの時間が経てば消えてしまう偽者だから」

あかり「分身ちゃん……」

叢雲(分身)「あかり、あっち向いて。体洗うから」

あかり「うん」

叢雲(分身)「はぁ……あかり!」ダキッ

あかり「えぁっ? ど、どうしたの分身ちゃん?」

叢雲(分身)「このまま体を使って洗ってあげる」

あかり「え、ええっ!?」

叢雲(分身)「もうすぐ消えちゃうこの体だけど、ちゃんと覚えててほしいから。んっ、この体なら、こうしてこすりつけても、大丈夫、でしょ?」

あかり「分身ちゃん……うん、わかったよぉ」

叢雲(分身)「忘れないで、ちゃんと覚えてて、あかりっ! んっ、あぁっ」ヌルヌル

あかり「分身ちゃ――あふっ……あ、あかりの前に回してる、手もなんか動いてるよ!?」

叢雲(分身)「あかりのこともっ、覚えてたいからっ! はぁっ、んぅ……あかりの感触を、この手に……」スリスリ

あかり「そ、そういうなら仕方ないけど、な、なんか、あんっ……動き方がっ、くすぐったい……んっ、そ、そこは、だめだよぉ……」

叢雲(分身)「あかり、あかりっ……あかりぃ――あぐっ!?」ガンッ

あかり「うわっ!? 叢雲ちゃんの電探!?」

叢雲(本物)「人の姿使って勝手に盛るな!」ヒュンヒュン

叢雲(分身)「せっかくいいところだったのに。自分じゃできないからって嫉妬して」サッサッ

叢雲(本物)「うるさいとっとと消えろ~!」

あかり「ふ、2人とも落ち着いて!」

叢雲(本物)「あんたも口車に乗せられて簡単に許してんじゃないわよ~!」バシャッ

あかり「ぶえっ!?」


455 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 01:03:11.92wLmhWbIko (5/20)

あかり「起きたらもういないのかな?」

叢雲(分身)「たぶん、いないかな」

あかり「そっか……」

叢雲(分身)「そんな顔しないで。きっとまた会えるわ」

叢雲(本物)「あんな薬もう二度と飲まないわよ!」

叢雲(分身)「……まあそのうちにね」

あかり「本当にまた会える?」

叢雲(分身)「うん、また会えるよ。だから、もうおやすみ。眠いんでしょう?」

あかり「うん……おやすみ、叢雲ちゃん、分身ちゃん……」

叢雲(分身)「また半目開けたまま寝て。しっかり閉じれば可愛い寝顔なのに」スッ

叢雲(分身)「あかり寝ちゃったけどあなたも一緒に寝るの?」

叢雲(本物)「寝てるときのほうが何されるかわからないでしょうが」

叢雲(分身)「確かにね。何でもやりたい放題だわ」

叢雲(本物)「あんたね!」

叢雲(分身)「でも幸せそうに寝てるあかりを起こすようなこと、私にはできないわ」

叢雲(本物)「……」


456 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 01:13:09.57wLmhWbIko (6/20)

叢雲(本物)「あんたを見てるといらいらしたわ。他の叢雲を見ていてもこんなことはないのに」

叢雲(分身)「何でかわかる?」

叢雲(本物)「単純にあんたがむかつく性格してるからでしょ」

叢雲(分身)「本当にそう思う?」

叢雲(本物)「……あんたが、そいつにデレデレしてるからよ」

叢雲(分身)「私があかりにデレデレしてるのが何でムカつくの?」

叢雲(本物)「そんなのっ……私がしたくて、できないことだからよ」

叢雲(分身)「できないんじゃなくて、してないだけでしょ」

叢雲(本物)「う、うるさいわね! できないのよ!」

叢雲(分身)「静かに、あかりが起きるわ」

叢雲(本物)「ぐっぬ……」


457 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 01:25:49.22wLmhWbIko (7/20)

叢雲(分身)「できないことはないでしょう? その気になればほめるのだって抱きつくのだっていつだってできる」

叢雲(本物)「できないものはできないわよ」

叢雲(分身)「いつまでもお高く留まってると他の子に取られちゃうわよ。あなただって気づいてるでしょ?」

叢雲(分身)「羞恥心やらプライドやらをかなぐり捨ててあかりに迫ってる子だっていること」

叢雲(本物)「あんたが気づいてるなら私だって気づいてるに決まってんでしょ」

叢雲(分身)「だったらどうして動こうとしないの?」

叢雲(本物)「だって、そいつは……好きだって言ってくれた。今の私が好きだって言ったのよ」

叢雲(本物)「私だって本当はあんたみたいにしてやりたいわよ! だけど、あかりは今の私が好きだって、そう言った!」

叢雲(本物)「なら、できないじゃない。あんたみたいにデレデレすることなんて」

叢雲(分身)「そうね、あかりは私のことずっと分身ちゃんって呼んで、あなたとは区別していたわ」

叢雲(分身)「私は『叢雲』じゃないって、無意識のうちにそう思ってたんでしょうね」


458 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 02:00:20.88wLmhWbIko (8/20)

叢雲(分身)「あかりが好きだって言ってくれた自分を維持したいのはわかるわ」

叢雲(分身)「それじゃあ、あなたはあなたが好きな自分になれなくていいの?」

叢雲(本物)「私が好きな自分?」

叢雲(分身)「なりたいんでしょう? 私みたいに」

叢雲(本物)「……」

叢雲(分身)「なりたい自分があるならなればいいわ」

叢雲(本物)「それじゃ、あかりに……」

叢雲(分身)「好きな人に合わせようとする必要は少なからずあるでしょうけど、だけど無理をして自分を抑え付けてもいいことはない」

叢雲(分身)「そんな『好き』はあかりを悲しませるだけよ」

叢雲(本物)「悲しませるなんて、私は……」

叢雲(分身)「あなたは自分の全てを曝け出す勇気が持ててないだけ。それでも受け止めてくれるからって逃げてるだけよ」

叢雲(本物)「そんなことない」

叢雲(分身)「ある。私が気づいてるならあなたも気づいてるに決まってるんでしょ?」

叢雲(本物)「それはっ」

叢雲(分身)「あかりが今の叢雲が好きだって言ったのは、必死に隠そうとしてる本心を分かってるからでしょ」

叢雲(分身)「だから大丈夫よ、本当の自分を曝け出したってあかりは受け入れてくれるはず」

叢雲(本物)「……本当に?」

叢雲(分身)「私だって受け入れられてたでしょ? それに他の子が色々と曝け出してるのだって受け入れてるんだから」

叢雲(本物)「……やっぱりだめよ! 全部が全部あんたみたいにはなれない!」

叢雲(分身)「それはそうでしょうね。自分の想いと折り合いをつけて、納得できるくらいの自分になればいいわ」

叢雲(本物)「……まったくお笑い種ね。自分の分身に説教食らうなんて」

叢雲(分身)「ただの分身じゃないからね」

叢雲(本物)「ふんっ、まあなに、ありがとう」

叢雲(分身)「どういたしまして」

叢雲(本物)(あの妖精にも礼を言った方が……いや、調子に乗ってまた変なことされたら困るし怒らないだけにしとこう)


459 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 02:11:19.11wLmhWbIko (9/20)

妖精(猫吊るし)「あの薬ですか? あれはですね、最近妄想を具現化する研究を行っていましてね、その一環で作ったものなんです」

妖精(猫吊るし)「なりたい自分、理想の自分の分身を作り出す薬で、名づけてプロトギガロマニアキシンです」

あかり「理想の自分ってことはつまり、叢雲ちゃん……」

叢雲「し、失敗作だっただけでしょ」

妖精(猫吊るし)「そうなんでしょうかねぇ。それにしたってまったく理想ではない存在が生まれることはないと思うんですが」

叢雲「む、胸とかはまあちょっと大きくてもいいかなと思うことがときどきあるから、それでしょ」

妖精(猫吊るし)「うぅん、体を大きくする装置はもう開発してありますからねぇ。まだまだ改良が必要なようです」

叢雲「どうでもいいけど、今度からは勝手に披検体にするのやめなさいよ」

妖精(猫吊るし)「叢雲さんなら巨乳になるとかの身体特徴の理想ではなくて、精神的特長の理想がわかりやすいと思ったんですけどねぇ」

叢雲「おあいにく様だったみたいだけどね」

妖精(猫吊るし)「う~ん、やはり難しいですねこの研究は。だからこそやりがいがありますが!」

あかり「あんまり変なことに使っちゃだめだからね?」


460 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 02:30:54.15wLmhWbIko (10/20)

あかり「ねぇ叢雲ちゃん。本当に分身ちゃんは叢雲ちゃんの理想じゃなかったの?」

叢雲「くどいわね、違うって言ってるでしょ」

あかり「そっかぁ、理想ではなかったんだね」

叢雲「あんたは、私にああなってほしいわけ?」

あかり「ううん、無理しないといけないならうれしくないよぉ。叢雲ちゃんは叢雲ちゃんのなりたい自分でいてくれたらそれでいいんだよぉ」

叢雲「あんたもそう言うのね」

あかり「えっ?」

叢雲「人の理想なんていくつもあるものよ。子供の夢がいくつもあるのと同じ」

あかり「うん? いきなりどうしたの?」

叢雲「だからっ、完全な理想じゃないかもしれないけど、その一側面ではあるかもしれないって、そう言ってるのよ」

あかり「ちょっとは分身ちゃんみたいにしたいなって気持ちがあるってこと?」

叢雲「ほんの少し! ときたまに! 一瞬だけ考えることもあるかもしれない、それだけよ!」

あかり「そうなんだ、へぇ~」

叢雲「な、なによ?」

あかり「うれしいなって思ってるだけだよぉ」

叢雲「せ、精々その一瞬に立ち会えることを祈ってることね!」

あかり「うん、楽しみに待ってる!」

叢雲(そう、あれは私の理想の一側面に過ぎない。甘やかしたい、甘えたいという部分を切り出しているだけ)

叢雲(他にもこいつに対しては色んな感情があるわ。カッコよく見られたいし、甘えさせたいって気持ちもあるし、か、可愛く見られたいって気持ちもある)

叢雲(なりたい私、本当の私の理想はまだ見つけられてない。このたくさんの気持ちに折り合いをつけて、見つけ出さなきゃ)

叢雲(きっとまた会える。理想の私との約束、必ず守って見せるから)


461 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 02:32:12.95wLmhWbIko (11/20)

今回はここまでです
次は本編の続きからです

次の日が休日だと遅くまで気にせずに書けるので安価を使わない小ネタを書くにはちょうどいいんですよね


462以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 02:33:39.09n5puF7dlo (1/1)

乙です


463以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 02:44:32.11AcdZ1Tt5O (1/1)

乙です
叢雲可愛い…


464以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 14:26:24.144oQ58W1OO (1/1)

乙です


465以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/24(日) 16:07:17.801fZPqF8C0 (1/1)

乙です
叢雲はさすが初期艦といったところ


466 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 22:37:48.63wLmhWbIko (12/20)

開始します


467 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 22:43:19.21wLmhWbIko (13/20)

夕立「提督さんもおっぱいかたっぽ出させるっぽい!」

あかり「いや、あの夕立ちゃん、あかりまだ……」

夕立「ぽ~い! あれ? ブラ付けてないの?」

あかり「まだ付けるの早いかなってお姉ちゃんに言われてて」

夕立「ん~? ちょっと大きくなったらすぐ付けるものじゃないっぽい?」

あかり「わかんないけど、これくらいならまだいいんじゃないかな」

夕立「提督さんが困ってないならそれでいいと思う!」

あかり「現在進行形で困ってるんだけど!」

夕立「そっか、私も両方出さないとだめだよね! じれったいから私が出しちゃうっぽい!」

あかり「ゆ、夕立ちゃん!」

夕立「どう? こうなったらエロいっぽい?」

あかり「そ、そんなこと言われても……」


468 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 22:53:35.27wLmhWbIko (14/20)

夕立「提督さん強情っぽい! まだ私ときせ~じじつ作りたくないの?」

あかり「き、既成事実?」

夕立「1回エロいことしたらきせ~じじつっていうのができて、恋人になれる制度のことだよ!」

あかり「そんな制度初耳だよぉ!」

夕立「だから私は提督さんときせ~じじつを作りたいの!」

あかり「いや待って、夕立ちゃん! 一旦あかりの話を聞いて!」

夕立「なになに~?」

あかり「あのね夕立ちゃん、1回そういうことしたら恋人になれる制度なんてないよぉ」

夕立「えっ、だってそういうことするのって恋人同士なんじゃないっぽい?」

あかり「そ、そうなんだけど、それじゃあ無理やりにされたらその人と恋人同士にならなきゃいけなくなっちゃうでしょ?」

夕立「ん~確かに、それはいやっぽい」

あかり「だよね。それはやっちゃだめなことだよぉ」


469 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 22:59:47.12wLmhWbIko (15/20)

あかり「夕立ちゃんは今そのやっちゃだめなことをしようとしてるんだよぉ」

夕立「提督さんは私とエロいことするのいやなの?」

あかり「い、いやとかそういうんじゃないけど、無理やりはだめなの!」

夕立「でもしてくれるって約束したから無理やりじゃないっぽい!」

あかり「そ、それはその、夕立ちゃんが何でしたいのか分かってなかったからで」

あかり「既成事実なんて作れないってわかったなら、もうする必要ないでしょ?」

夕立「ううん」

あかり「えっ?」

夕立「きせ~じじつはおまけで、私はただ提督さんとエロいことしたかっただけっぽい!」

あかり「ど、どうして?」

夕立「わかんないけどたぶん好きだから!」

あかり「たぶんって!?」


470 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 23:07:56.99wLmhWbIko (16/20)

夕立「エロいことしたくなったら好きっていうことじゃないっぽい?」

あかり「ど、どうだろう」

夕立「私、好きって気持ちになるの初めてだからよくわからないから、たぶんとしか言えないっぽい」

夕立「でも、そういう気持ちになってることは本当だよ!」

あかり「そ、そういう気持ちだけなら好きとは違うかもしれないよぉ」

夕立「そういう気持ちだけじゃないっぽい!」

あかり「他にはどんなふうに思ってるの?」

夕立「気持ちよくなりたいって思ってる!」

あかり「それはエロい気持ちと同じなんじゃないかな!?」

夕立「あと、提督さんのこと気持ちよくしたいって気持ちもあるっぽい!」

あかり「あ、あかりを?」

夕立「そうだよ。私、提督さんのこと気持ちよくしてあげたいの」


471 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 23:20:50.34wLmhWbIko (17/20)

夕立「私、気持ちよくなりたいし、提督さんのこと気持ちよくしてあげたい。2人で一緒に気持ちよくなりたいの」

夕立「それが私のエロいことしたいって言ってる理由だよ」

あかり「……」

夕立「教えて提督さん、それは好きってことなの? それともただ、私がエロいだけ?」

あかり「……好きってことで、いいと思うよぉ」

夕立「本当に? よかった!」

あかり「そ、そういう気持ちならちゃんと言ってくれればよかったのに」

夕立「だって一言で言ったらエロいことしたいってことだもん」

あかり「そ、そうかもしれないけど!」

夕立「それで提督さん。こういう気持ちだったら、いいの?」

あかり「あ~ぅ~約束しちゃったからね。ちょっとだけ、だよぉ」

夕立「うん!」


472 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 23:32:49.07wLmhWbIko (18/20)

夕立「私も詳しくないからちょっとだけでいいっぽい」

あかり「詳しくはないんだね」

夕立「おっぱい触ったらエロいってことは知ってるっぽい!」ムニッ

あかり「い、いたっ! 痛いよ夕立ちゃん!」

夕立「気持ちよくないっぽい?」

あかり「気持ちよくはないよぉ」

夕立「あんまり強くするのは気持ちよくないんだね」

あかり「こ、こうやって優しくしてあげれば」ムニッ

夕立「んぅっ……!」

あかり「気持ちいいでしょ?」

夕立「うん……気持ちよくて、んっ、体が、びくってなる……」

あかり「こ、こういう感じでやれば、いいんだよぉ……」

夕立「あぅっ……提督さん、なんで、こんなっ、知ってるの……? もしかして、自分でやってる?」

あかり「や、やったことないよぉ自分でなんて!」


473 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 23:45:34.19wLmhWbIko (19/20)

夕立「んっ……んぅ……」

あかり(下から手を伸ばしてるの結構手がキツい)

夕立「あんっ……提督さぁん、ちょっと手を止めてよぉ。びくってなって、提督さんのこと気持ちよくしてあげられないよぉ」

あかり「い、痛くされるのはいやだから、ちゃんと覚えてもらわないとね!」

夕立「うひゅっ……提督さん、わざと私に、させないようにしてるね……」

あかり「そ、そんなことないよぉ」

夕立「絶対嘘っぽい! 私、提督さんのことも気持ちよくしたいって言ったのに!」

夕立「もうこうなったら、こうするっぽい!」ダキッ

あかり「え、ええっ!?」

夕立「おっぱいとおっぱいくっつけあったら、どっちも気持ちよくなれるっぽい! これで解決っぽい!」

あかり「だめだよぉ、あかり、こんなの、はずかしいよぉ……」

夕立「はずかしがらなくても大丈夫。私のおっぱいで提督さんのおっぱい隠れちゃってるから」

あかり「それがはずかしいんだよぉ……!」


474 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/24(日) 23:56:36.89wLmhWbIko (20/20)

夕立「くっつけあってるだけじゃあんまり気持ちよくない?」

あかり「そ、そうかな? あかりは気持ちいいよぉ」

夕立「気持ちいいって顔もしてないし、声も聞こえないっぽい」

あかり「うぅ……」

夕立「少し動かすね。ゆっくりするから痛くないよ」ムニィ

あかり「あっ、あっ……夕立ちゃん……」

夕立「んふふ、ちょっと気持ちよさそうな顔になったっぽい。このまま続けるね」ムニュムニュ

あかり「あ、ふ……あっ、ふぁぁっ!」

夕立「んんぅっ……! 提督さんもいっぱいびくってなったね。そっか、先っぽ同士がくっつくと気持ちいいっぽい」

あかり「ゆ、ゆうだち、ちゃん……」

夕立「気持ちよくなってるのがわかるよ提督さん。私がなってるのもわかる?」

あかり「う、ん……」

夕立「じゃあ、もっと気持ちよくなろうね。んっ……」ムニムニ

あかり「あぁぁっ……!」


475 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 00:24:30.05fHXMkKCyo (1/12)

あかり(手で触られるのと、違う感じ……)

あかり「んくっ……」

夕立「はぁっ……! はぁ、提督さん……」

あかり(あかりがびくってなるのと同じタイミングで、夕立ちゃんもそうなってびくってなってる……)

あかり(一緒に、気持ちよくなってる……一緒の気持ちになってるのが、伝わってきて……)

あかり(なんだか、すっごく……)

あかり「ふぅっ……」ビクッ

夕立「あっ……今、提督さんから動いたね」

あかり「だって……気持ちいい、から……」

夕立「ふふっ、気持ちいいもんね。次は、提督さんの好きなようにしていいっぽい」

あかり「うんっ……はぁっん……」

夕立「あっ、あぁっ……ていとくさんっ……」

あかり「ゆうだちちゃんっ……気持ちいいっ? これで、あかりの、気持ちいい……?」

夕立「うん……気持ちいいよ、ていとくさんっ……」

あかり(あかりも、ゆうだちちゃんと同じ、エロい気持ちになっちゃってるよぉ……)

あかり(気持ちよくなりたくて、気持ちよくしてあげたい……)

あかり「ゆうだち、ちゃん……」

夕立「ていとくさん……こっちも、くっつけたい……」チュッ

あかり「んっ……」ムニムニ

夕立(ていとくさん、キスしてるのに……まだうごかしてるっぽい……)

あかり(あぁっ、きもちいいの、とまらないよぉ……)

夕立(すごく、きもちいいの、重なって……)

夕立(私のエロいきもち、満たされてくっぽい……)


476 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 00:43:29.13fHXMkKCyo (2/12)

夕立「……くっつけあいっこ気持ちよかったね」

あかり「……うん」

夕立「提督さん、すごかったっぽい。グイグイきてたもん」

あかり「だ、だって……」

夕立「それだけ、気持ちよかったんだね」

あかり「だって、あかりが気持ちいいときに、夕立ちゃんもそうなってるんだって、伝わってくるんだもん!」

夕立「それがうれしかったの?」

あかり「そ、そうだよぉ」

夕立「じゃあ提督さんもエロいね!」

あかり「な、なんでそうなるの!?」

夕立「気持ちよくなって、気持ちよくしたいっていうのが私のエロいって気持ちっぽい! 提督さんもそうなってたんだからエロいっぽい!」

あかり「あ、あかりはエロいんじゃなくって、夕立ちゃんが好きなだけなの! それは好きっていうことだって言ったでしょ!」

夕立「エロくて好きなんじゃないの?」

あかり「エロくはないの! 好きなだけなの!」

夕立「ぽい~エロいのは私だけ?」

あかり「そ、そうなの! あかりはエロくはないの!」

夕立「じゃあ提督さんもエロくなるようにがんばるっぽい!」

あかり「あ、あかりもエロくするの!? どうして!?」

夕立「だって、一緒に気持ちよくなりたいっていうのは、一緒の気持ちになりたいってことだから」

夕立「だから、夕立と一緒にエロくなろうね、提督さん!」


477 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 00:51:25.52fHXMkKCyo (3/12)

今回はここまでです

ここまで来るとあかねが憤死しそうなので逆に安全という状況になっているかもしれません


478以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/25(月) 00:57:37.03Ysbl340vO (1/1)

乙です


479以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/25(月) 02:49:06.25+FslNgHmO (1/1)

乙です


480 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 22:39:24.30fHXMkKCyo (4/12)

開始します


481 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 22:47:00.30fHXMkKCyo (5/12)

卯月「司令官~ちょっと汗臭いぴょん」

あかり「えっ!? き、昨日は暑かったからかな!」

卯月「観測史上最高の大寒波が押し寄せてたってニュースで言ってたぴょん」

あかり「そ、その寒波のせいで寒かったからエアコンをガンガン効かせてたんだよぉ!」

卯月「部屋入ってきたときそんなに暑くなかったぴょん」

あかり「換気したからね!」

卯月「ふ~ん、エアコン付けっぱなしは体によくないって聞いたぴょん! これからは気をつけるぴょん!」

あかり「そうだね、気をつけないとね!」

卯月「……」ジッ

あかり「な、なに?」

卯月「べっつになんでもないぴょ~ん!」

あかり(はぁ、よかった。あかりいつも通り出来てるみたいだよぉ)

卯月(絶対誰かとなんかあったぴょん。司令官はすぐに顔出るからわかりやすいぴょん)

卯月(なんか欲求不満そうだし、今なら棚ぼた狙えるかもしれないぴょん?)


482 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 22:54:11.50fHXMkKCyo (6/12)

卯月「しれいか~ん」

あかり「な、なに?」

卯月「ぴょん!」ダキッ

あかり「ひゃあっ!」

卯月「大寒波の余波で寒いからくっつくぴょん!」

あかり「え、エアコンまたつけるから」

卯月「付けっぱなしだったんだから節約しなきゃだめぴょん! それにう~ちゃんは人肌の温度が好きなんだぴょん!」

あかり「せ、節約は大事だけど風邪引くよりはマシだよぉ!」

卯月「ふふんっ、それじゃあもっと温くなるように、擦り合わせるぴょん!」スリスリ

あかり「……っ!?」ピクッ

卯月「どうしたぴょん、司令官? 今震えたぴょん、司令官も寒いなら暖かくするぴょん!」

あかり「やっ、だ、だめ、卯月ちゃん……」

卯月「ふっふっふ~、これでもう司令官はう~ちゃんのもの――」

京子「あかり~野球しようぜ~!」バンッ


483 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 23:02:03.22fHXMkKCyo (7/12)

卯月「な、なんだぴょん!?」

京子「ふっふっふ、なんだぴょん!? と聞かれたら!」

榛名「え、えっと、答えてあげるが世の情け?」

京子「ちょっと榛名~そこは詰まらずにちゃんと言わなきゃだめでしょ」

榛名「すいません提督」

京子「そんなんじゃ世界の破壊を防げないよ。はいテイク2!」

不知火「赤座司令達が本当になんなんだという顔してますからやめてください」

京子「なんだよ~あかりが呼んだんだろ~?」

あかり「いや、急に来たからびっくりしたんだよぉ」

京子「善は急げって言うだろ! 急いで来たんだから許せ!」

あかり「別に怒ってはないよぉ。おはよう、京子ちゃん。それに榛名さん達も」

伊19「おはようなのね赤座提督、卯月ちゃん」

卯月「ぶ~……」

不知火「どうかしましたか卯月さん?」

卯月「なんでもないぴょん……」


484 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 23:14:21.54fHXMkKCyo (8/12)

京子「で、お団子同士に子供が出来て引き取ってほしいんだっけ?」

あかり「あかりのお団子は生きてないよぉ!」

京子「冗談だって。鎮守府の戦力使って一緒に世界征服しようって話だったよな」

あかり「あかり達は世界を守った側だよぉ!」

京子「最近じゃ世界を守ったら今度はその力を恐れられて自分が殺されそうになるって話は割りとありがちだよ」

京子「がんばって世界を救ったのに、今度は自分が世界の敵になるなんて。こんなに苦しいのなら悲しいのなら……愛などいらぬ!」

あかり「それはなんか違うよぉ!」

不知火「朝から元気ですねお2人とも」

榛名「本当に仲がよくてうらやましいですね」

卯月「ぷっぷくぷ~! 今日はう~ちゃんが司令官を独占する日だったのに~!」

伊19「赤座提督は秘書艦に独占されてるのね?」

あかり「されてないよぉ!」

京子「そうだぞ~あかりは公共の資源だから独占禁止法だ~」

あかり「あかり資源だったの!?」

榛名「独占禁止法の使い方がちょっと違うような」


485 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 23:24:09.99fHXMkKCyo (9/12)

京子「で、本当に何の用なんだっけ?」

あかり「久しぶりに一緒に遊びたいなって思って呼んだんだよぉ。それにうちに来た新しい艦娘のみんなも紹介したいし」

京子「あぁ、そういえばなんでか知らんけど増えてるんだっけ。もう新しい艦娘も建造できないのに何でだろうな~不死銀だな~」

榛名「白々しいですよ提督」

あかり「京子ちゃんは野球したいの?」

京子「えっ、やだよこんな寒い中野球したいとか、あかりちょっとたくましくなりすぎで引くわ~」

あかり「さっき野球しようぜって言いながら入ってきたよね!?」

京子「友達んちに来たときはとりあえず野球に誘うのがマナーだろ?」

あかり「どんなマナー!?」

京子「ふぅん、とりあえず何も決まってないってことだよね」

あかり「うん、そうなっちゃうかなぁ。ごめんね呼び出しておいて」

京子「いいって気にすんな。何も決まってないってことは何してもいいってことだからな!」

あかり「何してもいいけどちょっとは加減してね?」

京子「ようし、それじゃあ!」

↓1

1 鎮守府の設備で遊ぼう
2 新人紹介してもらおう
3 あかりの恋愛相談に乗ってやろう
4 その他自由に


486以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/25(月) 23:25:08.2176Lb2anBO (1/1)




487 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 23:40:00.62fHXMkKCyo (10/12)

京子「早速あかりのイカレたメンバーを紹介してもらうじゃないかYO!」

あかり「イカレてはないよぉ!」

卯月「朝からこのテンションはさすがにう~ちゃんもついてけないぴょん」

伊19「朝からやらしいことするテンションはあるのに?」

卯月「兎はいつでも発情期なんだぴょん!」

不知火「それは開き直っているんでしょうか?」

榛名「提督、あまり騒がしくしてはいけませんよ」

京子「自分ちじゃないから関係ねぇYEAH!」

榛名「むしろ自分ちじゃないからこそ静まってください!」

京子「せっかく元気出してるのにすぐそうやって水差すんだもんな榛名は~もっとはっちゃけろよ~」

榛名「提督がはっちゃけてるので諌める役が必要なんです」

京子「そういうのは全部不知火に任せとけばいいんだよ」

不知火「……司令」

京子「ほら、めっちゃ怖いからすぐ静まる」

あかり「陽炎ちゃんまではたぶん会ったことあるよね? それじゃあ陽炎ちゃんの後でここに来てくれた人たちを呼ぶね」

京子「多いと面倒だから1人か2人ずつな~」


488 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 23:50:52.79fHXMkKCyo (11/12)

離島棲鬼「ふんふ~ん」

戦艦棲姫「朝からご機嫌」

離島棲鬼「そりゃそうでしょ! だってついにラム子先生と生で会えるんだよ!」

戦艦棲姫「私もうれしい。けど、スキップするほどじゃない」

離島棲鬼「スキップだってしたくなるわ! なんなら踊りながら歩いたっていいわよ!」

戦艦棲姫「それは舞風に任せろ」

離島棲鬼「ふふっ、サインしてくれるかなぁ」

戦艦棲姫「どうだろう」

離島棲鬼「握手もしてもらいたいなぁ。そしたら今日1日手を洗わないで過ごす!」

戦艦棲姫「汚いからトイレ行った後くらいは洗え」

離島棲鬼「トイレのときは手袋つけてするから平気よ! 1回行ったら捨てる!」

戦艦棲姫「コスパ悪っ」

離島棲鬼「あぁ、ついた! この扉を開ければついにラム子先生とご対面……心臓がドキドキしてきたわ!」

戦艦棲姫「失礼します」

離島棲鬼「ちょ、ちょっと! 何の感慨もなしに入る普通!?」


489 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/25(月) 23:56:46.65fHXMkKCyo (12/12)

京子「……」

あかり「……」

榛名「……」

不知火「……」

卯月「……」

伊19「……」

離島棲鬼(えっ、なにこれ。何でライ……あかりちゃん達スーツ着て机についてるの? 1人水着だけど)

離島棲鬼(んでその前に並べられた2つのパイプ椅子は何? 面接?)

京子「……私服か。確かにOKだとは書いたけどまさか本当に私服で来るとは」

伊19「お世辞を真に受けるタイプなのね。公の場に私服で来るなんてありえないのね」

離島棲鬼(水着で来てるあなたに言われたくない!)


490 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/26(火) 00:14:11.84rSjgEaa4o (1/9)

不知火「いつまで立っているんですか、早く座ってください」

戦艦棲姫「はい、失礼します」

離島棲鬼(えっ、なんであんたは平然としてるの!?)

卯月「あのドレスの方、入ってくるときも失礼しますって言わなかったぴょん。礼儀がなってないぴょん」

榛名「あいさつくらいはしっかりしてもらわないと困りますよね」

離島棲鬼(なんか採点されてる!? 何、もしかして艦娘が多くなりすぎたから誰を解体するのか決めようとしてるの!?)

離島棲鬼(最下位になったら私、解体されちゃう!?)

戦艦棲姫(あかりちゃんがやりそうなことじゃないし、ラム子先生。いや、京子ちゃんの差し金かな)

あかり(ごめんなさい離島棲鬼さん、戦艦棲姫さん)

京子「それでははじめます。まずはお2人の名前を教えていただけますか」

戦艦棲姫「戦艦棲姫です」

京子「戦艦棲姫さん。はい、次」

離島棲鬼「り、離島棲鬼です」

京子「……それだけですか?」

離島棲鬼「え、えっ?」

京子「いえ、それだけならよろしいのです。では続きまして」カキカキ

離島棲鬼(ええ~!? もしかして自己PRする流れだったの!? でも戦艦棲姫のときは何も……も、もしかして圧迫面接!? 私目を付けられてる!?)

離島棲鬼(そんなっ! 確かに日がな一日お菓子食べながら漫画読んで寝てただけだけど、目を付けられるようなことは何にも!)

離島棲鬼(はっ! もしかして私が書いてるライトちゃんシリーズの二次小説の存在がバレた!? あまりにもつまらないから先生が怒って!?)

離島棲鬼(ごめんなさい~! 主人公に自己投影するのはこれから控えめにしますから~!)

京子(やっぱりあっちよりこっち攻めた方が面白そうだな)

伊19(表情がころころ変わって面白いのね!)


491 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/26(火) 00:50:59.56rSjgEaa4o (2/9)

京子「先ずは本鎮守府を志望した理由はなんでしょう?」

戦艦棲姫「多くの艦娘達がそれぞれの思うとおりに生活している、自由な気風に引かれて志望しました」

京子「ふむふむ、なるほど。離島棲鬼さんは?」

離島棲鬼「え、えっと、ずっとこの鎮守府に来るのが憧れだったので……」

卯月「何で憧れだったぴょん?」

離島棲鬼「それは……漫画に出てくる鎮守府に似ていて」

不知火「漫画、ですか? 今は現実の話をしているんですよ?」

離島棲鬼「も、もちろんわかってます! 漫画と現実が違うことくらいしっかり認識しております!」

京子「ふむ、ここをモチーフにしていたつもりなんですけどねぇ。それはつまり、私の漫画に現実味がないということでしょうか?」

離島棲鬼「そそそそんな滅相もございません! 先生の漫画は現実と見まごうほど緻密で……」

離島棲鬼(どう言えば、どうすればいいの……!?)

不知火「それでは次のしつもぎゅ……」

離島棲鬼「あっ……」

不知火「……なんですか?」

離島棲鬼「い、いえ……」

不知火「不知火に何か落ち度でも?」

離島棲鬼「なんでもないです……」

不知火「ではさっきあっと言ったのはなんなんですか?」

離島棲鬼「それは……」

離島棲鬼(誰か助けて……)グスッ

あかり「不知火ちゃん、もうそこまでにしてあげて! ごめんなさい離島棲鬼さん、大丈夫ですか!?」

離島棲鬼「ごめんなさい、もう変な小説書かないから解体しないで、ごめんなさい……」

あかり「か、解体? 何の話してるんですか?」

離島棲鬼「鎮守府がいっぱいになったから解体する子を決める面接してるんじゃないの?」

あかり「そんな面接しませんよぉ!」

離島棲鬼「えっ、じゃあ、これは?」

京子「いや普通に紹介されるだけじゃつまんないからちょっと遊ぼうかなと思って、面接風にしてみました!」

榛名「ごめんなさい、変な勘違いさせてしまってたんですね」

離島棲鬼「えっ、えっ? じゃあ私、解体されない?」

あかり「離島棲鬼さんも戦艦棲姫さんも解体しませんよぉ。当たり前じゃないですか!」

卯月「ここはまだまだいっぱい空きがあるぴょん」

離島棲鬼「う……うええええ~ん、怖かったよぉぉ!」ダキッ

あかり「ごめんなさい、離島棲鬼さん怖がらせちゃって。戦艦棲姫さんも」ナデナデ

戦艦棲姫「私は別に。離島棲鬼がバカな勘違いしてただけだから」

離島棲鬼「だってぇ~! いつもと雰囲気違うんだもん~! スーツ着てるもん~!」ブンブン

京子「そっか、解体されるかもしれないって恐怖は深海棲艦にさえも付きまとってるものなんだね」

京子「私もみんなのことを気をつけてあげないといけないな!」

榛名「いい話ふうにまとめようとしてるみたいですけど、許されませんからね提督」

離島棲鬼「ラム子先生のバカァ!」

京子「ごめんね、新刊あげるから許して?」

離島棲鬼「えっ、新刊くれるの? やったぁ! さすがラム子先生! 一生ついてきます!」

伊19「チョロいのね」


492 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/26(火) 00:53:31.83rSjgEaa4o (3/9)

今回はここまでです

1レス80行が限界だと思ってたんですが超えられるんですね
行数じゃなくてバイト数の問題なんでしょうか


493以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/26(火) 00:57:55.51fkG3CPcQO (1/1)

乙です


494以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/26(火) 01:01:44.40qLZmTF70O (1/1)

乙です
てっきりスケブ頼むかとw


495 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/26(火) 22:39:26.09rSjgEaa4o (4/9)

開始します


496 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/26(火) 22:50:38.33rSjgEaa4o (5/9)

離島棲鬼「この次の新刊も楽しみにしてますので!」

京子「ん、ありがと。私も海の幸楽しみにしてる」

離島棲鬼「はっ! そういえば最近全然送ってなかった!」

戦艦棲姫「そもそも取りに行ってない」

離島棲鬼「今すぐ素潜って獲って来るので待っててください~!」

伊19「素潜りだったら負けないのね!」

不知火「張り合わなくていいですから」

京子「あそこまで熱心なファンがつくと、まるで自分がどっかの雑誌に連載持ってる本物の漫画家になった気分だよ」

戦艦棲姫「私達にとってはあなたこそ本当の漫画家だから」

京子「おおう、そこまで直球に言われると先生ちょっと困っちゃうな」

榛名「提督の努力の賜物ですよ、素直に受け取っておきましょう」

あかり「ところで京子ちゃんがこっちで描いてる漫画ってどんなのなの?」

京子「えっ!? そ、それはその、鎮守府での暮らしを赤裸々に綴った半ドキュメンタリー的なあれで」

あかり「へぇ~なんだか真面目そうな内容なんだね」

京子(誰の、とは言ってないからな)

あかり「今度あかりも読んでみるよぉ」

京子「い、いやそれははずかしいし」

あかり「前は同人誌よく読ませてくれたのに?」

卯月「司令官は読む必要ないぴょん。司令官は司令官で暮らしてるから」

戦艦棲姫(そしてその暮らしてる内容が描いてあるからな)

あかり「ええ~京子ちゃんの暮らしぶりも気になるよぉ」

京子「そ、それはまた今度お話してやるよ! それより次いこ次!」

伊19「だからほどほどでやめとくって言ったのね」


497 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/26(火) 23:00:15.96rSjgEaa4o (6/9)

秋月「はじめまして、秋月です」

春雨「お久しぶりです、歳納司令官、榛名さん。他の方ははじめまして、春雨です」

あかり「そういえば春雨ちゃんは初詣のときに京子ちゃんと榛名さんとは会ってるんだったね」

春雨「その節はどうも」

京子「いえいえこちらこそ」

不知火「今回は態度が低いですね」

京子「さっきが高圧的だったから次は低圧的に!」

卯月「低圧的ってなんだぴょん」

秋月「噂の通り面白い人のようですね」

あかり「秋月ちゃんは結衣ちゃんとは会ったことあるけど、京子ちゃんとは初めてだよね」

秋月「はい。お会いできて光栄です歳納司令」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

京子「あっ、連装砲ちゃん持ってるんだ」

あかり「この子達は長10cm砲ちゃんだよぉ」

京子「ちょ、鳥獣戯画?」

春雨「長10cm砲ちゃん、です」

長10cm砲ちゃん「きゅ!」

卯月「高角砲ちゃんじゃだめだったぴょん?」

秋月「それは私に聞かれましても」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

伊19「可愛いのね! ねぇ?」

不知火「え、ええ、可愛らしいと、思います」


498 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/26(火) 23:13:35.10rSjgEaa4o (7/9)

春雨「お近づきの印に春雨スープをどうぞ!」

京子「そのドラム缶の中身春雨スープだったの?」

春雨「はい! 魔法ドラム缶なので保温が効くんです」

卯月「保温が効く魔法がかかったドラム缶みたいに聞こえるぴょん」

伊19「鎖とかやたらパンクな格好してると思ったら、ドラム缶を背負ってただけなのね」

榛名「それをだけというのも何か変な気がしますが」

卯月「いつもドラム缶ハンマーで戦艦級の深海棲艦を撲殺してたぴょん」

秋月「えっ……」

春雨「えっ、とか言って引かないでください! 私実戦経験ありませんから!」

卯月「ハンマーはないけど鎖で縛ったりはやってるぴょん。この前だって叢雲を」

京子「えっ、叢雲を鎖で縛ってあられもない姿に!?」

春雨「叢雲さんの電探を鎖で落としただけです!」

あかり「そういうことしてくるのは川内さんだよぉ」

榛名(さらっと言ってますけど大丈夫なんでしょうかこの鎮守府)


499 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/26(火) 23:33:03.90rSjgEaa4o (8/9)

京子「春雨スープうめぇ……」

卯月「外が大寒波な分余計に暖まるぴょん!」

春雨「エアコンついてますけどね」

伊19「こういうのは雰囲気が大事なのね!」

榛名(そういえば、この寒さの中で素潜りなんて大丈夫なんでしょうか離島棲鬼さん)

あかり(凍えてないといいけど)

京子「エアコンガンガン効かせて食べるアイスもいいけど、更に暖まるのもまたいいもんだねぇ」

卯月「確かにいいもんだぴょん」

秋月「私なんてハードの排熱でエアコン要らずですよ」

あかり「秋月ちゃんが恐ろしい勢いでゲーマーさんになっていくよぉ」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ、きゅうっ!」

不知火「熱かったの?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

不知火「そこまで熱くないと思うけど、出したばかりだったのかしら」

長10cm砲ちゃん「きゅふ~」

不知火「これ、もうずいぶん冷めたから飲んでいいわ」

長10cm砲ちゃん「きゅ?」

不知火「私はそっちを飲むから。はい」

長10cm砲ちゃん「きゅ~! きゅう~」ゴクゴク

不知火「ふっ、そんなに急いで飲まなくたっていいのに」ズズッ

不知火「あちゅっ……」

京子「……」

卯月「……」

不知火「……なんですか?」

京子「べっつに~」

卯月「なんでもないぴょ~ん」

不知火「……ぐっ」

伊19(邪魔されたって怒ってたのに、いつの間にか仲良くなってるのね)

あかり(卯月ちゃんと京子ちゃん、雰囲気がなんか似てるもんね)


500 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/26(火) 23:47:30.86rSjgEaa4o (9/9)

京子「抱っこできないのがな~座って抱きつくにしてはちょっと小さすぎるし」ダキッ

長10cm砲ちゃん(右)「きゅう~」

榛名「榛名はできますよ」ダキッ

長10cm砲ちゃん(左)「きゅっきゅ~!」パタパタ

榛名「えっ、な、なんですか?」

秋月「よく暴れるので気にしないでください。パタパタするのが好きみたいなんです」

春雨「私のドラム缶もドラム缶ちゃんとかになってくれれば、持ち運びが楽になるんですけど」

伊19「さすがに生き物?の中から出てきたスープは飲みたくないのね」

卯月「1人だけ可愛いアピールしてずるいぴょん! う~ちゃんの主砲と交換するぴょん!」

秋月「いや、島風さんの連装砲ちゃんだっているじゃないですか。あと戦艦棲姫さんの艤装も」

卯月「戦艦棲姫の艤装は別に可愛くないぴょん!」

あかり「ええ~、あの子優しいし性格は可愛いよぉ。見た目は大きくてちょっと怖いけど」

卯月「見た目が重要なんだぴょん!」

京子「あの妖精に頼んだら作ってくれるんじゃね?」

卯月「確かにやってくれるかもしれないぴょん」

不知火「うちの子達も優秀ですが、あの子だけずば抜けて優秀ですよね」

あかり「あははは、優秀なところだけずば抜けてたらいいんだけどね」

伊19「あのぴちぴち体操服はときどき使ってるのね!」

榛名「な、何に? もしかしてうちも人のこと言えないような状況になってる!?」


501 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/27(水) 00:02:14.42VovL/gWVo (1/9)

京子「ふぅ~、春雨スープ飲んでたらもう昼か」

あかり「やっぱり楽しいと時間が経つのが速いね」

卯月「お昼ごはんっぴょん!」

不知火「春雨スープ飲んだのにまだ食べるんですか?」

卯月「あれじゃ全然足りないぴょん!」

京子「そうそう、まだまだ食べ盛りの14歳のお腹を満たすのには足りないよ!」

榛名(あれ、提督こっちに来てもう何年だったっけ?)

伊19「若いからって調子に乗ってると、満たされすぎたお腹が自己主張をはじめちゃうなの」

京子「心肺ゴム用! 私は腹じゃなく胸に来るタイプだ!」

不知火「それなら確かに食べたりていないようですね」

京子「なにお~! 不知火だって妹の浜風や浦風より小さいくせに!」

不知火「それが何か?」

京子「くそぉ! 気にしないタイプだった!」

あかり「あはははっ! お昼食べ終わったらどうしよう? 京子ちゃんが会ったことない子8人だったからちょうど半分だけど」

京子「続けるか、引くか、うむ」

↓1

1 続ける
2 鎮守府の施設で遊ぶ
3 あかりの恋愛相談に乗る
4 その他自由に


502以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/27(水) 00:02:40.91VR6/j7j2O (1/1)

1


503 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/27(水) 00:10:15.27VovL/gWVo (2/9)

今回はここまでです
次は引き続き京子に新人を紹介するところからはじめます

特に理由もなく3人しか連れてきていないのは描写がめんどうもといむずかしくなるからです
1レスごとに1回は全員喋らせるようにしていると1レスが長めになってしまいますね


504以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/27(水) 00:31:37.180m6IDA5NO (1/1)

乙です


505以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/27(水) 01:38:48.14bJVI2WDqO (1/1)

乙です


506 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/27(水) 22:38:22.63VovL/gWVo (3/9)

開始します


507 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/27(水) 22:48:23.02VovL/gWVo (4/9)

京子「どうせまた増えるだろうし今のうちに全員と会っておこうかな」

榛名「そうですね、また増えそうですし」

あかり「ええ~、もう新しい艦娘さんも建造できないんだし滅多にないよぉ」

伊19「もう8人も増えてるのに何言ってるのね」

卯月「もしかしたらまだう~ちゃんや島風みたいに壁の中に取り残されてるのがいるかもしれないぴょん!」

不知火「もしいるならいつ来たかにもよりますけど生存は絶望的な気が」

京子「アメリカの艦娘とか会ってみたいんだけどなぁ」

あかり「アメリカの艦娘? いるの?」

京子「風の噂でいるとか聞いたけど、詳しいことはわからん」

榛名「昔はどうあれ今は仲間同士ですからね。遺恨なく仲良くできたらうれしいです」

伊19「そもそも会えるかどうかすらわからないの」

あかり「英語だったらあかりもちょっとはわかりそうかなぁ」

卯月「ロシア語はさっぱりぴょん!」

不知火「ビスマルクさんのドイツ語ではなく?」

伊19「Bepちゃんのことなのね」

京子「金剛に翻訳頼もう!」

榛名「お姉さまは米国ではなく英国ですので」


508 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/27(水) 23:00:39.92VovL/gWVo (5/9)

葛城「私を呼んで何かご用かしら?」

駆逐棲姫「あかり、何?」

京子「ん? 何でまた春雨が来てんの? もうスープは入らないよ」

榛名「待ってください、春雨さんにしては少し色が薄いような」

伊19「服が汚れたからって体ごと洗濯しなくていいのね」

不知火「どんな強力な漂白剤使ったらこんなになるんですか」

京子「まさか8192分の1の確立で出現するといわれる色違いの!」

駆逐棲姫「私はポケットにもボールにも入らない」

卯月「駆逐棲姫って呼ばれてた深海棲艦だぴょん!」

榛名「深海棲艦、離島棲鬼さん達の他に生き残りが?」

あかり「いえ、色なしのカードを使ったら出てきたんですよぉ」

京子「はぁ~そういえばあかりのとこだとそういうことも起きるんだったっけ」

駆逐棲姫「私はわるさめ」

伊19「わるさめ?」

卯月「悪い春雨でわるさめだって言ってるらしいぴょん」

不知火「悪いなんて自ら言うことではありませんよ」

駆逐棲姫「いや、以前は悪いことをしていたから、その自戒のために」

葛城「そこら辺律儀なところがらしいわよね」

あかり「今はいい子なんだからいいさめでいいのにね」

駆逐棲姫「いや、それはおかしい」

京子「カード、わるい春雨……」

駆逐棲姫「だから違うと言ってる」


509 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/27(水) 23:15:57.39VovL/gWVo (6/9)

不知火「葛城さんは雲龍さんの妹なんですね」

葛城「間に天城姉がいるけどね」

榛名「天城の名が周りまわって空母につけられたのは、何かの縁なのかもしれませんね」

葛城「まあ同じ空母ってだけですけどね」

京子「どういうこと?」

卯月「天城っていうのは元々戦艦だった赤城のお姉ちゃんの名前なんだぴょん」

不知火「震災で大破してしまい修復不能となったので、そちらを破棄して解体予定だった加賀さんを空母に改装したんです」

あかり「そうだったんだぁ。名前が同じ別の艦でも、赤城さんと同じ空母になれたんだね」

葛城「まあ、私や天城姉はあの当時赤城さんには会えなかったけどね」

京子「こうして話を聞いてるとやっぱり歴史ある艦なんだなって再認識するよ」

伊19「普段はなんだと思ってるのね!」

京子「水着で鎮守府を徘徊する妖怪」

伊19「おしおきされたいみたいなのね!」


510 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/27(水) 23:26:30.65VovL/gWVo (7/9)

駆逐棲姫「雲龍と葛城はあまりよく似ていない」

葛城「胸は関係ないでしょ!」

駆逐棲姫「誰も胸のことは言ってない」

榛名「ですが確かに雰囲気は違いますよね。雲龍さんは大人しい方ですが、葛城さんはとても活発な印象を受けます」

京子「天城もどっちかというと大人しい系だよね。やっぱりどっか別人の血が」

葛城「血縁関係はないから!」

不知火「大人しい系なのにあの格好はどうかと思いますが」

伊19「格好の肌色面積だけならそっくりなの!」

あかり「そう? 葛城さんは結構着てると思うけど」

卯月「ふわっとして布地に余裕あるからわかりづらいけど、実際肌を隠してる部分はかなり少ないぴょん」

京子「やっぱり姉達は人目で脱いでます! ってインパクトがあるからねぇ。比べるとどうしても脱ぎっぷりが足りないよ」

葛城「脱ぎっぷりなら足りなくて上等じゃないの!」

京子「見た目のインパクトって結構重要よ。雲龍と天城はおっぱいで担ってるけど葛城にはそれがないわけじゃん」

京子「だったら他のとこでもっとインパクト取らなきゃ! だからもっと脱いで! パンツ丸出しでいるとかさ!」

駆逐棲姫「雲龍も丸出しだぞ」

京子「やはり姉に勝る妹はいなかったか」

葛城「あのねぇ!」

あかり「というか雲龍さんは勝ってるって言っていいの?」


511 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/27(水) 23:41:53.35VovL/gWVo (8/9)

伊19「わるさめは何スープを出してくれるの?」

駆逐棲姫「いや特にスープは出さない」

京子「ええ~わるさめスープ出ないの~?」

葛城「なんなのよわるさめスープって」

京子「えっと、サメを割ったときに出るスープ?」

不知火「それはただのサメの血では」

駆逐棲姫「私はあまり料理をしない」

榛名「同じ艦娘同士よりも違いは大きいみたいですね」

あかり「春雨ちゃんは春雨ちゃん、わるさめちゃんはわるさめちゃんですよぉ」

駆逐棲姫「そういうこと」

不知火「そう言いきれるなら心配はいらないようです」

京子「サメといえば、離島棲鬼大丈夫なのかな」

卯月「ここら辺には出たことないから大丈夫ぴょん」

伊19「サメさんに襲われる前に凍え死にしそうなのね」

駆逐棲姫「離島棲鬼、海に潜ってるのか?」

あかり「京子ちゃんにあげる海の幸を撮りに行ったんだよぉ」

葛城「いつも何考えてんだかよくわかんないけど、本当によくわかんない行動とるわね」

駆逐棲姫「あれくらい単純に生きていられたら幸せだと思う」

京子「そうそう、世の中むずかしく考えずに単純に生きてればいいんだよ」

卯月「シンプルイズベストぴょん!」

榛名「単純なのにものすごい過酷な状況に追いやられているのは気のせいでしょうか」

不知火「追いやられたというより自分で行きましたので気のせいですよ」


512 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/27(水) 23:59:40.04VovL/gWVo (9/9)

京子「艦娘カードはもう作れないけど世界にどれだけ残ってんだろうね」

あかり「う~ん、大本営はいっぱい持ってそうだけど」

榛名「いずれにせよ民間人が簡単に手を出せるところにあるとは思えませんが」

卯月「わかんないぴょん。横流し品が裏のオークションに出回ってるかもしれないぴょん!」

伊19「社会の闇なのね! 怖いのね!」

不知火「内いくつが深海棲艦が出現する危険のあるカードなのでしょうか」

あかり「深海棲艦さんが出てきても、みんなわるさめちゃんみたいに静かな気持ちになってるよぉ」

榛名「はじめはそうかもしれませんが、そんなところからカードを手に入れる人が静かな気持ちのままいさせてくれるとは思えませんし」

不知火「カードから出てきた1体だけが暴走するならまだマシですが、最悪全ての深海棲艦に波及してまた出現しだすようなことになる可能性もあります」

あかり「そんなっ!」

卯月「調べて回収した方がいいぴょんね」

京子「なんか楽しそうだね! 秘密のカードを求めて世界中を大冒険って!」

榛名「遊びではありませんよ提督」

京子「何でも何でも楽しんだもん勝ちなんだって。深刻に考えてて悩むより、楽に構えてた方がいざってときのために体力温存もできるしね」

不知火「ちゃらんぽらんに見えて、ほんのときどきまともな意見を言いますね」

京子「ときどきってなんだよ~私はいつもまともに生きてるだろ~」

あかり「でも、うん。深く考えても仕方ないよね。本当に出回ってるのかもわからないし、大本営に探すように言うくらいしかできないもんね」

卯月「出回ってたら出回ってたときがんばればいいぴょん!」

京子「そうそう、あかりがこうやって杖で汝のあるべき姿に戻れ!って」

妖精(猫吊るし)「コスプレ動画撮影の話をしてると聞いて」

不知火「してません」


513 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/28(木) 00:02:57.86QCYcQ9Mfo (1/2)

今回はここまでです

パロネタもどっちかというとゲーム方面で結衣が担当していることが多いような気がします
初期はパンチラ担当だったり色々とネタに事欠きませんね


514以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/28(木) 00:12:50.69m0UOmc/+o (1/1)

乙です


515以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/28(木) 00:41:19.01ALvmgOJDO (1/1)

乙です


516 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/28(木) 22:46:22.46QCYcQ9Mfo (2/2)

今日はちょっと書けそうにないので↓1~2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府のネタでもちょいエロでもいいです


517以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/28(木) 22:46:49.22wdbtiz9ZO (1/1)

>>395


518以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/28(木) 22:52:20.556p3OgHjJO (1/1)

野生のイ級を見つけてペットにするわるさめ


519以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/28(木) 22:52:27.13mBHqRHl60 (1/1)

戦艦会議


520 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/29(金) 22:40:51.99FrOPxvXPo (1/5)

開始します


521 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/29(金) 22:58:11.30FrOPxvXPo (2/5)

五月雨「はじめまして五月雨です」

如月「如月よぉ、よろしくね」

京子「五月雨と如月かぁ、最後は落ち着いたところで来たね」

あかり「落ち着いたところってなに?」

京子「いや、深海棲艦は言うに及ばずだけど秋月とか葛城とか割とレアなんだよね。でも如月達はそこまででもないから」

如月「あらぁ私達がレアじゃないみたいな言い方するのねぇ」

五月雨「そんなまるでカードみたいな言い方」

不知火「いや実際カードですし」

京子「カッコいいじゃん。如月、レア度10! とかなんか強そう」

卯月「ものすごい勢いでインフレしていきそうな気がするぴょん」

京子「それになんかランク付けされてる感じでさ。レア度黄金の艦娘は銀の艦娘の数倍は強いぞ!みたいな」

伊19「実際そこまでの差はないのね」

五月雨「私は改造されてるから銀ですね」

京子「白銀艦娘だね。如月はまだだから青銅」

伊19「イクは黄金なの! 光速なの!」

如月「何の話をしているのかしらぁ?」


522 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/29(金) 23:07:22.95FrOPxvXPo (3/5)

京子「五月雨って新米の提督の元に最初に配属される艦娘候補の1人だったんだよね」

あかり「そうなの?」

五月雨「そうだと聞きました。私の他に吹雪さんと叢雲さん、電さんと漣さんが候補なのだとか」

あかり「あかりが叢雲ちゃんでちなつちゃんが電ちゃん、池田先輩が五月雨ちゃんなんだっけ」

京子「私は榛名だったけどね」

榛名「はい、榛名が1番です!」

如月「いきなり榛名さんが配属だったの? それはそれで大変そうだけどぉ」

卯月「うちも最初が叢雲だっただけですぐに初日に文月と大和が来てるぴょん」

伊19「榛名より大和がいる方が大変なの!」

不知火「燃費があまりよくありませんので」

あかり「でも大和さんがいたから初日からおいしいご飯が食べられたんだよぉ。すごく心の支えになってくれたの」

京子「うまい飯が食えるとやる気出るよね~うちも榛名がいてくれたからすごい楽でさ~」

榛名「初日のうちに素寒貧になるまで建造したせいで、榛名の初日は1日中料理してるだけで終わりましたけどね」

五月雨「中々無茶なことする人ですね」

京子「そうほめるなって~」

卯月「今のをほめ言葉ととるポジティブさをほめてあげたいところだぴょん」


523 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/29(金) 23:25:51.93FrOPxvXPo (4/5)

如月「大所帯で大変そうねぇ」

京子「ここもう大所帯だけどね」

あかり「京子ちゃんと再会したときはまだ10人くらいしかいなかったのにね」

榛名「10人でも普通の人間の家族で言えば大家族ですけどね」

不知火「初めて会ったときから考えるとずいぶんとたくましくなったものです」

伊19「あのときはすごくめそめそしてたのね!」

あかり「だ、だって、あのときは上手く指揮できなくて白雪ちゃんのこと傷つけちゃった後だったし……」

卯月「う~ちゃん実はそのときから既にいたんだけどぴょん」

あかり「そういえば、そうなんだよね」

五月雨「実はと言うと? 大規模遠征にでも行ってらしたんですか?」

卯月「大和に包丁で脅かされて壁の中に埋められてたぴょん」

五月雨「ほ、包丁で壁の中に!?」

如月「あらあらぁ、大和さん意外にバイオレンスなことするのねぇ」

卯月「大変だったぴょん。自力で外に出られないから壁の中から外に助けてって言ってたらお化け扱いされるし」

あかり「壁の中から声が聞こえたら驚くよぉ!」

伊19「けど何で大和は卯月を壁に埋め込んだりしてんだろう?」

京子「きっとあかりを独占したかったんだろうね。たぶん気づかないうちに他の新配属になった艦娘も壁に埋め込まれて」

京子「ああっ、五月雨の後ろの壁、なんか不自然に塗りなおされてない? まるで人の形みたいに」

五月雨「ひいいっ!」バッ

榛名「提督! 誤解をまねくような冗談はやめてください!」

あかり「本当は大和さんに追いかけられてびっくりした卯月ちゃんが、壁の向こう側にあった隠し部屋に閉じ込められちゃっただけだから!

不知火「自業自得ですね」

卯月「包丁持ってたのは事実ぴょん!」

京子「自分で包丁よりもっと恐ろしいもんぶら下げてるのに何でそんなにびびったんだか」


524 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/29(金) 23:48:04.08FrOPxvXPo (5/5)

五月雨「それにしても、不思議に思わないんですね」

京子「何が?」

五月雨「私が改造されていることですよ。もう戦いもないのにどうやって練度を上げたのかって」

京子「知ってるよ、あのあめでしょ」

あかり「そうだけど、京子ちゃんにまんたんのいっぱい持ってるよって教えてたっけ?」

京子「えっ、いやまあその、あめしか考えられないからさ。結構西垣ちゃんに目をかけられてたみたいだし、持ってるのかなぁって」

あかり「京子ちゃんもあめ使ったことあるの?」

京子「あるよ。あっ、でもまんたんのはないから副作用の対処方は知らないよ」

あかり「そっかぁ。ん? まんたんの使ったことないのにどうして副作用があること知ってるの? あかり言ってないよね?」

京子「いっ、ゆ、結衣に聞いたんだよ、あははは」

あかり「結衣ちゃんはあるんだ。じゃあ今度聞いてみようかなぁ」

京子(すまん、許せ結衣)

如月「私もあめ食べてみたいなぁ。どれだけ火照るのかしら?」

不知火「火照りたいんですか?」

如月「うふふ、どうかしら? 火照りたいより火照らせたいかも? あなたみたいな冷静そうな子は特に」ジリジリ

不知火「やめてください」

京子「そうだぞ、不知火を火照らすのは私の役目だ!」

不知火「火照りませんから」

如月「あらあら仲良しさんなのね。こっちも負けていられないわよ司令官、一緒に火照りましょう」

あかり「ほ、ホテル? 大和さんのこと? 気にしてるから言っちゃだめだよぉ」

卯月「司令官を火照らせるのはう~ちゃんがやるぴょん!」

五月雨「き、昨日のお返しをしないといけませんよね」

榛名「新人さんにもすぐに気に入られるんですね赤座提督は」

伊19「魔性なの!」

不知火「弄られやすいだけど思いますが」


525 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/30(土) 00:03:39.9581KAI43Ro (1/9)

あかり「これで全員と知り合いになれたね」

京子「あかりのとこも中々個性的な面子が揃ってるみたいだな」

あかり「みんな楽しいあかりの大切な家族だよぉ」

榛名「赤座提督の下でならきっと皆さん幸せに暮らせますよね」

不知火「少なくとも漫画の締め切り前に徹夜させられることはないでしょうね」

伊19「眠い中細かい作業をさせられるのは地獄なの」

京子「なんだよお前ら根性なしだな! そんなのあかりだってできるんだぞ!」

あかり「えへへ、あかりは徹夜って言っても仮眠は取ってたよぉ」

京子「夜の9時には電池切れてたもんなあかりは」

卯月「今の司令官なら完全な徹夜もできるぴょん!」

あかり「今でも1日中起きてるのは無理だよぉ」

榛名「成長するには規則正しい生活が1番です。早寝早起き、いいことです」

伊19「じゃあ早寝早起きしなくなったから、今の赤座提督は悪い子なの!」

あかり「あかり悪い子になっちゃったの!?」

京子「悪い子というかいけない子というか」

不知火「なったというよりされた感がありますが」

あかり「……?」


526 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/30(土) 00:17:29.9781KAI43Ro (2/9)

京子「それよりもそろそろ夕ご飯の時間だね」

あかり「もうそんな時間なの?」

卯月「もうそんな時間ぴょん!」

大和「あかり、卯月さん、歳納提督と皆さんも。夕食のご用意ができましたよ」

京子「待ってました!」

榛名「すいません、いつもご馳走になって」

大和「いつも多めに作っていますし、少しくらい増えても変わりませんよ」

伊19「お疲れさまなの!」

不知火「久しぶりに姉さん達と顔を合わせて話ができますね」

卯月「池田司令官もいれば雪風もいたんだけどね~」

不知火「それはまた今度にしますよ」

伊19「イクもイムヤとゴーヤに会うの久しぶりなのね! たくさんお話しするの!」

榛名「お姉さまと霧島の近況を聞かせてもらいましょう。お姉さまからは赤座提督の話ばかり聞かされそうな気がしますが」

京子「私は誰と話そうかなぁっと」

あかり「京子ちゃん、ちょっと相談があるんだけどいい?」

京子「ん? なに?」

あかり「2人きりで話したいよぉ」

大和「それじゃあ先に行ってるわね。なくなることはないと思うからゆっくり話していていいわ」

あかり「ありがとうございます大和さん」

榛名「提督、あまりふざけた答えを教えてはいけませんからね」

京子「わかってるってば……さてみんな行ったし、早速話を聞かせてもらおうじゃないか」

あかり「えっと、ね……」

京子「どうした赤くなって? さては久しぶりに会った京子ちゃんが可愛くなりすぎてて欲情――」

あかり「京子ちゃんって……エッチなこと興味ある?」


527 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/30(土) 00:25:09.4281KAI43Ro (3/9)

今回はここまでです

明後日のイベントで4期か大室家のアニメ化告知とかあればうれしいですね行けませんけど


528以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/30(土) 00:25:25.58miIR6gfjO (1/1)




529以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/30(土) 00:26:03.625QZYKxR2O (1/1)

乙です


530以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/30(土) 01:03:27.87b2gUcSeuO (1/1)

乙です


531 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/30(土) 22:36:17.2381KAI43Ro (4/9)

イベントは一週間前でしたね寝ぼけたこと書いてすいません
開始します


532 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/30(土) 22:46:16.5781KAI43Ro (5/9)

京子「は? なんて?」

あかり「な、何回も言わせないでよぉ!」

京子「いや、だって、ええ?」

あかり「ご、ごめんね変な相談して」

京子「ううん、いいけど……」

京子(あかりもそういうの気になる年頃か……ってなんでそうなのか知ってるわ。あれだけやられたらそりゃいくらあかりでもねぇ)

あかり「で、ど、どうなの?」

京子「……興味なくはないけど」

あかり「本当に?」

京子「ま、まあね。誰だってちょっとはあるんじゃないかな?」

あかり「そうなの? 変じゃないかな?」

京子「変じゃないんじゃないかな?」

あかり「そ、そっか、よかった……」


533 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/30(土) 22:57:28.7081KAI43Ro (6/9)

京子「どうして私にそんなこと聞いたの?」

あかり「最近そういうこと考える機会があったんだよぉ」

京子「……それって、艦娘のみんなと?」

あかり「え、ええっ!? 何で知ってるの!?」

京子「いやそうなのかって聞いたんだけど」

あかり「あっ……」

京子「嘘、本当は球磨に色々と聞いてたんだ」

あかり「球磨さんに?」

京子「うん。あかりのこと漫画のネタにならないかなぁって」

あかり「そ、そうだったんだ」

京子「ごめんね勝手に」

あかり「ううん、それはいいんだけど……」


534 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/30(土) 23:08:18.6381KAI43Ro (7/9)

京子「あかりは本当に色んな人に好かれてるよな~」

あかり「えへへ、それはうれしいことだよぉ」

京子「あかりもみんなのこと好きだもんな」

あかり「うん……」

京子「どうしたの?」

あかり「う、ううん、なんでもないよぉ」

京子「もしかして他にもなんか悩んでることあるの?」

あかり「そ、それは……」

京子「話してみてよ、相談乗るから。勝手に球磨に色々調べてもらってた罪滅ぼしにもなるしね」

あかり「いいのかな?」

京子「私に解決できることだったらしてやろう!」

あかり「できないことだったら?」

京子「できないことはできない! でも私にできないことはないからな!」

あかり「あははは、そうだね京子ちゃんは何でもできるもんね」


535 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/30(土) 23:31:02.9181KAI43Ro (8/9)

あかり「さっき京子ちゃんが言ったとおり、あかり色んな人に好きでいてもらってるの」

京子「端から聞いてると自慢みたいだな」

あかり「確かに自慢したいくらいすごいことだよぉ。でも……」

京子「なにか悪いことがあるの?」

あかり「みんな、あかりのこと本気で好きでいてくれてるんだよぉ。その、そういうことしたいくらいには」

京子「うん」

あかり「みんな、あかりのことが好きで、でもあかりはみんなのことが好きで」

あかり「本当にそれでいいのかなって思って。金剛さんにはそれでもいいって言われたんだけど、まだ気になってて」

京子「ううん、むずかしい話だなそれは」

あかり「本気で好きになってくれてるから、あかりも受け止めようって思ってそういうことから逃げないようにしたけど」

あかり「本当に好きなら、受け止めようってだけじゃなくてあかりからも何かしたいって気持ちがあるはずだよね?」

京子「さっき聞いてきたってことはそういう気持ちがあるってことじゃないの?」

あかり「あるんだけど、それがただそういうことしたいだけなのかもしれないって思ったら」

あかり「みんなはあかりとそういうことしたいって思ってるのに、あかりは誰でもいいって思ってるんじゃないかって」


536 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/30(土) 23:48:19.8981KAI43Ro (9/9)

あかり「そうだったらあかり、みんなに悪いよぉ……」

京子「みんなに悪い、か」

あかり「みんなは真剣にあかりのこと好きでいてくれてるのに、あかりはただ自分がエッチなことしたいだけなんだったらあかりは……」

京子「あかりもそんなに悩んでるなら真剣だと思うけどね」

あかり「……」

京子「あのね、あかり。あかりは人の気持ちを考えすぎだよ」

あかり「えっ?」

京子「そこがあかりのいいところなんだけどね、でもあかりだってそうやって悩んだりするんだからさ」

京子「いいんだよ、そこまで気にしなくてさ」

あかり「気にしなくていいことなんかないよぉ、大切なことなのに」

京子「確かに大切なことだけどね」


537 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/31(日) 00:30:02.503HqTk9K2o (1/8)

京子「あかりは誰かに好きでいてもらってればそれでいいの?」

あかり「えっ?」

京子「あかりもみんなのこと好きなんでしょう? それをみんなに伝えなくていいの?」

京子「一方的にどっちかの言うこと聞くだけって、それは本当の恋じゃないよ」

京子「どっちも本当の気持ちを相手に伝えて、お互いがお互いの気持ちを受け入れること。それが恋だって、私は思ってる」」

あかり「京子ちゃん……」

京子「あかりにもそういう気持ちがあるんだってみんなに伝えなよ。本当に好きなら受け入れてくれるよみんな」

あかり「ほ、本当に?」

京子「あかり、前に教えたでしょ。傷つける勇気を持つことが信頼だよ。本当の気持ちを伝えて傷つくかもしれないけど、それでも本当に好きなら伝えないと」

京子「それが好きってこと、信頼してるってこと。そして、恋してるってことだよ」

あかり「……好きってことは信頼してるってことと一緒なんだね」

京子「私はそう思ってる。少なくとも信じられなきゃ好きにはなれないでしょ?」

あかり「そうだね、確かにそうだよぉ」


538 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/31(日) 01:17:11.273HqTk9K2o (2/8)

京子「まあ、そういうふうに好きな人がいっぱいるっていうのは普通じゃないことかもしれないけどさ、あかりはそうなんでしょ?」

あかり「う、うん」

京子「普通じゃないことかもしれないけど、それが本当の気持ちなら伝えればいいよ。たぶんみんな喜ぶんじゃないかな」

あかり「よ、喜ぶ?」

京子「みんなそういう気持ちがあるのは一緒だし、あかりも同じ気持ちならうれしいと思うよ」

あかり「な、なんだかはずかしいよぉ」

京子「まあねぇ、でもさ恋ってさ気持ちをぶつけ合うことだからね。そういうことってある意味好きって気持ちをぶつけ合ってるとも言えるし」

京子「まああれだよ、好きになったらそういう気持ちが出てくるのは当たり前だから、いいんだよ隠さなくて」

あかり「ちょ、ちょっとは隠した方がいいんじゃないかな?」

京子「あ、あぁ、うん、私もところ構わずそういうことしていいって言ってるわけじゃなくて!」

あかり「時間と場所を考えるんだね」

京子「そうそう、時間と場所を考えなヨーだよ」

あかり「やっぱり、金剛さんの言ってること間違ってないんだね」

京子「うん、そこはね」

京子(中学生の女の子に対してそういう気持ちになるのは間違ってる気がしないでもないけど)

京子(私は幼馴染として止めるべきだったのかもしれない、けど)

京子(この方があかりもあかりの艦娘もきっと幸せになるよね。だったら、私はそれを応援してやるだけだ!)

京子(それに、そっちの方が同人誌のネタにもなるしね~)


539 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/31(日) 01:35:58.153HqTk9K2o (3/8)

今回はここまでです

今日明日と見たい番組を見ながら書くので明日も同じくらい筆が遅くなるかもしれません
すいませんがよろしくお願いします


540以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/31(日) 01:51:08.29hbOSgT+FO (1/1)

乙です


541以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/31(日) 02:02:03.163uRsbHmMO (1/1)

乙です


542 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/31(日) 22:35:15.853HqTk9K2o (4/8)

開始します


543 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/31(日) 22:43:05.273HqTk9K2o (5/8)

京子「はぁ~食った食った」

榛名「本当に遠慮がありませんね提督は」

京子「遠慮するなって言われたんだからする方が失礼ってもんよ」

不知火「それにしたって限度がありますよ」

伊19「赤城じゃないんだから少しは自重するのね」

京子「次からはそうすること考えとく~」

伊19「しょうがない提督なのね」

不知火「まったく、赤座司令の方がしっかりしているのではないかと思えてきましたよ」

京子「確かにそうかもしれないね」

榛名「提督?」

京子「いや今日会って本当にそう思ったんだよ。すごくしっかりと成長してるなぁって」


544 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/31(日) 22:58:37.893HqTk9K2o (6/8)

不知火「そんなにしっかりしていたでしょうか?」

伊19「そんなに変わった印象がなかったのね」

榛名「確かにしっかりしてる印象はそこまでありませんでしたが、夕食前に話していてそう思ったんですか?」

京子「ん、まあね」

伊19「どんな話してたのね?」

不知火「気になりますね」

京子「そこはまああれだよ、私とあかりの2人だけの秘密っていうかそんな感じで」

榛名「何ですかそれは」

京子「……ねえ、榛名」

榛名「はい?」

京子「……いや、なんでもない」

京子(いざ口にしようとするとはずかしいな。やっぱりあかりはすごいなあんな簡単に言えるんだもん)

京子(好きってこと偉そうに言ったけど私も、考えないとね)


545 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/31(日) 23:19:50.053HqTk9K2o (7/8)

あかり「はぁ、今日は楽しかったよぉ」

卯月「う~ちゃんはちょっと不満だぴょん」

あかり「卯月ちゃんも楽しそうだったよぉ」

卯月「もっと司令官と2人っきりでいたかったぴょん」

あかり「ごめんね卯月ちゃん」ナデナデ

卯月「ぷっぷくぷ~、せっかくの秘書艦なのに」

あかり「2人っきりじゃなかったけど、一緒にいた時間はたぶん最近の秘書艦の人達より多かったと思うよぉ」

卯月「歳納司令官にかかりっきりだったぴょん」

あかり「そんなに京子ちゃんのことばっかりだったかなぁ?」

卯月「ばっかりだったぴょん! う~ちゃんというものがいながら浮気ぴょん!」

あかり「う、浮気って」

卯月「許してほしかったらう~ちゃんへの愛を示してもらうぴょん!」

あかり「ん~、愛を示すって言われても。んっ」チュッ

卯月「ぴょんっ?」

あかり「えへへ、これでいい?」

卯月「司令官?」

あかり「なあに、卯月ちゃん?」

卯月「ん、ううん、なんでもないぴょん」

卯月(ちょっと困らせてあげようと思っただけなのに、司令官なんか積極的ぴょん)

あかり「秘書艦の仕事あんまりできなかったけど、さっきちょこっとやってもらったからね」

卯月「まだごほうびくれるぴょん?」

あかり「うん、何してほしい?」

卯月(今なら何でもしてくれそうな気がするけど、どうしちゃおっかなぁ)

↓1

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる


546以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/31(日) 23:20:30.86uYLvVcZDO (1/1)




547以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/01/31(日) 23:20:44.58BvhIJHWgo (1/1)

3


548 ◆aIl2cyLheeQT2016/01/31(日) 23:35:41.293HqTk9K2o (8/8)

卯月「うんとね、頭なでてほしいぴょん」

あかり「それでいいの?」

卯月「あ、うん」

卯月(いっぱい考えた結果そこに行き着いちゃったぴょん。ぐりぐりしてって言ったらしてくれたかもしれないのに)

あかり「それじゃあなでてあげるよぉ」

卯月(まあ、さっきおでこにちゅ~してもらったから我慢するぴょん)

あかり「艦娘のみんなは髪の毛綺麗だから、あかりも触ってて気持ちいいんだよぉ」ナデナデ

卯月「う~ちゃんの髪の毛も?」

あかり「卯月ちゃんのもだよぉ」

卯月「そんなに気持ちいいならごほうびに触らせてあげるぴょん!」

あかり「ふふっ、そうだね。あかりの方がごほうびだよぉ」

卯月「ふふん、ふんふ~ん」


549 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 00:11:41.0777hGLF7co (1/14)

卯月「ほっぺたとかも触ってほしいぴょん」

あかり「ほっぺたもだね、はい」プニッ

卯月「んふふっ、気持ちいいぴょん……」

あかり「あかりも。髪の毛だけじゃなくてほっぺたも気持ちいいよぉ」プニプニ

卯月「う~ちゃんも触っていいぴょん?」

あかり「あかりのほっぺた?」

卯月「うん」

あかり「いいよぉ、はい」

卯月「えへへっ、司令官もぷにぷにするぴょん!」プニッ

あかり「んふふっ、くすぐったいね卯月ちゃん」

卯月「くすぐったくて、気持ちいいぴょん」

卯月(こうして2人で触りあってた方が、ただ触られてるだけよりも気持ちいいぴょん)

卯月(好きな人が気持ちよくてうれしい顔してたら、自分も気持ちよくなるんだぴょん)

卯月(だったら、う~ちゃんもしてもらうだけ考えてないで、自分からすることも考えないといけないみたいだぴょんね)


550 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 00:22:57.7077hGLF7co (2/14)

卯月「ぷにぷに~」

あかり「ひゅづきひゃん、ひょろひょろやめて……」

卯月「司令官のほっぺたがよく伸びるから楽しいんだぴょん」

あかり「ほっぺたちぎれちゃうよぉ」

卯月「う~ん、司令官のほっぺたがびよんびよんになっておかめになったらいけないから、そろそろやめるぴょん」

あかり「はぁ、結局あかりの方がいっぱいほっぺた触られてたよぉ」

卯月「う~ちゃんへのごほうになんだからいいんだぴょん」

あかり「うん、ごほうびなったならそれでいいんだけどね」

卯月「ありがとう、司令官」

あかり「どういたしまして。これからもよろしくね卯月ちゃん」

卯月「うん! う~ちゃん、ずっと司令官と一緒だぴょん!」

あかり「うんっ! ずっと一緒だよぉ」

卯月「ふふ、ごほうびしてもらったから最後に1働きするぴょん! 明日の秘書艦誰にするぴょん?」

↓1 明日の秘書艦(>>397-398の卯月以外の☆のついてない艦娘)


551以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/01(月) 00:23:12.97li1z7hq5O (1/1)

五月雨


552 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 00:30:33.9677hGLF7co (3/14)

今回はここまでです
次は山雲の好感度100イベントからはじめます

これで卯月の好感度も100になったので山雲、春雨の次にイベントになります

やっぱり何かを見ながら書いてるとかなり遅くなってしまいますねすいませんでした
これからはいつものペースに戻ります普段から早くはありませんけど


553以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/01(月) 05:35:07.47TTBghplio (1/1)

乙です


554以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/01(月) 11:00:02.51rvCEhlImo (1/1)

乙です


555 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 22:41:03.6277hGLF7co (4/14)

開始します


556 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 22:42:27.5077hGLF7co (5/14)

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100未満。☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖  大鯨
山城☆  吹雪    北方棲姫☆
間宮    霧島    若葉☆  
Bep    天龍    島風
筑摩    長門    那珂☆
鳳翔    谷風    浦風
球磨    酒匂    愛宕 
武蔵    伊58    川内
雲龍    離島棲鬼 戦艦棲姫 
伊168   明石☆  舞風☆  
葛城☆  如月   駆逐棲姫☆     
陽炎        五月雨☆  


557 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 22:43:04.5977hGLF7co (6/14)

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100。☆は秘書艦経験済み)
蒼龍   叢雲   白雪
加賀☆ 山雲   足柄☆
扶桑   大和☆ ビス子☆
千歳☆ 熊野   古鷹
金剛☆ 神通   浜風☆
文月   大鳳☆  三日月☆
瑞鳳☆ 朝潮☆  秋月☆
夕立   千代田 瑞鶴☆
春雨☆ 名取☆


558 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 22:44:06.3777hGLF7co (7/14)

ミスったのでもう一度

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100未満。☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖  大鯨
山城☆  吹雪    北方棲姫☆
間宮    霧島    若葉☆  
Bep    天龍    島風
筑摩    長門    那珂☆
鳳翔    谷風    浦風
球磨    酒匂    愛宕 
武蔵    伊58    川内
雲龍    離島棲鬼 戦艦棲姫 
伊168   明石☆  舞風☆  
葛城☆  如月   駆逐棲姫☆     
陽炎    五月雨☆  



559 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 22:44:49.8777hGLF7co (8/14)

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100。☆は秘書艦経験済み)
蒼龍   叢雲   白雪
加賀☆ 山雲   足柄☆
扶桑   大和☆ ビス子☆
千歳☆ 熊野   古鷹
金剛☆ 神通   浜風☆
文月   大鳳☆ 三日月☆
瑞鳳☆ 朝潮☆ 秋月☆
夕立   千代田 瑞鶴☆
春雨☆ 名取☆ 卯月☆


560 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 22:53:11.0577hGLF7co (9/14)

あかり「五月雨ちゃんにお願いするよぉ」

卯月「わかったぴょん! 伝えてくるぴょん!」

あかり「うん、お願いね卯月ちゃん」

卯月「まっかせるぴょん! それじゃおやみなさいぴょん、司令官」

あかり「おやすみなさい、卯月ちゃん」

卯月「ふふん、う~ちゃんはまた1つ恋のいろはを学んだぴょん!」

卯月「もはや恋愛博士と言っても過言ではないぴょん! ぷっぷくぷ~!」

卯月「それならば、そろそろう~ちゃん攻勢に出るときみたいだぴょん! 待ってるぴょん、司令官!」



あかり「はぁ、あれくらい積極的でいるのも疲れるよぉ。やっぱりあかり、お願いされないとやる気が出ないタイプなの?」

あかり「ううん、このくらいでめげてちゃだめだよぉ。あかりにもそういう気持ちがあるんだってみんなに伝えないと!」

あかり「あかりにだって、その、エッチな気持ちはあるんだよぉ!」

山雲「ええ~そうなの~?」


561 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 23:05:12.3277hGLF7co (10/14)

あかり「や、山雲ちゃん!?」

山雲「司令さん~そういうの興味ないと思ってたのに~びっくりだね~」

あかり「い、いや、それはこの、ど、どうして外にいるの?」

山雲「夜のお手入れの時間だよ~」

あかり「夜のお手入れ?」

山雲「あ~いやらしいこと考えたでしょ~?」

あかり「えっ、なんで?」

山雲「あれ~? 司令さ~ん、エッチな気持ちあるんじゃないの~?」

あかり「あ、あるけど、それと何か関係があるの?」

山雲「ん~? 気持ちはあるけど~知識はない~ね~?」

あかり「ち、知識はこれからつけてくよぉ! 勉強する、勉強!」

山雲「勉強するの~? ふふ~山雲の方がいやらしいこと考えちゃう~ね~?」クネクネ

あかり「山雲ちゃん、泥んこだね」

山雲「お水をあげてたら~泥になったところで足を滑らせちゃいました~」

あかり「それじゃぬれてるんだね、早くお風呂入らないと!」

山雲「風邪は引かないけど寒いね~」

あかり「あかりもまだだから一緒に入ろう!」

山雲「え~そんな~山雲~まだ心の準備が~」

あかり「心の準備?」

山雲「そういうことじゃない~?」

あかり「どういうこと?」

山雲(この流れで一緒にお風呂って言ったら~ちょっと期待しちゃいます~けど違うみたい~)

山雲「なんでもないです~一緒に入りましょう~」

あかり「じゃあ先にお風呂場で待ってるからね」

山雲「司令さん~気持ちを自覚したのはいいけど~これじゃ大変そう~」


562 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 23:15:27.7777hGLF7co (11/14)

山雲「あ~やっぱり一緒はやめればよかった~」

あかり「どうして?」

山雲「泥でばっちぃ体を見られちゃいます~」

あかり「そのばっちぃのを落とすためにお風呂に入るんでしょ」

山雲「そうですけど~乙女心はセンシティブですから~」

あかり「ちょっと泥だらけになってても誰も嫌いになったりしないよぉ」

山雲「本当~?」

あかり「本当だよぉ。むしろ元気がいいねってこっちまで元気になるよぉ」

山雲「元気がよかったわけじゃ~ないんだけどね~」

あかり「もう夜だからね。あんまり元気よすぎるのもいけないよぉ」

山雲「そうだね~」


563 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 23:25:10.8777hGLF7co (12/14)

あかり「シャワーかけるよぉ」

山雲「どうぞ~」

あかり「しっかり洗って落とさないとね」

山雲「髪の毛~後ろの方についてないですか~?」

あかり「ちょっとついてるよぉ。流すからね~」

山雲「やっぱり~山雲は~髪の毛が長いですから~」

あかり「畑仕事をするならもうちょっと短い方がいいのかな?」

山雲「そうかもしれません~でも山雲の本業は~畑仕事じゃなくて戦闘ですから~」

あかり「そっちこそ髪の毛短い方がいいってわかるよぉ!」

山雲「あ~確かに~けど~もう廃業しましたので~長いままでいます~」

あかり「別に切ろうって言ってるわけじゃないからね。艦娘はまた生えてくるかわからないしね」

山雲「頭の畑も手入れしないと枯れてしまいますね~」

あかり「あかり達は女の子だからそこまで気にすることはないよぉ。たぶん」

山雲「そうやって気を抜いてると~ある日突然~ぽとって落ちちゃいますよ~」

あかり「あかりのお団子は着脱式じゃないから!」


564 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 23:35:40.7977hGLF7co (13/14)

あかり「このままあかりがシャンプーしてあげるよぉ」

山雲「お願いします~髪の毛長いと洗うの大変なんです~」

あかり「そうだよね、こんなに大きいとお風呂入るとき上げないといけないしね」

山雲「長い髪は~面倒なんです~いたわってください~」

あかり「ふふっ、は~い」

山雲「うふふ~」

山雲(すごく~のんびりしてるね~さっきあんなこと言ってたのに~)

山雲(はっ! もしかして~山雲にはないの~? そんな~)

あかり「さっきシャワーで流して水が落ちてるから、目を瞑っててね」

山雲「うん~それよりも司令さ~ん」

あかり「ん、なに?」

山雲「山雲にはエッチな気持ちないの~?」

あかり「ぶっ!?」


565 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/01(月) 23:52:21.5077hGLF7co (14/14)

山雲「ね~ね~?」

あかり「な、なくはないよぉ」

山雲「なくはないなの~?」

あかり「う、うん、なくはないよぉ」

山雲「う~ん、あんな大声で~宣言してる割に~そんなもの~?」

あかり「そんなに大声だった?」

山雲「大声だったよ~外の山雲に聞こえるくらい~」

あかり「そ、そんなに声出ちゃってたんだ……うぅ、はずかしい」

山雲「誰にでもあるものだから~気にしなくていいんだよ~」

あかり「京子ちゃんにもそう言われたよぉ」

山雲「歳納司令官に相談したの~?」

あかり「うん、みんなにあるんだからはずかしがらなくていいんだって」

山雲「大声で宣言するのは~はずかしいことかもしれないけどね~ね~?」

あかり「な、悩みが解決してうれしかったんだよぉ!」


566 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/02(火) 00:04:02.88TE9HRDx8o (1/11)

山雲「でも~なんで急に気になりはじめたの~?」

あかり「急にってこともないんだけど、ほ、他のみんなからそういうことされることがあって」

山雲「ええ~みんなもうそんなことしてるの~ずるい~」

あかり「ええっ?」

山雲「みんなにされてるうちに~自分も気になりはじめたんだね~」

あかり「……うん」

山雲「それはそうだよね~気になっちゃうよね~ね~」

あかり「とってもはずかしいことだと思ったけど、みんなと同じ気持ちなんだよね」

あかり「みんなはずかしいけどそれを見せてくれて、だからあかりは受け止めようとしたけど、それだけじゃだめなんだよぉ」

あかり「あかりも、みんなに打ち明けて見せないといけないんだよね。あかりの気持ち。そういう気持ちがあるんだってこと」

山雲「そうだね~どっちともがどっちともを受け入れることが~大事なんだよ~」

山雲「受け入れるためには~見せないといけないもんね~」

あかり「そう、だからね、あかりにもそういう気持ちあるんだよって教えてあげないとねって京子ちゃんに言われたんだよぉ」

山雲「歳納司令さん~何気にいいこと言うね~」


567 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/02(火) 00:50:08.12TE9HRDx8o (2/11)

あかり「で、でも、あかり何も知らないから。そういうこと全然わからなくて」

山雲「みんなにされたこと~すればいいんじゃないの~?」

あかり「そ、そうなんだけど、その、キス、とか、おっぱい触るとか、それくらいしかわからなくて」

山雲「それだけじゃ~だめだね~」

あかり「で、でしょ! あかりはそういうこと全然わからないから、その、お勉強する必要があるの!」

山雲「なるほどね~わかった~」

あかり「山雲ちゃん?」

山雲「山雲が~お勉強付き合ってあげる~」

あかり「えっ、う、い、いいの?」

山雲「いいよ~山雲は~身長同じくらいだし~ぺったんこだし~司令さんと同じ感じだと思うよ~」

あかり「そ、そうかもね、同じだよねたぶん!」

山雲「よ~し、それじゃあはじめよう~!」

あかり「えっ、い、いきなり?」

山雲「善は急げ~問答無用~!」ダキッ

あかり「んっ……!」

山雲「こうやって~裸で抱き合って~」

あかり「う、うん……」

山雲「て~……」

あかり「うん……」

山雲「……」

あかり「山雲ちゃん?」

山雲「裸で抱き合うのが~エッチでいいんじゃないの~?」

あかり「そ、それだけ?」

山雲「山雲的には~これもすごくエッチな気がする~」

あかり「そうだけど、なんか違う気が……」

山雲「そうだね~なんか足りないね~あ~! おっぱい触らないと~!」ムニッ

あかり「んぅっ……そ、それで?」

山雲「それで~それで~? 裸で抱き合っておっぱい触るのが~エッチ?」

あかり「山雲ちゃん、実はあんまり知らないでしょ?」

山雲「だって~知る機会ありませんし~これでも~センシティブに拾った知識なんですよ~」

あかり「おっぱい触ったらエッチな感じになるのはわかってるよぉ。他のことを考えないと」


568 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/02(火) 00:50:37.06TE9HRDx8o (3/11)

山雲「これは~山雲も一緒にお勉強しないとだめみたいですね~ね~?」

あかり「そうみたいだね」

山雲「それじゃあ~どこ触ったら気持ちいいか~触りっこして探しましょう~」

あかり「そうしよう! あれ、前に千歳さんにいくつか教えてもらったような」

山雲「いくつかあるなら~触ってればいつか触れるよ~」ペタペタ

あかり「そこはあんまりだよぉ」

山雲「それじゃあ~ここ~」ペタペタ

あかり「んふっ、くすぐったいけど違うよぉ。あかりもやっちゃうからね~」ペタペタ

山雲「ひやぁんっ! 司令さんは1発だよ~すごいね~」ビクッ

あかり「えへへ、山雲ちゃんはここが気持ちいいんだね~」ツンツン

山雲「だめです~センシティブなところ~んんんぅ~……!」

あかり「次はこっちだよぉ」

山雲「ふあっ! 司令さ~ん、絶対なんか目印知ってる~ずるい~!」

あかり「あかりの勘が鋭いんだよぉ」

山雲「むぅ~それじゃあ~ここ~!」スリスリ

あかり「んぅっ……! おっぱいの周りはずるいよぉ、反則!」

山雲「ルール無用です~えいえいっ~」ツンツン

あかり「ふやっ……! もぉ~やったなぁ~!」チョンッ

山雲「ふにゅっ……! 直接触る方が反則~! えい~!」

あかり「あんっ……ルール無用なんでしょ~それっ!」

山雲「あっ、はぁっ……お返し~!」

あかり「……っ! お返しのお返しだよぉ~!」

あかり(なんだかエッチなことしてる気がしない。あかり、今まで特別に考えすぎてたみたいだよぉ)

あかり(そんなにガチガチに緊張することじゃないんだね)

あかり(ただ、大好きって口言う代わりに相手に触れて伝えること。きっとそれだけなんだよぉ)

あかり「ありがとう、山雲ちゃん。勉強になったよぉ」

山雲「ん~? よくわかりませんけど~司令さんとエッチなことできて~山雲的には幸せです~」

あかり「あかりもだよぉ」

山雲「もうちょっとしてていいですか~?」

あかり「うん、もうちょっとだけね」

山雲「うふふふ~次はどこを触りましょうか~司令さんのセンシティブポイントを見つけ出しますよ~」

あかり「あかりも、もっとたくさん見つけるよぉ、山雲ちゃんの敏感なところ」

あかり(この手に込めたあかりの大好きの気持ちが、1番伝わるところを)


569 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/02(火) 00:54:17.62TE9HRDx8o (4/11)

今回はここまでです

さすがに120行はだめだって怒られました
おねロリも好きですがどっちもどっちも無邪気なロリロリもいいですよね


570以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/02(火) 00:56:03.32J8gdgiiPO (1/1)

乙です


571以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/02(火) 06:12:00.888mLaQJuQO (1/1)

乙です
可愛い…


572 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/02(火) 22:43:02.58TE9HRDx8o (5/11)

開始します


573 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/02(火) 22:49:27.17TE9HRDx8o (6/11)

あかり「おはよう五月雨ちゃん」

五月雨「おはようございます提督!」

あかり「五月雨ちゃんは元気だね」

五月雨「はい! 何をするにも先ずは元気ですよ!」

あかり「確かに元気がないと何もできないもんね」

五月雨「私は失敗しちゃうことが多いので、めげずに元気に何でも挑戦するようにしているんです!」

あかり「それはいい心がけだと思うよぉ」

五月雨「気持ちだけ先走ってドジっ子しちゃうこともしばしばですが」

あかり「元気がいいのはいいけど落ち着いていこうね」

五月雨「はい! 元気に落ち着きます!」

あかり「元気に落ち着くってどういう状態なんだろう」


574 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/02(火) 23:02:24.80TE9HRDx8o (7/11)

あかり「京子ちゃんとお話してどうだった?」

五月雨「歳納提督はとても面白い方だと思いましたよ」

あかり「京子ちゃんはいつもああやってあかり達のことを笑わせてくれるんだよぉ」

五月雨「ムードメーカーというやつなんですね」

あかり「そうだね。ごらく部の活動は京子ちゃんが何かやろうって言い出すところからはじまるからね」

五月雨「ごらく部、聞いた限りではあまり部活動っぽくはなかった気がしますが」

あかり「好きにだらだらするだけだよぉ」

五月雨「活動ではないですねそれは」

あかり「でもごらく部にいたからあかり達はこの世界に来たんだよぉ。それもやっぱり京子ちゃんが同人誌作ろうって言ったのがはじまりだったしね」

五月雨「同人誌って漫画のことでしたか。漫画を作ろうとしてどうして異世界に飛ばされることになるんでしょうね」

あかり「そこは色々あったんだよぉ」

五月雨「ぽやぽやしているように見えて割りとしっかりとしているのは、そういう経験をなさっているからなんですね。私も見習わなきゃ」

あかり「1番早くここについてた結衣ちゃんの馴染みっぷりからすれば、あかりなんてまだまだだよぉ」

五月雨「その歳で提督に馴染んでいても困りますが。さてと、それでは朝は何をなさるのかお聞かせください」

あかり「あっ、そうだね。どうしよっか」

↓1

1 艦娘との交流(>>558-559)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う


575以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/02(火) 23:02:33.329cs98oB+O (1/1)

1五月雨


576以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/02(火) 23:02:37.01edK3iD3qo (1/1)

1那珂


577 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/02(火) 23:14:16.66TE9HRDx8o (8/11)

あかり「五月雨ちゃんとお話しするよぉ」

五月雨「えっ、私とですか?」

あかり「うん、五月雨ちゃんもまだ来たばかりだから。たくさんお話して仲良くなりたいよぉ」

五月雨「提督にそう言ってもらえるとうれしいです!」

あかり「それじゃあしばらくはお話の時間だよぉ」

五月雨「はい! ですがいいんですか秘書艦として」

あかり「いいの。秘書艦だ~って根を詰めすぎてると五月雨ちゃんが失敗しそうだよぉ」

五月雨「もうそこまで私のことを理解していらっしゃるとは!」

あかり「秘書艦って言っても今はもうあかりのお手伝いをちょっとしてくれるだけでいいから、そんなに気合入れすぎなくていいからね」

五月雨「それはそれで何か肩透かしを食らった気分です」

あかり「それじゃ、肩の力抜けたね」

五月雨「力抜けました。はりきりすぎもよくないですよね」

あかり「ここでも好きにだらだらするだけだよぉ」

五月雨「どこでもその精神を忘れないことがごらく部の部活なんですね」

あかり「ふふっ、これはあかりが自分で思ってるだけだよぉ。さてと、それじゃあ何のお話ししよっか」

↓1

1 改になった証をどうするか
2 姉妹について
3 ドジっ子を直すにはどうすればいいか
4 その他自由に


578以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/02(火) 23:14:35.05geCGAMdAO (1/1)




579以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/02(火) 23:14:36.20OECzevt7O (1/1)




580 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/02(火) 23:33:04.65TE9HRDx8o (9/11)

五月雨「提督は夕立と仲がいいんですね」

あかり「夕立ちゃんと? うん、夕立ちゃんとももう長いからね」

五月雨「夕立の方もすごく提督のことが好きみたいで、一緒にいると提督さん提督さんって言ってて」

あかり「大切に想われてるならうれしいよぉ」

五月雨「夕立はあれでソロモン海戦で武勲を立てた駆逐艦ですからね、もう少し気性は荒いのかと思っていましたが」

あかり「そんなこと全然ないよぉ。すごく優しくて人懐っこいわんわんみたいな感じだよぉ」

五月雨「確かにどことなく犬っぽさは感じますね」

あかり「あっ、でも改二になったらちょっと攻撃的っぽくなったかも」

五月雨「そんなに変わったんですか?」

あかり「そこまで変わったわけじゃないけど、ちょっとだけね」

五月雨「そうなんですね。犬が狼になった感じですか」

あかり「ん~子犬が大型犬になったくらい、かなぁ?」

五月雨「どっちも可愛いものですね」

あかり「普段は全然変わらないもん。体は大きくなってるから少し印象は変わるけど」

五月雨「体、大きいですよね。浜風さんや浦風さんのような規格外を除けば、きっと駆逐艦では1,2を争うと思います」

あかり「おっきくなったの胸だけじゃないけどね」

五月雨「……あ、あの」

あかり「なぁに?」

五月雨「い、いえ、なんでもないです」

あかり「ん?」

五月雨(夕立が昨日提督とエロいことしたって自慢?してたけど、どんな内容だったのかな)

五月雨(はずかしくて聞けなかったけど、や、やっぱりあの胸で何か……)


581以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/02(火) 23:34:09.32yBGmZZiAO (1/1)

どんな目でみてるんだよww


582 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/02(火) 23:42:36.69TE9HRDx8o (10/11)

あかり「春雨ちゃんは1個上のお姉ちゃんだよね」

五月雨「1個上と言っても竣工は私の方が早かったんですが」

あかり「また姉妹艦の色々な事情だよぉ」

五月雨「普通の人間と違って歳の差というものもあまりありませんし」

あかり「だから呼び捨てなの?」

五月雨「だからというわけではないのですが、なんとなくです。同じ隊で戦った仲間という印象の方が強いのかもしれません」

あかり「だけどお姉ちゃんって呼んでもらえるとすごくうれしいんだよぉ?」

五月雨「そうなんですか?」

あかり「すごく頼られてるなぁって、大人に見られてるなぁって気分になるんだよぉ」

五月雨「それは提督の個人的な感情じゃないですか」

あかり「そうだけど、頼られてるって思ったらうれしいでしょ?」

五月雨「まあ、確かに。でも私頼られてるって張り切ったら失敗して、逆に助けられてどっちが妹だかわからない状況になりそうで」

あかり「ここでは五月雨ちゃんが1番末っ子さんだから気にしないでいいよぉ」

五月雨「いえ、失敗すること自体がだめなので気にします」


583 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/02(火) 23:52:21.90TE9HRDx8o (11/11)

あかり「それじゃあね、わるさめちゃんのことはどう思ってる?」

五月雨「わるさめのことですか?」

あかり「さん付けしてないってことは春雨ちゃんと同じように、お姉ちゃんだって思ってるのかな?」

五月雨「う~、これもよくわかりません。春雨とは違うという気はするんですが、でもさん付けするほど遠くに感じられない気がして」

あかり「難しいよねそこは」

五月雨「わるさめは自分を春雨だと思ってもらいたいんでしょうか?」

あかり「ううん、わるさめちゃんはわるさめちゃん、だって」

五月雨「それを望んでいるなら私も早く分けて見れるようにがんばります」

あかり「うん、そうしてあげて。みんながわるさめちゃんのことをわるさめちゃんだって思ってくれれば、わるさめちゃん本人もそうなんだなって自覚しやすいと思うから」

五月雨「わかりました。あまり会話はできないと思いますが善処します」

あかり「どうして会話できないの?」

五月雨「だって、怖いんです」

あかり「深海棲艦だから? 五月雨ちゃん、そういうのはいけないよぉ」

五月雨「いえ、せっかくつけた義足をドジで引っこ抜いたりしちゃったらどうしようって」

あかり「そんなすぐ抜けたら日常生活でも困るからね!?」


584 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/03(水) 00:04:24.19EC+FNNwpo (1/9)

五月雨「他に白露型はいないんですよね」

あかり「そうだね。京子ちゃんのところにはたぶん全員いると思うけど、会ったことあるのは時雨ちゃんだけだよぉ」

五月雨「時雨、改二ですか?」

あかり「うん、改二だよぉ」

五月雨「うらやましいですね、改二になれれば性能が強化されてドジを踏みにくくなるかもしれないのに」

あかり「踏まなくなる、じゃないんだね」

五月雨「性能とは関係ないところで踏んじゃう面もありますので」

あかり「そこは、改造以外でなんとかするしかないね」

五月雨「改造でだめなら修行するしかないです! ドジっ子克服のために毎日お茶を持って鎮守府を1周します!」

あかり「それはドジっ子克服の修行にならないような気がするよぉ」

五月雨「ではどうしましょうか?」

あかり「ん~、考えておくよぉ。さてと、この次はどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>558-559の五月雨以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う


585以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/03(水) 00:05:21.81iir1LpAAO (1/3)

1山城


586 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/03(水) 00:14:31.26EC+FNNwpo (2/9)

今回はここまでです
次は山城と交流するところからはじめます

史実由来ではあるんですが実際通常時はドジやってる台詞がないんですよね五月雨


587以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/03(水) 00:18:35.13u+r1lLqAo (1/3)

乙です


588以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/03(水) 00:29:48.32meKsJbkZO (1/1)

乙です


589以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/03(水) 06:49:56.75f9T9N65VO (1/1)

乙です


590以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/03(水) 08:57:44.85Jvm+9V9t0 (1/1)

エロいことしたって夕立が周りに言ってたらすごいことなりそう


591 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/03(水) 22:35:56.91EC+FNNwpo (3/9)

開始します


592以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/03(水) 22:36:44.09iir1LpAAO (2/3)

待ってた


593 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/03(水) 22:49:07.76EC+FNNwpo (4/9)

山城「はぁ……最近の私は何かおかしいわ。提督に対して欲情にも似た感情を覚えるだなんて」

山城「欲求不満というやつなのかしら?」

あかり「何かやりたいことがあるんですか?」

山城「そんなことは……って提督!? いつからそこにいらして!?」

あかり「今来たばかりですよぉ」

山城「そ、そうですか、よかった。聞かれなかったみたいで」

あかり「ところでよくじょうにも似た感情ってなんですか?」

山城「き、聞かれて……! いや、あの、その」

あかり「よくじょう、浴場。お風呂?」

山城「そ、そう、お風呂のように清潔で心が休まる人だなと!」

あかり「なるほど、それをお風呂みたいって言うのはセンスがありますね!」

山城「ふ、ふふ、俳人になれますね」

あかり「ありがとうございます山城さん」

山城「ど、どういたしまして」

山城(こんな欲情の意味すら知らない子供に対して、どうかしているわ私。お酒やらあめやらで心を乱しすぎているわね)

山城(1度落ち着いて普通に話ができるようにならないと)

あかり「それで、何かやりたいことがあるんですよね?」

山城「えっ、いえ、そうなのかなぁって思っただけですので。強いて言えばそう、提督とお話をしたいなと思います」

あかり「あかりとですか? いいですよぉ、あかりはそのためにここに来たんですし」

山城「そうですか、ではどうぞこの座布団をお使いください」

あかり「ありがとうございます~」

山城(さてと、何を話しましょうか)

↓1

1 扶桑の下着について
2 改二になってどうかという話
3 あかりへの気持ちを探ろうという話
4 その他自由に


594以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/03(水) 22:49:21.37u+r1lLqAo (2/3)

1


595 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/03(水) 22:57:32.52EC+FNNwpo (5/9)

あかり「座布団2つあるのは扶桑さん用ですか?」

山城「ええそうです。姉様のために用意しているものですね」

あかり「今はあかりが使っちゃってますけど」

山城「来客用という意味ですよ。姉様くらいしか来ませんので」

あかり「お部屋に呼んだりしないんですね」

山城「お話をするなら談話室がありますので、姉様以外を部屋へ招くならそれこそ秘密の話をするとかでなければないですね」

あかり「それじゃあ秘密の話をします?」

山城「い、いきなり秘密の話なんて……あっ」

あかり「何かありましたか?」

山城「その、少し提督に関係していると思われるのでお聞きしますけど」

あかり「はい、なんでしょうか?」

山城「扶桑姉様の下着のことです」


596 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/03(水) 23:04:30.47EC+FNNwpo (6/9)

あかり「し、下着?」

山城「すいません、いきなりなんというか下世話で」

あかり「いえ、それで下着がどうかしたんですか?」

山城「提督が着けるように言ったから着けるようになったんですよね?」

あかり「ええ、それまで下も上もつけてなかったので、そんなに短いスカート穿くならせめてパンツだけでもって」

山城「びっくりしました、いきなり下着を貸してくれなんて言われて」

あかり「そりゃびっくりですよぉ、お姉ちゃんからいきなりパンツ頂戴なんて言われたら」

山城「姉妹間での下着の貸し借りは普通のことなんでしょうか?」

あかり「あかりのお姉ちゃんはかなり歳が離れてるのでそういうのはないですよぉ。お姉ちゃんから服のお古は貰ったりしますけど」

山城「そうですよね、さすがに下着は姉妹間でもありませんよね。私も使っていないのを貸しましたし」

あかり「ちょっとはずかしいですよね。それにあかりのは子供っぽいからもし穿けてもお姉ちゃんには似合いませんし」


597 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/03(水) 23:29:07.38EC+FNNwpo (7/9)

山城「まあそれはいいんです、今はもう貸していませんので」

あかり「必要ないですもんね今の扶桑さんには」

山城「そうなんです、そこです。何であんなに下着に凝り始めたんですか?」

あかり「な、なんでですかね。1度気にし始めたらとことん気になるタイプなのかもしれません」

山城「提督が勧めたわけではなくて?」

あかり「あかりが勧めたのはパンツくらいは穿くようにってことで、こだわるようにとは言ってませんよぉ」

あかり(どれが似合うかは言ったけど)

山城「本当ですか? 実はパンツを見るのが好きだから穿くように促したとかそういうことでは」

あかり「ありません!」

山城「で、ですよね、すいません変な疑いをかけてしまって」

あかり「いいえ。まあでも、そんなに悪いことじゃないと思いますよぉ。綺麗に着飾りたいという思いが扶桑さんの中に芽生えたということです」

山城「下着も服の内、ということはわかりますが。時々見えるとギョッとするくらい過激なものを穿いているときもあって」

あかり「ま、まあ見せるために穿いてるわけじゃないので。自分が満足してるっていうことですよぉ」

山城「姉様が見えないところでそういう格好をしていることに、こ、興奮を覚えるような性癖に目覚めてしまっているのだとしたら、私はどうすれば」

あかり「そ、それはないです! だって、見せて楽しいって思うのはあかりにだけって言ってました!」

山城「えっ?」

あかり「あっ……なんでもないです」

山城「見せて楽しい?」

あかり「いやあの、似合うとかそういうのわからないからあかりに選んでほしいって言われて、きっと冗談ですよぉあははは」

山城「……」

山城(姉様、提督のために下着を……? あ、あんな過激なものを提督に見せたというの?)

山城(私の部屋は秘密の話をするところなのに、姉様の部屋ではそんな秘密の遊びを……)

山城(それなら、姉様がパンツなら私は……)


598 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/03(水) 23:40:09.98EC+FNNwpo (8/9)

あかり「艦娘って建造されたときから服着てるんだよね?」

五月雨「ええ、服装に船だった頃の名残を残している人もいますので」

あかり「下着着けてない人と着けてる人の違いはなんなんだろうね」

五月雨「えっ?」

あかり「いや、ちょっと気になって」

五月雨「ま、まあその、なんとなく露出高めの服が多いですものね」

あかり「うん、みんな無防備すぎると思うんだよぉ」

五月雨「パンツの方は大戦前にはもう普及していたようですが、ブラの方は大戦時にはあまりつけている人はいませんでしたね」

あかり「さらしとかの方が多かったの?」

五月雨「多かったと言うかほぼそうでした。だから、上の方は着けてない艦娘の方が多いのではないかと思います」

あかり「パンツ穿いてない人もたくさんいるような気がするけど」

五月雨「戦中はほら、物資が困窮している時代ですし、ショーツは洋物なので色々あるんですよ、たぶん」

あかり「色々で片付けちゃっていいのかなぁ」

五月雨「いいんですよ、もう建造されることもないんですし。最初がなくても買えばいいんですから」

あかり「まあ今更な話だったよね。それじゃもうその話は終わりにして、これからはどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>558-559の五月雨、山城以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う


599以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/03(水) 23:40:47.71u+r1lLqAo (3/3)

1那珂


600以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/03(水) 23:41:38.53iir1LpAAO (3/3)

1筑摩


601 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/03(水) 23:57:50.54EC+FNNwpo (9/9)

連取になってしまうので申し訳ありませんが↓1で


あかり「筑摩さん」

筑摩「あら、提督。こんにちは」

あかり「こんにちは」

筑摩「いつぞやの酒の席では粗相してすいませんでした」

あかり「いえ、バーを開いたときは大体あんな感じになるので気にしないでください」

筑摩「お酒そんなに弱いわけではないのにどうしてでしょうね」

あかり「バーで出すお酒は度数?って言うんですか、きっと強いお酒なんですよぉ」

筑摩「そんなに変わらないと思いますが、まさかあの妖精が艦娘を酔わせる何かを混ぜているとか」

あかり「マタタビですか?」

筑摩「私はオスカーではありませんよ」

あかり「どうなんでしょうか、場酔いっていうやつかもしれませんよぉ」

筑摩「場酔いですか、まあなにやらいつもと雰囲気が違いますのでそういうのもあり得るかもしれませんね」

あかり「今度は酔わないように気をつけて、楽しく飲めるといいですね」

筑摩「あんなふうに自分を失うほどでなければ、少し酔うくらいが楽しいんですけどね」

あかり「すごい、大人って感じの発言ですよぉ!」

筑摩「ふふっ、お酒が飲めるようになったら提督もわかりますよ。それで、私に何か用事でしょうか?」

あかり「いえ、少しお話をしに来たんですけど」

↓1

1 泳ぎの訓練の続き
2 改造の話
3 あかりに利根の真似をしてもらう話
4 その他自由に


602以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/03(水) 23:58:03.02MPWgoC5CO (1/1)

3


603 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/04(木) 00:22:35.27OttZT/kho (1/8)

今回はここまでです
次はあかりに利根の真似をしてもらう話です

もうそろそろイベントですね
全然備蓄できてませんが小規模イベントみたいなので問題ないですね(お約束)

前スレでは張り忘れてた練度/好感度表です
もうほとんど練度は関係ありませんが


  錬度/好感度
叢雲  59/100
文月  49/100
大和  99/100
白雪  99/100
神通  44/100
蒼龍  48/100
熊野  59/100
三日月 56/100
天龍  34/80
夕立  99/100
扶桑  44/100
古鷹  34/100
金剛  37/100
那珂  99/95
千歳  24/100
瑞鶴  99/100
千代田 61/100
足柄  99/100
名取  99/100
卯月  83/100
愛宕  26/30
球磨  45/83
ビス   99/100
若葉  24/75
浜風  29/100
筑摩  27/45
大鳳  99/100
大鯨  23/45
浦風  16/23
明石  31/30
間宮  0/600
伊良湖 0/700
北方  99/70
山雲  99/100
加賀  99/100
霧島  99/26
Bep   99/35
山城  99/95
伊58  22/28
吹雪  15/12
島風  99/60
鳳翔  17/42
武蔵  20/85
伊168 18/15
瑞鳳  99/100
酒匂  43/80
谷風  7/20
長門  99/30
飛龍  6/20
雲龍  6/20
舞風  99/80
川内  99/70
朝潮  99/100
陽炎  1/10
離島  99/55
戦艦  99/25
秋月  1/100
春雨  99/100
葛城  1/16
駆逐  99/80
如月  1/25
五月雨 99/46


604以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/04(木) 00:38:26.76AhSsLezZo (1/2)




605以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/04(木) 01:00:00.59hm21+kB7O (1/1)

乙です


606以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/04(木) 01:32:21.89VE8HYIxeO (1/1)

乙です
山城はブラかな…


607 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/04(木) 22:39:07.40OttZT/kho (2/8)

開始します


608 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/04(木) 22:44:54.40OttZT/kho (3/8)

筑摩「私に何か話すことが?」

あかり「いえ、遊びに来たっていう意味です」

筑摩「提督も暇を持て余しているんですね」

あかり「前からこんな感じでしたけどね」

筑摩「それはどうなのか。それならば少しお遊びに付き合ってください」

あかり「いいですよ」

筑摩「内容を聞く前から了承なさるんですね」

あかり「筑摩さんからのお願いなんですから、あかりにできることならなんでもやりますよぉ」

筑摩「うれしいことです。それでは、お願いしますね」

あかり「はい! で、何をするんですか?」

筑摩「利根姉さんの真似です」

あかり「利根さんの真似?」


609 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/04(木) 22:58:15.62OttZT/kho (4/8)

筑摩「もう建造もできませんので姉さんがこちらに来る可能性は低いです」

あかり「櫻子ちゃんのところに行けば会えますよぉ」

筑摩「そうですがやはり身近にいてほしいものじゃありませんか」

あかり「それはまあそうですね、お姉ちゃんなんですから」

筑摩「とはいえどうにもなりませんので、提督に真似をしてもらって無聊を慰めようかと」

あかり「利根さんの真似ですかぁ、難しい喋り方しますから難しいですけど」

筑摩「特徴的な喋り方なのでそれさえできれば、少しは似ていると思えるという点もありますよ」

あかり「そうですね、じゃあちょっとやってみますね」

筑摩「はい、どうぞ」

あかり「こほん。え~、我輩が利根であ~る!」

筑摩「だめです」

あかり「ええっ、いきなりですか!?」

筑摩「であ~るではなく、である、です。ここを間違えてはいけませんよ」

あかり「伸ばしちゃだめなんですね」

筑摩「そういうことです。はい、もう1度」

あかり「我輩が利根である!」

筑摩「元気が足りませんよ、もう1回!」

あかり「わ、我輩が利根である!」

筑摩「どもったのでやり直しです!」

あかり「ひえ~、遊びだって言ったのにぃ~!」


610 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/04(木) 23:09:53.89OttZT/kho (5/8)

あかり「我輩が利根である!」

筑摩「ふむ、まあ及第点ですね」

あかり「ふぇ~、疲れましたよぉ」

筑摩「これで疲れていては困りますよ、名乗りだけ似ていても仕方ありませんので」

あかり「日常的なところまで似せるのは無理ですよぉ」

筑摩「大丈夫です、私がみっちりと見て差し上げますので立派な利根姉さんになってください」

あかり「今日はここまでで勘弁してください~!」

筑摩「仕方ありませんね、今日はここまでにしておきましょうか」

あかり「はぁ、助かったよぉ」

筑摩「なんでも安請け合いをするとこういう目にあうんですよ提督」

あかり「そう思うなら手加減してくださいよぉ」

筑摩「姉さんのことに関しては手抜きは許されませんので」

あかり「本当に利根さんのことが好きなんですね筑摩さんは」

筑摩「ええ、私はそう易々となびくと思わないでくださいね」

あかり「なびく?」

筑摩「ああいえ、気にしないでください」

筑摩(千代田さんは同志だと思っていたのに、中々恐ろしい子ですね提督)

筑摩(私だけは絶対姉さんへの気持ちを忘れたりはしませんからね!)


611 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/04(木) 23:17:00.29OttZT/kho (6/8)

筑摩「普段から語尾にじゃをつけて話すのはどうでしょうか」

あかり「意識して付けながら会話するの疲れますよぉ」

筑摩「それが意識せずに付けられるようになったら、姉さんに1歩近づけるんですよ」

あかり「あかりを利根さんっぽくしようとするのはやめてください!」

筑摩「ふふふっ、気づいたときにはもう提督は姉さんと化しているのです」

あかり「なんか怖いですよぉ! あかりもう行きますからね!」

あかり「もぉ、筑摩さんはお姉ちゃん大好きすぎるよぉ。なんとか利根さんを呼べればいいんだけど」

あかり「ん~、どうするかはとりあえず置いとこう。次はどうしようかな?」

↓1

1 艦娘との交流(>>558-559の五月雨、山城、筑摩以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う


612以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/04(木) 23:17:28.15PTh3waNAO (1/1)

1那珂


613 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/04(木) 23:31:40.78OttZT/kho (7/8)

那珂「あめのせいでおかしくなってたとはいえ、那珂ちゃんあんなことアイドルとしてあるまじき行為だよ!」

那珂「反省しなきゃ!でも……」

那珂「はっ! だめだってば! アイドルはそんなところ触ったりしないの!」

あかり「何やってるの那珂ちゃん?」

那珂「提督っ!? なんでもないよ!」

あかり「でもなんか顔赤いよ?」

那珂「な、那珂ちゃんのほっぺは何もしてなくても赤みが差してるんだよ! チークいらずだね!」

あかり「いつもそんなでもない気がするけど」

那珂「うっそだ~那珂ちゃんのほっぺはいつもみんなのことを想って赤くなってるもん!」

あかり「まあ元気そうだから気にしなくていいよね」

那珂「そうそう、気にしなくていいんだよ。で、那珂ちゃんに何か用?」

あかり「改造もしたし様子を見に来たんだよぉ。今はお話しても大丈夫?」

那珂「うん、大丈夫だよ!」

あかり「それじゃあ少しお話してくよぉ」

↓1

1 改二になってどうかという話
2 アイドル活動の近況
3 アイドルと恋のどちらが重要かという話
4 その他自由に


614以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/04(木) 23:32:47.86AhSsLezZo (2/2)

1


615 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/04(木) 23:45:48.72OttZT/kho (8/8)

あかり「改二になってからまだライブには出てないかな」

那珂「さすがにまだだね。でももうすぐ出るよ」

あかり「みんなに新しいコスチュームお披露目だね」

那珂「更に可愛くなった那珂ちゃんを見て、みんなきっと大喜びするよね!」

あかり「絶対するよぉ、すごく可愛いもん」

那珂「えへへ、那珂ちゃんったら罪作りだねっ」

あかり「歌とか踊りも上手くなったの?」

那珂「それは元から上手いよ! まあ確かにもっと上手くなった気はするね」

あかり「気は?」

那珂「声量は上がってるし体の動きもよくなったからダンスにもキレが出てると思うけど、それが一概にいいとも言い切れないところがあるんだよ」

あかり「そうなの?」

那珂「例えば声が小さいところが可愛いとか、どんくさいのが好きだったとかそういうのね。歌や踊りが上手くなってもアイドルとしての自分の売りを潰すのは『下手』なの」

あかり「そっかぁ、アイドルって難しいんだね」

那珂「まあ那珂ちゃんは歌は上手いしダンスもキレキレで通ってるから、純粋に上手くなっていけばいいだけなんだけどね!」

あかり「那珂ちゃんは正統派なんだね」


616 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/05(金) 00:01:19.15/W15qurTo (1/10)

那珂「すこぶる調子がいいしこのままメジャーデビューまで行っちゃうよ~!」

あかり「メジャーデビューかぁ」

那珂「そしたら那珂ちゃん艦隊のアイドルから世界のアイドルになっちゃうよ!」

あかり「日本を跳び越して世界に行っちゃうんだね」

那珂「今までのライブは動画配信されてるから既に世界のアイドルになってると言っても過言じゃないけどね!」

あかり「それはちょっと過言だよぉ」

那珂「提督だってあのときのライブ映像世界配信されてるんだよ?」

あかり「あぁ、そういえばそうだったよぉ」

那珂「再生数結構高かったみたいだし提督の方が今のところは世界のアイドルっぽいね」

あかり「そ、そうなんだ。そう言われるとちょっとうれしいようなはずかしいような」

那珂「け、ど、那珂ちゃんが改二になったからにはその座はすぐに那珂ちゃんが奪回するんだから!」

あかり「あかりはアイドルやってるわけじゃないから那珂ちゃんには負けるよぉ」


617 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/05(金) 00:08:13.86/W15qurTo (2/10)

那珂「改二になったし新しい曲も作らなきゃ~」

あかり「衣装に合った曲を作らないといけないんだよね」

那珂「この服で演歌とか歌われるのもあれだよね? 服装も曲のイメージを作る重要な要素なの」

あかり「何時間もライブやると服たくさん着替えるもんね。大変だよぉ」

那珂「それができてこそのアイドルだよ!」

あかり「わかっててそういう世界を目指そうとしてる那珂ちゃん、あかりはすごいと思うよぉ」

那珂「まあね、那珂ちゃんはすごいんだよっ!」

あかり「あかりずっと応援してるからね!」

那珂「うん! ファンの応援が那珂ちゃんの元気の源だよ!」

あかり「ふふっ、あっ、でもここでメジャーデビューしても元の世界に帰ったら意味ないんじゃ」

那珂「あっ……」

あかり「……ずっと応援してるから。別の世界でも」

那珂「一緒に帰るよぉ!」


618 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/05(金) 00:14:40.85/W15qurTo (3/10)

今回はここまでです
次は小ネタから開始します

これで那珂の好感度が100になったので春雨、卯月の次にイベントです

着々と好感度100の艦娘が増えていってますね
もうそろそろ半分に達そうかというところですがさすがに更に15スレはかからないはずですたぶん


619以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/05(金) 00:15:00.95jiVQUqZRo (1/1)

乙です


620以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/05(金) 00:22:51.46+Gq0InYzO (1/1)

乙です


621以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/05(金) 03:06:03.511pqCEEpPO (1/1)

乙です
筑摩よ山城も陥落しかかってるんやで…


622以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/05(金) 04:45:00.39fwWCO+ywO (1/1)

乙です
筑摩さんの台詞が完全に自滅する人のそれ


623 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/05(金) 22:35:57.12/W15qurTo (4/10)

開始します
VRギャルゲーであかりを攻略する秋月の小ネタから


624 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/05(金) 22:45:49.54/W15qurTo (5/10)

妖精(猫吊るし)「ゲームと聞いたらすぐ飛びついて来ましたね」

秋月「だって好きなんですから」

妖精(猫吊るし)「ゲームと言ってもコントローラーで操作するゲームではありませんよ」

秋月「バーチャルリアリティの技術を使った体感型のゲームなんですよね?」

妖精(猫吊るし)「ゲームであっても遊びではないあれみたいな感じです。ネトゲではありませんが」

秋月「あなたの技術力は一体なんなんでしょうか」

妖精(猫吊るし)「さすがに私だけでは無理だったので明石さんや西垣先生にも手伝ってもらいましたよ」

秋月「政府機関とかではなく個人に手伝ってもらってできる時点で全員異常です」

妖精(猫吊るし)「そこは今更ですよ。このヘッドギアを被ってそこのベッドに寝てください。すぐに始まりますよ」

秋月「体は眠って意識だけがゲームの中に入る感じなんですよね。これって寝ていることになるんでしょうか?」

妖精(猫吊るし)「脳は稼動中になるので厳密には眠ってるとはいえませんね。ただやめるまで現実の体を動かすことはできませんよ」

秋月「そう聞くと怖いですね」

妖精(猫吊るし)「デスゲームにはならないので安心してください。やろうとしても精々髪の毛がこげる程度の熱量しか出せないので」

秋月「焦がさないでくださいよ。それと、私の体に変なこともしないでくださいね」

妖精(猫吊るし)「わかってますって、それじゃごゆっくりお楽しみください」

秋月「なんだかんだ言って楽しみですね。どんな物語になるんでしょうか」


625 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/05(金) 22:54:28.37/W15qurTo (6/10)

秋月「ん……ここは? ベッド、でもさっきのとは違う。妖精もいないしまず部屋が違う」

妖精(猫吊るし)『もう既にゲームの中ですからね』

秋月「うわっ! 外から声かけられるんですね」

妖精(猫吊るし)『まあ一応デバックも兼ねてるのでモニタリングさせてもらってます』

秋月「それは妥当なところですか。それで、どういうゲームなんですか?」

妖精(猫吊るし)『オーソドックスなノベルゲー、所謂ギャルゲーですよ』

秋月「れ、恋愛物ですか? ちょっとはずかしいですね」

妖精(猫吊るし)『秋月さんは今、私立鎮守府学園に通いはじめて2年目となる女子高生です。今日が2年生の1学期の始業式ですね』

秋月「2年生なんですか。主人公はその設定多いですよね」

妖精(猫吊るし)『後輩キャラと先輩キャラが出せますからね。あと修学旅行でイベントも作りやすい』

秋月「あるんですか?」

妖精(猫吊るし)『残念ながら未実装なのです。今後のアップデートに期待してください』

秋月「体験版みたいなものですか。これだけのものですからね、本当に現実と何も変わらない感覚です」

妖精(猫吊るし)『そろそろヒロインが登場しますよ』

秋月「ヒロインって、一体――」

あかり「おはよう、秋月ちゃん!」


626 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/05(金) 23:11:39.42/W15qurTo (7/10)

秋月「し、司令!?」

あかり「しれい? 違うよぉ、あかりは赤座あかり。幼馴染の顔忘れちゃったの?」

秋月「幼馴染!?」

妖精(猫吊るし)『隣に住む同い年の幼馴染、赤座あかりです。高校生ですが見た目は現実と同じにしましたよ』

秋月「司令を攻略するなんて!」

あかり「秋月ちゃん寝ぼけて幻覚でも見えちゃってるの?」

妖精(猫吊るし)『私の声は当然ゲームのキャラには聞こえていませんよ。変人扱いされて好感度を下げたくなければ、私との会話は心の中で』

秋月(そうできるなら早く言ってください!)

あかり「大丈夫? どこか具合が悪いの?」

秋月「な、なんでもありませんよ、ご心配かけてすいません司令!」

あかり「だから司令じゃないよぉ。それに敬語なんて使って、本当にどうしたの?」

秋月「あ、いや、それは……」

妖精(猫吊るし)『あかりはほとんど生まれたときから一緒というレベルの幼馴染ですからね、当然敬語ではなくため口です』

秋月(司令にため口をきくなんて!)

あかり「熱でもあるの?」ピトッ

秋月「はぅっ!」

あかり「う~ん、ちょっぴり熱い? もぉ、初日から熱出して休んでちゃクラスに馴染めないよぉ?」

秋月「だ、大丈夫! 寝起きは体温高くなるだけだから! 平気、ちゃんと学校行く!」

あかり「無理してない?」

秋月「うん、無理してない。私、元気! 学校、行く!」

あかり「何で片言になってるの? 変な秋月ちゃん」

秋月「その、服着替えるから」

あかり「うん」スッ

秋月「ええっ!? そ、外出ててって言おうとしたのに!?」

あかり「手伝ってほしいんじゃないの? いつもだったらめんどくさいから全部あかりがやって~って言うのに」

秋月(私のキャラどんな設定にしてるんですか!?)

妖精(猫吊るし)『ギャルゲーの主人公にありがちでしょうこういうの』

秋月「も、もう2年にもなるんだし、さすがにいつまでも甘えられないよ! 自分で着替える!」

あかり「そっかぁ、それじゃあかり外で待ってるね」

秋月「すぐに着替えるから! はぁ……提督が出てくるなんて聞いてないですよ」

妖精(猫吊るし)『キャラクターデザインは担当者がいなかったので、現実にいる方達を使わせていただいてるんですよ』

秋月「だからって提督を、しかもこんなあからさまなメインヒロインに据えなくたって」

妖精(猫吊るし)『うれしいでしょう?』

秋月「う、うるさいですね!」

あかり「うるさいのは秋月ちゃんだよ~独り言ちょっと大きいよぉ」

秋月「あっ、ご、ごめん!」

秋月(さっさと着替えよう! 制服はクローゼットの中でしょうか? ん、これは?)

秋月(長10cm砲ちゃんの砲塔? これは一体?)

妖精(猫吊るし)『アイテムは色々と拾っておいた方がいいかもしれませんね。ネタバレになるのであまり詳しいことは言えませんが』

秋月(この手のものは大体重要な物ですよね。とりあえず持っていこう。早く着替えて学校に行かなきゃ!)


627 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/05(金) 23:22:21.36/W15qurTo (8/10)

あかり「秋月ちゃんが朝ちゃんと起きて、1人でお着替えもするなんてびっくりだよぉ」

秋月「あ、あはは、私だってもう子供じゃないんだよ」

秋月(それで驚かれるって中々酷いですね)

妖精(猫吊るし)『前者は現実の秋月さんも一緒だと思いますけどね』

秋月(失礼な! ヒトマルマルマルには起きてますよ!)

あかり「秋月ちゃん? 秋月ちゃん!」

秋月「はっ! な、なに?」

あかり「ぼ~っとしてたから。やっぱり様子がおかしいよぉ、無理してるんじゃないの?」

秋月「へ、平気だよ! 心配かけてごめんね!」

あかり「ううん、いいけど……」

秋月「えっと、どうしたの?」

あかり「今日まだ秋月ちゃんに名前を呼んでもらってないよぉ」

秋月「えっ?」

あかり「いつも呼んでもらってるからなんだか落ち着かなくて。ねぇ、秋月ちゃん、名前を呼んで」

秋月「うえぇっ!? あぅ、それは、その」

秋月(明らかに好感度に関係しているけど、当然ながら浮かんで来ませんよね選択肢は。どうしよう)

あかり「だめ? あかり、何か秋月ちゃん怒らせちゃったかな?」

秋月「そんなことない! そんなことないよ、あ、あ、あかり……」

あかり「あはっ! ありがとう、秋月ちゃん! これであかりもいつも通りに過ごせるよぉ!」

秋月「ど、どういたしまして」

秋月(名前を呼んだだけでこんなに喜んでくれるなんて、現実でもこうだったらいいのに)

妖精(猫吊るし)(現実でもこうなんですがねぇ)


628 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/05(金) 23:42:05.94/W15qurTo (9/10)

あかり「2年生でも同じクラスだね! これで小学校からの記録更新だよぉ!」

秋月「席もあか、あきだから前後で並んでるしね」

秋月(というか私の名前は秋月だけど苗字はどうなってるんですか?)

妖精(猫吊るし)『気にしないでください』

島風「オウッ! あかり、秋月、来るのおっそ~い!」

あかり「島風ちゃん!」

秋月「島風さ……島風、おはよう」

秋月(きちんとした制服を着ていますね。リボンはそのままですが)

妖精(猫吊るし)『学園物は制服の統一感が重要ですので』

島風「また2人ともまた一緒のクラスで並んでるんだ」

あかり「島風ちゃんだって同じクラスだよぉ」

島風「私はし~だからちょっと離れてるよ~」

あかり「島風ちゃんならすぐに来られるよぉ」

島風「ふふん、だって私速いもん! いつでも飛んでこられるもんね!」ダキッ

あかり「いつでも待ってるよぉ、ねぇ、秋月ちゃん?」

秋月「あっ、うん、たくさんお話しようね」

島風「うん! 1人ぼっちにならなくてよかった~」

妖精(猫吊るし)『島風は秋月さん達とは中学生の頃からの付き合いです。寂しがり屋なのでよく面倒をみてくれるあかりに懐いています』

秋月(島風さんもヒロインなんですか?)

妖精(猫吊るし)『当然です。出てくるキャラは大体全員攻略できるようにします』

秋月(それはそれで遊びつくすのが大変になりそうですが)

あかり「あっ、チャイムが鳴ったよぉ」

島風「離れてても私のこと忘れないでね!」

あかり「絶対忘れないよぉ!」

秋月「同じクラスの中で大げさな」

足柄「ほら、みんな席に着きなさい。チャイムが鳴ったわよ」

妖精(猫吊るし)『担任の足柄先生です。サバサバした性格で女子からの人気が高いです』

秋月(女子からの人気が高いって、ここ女子校ですよね? 女の子しかいませんし)

妖精(猫吊るし)『つまり人気者ということですね。担当先生が人気の人でよかったですね』

秋月(あなたがプログラムしたんでしょうに)


629 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/05(金) 23:49:45.49/W15qurTo (10/10)

足柄「始業式に行く前に転校生を紹介するわよ」

秋月(転校生、なんだかこっちもメインヒロインっぽい感じですね)

あかり「転校生だって、どんな子かなぁ」

秋月「きっと素敵な子ですよ」

あかり「そうだといいなぁ。それと、秋月ちゃんまた敬語」

秋月「あっ、すいま……ごめん」

あかり「もぉ、これからは次の日学校なのに夜遅くまでゲームするの禁止だからね」

秋月「そ、そんな! 日を跨ぐのは夜遅くにはあたらないよね?」

あかり「あたります! 9時には歯を磨いてちゃんと寝るの!」

秋月「高校生でそれは逆に不健全だよ!」

足柄「こらそこ! 今はふ~ふ漫才する時間じゃないわよ!」

秋月「ふ~ふじゃありません!」

あかり「そ、そうですよぉ、ふ~ふだなんて……」

秋月(ちなみに当然のことのようにスルーしてましたが、女同志の恋愛については現実と同じなんですか?)

妖精(猫吊るし)『同じです。ただし女子校ですからね、そこまで偏見の目で見られることはないです)

秋月(確かに、笑われてはいますが嫌悪の目では見られてませんからね)

妖精(猫吊るし)『プレイヤーのニーズに合わせるのもマーケティングです』

秋月(私に偏重するのもどうかと思いますが)


630 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 00:02:23.28kKs3z53qo (1/28)

足柄「はいそれじゃお待ちかねの転校生紹介タイムよ、入ってらっしゃい」

叢雲「……」

あかり「わぁ、綺麗な子だよぉ」

秋月(転校生は叢雲さんですか)

足柄「自己紹介をお願い」

叢雲「叢雲よ」

島風「……それだけ?」

叢雲「それ以上何か言う必要がある?」

足柄「まっ、転校してきたばかりでまだ慣れてないんでしょ。徐々に打ち解けていけばいいわ」

叢雲「馴れ合うつもりはない」

足柄「こんなこと言う奴に限って馴れ合いを求めてるタイプだから、みんなじゃんじゃん構ってやるのよ」

あかり「は~い!」

叢雲「……」

足柄「それじゃああなたの席は、赤座の隣が空いてるわね」

あかり「よろしくね、叢雲ちゃん」

叢雲「……」ジッ

あかり「なあに? あかりの顔に何か付いてる?」

叢雲「あんたが……」ボソッ

あかり「えっ、なんて?」

叢雲「なんでもない、よろしく」

足柄「じゃっ、ちょっとHRやったら体育館行くわよ。そのあとまたHRやって今日は終わり。あんた達は早く帰れるけど、私は仕事しなきゃなんないんだから面倒起こさないでよね」

秋月(私じゃなくて司令の方に何かある設定なんですね)

妖精(猫吊るし)『どうせ秋月さんの狙いはあかりでしょうし、障害があった方が面白いでしょう?』

秋月(わ、私は、最初からだだ甘でもよかったような気もしますけど……)

妖精(猫吊るし)『今後の参考にさせていただきます』

秋月(それにしてもこれ、本当に恋愛物なの? 叢雲さんの台詞がかなり不穏当なんだけど)


631 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 00:14:04.93kKs3z53qo (2/28)

あかり「また明日ね島風ちゃん」

島風「また明日~」

秋月「始業式だから昼前に終わっちゃったね」

あかり「お昼どこで食べよっか? ワック行く? お姉ちゃんがバイトしてるからちょっと割引してもらえるかも!」

秋月「バイトにそこまでの権限はないと思うよ」

あかり「そっかぁ、それじゃあどうしよう? お家帰ってあかりが作ってあげようか?」

秋月「しれ、あかりの手料理?」

あかり「どうしたのそんな驚いたみたいな顔して。いつも作ってあげてるのに」

秋月「あ、うん、そうだね、それがいいよ。あかりの手料理が食べたい」

あかり「ふふっ、明日からの学校に向けて体力が付くようなお料理作るからね!」

秋月「お昼につけてもしょうがないよそれは」

あかり「それじゃお夕飯もあかりが作るよぉ! 秋月ちゃん1人暮らしだからっていっつもカップラーメンとかインスタントに頼るんだから!」

秋月「それが楽だからしょうがないよ」

あかり「楽ばっかりしちゃだめです! でも、自炊は覚えなくてもいいかも」

秋月「何で?」

あかり「手料理食べてもらえなくなっちゃうもん。秋月ちゃん何でもできるから料理覚えたらすぐにあかりなんか追い抜いちゃうし」

秋月「自分で作れるようになってもあかりの手料理は食べたいよ!」

あかり「本当に?」

秋月「本当! 作ってくれるなら絶対食べる!」

あかり「わぁ~、はっ! でもいつまでもあかりに頼りきりはだめなんだからね!」

秋月「わかってるよ、やれることはちゃんとやるから」

あかり「そう、秋月ちゃんはやればできる子なんだよぉ。それはやらないから色々と――」


632 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 00:22:11.19kKs3z53qo (3/28)

ちなつ「見つけたわよ」

あかり「えっ?」

秋月(あれは?)

妖精(猫吊るし)『吉川ちなつ、提督のお友達ですよ』

秋月(司令のクラスメートの提督ですか)

ちなつ「まったく、中々見つからないからいるのかどうか疑っちゃったわ。結衣先輩のことを少しでも疑うなんて、チーナったらいけない子!」

あかり「あの、あなたは」

ちなつ「それもこれもあんたの存在感のなさがいけないのよ! そんな力を持ってるくせにその空気みたいな影の薄さはなんなの?」

あかり「い、いきなり存在感ないなんて気軽に口にしちゃいけない一言だよぉ! それに力ってなに?」

ちなつ「うるさい! 怪我したくなかったら大人しく私について来なさい!」

あかり「わっ、ちょ」

秋月「なんだかわからないけど、あかりから離れて!」

ちなつ「何よあんた、邪魔する気? しょうがない、出てきなさいイ級共!」

イ級「イー!」

秋月「なっ、吉川司令の影から深海棲艦が!?」


633 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 00:32:53.39kKs3z53qo (4/28)

ちなつ「そっちの赤い髪のは傷つけちゃだめよ、結衣先輩への献上品なんだから。もう1人の方は好きにしていいわ」

イ級「イー!」

秋月(ちょっとどうなってるんですか!?)

妖精(猫吊るし)『私はギャルゲーとは言いましたけど、恋愛物のゲームだとは一言も言ってませんよ。むしろギャルゲーによくあるでしょうこういうの』

秋月(ありますけど! 恋愛物だと思ってたのに!)

あかり「な、何なの、秋月ちゃん、怖いよぉ!」

秋月(長10cm砲ちゃんがいないということは、今の私はきっとただの人間と同じ。深海棲艦と戦えるとは思えない……!)

秋月「と、とにかく逃げよう!」

あかり「う、うん!」

ちなつ「逃がさないわよ」

秋月「……!? 周囲の空間がいきなり赤くなった!?」

ちなつ「結界よ。漫画とか読んだことあるならわかるでしょうけど、この公園からはもう出られないわ」

あかり「あぁ……」

秋月「くっ、あかり! 私の影に隠れて!」

ちなつ「この状況でその子を見捨てて逃げ出さない勇気はほめてあげる。でもそういう勇気は匹夫の勇、本当の勇気とは別のものよ」

イ級「イー!」

あかり「秋月ちゃんっ!」

秋月(どうすればいいの? さすがにここでいきなりゲームオーバーなんてそんなことはないはずだけど)


634 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 00:39:51.63kKs3z53qo (5/28)

叢雲「はっ!」ブンッ

イ級「イーッ!?」バタッ

ちなつ「何っ!?」

叢雲「ふっ!」ザンッ

イ級「イーッ!?」ドサッ

あかり「叢雲ちゃん……?」

秋月「叢雲さん、そのマストは」

叢雲「話は後よ! できるだけ下がってなさい! やあっ!」

ちなつ「ちっ! 既に艦娘が接触していたか! だけど!」

イ級「イーッ!」ドンッ

叢雲「くっ!」サッ

あかり「きゃああ~!」

秋月「火砲を撃ってきた!?」

ちなつ「まだ艤装を展開することはできないみたいねぇ。やはりまだその子は力に目覚めてないようね」

叢雲「……」

あかり「な、何、なんであかりを見るの? 力って、何のことなの……?」

秋月(……)


635 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 00:59:07.93kKs3z53qo (6/28)

ちなつ「数で押せば勝てるわ! 行きなさいイ級!」

イ級「イーッ!」ドンッ

叢雲「こんな攻撃っ!」スッ

あかり「きゃあっ!」ギュッ

秋月「あかりっ!」

ちなつ「避けるのだけはいっちょ前みたいね。艦種は駆逐艦かしら? それじゃあこの子達を一掃するほどの火力も期待できないわねぇ」

叢雲「そうやって高を括ってろ! 艤装が使えなくたってこんなやつら!」

ちなつ「強がり言っちゃって、もう息が上がってるわよ? 艤装を付けてない艦娘なんてただの人間の女の子に過ぎないもの。そんなもの振り回して走ってればすぐに限界が来るわ」

叢雲「黙れっ!」

あかり「秋月ちゃん、秋月ちゃんっ! 何なの、あかりはどうすればいいの!?」

秋月「あかり、落ち着いて」

あかり「こんなの落ち着けないよぉ! 怖いし、わけがわからないし、もう、いっぱいいっぱいだよぉ!」

秋月「大丈夫、絶対大丈夫だよ」

あかり「秋月ちゃん……」

秋月(なんとなくわかりましたよ。私が今ここでやるべきことは、これですね)スッ

あかり「これは?」

ちなつ「……!? それは、艤装発動体!?」

叢雲「あんたも艦娘だったの!?」

あかり「かんむす……ぎそう? 秋月ちゃん?」

秋月「私の主砲の砲塔……これをあかりが持てば」

叢雲「持つだけじゃだめよ! あんた、その筒に力を込めなさい!」

あかり「力を込めるって、どうするの!?」

叢雲「いいから念じるのよ! 力を込めるイメージで!」

ちなつ「させるか! イ級!」

イ級「イーッ!」

叢雲「させるかは、こっちの台詞よ!」

ちなつ「ぬぅ、邪魔してぇ!」

あかり「力を込める……」

秋月「落ち着いて、深呼吸してあかり。大丈夫、あかりならできるよ。あかりもやればできる子だよ」

あかり「すぅ~はぁ~」

叢雲「悠長にやってないで! 結構ギリギリなのよ!」

あかり「うんっ、なんかできる気がするよぉ!」

秋月「お願い!」

あかり「ん~!」ピカー

ちなつ「やばい! 艤装展開前にあいつを中破させんの! 早くしなさい!」

イ級「い、イー!」ドンッ

叢雲「させないって言ってんのよ!」ブンッ

あかり「ひ、光った、力がこもったの?」

秋月「きっと、そうだよ。ありがとう、あかり、安心して。ここからは、私があかりを守る!」

あかり「秋月ちゃん!」

叢雲「あんたもたぶん駆逐艦でしょ、だったらそれを掲げて叫びなさい!」


636 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 01:07:01.01kKs3z53qo (7/28)

叢雲「かがやけ奇跡のスイライエナジー! デストロイプリティチェンジ!」

秋月「は?」

叢雲「な、何回も言わせないで! かがやけ奇跡のスイライエナジー! デストロイプリティチェンジ!よ!」

秋月「えっと? 言わなきゃだめなんですかそれ?」

叢雲「言わないと艤装が展開できないでしょうが!」

秋月「うぅ、じゃあ行きますよ! か、かがやけ奇跡のスイライエナジー! デストロイプリティチェーンジ!」ピカー

あかり「きゃっ!」

ちなつ「むっ、まぶしい!」

イ級「イー!」

叢雲「……」

あかり「光が収まった……秋月ちゃ――ってなんで全裸なの!?」

秋月「きゃ、きゃああ~!?」

叢雲「艤装を展開するときは着ている服がはじけ飛ぶのよ。すぐに艤装が体を覆うわ」

ちなつ「私が結界を張ってたことに感謝しなさい」

イ級「イーイー」コクリ

秋月(ちょっと! 普通光が収まったときには変身完了してるものでしょう!?)

妖精(猫吊るし)『円盤なので券が発行されているんですよ。ちゃんと使用しないと』

秋月(誰に対するサービスなんですか!?)


637 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 01:17:06.93kKs3z53qo (8/28)

秋月「あっ、やっと服が、わぁっ!?」バッ

あかり「きゃあっ!? 秋月ちゃんなんでそんな、見せ付けるみたいにするの!? ちゃんと隠しててよぉ!」

秋月「か、体に勝手に手足が開いて!」

叢雲「本当にそうなるんだ、艤装展開するときって。うわぁ、やりたくないわ」

ちなつ「そんな大層なもんでもないのに見せ付けちゃって、あ~はずかし」

イ級「イー!」

秋月(ちょっとぉ!?)

妖精(猫吊るし)『変身バンクですよ』

秋月(こんなことするならもうちょっと光る時間を長くしてくださいよ!)

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「長10cm砲ちゃん!」

叢雲「自立起動型の主砲!」

ちなつ「こいつ……!」

秋月「わっ、あぁ~! 愛と正義の艦娘秋月! 今日も華麗に登場、きゃるる~ん☆」

あかり「きゃる?」

叢雲「うわっ、あんなポーズまで取らされるの? 急激にやる気が減衰していくんだけど」

ちなつ「あざとい」

イ級「イー!」コクコク

秋月「わ、わざと言ってるわけじゃないのに! くぅっ、行くよ長10cm砲ちゃん!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」


638 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 01:31:10.17kKs3z53qo (9/28)

イ級「イー……」バタッ

秋月「はぁはぁ、これでイ級は全て片付けました」

ちなつ「ちっ、駆逐艦のくせに強いじゃないの! 相当な練度ね」

妖精(猫吊るし)『現実の練度を反映してありますので』

秋月(強くてニューゲームってやつですね)

ちなつ「だけどイ級ごときを倒したくらいでいい気にならないことね! 所詮イ級は1番の雑魚よ! こっちにはまだ他にも深海棲艦が――」

結衣『そろそろ引き上げ時だよちなつちゃん』

ちなつ「結衣先輩!?」

叢雲「この声、どこから!?」

秋月(結衣、船見司令ですか。師匠が敵だなんて!)

妖精(猫吊るし)『ありがちですね』

ちなつ「私はまだやれます! 今すぐあいつらを片付けてあの女を結衣先輩に!」

結衣『結界を張ってから結構な時間が経ってる。そろそろ辛いでしょう? 戻っておいで』

ちなつ「結衣先輩、任務よりも私の体を気遣って……! はい、チーナ帰還します! チナッツ光です!」

ちなつ「命拾いしたわね! 心優しい結衣先輩に感謝するといいわ! そしてその命、次に会うときまでのものだと思いなさい!」バッ

叢雲「待て! くっ、はやい!」

秋月「さすがにもう追いつけませんね」

あかり「終わった、の?」

秋月「うん、そうだよ、終わったんだよ。助かったんだよ、あかり」

あかり「助かった……よかった、ありがとう、秋月ちゃん、叢雲ちゃ……」バタッ

秋月「あかり!?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

叢雲「こんな状況で初めて力を使ったんだもの、気絶しても無理はないわ」

秋月「あかり、よくがんばったね」

叢雲「まさかあんたも艦娘だったとはね」

秋月「教えてください叢雲さん、艦娘のこと、それにあかりのことも」

叢雲「いいわ、知っておかなきゃいけないことだしね。その前にこいつをここから移すわよ」

秋月「このままここで寝かせておくわけにはいきませんしね。よいしょ」

秋月(現実の練度を反映してると言ってましたが、それでもかなり強くなってる気がします)

妖精(猫吊るし)『VRなので身体能力の補正はかかりますよ』


639 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 01:58:09.81kKs3z53qo (10/28)

秋月『それから私は叢雲さんに話を聞きました。このゲームの艦娘とは艤装と呼ばれる武器を扱う力を持った少女のことらしいです』

秋月『ただし訓練をしなくては自分で艤装を展開することはできないのだと言われました。それを補うのが提督と呼ばれる人間』

秋月『艦娘の能力を向上させ、艤装展開の補助や全体的な戦闘能力を飛躍的に上げる力を持っているとのこと』

秋月『あかりはその提督の中でもずば抜けた能力を持っていて、実戦経験のない私があそこまで強かったのはあかりのおかげもある、という設定らしいです』

秋月『吉川司令や船見司令は深海ごらく部という秘密結社の一員で、艦娘の力を研究して作り出された生態兵器、深海棲艦を使って世界征服をもくろんでいるらしい』

秋月『提督の力は深海棲艦に及ぶため、強力な提督の力を持つあかりを引き入れようと行動に出たわけですね』

秋月『それを察知して大本営という政府組織からあかりを守るために送り込まれたエージェントが叢雲さん。艦娘ですが艤装を出さなくても十分に戦える強さを持っています』

秋月『深海ごらく部の手からあかりを守るため、私と叢雲さんの戦いの日々が始まりました』

秋月『それは過酷な戦いでした。極力人のいないところを探し、あのはずかしい呪文とはずかしい姿を見られないようにするのはとても辛いものでした』

秋月『ですがそれもあかりや仲間達と一緒に乗り越えていきました。あかりに見られるならと耐えているうちにいつの間にかそうすることが癖になっていくようで』

秋月『最初ははずかしがっていたあかりも徐々に慣れてきて、ちゃんと見てくれるようになったんです』

秋月『ちょっとはずかしそうに頬を染めて、でもしっかりと私の体を見つめて、ちょっと興奮してるあかりの視線に晒されると私にもえもいわれぬ快感が……って違う!』

秋月『と、そんなこんなで戦い続けていた私達でしたが、一瞬の隙を突かれてあかりを攫われてしまいます』

秋月『折りしも諜報活動をしていた球磨さんが深海ごらく部の本拠地を突き止めたところで、私達は一気に攻め込む作戦に打って出ました」

秋月『必ずあかりを取り返してあの快感も……じゃなくて、世界の平和も取り戻します!』


640 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 02:07:16.07kKs3z53qo (11/28)

秋月「あかり!」

結衣「あははは、よくここまでたどり着けたね秋月!」

あかり「……」

秋月「あかりっ! そんな、ボンテージだなんて! あかりになんて格好をさせるの!」

結衣「洗脳したらとりあえずボンテージを着せるのが悪の美学なのさ!」

秋月「くっ、不謹慎な気持ちに……!」

結衣「ふっ、秋月、君があかりを愛していることはわかっている。だからこんな格好をさせて待ち構えていたというのもあるんだよ」

秋月「私の集中を乱そうというわけですか!」

結衣「いいや、取引を円滑に行うためにだよ」

秋月「取引?」

結衣「我が軍に降るならあかりへの命令権は君に譲渡しよう」

秋月「……!?」


641 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 02:15:43.92kKs3z53qo (12/28)

結衣「どうかな? こんな格好よりももっと過激な格好をさせるのだって思いのままだよ」

秋月「あ、あかりを思いのままに……」

結衣「そう、あかりを独り占めできるんだ。本当は鬱陶しかったんだろう、あかりが他の艦娘に力を貸すことが」

秋月「そんなこと、ない! みんな大切な仲間!」

結衣「そうかな? 嫉妬してたんじゃないかな? 他の艦娘が変身するときにあかりの目を覆いたくなったことは?」

秋月「それは……」

結衣「こちらに来ればその必要もない。あかりは君の命令だけを聞く。君の事だけを見てくれるんだよ」

秋月「私のことだけを……」

結衣「そうだよ、邪魔者のいない2人だけの世界を約束してあげるよ」

秋月「2人だけ……」

結衣「くくくっ、さあ、あかりの手を取って私に忠誠を誓うんだ。そうすればあかりは君のものだ!」

あかり「……」

秋月「……」


642 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 02:40:39.75kKs3z53qo (13/28)

秋月「断ります!」

結衣「なにっ!?」

秋月「私はただあかりに欲情してるだけじゃない! あなたが言ったように愛してるの!」

結衣「ならばなぜ!?」

秋月「愛してるから、私も愛されたい。私がほしいのはあかりの体じゃなくて心!」

秋月「ちょっとはずかしさや後ろめたさも感じながら、私の変身を見つめて興奮してるあかりのことが好き!」

秋月「その興奮をどう処理すればいいかわからなくてもじもじしてるのも可愛くて好き! そんなあかりにちょっとエッチないたずらして煽るのも好き!」

秋月「我慢できなくなってどうすればいいのって泣き付いてくるあかりに、色々としてあげる時間をこそ私は愛してるのよ!」

結衣「ええっ……」

秋月「いつも私だけを見てくれていなくてもいい。私だけを見てくれている時間はいつもめいっぱい私のことだけを考えてくれてる」

秋月「あかりはそういう子なの! そういうあかりを私は愛してる! だから、何も感じない人形なんていらないわ!」

結衣「そ、そうか。ならばその愛する者の手で地獄に落ちるがいい! あかり、秋月を殺せ!」

あかり「はい……」

秋月「あかり……」

あかり「……」スタスタ

秋月「あかりは今何を考えてるの? 洗脳されてるから、何も考えてないのかな?」

あかり「……」スタスタ

秋月「あかり、私はあかりに見られてるとき、いつもあかりのことで頭がいっぱいになるよ」

秋月「あかりもそうなんだよね? 私のことでいっぱいになってくれてるよね? そう信じてるから」

結衣「む、無駄だ、私の洗脳がそんな方法で……」

秋月「私、あかりの笑顔も好き。うれしいのときや楽しい時の顔も、照れ隠しで笑ってる顔も、全部」

秋月「私はあかりに笑顔でいてほしいの。だから見てて、私の!変身!」


643 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 02:53:15.36kKs3z53qo (14/28)

秋月「かがやけ奇跡のスイライエナジー! デストロイプリティチェーンジ!」ピカッ

あかり「……」スタスタ

結衣「目がっ!」

秋月「あかり、見てっ……! 私の、あかりが大好きな、私の、体っ!」

あかり「……」ピタッ

秋月「あっ……!」

あかり「……」ジッ

秋月(見てる……あかりが、私の体を、だめっ! まだ、艤装、止まって……!)

あかり「……うぅ」

結衣「そんなバカな!」

あかり「……秋月ちゃん」

秋月「あかりっ!」

あかり「うううっ! 秋月ちゃん、はずかしいこと言いすぎだよぉ!」

秋月「元に戻ったんだね、あかり!」

あかり「戻った! 戻ったから早く艤装つけて!」

秋月「うん! 愛と正義の艦娘秋月! 今日も華麗に登場! きゃるる~ん☆」


644 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 03:07:12.60kKs3z53qo (15/28)

結衣「こんなアホみたいな方法で私の計画が崩されるだと」

秋月「アホみたいで悪かったですね。でも、これが私の愛です!」

あかり「うぅぅ顔から火が出そうだよぉ」

秋月「愛の前に立つ限り恐れるものは何もありません!」

結衣「くっそぉ!」

叢雲「秋月!」

秋月「叢雲さん!」

あかり「叢雲ちゃん!」

叢雲「あんた、無事だったのね」

球磨「基地機能の中枢は破壊したクマーお前の野望もここまでクマー」

結衣「ふっ、ふふっ、今回は私の負けだ。でも次はこうはいかない、必ず君たちを亡き者にしてやる」

大和「次があると思っているのですか!」

結衣「ああ、思ってるね。ちなつちゃん!」

ちなつ「チナッツ光です!」バッ

叢雲「ああっ! あいつ仕留めたんじゃなかったの!?」

ちなつ「結衣先輩がいる限り私もまた不滅なのよ!」

結衣「この屈辱は忘れないよ。恨みは必ず晴らす、それじゃあ!」

秋月「逃げられました!」

蒼龍「ですが組織全体にこれだけ手痛い打撃を受ければ、ほぼ再起は不可能でしょう」

島風「深海ごらく部はこれで終わりってこと? 終わるのおっそい!」

足柄「ほんとよ。これだけサボっちゃって、免職になったらどうしてくれんの? 大本営で雇ってもらえる?」

白雪「なぜ司令官は蹲って赤くなってるんでしょうか?」

あかり「こ、この格好がはずかしいからだよぉ!」

天龍「今まで俺らのこと散々ひん剥いてきた報いだ、ほら、しっかり見せるようにしな!」ガシッ

あかり「あっ、やっ、は、離して天龍さん!」

秋月「……」ジッ

あかり「み、見ないで、秋月ちゃん……」

熊野「おっと、手が滑りましたわ」サッ

明石「あら、ずいぶんと緩い服ですね」

秋月「……!」ジー

あかり「あっ、ふぁ、み、見ないでぇ~!」


645 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 03:23:05.39kKs3z53qo (16/28)

ちなつ「大丈夫ですか結衣先輩?」

結衣「ああ、ありがとうちなつちゃん」

ちなつ「いいえ、つっ」

結衣「怪我をしてるのに無理させてごめんね」

ちなつ「いいんです、結衣先輩が無事なら私なんて」

結衣「ちなつちゃん……」

結衣(愛の力か。案外バカにできないものなのかもしれないな)

ちなつ「これからどうしますか結衣先輩? 私としてはこのまま2人きりで余生を過ごすのもいいと思います!」

結衣「余生が長すぎる」

綾乃「そう、それじゃあ短くしてあげるわね」

結衣「……っ!?」

ちなつ「誰!?」

千歳「今までご苦労さん。あんたらはようがんばったわ」

向日葵「おかげでわたくし達も事をスムーズに運べましたわ」

櫻子「あかりちゃんと深海棲艦達のデータはちゃんと私達が、あれ、どこ置いたっけ?」

綾乃「さっきそこに落としてたわよ大室さん。こんな重要なものを落とすなんてさすがに罰金バッキンガムよ!」

ちなつ「あ、あなた達は!」

京子「私達は深海生徒会」

結衣「京子!?」

綾乃「後のことは歳納京子が率いる我ら深海生徒会が進めるから、心配はノンノンノートルダムよ」


646 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 03:38:11.86kKs3z53qo (17/28)

妖精(猫吊るし)「こうして深海ごらく部の人類好きだら計画は、秋月達艦娘と提督の手によって潰えた」

妖精(猫吊るし)「しかし、時を置かずして新たな闇は動き始めていたのだった」

妖精(猫吊るし)「次回、艦娘っ子オータムン第二章深海生徒会編。第一話、戦士の覚醒」

妖精(猫吊るし)「目覚めろ、その魂」

妖精(猫吊るし)「どうでしたか、秋月さん? ゲームの感想は?」

秋月「……」

妖精(猫吊るし)「秋月さん? 気に入りませんでしたか?」

秋月「……」

妖精(猫吊るし)「一応MODなんかも用意してみたんですよ。グラフィック変更MODで全キャラクター下着姿にする下着MODとか」

妖精(猫吊るし)「後はデバックモードで会話やイベントを自由に作成できるなんて機能もつけてみました」

妖精(猫吊るし)「そんな拡張性も考えられたこのゲーム、いかがでしたでしょうか?」

秋月「……エロゲだこれ」


647 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 03:41:28.11kKs3z53qo (18/28)

長くなりましたが今回はここまでです
次は駆逐棲姫がイ級をペットにする小ネタからです

VRゲームの技術は早く進歩してほしいですね
安価になって手が出せるようになったらそっちの世界に移住します


648以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/06(土) 06:22:12.74RQR1VsdAo (1/1)

乙です


649以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/06(土) 06:28:58.76ZIZUr9JZO (1/1)

乙です
キラ☆ふわなゲームかと思ったら色んなネタがぶち込まれてて笑いました


650以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/06(土) 14:49:57.95d+eBfmFuo (1/1)

乙です


651 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 22:32:35.10kKs3z53qo (19/28)

開始します


652 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 22:38:55.25kKs3z53qo (20/28)

駆逐棲姫「義肢でも問題なく航行可能」

駆逐棲姫「本当に大した技術」

駆逐棲姫「もう海を往く機会はそれほどないかもしれないけど、やっぱり落ち着くな」

駆逐棲姫「あまり遠くに行かないように気をつけて、しばらく航行してよう」

駆逐棲姫「ん? なんだ、あそこ不自然に気泡が出てきている?」

駆逐棲姫「イルカか何かでもいるのかな?」スーッ

イ級「……」ザバッ

駆逐棲姫「なっ! あれは、駆逐イ級!」

イ級「……」

駆逐棲姫「バカな、深海棲艦は全てあかり達が成仏させたはず……」

イ級「……!」

駆逐棲姫「こっちへ来る! 敵意は、残ってるのか!?」


653 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 22:47:52.65kKs3z53qo (21/28)

イ級「……!」ドンッ

駆逐棲姫「うぐっ! 体当たりしてくるということは、やはりまだ敵意が……」

イ級「……!」グリグリ

駆逐棲姫「なんだ? やめろ、頭を擦り付けるな」

イ級「……!」グイグイ

駆逐棲姫「なんなんだ、敵意があるわけじゃなさそうだけど」

イ級「……」プルプル

駆逐棲姫「震えてる? お前、もしかして1匹だけ残ってしまったのか?」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫「あれからずっと1人で正気に戻った後も深海に潜んでいたんだな。出て行けば殺されると思って」

イ級「……」

駆逐棲姫「私のことを仲間が来たと思って出てきたのか。そうか、寂しかったんだな」ナデナデ

イ級「……!」グリグリ

駆逐棲姫「んぅ、苦しいからやめろ。わかった、お前も付いて来い。一緒に私の住んでるところに」

イ級「……?」

駆逐棲姫「大丈夫だ。あかりも艦娘達もお前のことを傷つけたりはしないから」

イ級「……」スッ

駆逐棲姫「いい子だ。さあ、行くぞ。遅れないようにしろ」

イ級「……」スーッ


654 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 22:56:25.35kKs3z53qo (22/28)

駆逐棲姫「そういうわけで、連れて帰ってきた」

あかり「まだ残ってる深海棲艦がいたんだ」

イ級「……」プルプル

文月「隅っこの方で縮こまっちゃってるね~」

三日月「正気に戻った後もずっと1人で深海に取り残されていたから、臆病になってしまったんですね。可哀想に」

卯月「う~ちゃんは味方だぴょん! 怖がらなくていいぴょん!」

イ級「……!」サッ

駆逐棲姫「お前が隠れるには、私は小さすぎるぞ」

卯月「ぷっぷくぷ~」

如月「無理に近づこうとしちゃだめよぉ、徐々に慣れさせていくしかないわ」

あかり「そうだね、こういうのは少しずつ慣れさせてあげないと」

駆逐棲姫「ここに置いてもいいの?」

あかり「当たり前でしょ。このまま放ってはおけないよぉ」

駆逐棲姫「ありがとう、あかり」

卯月「でもちゃんとわるさめが世話するぴょん! お散歩やえさの世話もしっかりやらなきゃだめだぴょん!」

如月「お散歩いるのかしらこの子?」

三日月「他の方に見られるのはよくないですし、むしろお散歩させる方が問題では」


655 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 23:05:02.51kKs3z53qo (23/28)

あかり「足が生えてるから後期型っていうやつだよね」

駆逐棲姫「うん」

イ級「……」

あかり「後期型じゃなかったら水槽とか用意しないといけないところだったよぉ」

駆逐棲姫「水槽より、プールがいるレベルの大きさ」

あかり「確かに、金魚さんの水槽じゃ入りきらないよね」スッ

イ級「……!」サッ

あかり「あかりが触ろうとすると逃げちゃうね」

駆逐棲姫「傷つけたりしないと言ってるのに」

イ級「……」シュン

あかり「わかってても怖いんだよね。しょうがないよぉ」

駆逐棲姫(世話、私にできるのかな)


656 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 23:13:51.42kKs3z53qo (24/28)

あかり「はい、今日からここがあなたのお部屋だよぉ」

駆逐棲姫「好きに使っていいし、自由に出回っていい。鎮守府の外に出なければ」

オスカー「にゃあ~」

イ級「……?」ジッ

あかり「猫さんだよぉ。そっか、見たことないよね」

駆逐棲姫「深海棲艦は記憶が曖昧だから」

オスカー「にゃあ?」

あかり「新しいお友達のイ級ちゃんだよぉ、仲良くしてあげてね」

オスカー「にゃ~!」

イ級「……!」ビクッ

駆逐棲姫「猫にまでびくびくするのか」

あかり「イ級ちゃんにとっては見たことない生き物だから。大丈夫、怖くないよ。ほら、抱っこしてもこんなに大人しいんだよ?」ダキッ

オスカー「ふ~……」

イ級「……」

駆逐棲姫「むしろお前の方が踏み潰したりしないように気をつけるんだぞ」ナデナデ


657 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 23:19:57.56kKs3z53qo (25/28)

連装砲ちゃん「きゅ~!」ピョンピョン

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」ピョンピョン

イ級「……!?」オロオロ

あかり「連装砲ちゃん、長10cm砲ちゃん、その子臆病な子だから静かにしてあげて!」

連装砲ちゃん「きゅ~?」

長10cm砲ちゃん「きゅう!」

イ級「……」ソロソロ

あかり「あっ、座ろうとしてるよぉ」

駆逐棲姫「そうだ、そうやって落ち着けば何も怖いことはない」

戦艦棲姫の艤装「ギ……」

イ級「……!?」ピュー

駆逐棲姫「んうぅ、だから隠れるのは無理だから」

イ級「……!」グリグリ

戦艦棲姫の艤装「ギー……」シュン

あかり「艤装ちゃんのせいじゃないから落ち込まないで」ナデナデ


658 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 23:31:13.17kKs3z53qo (26/28)

イ級「……ZZZ」

駆逐棲姫「眠ったか。ずっと怖がっていて疲れてたのかな」

熊野「まだ残っている深海棲艦がいましたのね」

大和「あれだけがんばったのにそれでもだめだったなんて」

駆逐棲姫「いや、少なくとももう憎しみに囚われているものはいないはず。もう人間に危害を加えたりはしない」

熊野「ですが人間側は生き残りに危害を加えますわ。ほっぽ曰く倒されるのは救いらしいですが」

大和「既に正気を取り戻している深海棲艦を倒すのは救いにはなりませんよね」

駆逐棲姫「うん、あの子はこのままここにいさせてあげてほしい」

あかり「他にも残ってる深海棲艦さんがいないか探さないと。他の誰かに見つかって倒されちゃったらいけないよぉ」

熊野「大本営に、いえ、あの西垣先生と言う方に連絡しておきましょう」

大和「あの人なら悪いようにはしないはずですからね」

あかり「それと京子ちゃん達にも言っておきますよぉ」

駆逐棲姫「すまない」

あかり「ううん、元々あかり達人間の責任だもん」

大和「あの子の同胞を数多く沈めた大和達にも最後まで面倒を見る義務があります」

熊野「ええ、わたくし達の罪滅ぼしにもなりますわ。だから気にしないでくださいまし」

駆逐棲姫「ありがとう、あかり、みんな」


659 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 23:44:17.40kKs3z53qo (27/28)

北方棲姫「ヒメジャナイノクルノハハジメテ?」

離島棲鬼「私、鬼なんだけど」

戦艦棲姫「あんまり脅かすなよ」

戦艦棲姫の艤装「ギギ」

イ級「……」

駆逐棲姫「ここには私だけじゃなくて、あれだけの深海棲艦がいる。だから、お前も受け入れてくれるよ」

北方棲姫「ン! アカリモカンムスモヤサシイ!」

戦艦棲姫「安心しろ」

離島棲鬼「う~ん、あなたは人型じゃないからヒロインにはなれないけどね~」

イ級「……?」

駆逐棲姫「深海棲艦には環境に適応し進化する力がある」

戦艦棲姫「人間みたいになることもあり得る?」

離島棲鬼「艦種が変わるのかな? でも今はもう和魂に戻ってるようなものだし、艦娘の姿になるのかも?」

北方棲姫「シンカ! カッコイイ!」

イ級「……」

駆逐棲姫「私は別に、このままでもいいけど」

離島棲鬼「そうね! このまま深海棲艦側のマスコット役を担ってもらいましょう!」

戦艦棲姫の艤装「ギギギ」

戦艦棲姫「お前はマスコットってナリじゃない」

深海艦載機「ガァ!」

北方棲姫「オマエラハヒジョウショク」

深海艦載機「ガァ!?」


660 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/06(土) 23:55:05.01kKs3z53qo (28/28)

北方棲姫「サイダイセンソク~!」

イ級「……」ノシノシ

連装砲ちゃん「きゅ~!」ピュー

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」バタバタ

北方棲姫「ヤレ~! ケチラセ~!」

オスカー「にゃっ!」シュッ

離島棲鬼「連装砲ちゃん達との仲が悪くならない程度にするんだよ~」

戦艦棲姫「あの子達も一緒に遊んでる感覚みたい。こうして仲良くなっていく」

あかり「いいなぁ、あかりもイ級ちゃんに乗ってみたいよぉ」

駆逐棲姫「乗って海に出たらきっと楽しい」

あかり「楽しそう! 早くそれくらいできるくらい仲良くならなきゃね」

駆逐棲姫「すぐに慣れさせる」

あかり「焦っちゃだめだよわるさめちゃん。無理をさせたら逆効果だからね」

駆逐棲姫「……」


661 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 00:12:00.67KKni52N+o (1/21)

駆逐棲姫「焦っちゃだめ。わかってる、けど早く何とかしてやりたい」

駆逐棲姫「私をあかりが救ってくれたみたいに、私も……」

駆逐棲姫「とりあえず明日もがんばろう。今日はもう寝て朝早くに会いに行ってやろう」

駆逐棲姫「……絶対私が救ってやるんだ」



イ級「……」ツンツン

駆逐棲姫「……ん? なんだ?」

イ級「……」

駆逐棲姫「お前、どうして私の部屋に? 眠れないのか?」

イ級「……!」グリグリ

駆逐棲姫「だからグリグリはやめろ。わかった、一緒に寝てやるから」

イ級「……」ペタン

駆逐棲姫「体が大きくて布団に入りきらない。かけてやるけど寒くても我慢するんだぞ」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫(1人ぼっちだったからこうなったのに、また1人にしてしまうなんて。私はバカなのか?)

駆逐棲姫(今はできるだけ側にいてやらなきゃいけないな)


662 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 00:27:17.97KKni52N+o (2/21)

駆逐棲姫「今日は鎮守府の中を案内してやる」

イ級「……」

駆逐棲姫「それとここの艦娘達に挨拶も」

イ級「……!」フルフル

駆逐棲姫「怖くても顔くらいは覚えておかないと困る。大丈夫、私が付いてる」

イ級「……」ノソノソ

駆逐棲姫「いい子だ、行くぞ」



天龍「そいつが深海棲艦の生き残りか」

イ級「……」ビクビク

天龍「ああん? どうした、なにビビッてんだよ?」

駆逐棲姫「臆病なんだ、あまり脅かさないで」

天龍「フフフ……オレが怖いってか。そうかそうか、そいつぁ見込みのある奴だな!」

イ級「……」

天龍「覚えときな、オレを怒らせた次の瞬間、テメェはこいつでなますにされてるってことをな」

イ級「……!?」ビクゥ

駆逐棲姫「脅かすなと言ってるのに!」

天龍「はっはっは、わりぃわりぃ、冗談だよ。まあこれからよろしく頼むわ」ブンッ

イ級「……!」サッ

天龍「おわっ!」スカッ

天龍「ったく、これくらい避けんなよな、装甲は飾りか? ビビリにしても限度ってもんが」

イ級「……」ブルブル

天龍「あ~、なんだ。なんか訳ありみてぇだな、わりぃ」

駆逐棲姫「いや……」


663 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 00:42:06.67KKni52N+o (3/21)

長門「ほう、これが例の」

イ級「……」プルプル

長門「ひどく怯えているな」

駆逐棲姫「長い間1人で深海に潜んでいたから」

長門「それは辛かっただろう。安心しろ、お前は捕虜ではなく仲間として迎えられたんだ。お前を脅かすものはここにはない」

イ級「……」サッ

長門「言うだけではやはり解消できないか」

駆逐棲姫「それでできれば苦労しない」

長門「確かにな。手伝えることがあったら言ってくれ、私も尽力しよう」

駆逐棲姫「助かる」

長門「いや、私も多く戦いに出たわけではないが、傷つけあっていることは事実だからな」

長門「沈めて救うよりは生かしたまま救う方がいいさ。そちらの方が困難なのだとしても」

イ級「……」ジッ

長門「今は怖くて近寄れんかもしれんが、お前もいつでも私を頼っていいからな」

イ級「……」ペコリ

長門「ふっ、礼儀は弁えているみたいでよかったよ」

駆逐棲姫(今度は上手くいったかな)


664 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 00:56:01.52KKni52N+o (4/21)

間宮「アイスは食べられるんですか?」

伊良湖「最中もありますよ」

駆逐棲姫「お菓子だ、食べられるか?」

イ級「……」クンクン

伊良湖「匂い嗅いでますね」

間宮「犬みたいね」

イ級「……」パクッ

間宮「あっ、最中を食べたわ」

伊良湖「お味はどうですか?」

イ級「……」

駆逐棲姫「たぶん、おいしいって言ってる」

伊良湖「心なしか喜んでいるように見えます」

間宮「アイスは食べないのかしら?」

イ級「……」ジッ

駆逐棲姫「どうした?」

間宮「そっか、自分で食べようとすると容器ごと食べなきゃいけないから、わるさめさんに食べさせてほしいって言ってるんですよ」

伊良湖「ああ、イ級ちゃんには足しかありませんもんね」

駆逐棲姫「そうなのか?」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫「わかった。食べさせてやるから、口を開けろ」

イ級「……」ガバッ

伊良湖「ワニにえさをあげてるみたいですね」

間宮「ワニだったらきっと容器ごと食べてたでしょうけど」

イ級「……!」

間宮「目に見えて喜んでくれてうれしいわ」

イ級「……!」グリグリ

駆逐棲姫「すぐに食べさせるから急かさなくていい」

間宮「おかわりもたくさんあるからどんどん食べていってね」

駆逐棲姫「むぅ、これは手間がかかる」

伊良湖「拾ってきたんですからしっかり面倒見てください」


665 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 01:02:25.30KKni52N+o (5/21)

イ級「……」

駆逐棲姫「だいぶ慣れてきたみたいだな」

駆逐棲姫「これなら、深海棲艦以外に触れられても大丈夫かな?」

イ級「……!」フルフル

駆逐棲姫「まだ無理なのか?」

イ級「……」

駆逐棲姫「……」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫「いけるか? そうか、ならやってみよう」

イ級「……」ジッ

駆逐棲姫「心配いらない。ただ触ってもらうだけだ。何回も言ってる、傷つけたりしないから」

イ級「……」


666 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 01:10:14.90KKni52N+o (6/21)

あかり「もう触っても平気なの?」

駆逐棲姫「ああ、もうだいぶ慣れたから」

イ級「……」プルプル

あかり「そうは見えないんだけど……」

駆逐棲姫「自分でやれるって言った。応援してあげたい」

あかり「イ級ちゃんががんばるって言うなら手伝うけど」

イ級「……」

駆逐棲姫「あかり、お願い」

あかり「ちょこっとなでるだけだからね? 怖がらなくていいよぉ」

イ級「……」ブルブル

あかり「落ち着いてね」

イ級「……!」ダッ

駆逐棲姫「あっ、おい、どこに行く!」

あかり「やっぱりまだ早かったみたいだよぉ」


667 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 01:20:39.18KKni52N+o (7/21)

駆逐棲姫「くっ、できるって頷いたのに」

あかり「誰かに触られるのってもしかしてわるさめちゃんから聞いたの?」

駆逐棲姫「そう、間宮達にお菓子貰って機嫌もよくなってたから」

あかり「わるさめちゃん、それは自分でやれるって言ったことにはならないよぉ」

駆逐棲姫「けど!」

あかり「焦っちゃだめだって昨日言ったよね?」

駆逐棲姫「わかってる、でも早く助けてあげたい。辛い気持ち、私もわかるから」

駆逐棲姫「急に正気に戻って何もわからなくて、すごく心細くて」

駆逐棲姫「私はすぐに消えてもう1度蘇ったときにはあかりがいた。でもあの子には誰もいなかった。1人ぼっちで暗い海の底に隠れてなきゃいけなかった」

駆逐棲姫「助けてあげたい、私もあの子のことあかりみたいに!」

あかり「わるさめちゃん……」


668 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 01:35:54.82KKni52N+o (8/21)

あかり「イ級ちゃんの辛い気持ちがわかるから焦っちゃうんだね」

駆逐棲姫「うん……」

あかり「わるさめちゃんが焦っちゃう気持ちもわかるよぉ」

あかり「だけどね、焦って助けようとしたらそれはイ級ちゃんのためじゃなくて、わるさめちゃん自身のためになっちゃうよぉ」

駆逐棲姫「私自身のため?」

あかり「あかりみたいに助けてあげたいっていう気持ちはすごくうれしい。だけど、わるさめちゃん」

あかり「わるさめちゃんはイ級ちゃんを助けることよりも、あかりみたいになりたいって気持ちの方が強いの?」

駆逐棲姫「……っ!」

あかり「どっちの気持ちもあっていいものだとあかりは思う。人の気持ちはたくさんあるものだから」

あかり「でもね、イ級ちゃんを助けたい気持ちよりも自分のための気持ちが大きいなら、それはちょっと違う気がする」

駆逐棲姫「私は……」

あかり「わるさめちゃん、助けたい気持ちがないわけじゃないはずだよぉ」

あかり「その気持ちを強く持ってイ級ちゃんのこともっとよく考えてあげてね」


669 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 01:44:44.72KKni52N+o (9/21)

イ級「……」

駆逐棲姫「私の部屋にいたのか」

イ級「……」

駆逐棲姫「すまない、私が無理に言ったから」

イ級「……」フルフル

駆逐棲姫「こんなに、私のことを頼ってくれるのに……私はっ……!」

駆逐棲姫「利用して、自分の気持ちを満足させようとしてたなんて……!」

イ級「……」グリグリ

駆逐棲姫「ごめん……ごめんなさい……!」

イ級「……」ペロペロ

駆逐棲姫「んぷっ……私、泣いてたのか?」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫「涙を拭いてくれていたんだな。でも涙以上に唾液でべとべとになったぞ」

イ級「……」シュン

駆逐棲姫「いや、いいんだ。ありがとう」


670 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 01:52:57.81KKni52N+o (10/21)

駆逐棲姫「私、急ぎすぎていたな」

イ級「……」フルフル

駆逐棲姫「お前は優しいな。けど、私自身がそう感じている」

イ級「……」

駆逐棲姫「助けたい気持ちばかり先走って、お前の気持ちを蔑ろにしていた」

駆逐棲姫「私が助けたい以上に、お前も助かりたいと思っている。でもどうにもできなくてもどかしく思ってるのも同じなのにな」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫「一緒に少しずつやっていこう。必ず元気にしてやる、どれだけ時間がかかっても必ず」

駆逐棲姫「急に消えたりしない、もう1人ぼっちにはしない。約束だ」

イ級「……!」スリスリ

駆逐棲姫「ふふっ、それくらい優しければ顔をくっつけてもいいぞ」


671 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 02:15:18.06KKni52N+o (11/21)

駆逐棲姫「少しずつやっていく。急ぎはしないけど、やっていく」

駆逐棲姫「何もしないわけにはいかない。お前もずっとそのままじゃいやだよね?」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫(先ずはどうしよう? なにからはじめればいい?)

あかり「ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり」

駆逐棲姫「あかり?」

イ級「……!」

あかり「ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり」

駆逐棲姫「この歌は……」

駆逐棲姫(あの日聞こえたあかり達の歌。私を、私達を救ってくれたあかり達の想い)

駆逐棲姫(あかりが私に最初にしてくれたこと……)

イ級「……」ユラユラ

駆逐棲姫(喜んでいる。お前もこの歌に救われたんだね……)

あかり「ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり」

駆逐棲姫「だ、い、じけ、ん」

駆逐棲姫(あかりはあってもいいって言ってた。あかりのようになりたいという気持ちは悪いことじゃないんだ)

駆逐棲姫(あかりのようにやってみよう。私の知っている1番の方法でこの子のことを助けてみせる)

駆逐棲姫(この子のため、自分のため。どっちの気持ちも大切な私の気持ちだ)


672 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 02:40:37.38KKni52N+o (12/21)

あかり「だいすきだよみんなのこと、いつまでも一緒で笑ってたい。だから明日また会おうね、それまでちょっとだけ……おやすみ」

イ級「……ZZZ」

あかり「眠っちゃったね」

駆逐棲姫「うん……」

あかり「最初はね自分のことでいっぱいいっぱいだと思うの」

あかり「怖い気持ちを落ち着けて自分のことを受け入れさせてあげるのが先だよぉ。他の人のことはその後だね」

駆逐棲姫「そうだね」

あかり「でも他の人と触れ合うのも自分のこと受け入れるために大切なことだから、わるさめちゃんのやり方も間違ってはなかったと思う」

あかり「でもちょこっと加減してあげないとね」

駆逐棲姫「やりすぎたってわかってる」

あかり「少し失敗してもへっちゃらだよ。あかりも他のみんなだってついてるから」

あかり「わるさめちゃんは1人じゃないよぉ。一緒にイ級ちゃんのこと助けてあげようね」

駆逐棲姫「……」

駆逐棲姫(そうだよ、私には仲間がいる。長門だって助けてくれるって言ってたのに、それを忘れるだなんて)

駆逐棲姫「私はやっぱりバカだな」

あかり「わるさめちゃん?」

駆逐棲姫「あかり、ありがとう。一緒にこの子を助けよう」

あかり「うん!」

駆逐棲姫(助けてみせるから必ず、私達が)


673 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 02:42:07.56KKni52N+o (13/21)

今回はここまでです
次は春雨の好感度100イベントから始めます

以降本編でもイ級は鎮守府にいるという設定で進んでいきます
出てくる機会があるかは例によって安価次第です


674以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/07(日) 03:57:23.46lkCyg+W5O (1/1)




675以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/07(日) 05:13:53.21EgEpP9ETO (1/1)

乙です


676以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/07(日) 19:31:24.52GSeVOx/VO (1/1)

乙です


677 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 22:36:16.33KKni52N+o (14/21)

開始します


678 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 22:37:26.35KKni52N+o (15/21)

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100未満。☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖  大鯨
山城☆  吹雪    北方棲姫☆
間宮    霧島    若葉☆  
Bep    天龍    島風
筑摩    長門    五月雨☆ 
鳳翔    谷風    浦風
球磨    酒匂    愛宕 
武蔵    伊58    川内
雲龍    離島棲鬼 戦艦棲姫 
伊168   明石☆   舞風☆  
葛城☆  如月    駆逐棲姫☆     
陽炎     


679 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 22:37:52.05KKni52N+o (16/21)

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100。☆は秘書艦経験済み)
蒼龍   叢雲   白雪
加賀☆ 山雲   足柄☆
扶桑   大和☆ ビス子☆
千歳☆ 熊野   古鷹
金剛☆ 神通   浜風☆
文月   大鳳☆ 三日月☆
瑞鳳☆ 朝潮☆ 秋月☆
夕立   千代田 瑞鶴☆
春雨☆ 名取☆ 卯月☆
那珂☆


680 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 22:44:57.18KKni52N+o (17/21)

あかり「そろそろ執務室に戻るよぉ、ん?」

春雨「……」

あかり「春雨ちゃん、何してるの?」

春雨「司令官。いえ、夕日が沈むのを見ていただけです」

あかり「綺麗だよね。すぐそこ海だから水平線に沈んでいくのが見られるよぉ」

春雨「はい、綺麗な茜色です」

あかり「茜色。あかりのお姉ちゃんの名前あかねって言うんだよぉ」

春雨「そうだったんですか? 赤座あかね、というんですね」

あかり「うん。あかりと1文字違いの名前だよぉ」

春雨「この茜色から取ったんでしょうか?」

あかり「由来は聞いたことがないからわからないけど、そうかもしれないね」


681 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 22:59:18.44KKni52N+o (18/21)

春雨「思えば不思議な話です。別の世界の人間である司令官と私がこうして並んで夕日を見ているなんて」

あかり「そうだね、普通はありえない事だよぉ」

春雨「別の世界の人に守ってもらうばかりで何もできなかったというのは、少し情けないですね」

あかり「あ~まあ、そもそもあかり達の先生が実験に失敗してなかったら、助けてもらわなきゃいけない事態にはならなかったし」

春雨「ですがその失敗が結果として深海棲艦と艦娘を生んだんですよね」

あかり「うん、そうなるよぉ」

春雨「なら、塞翁が馬です」

あかり「さいおうがま?」

春雨「災いと思われたことが結果として幸福となることもあると言う意味です。逆の意味もありますが」

あかり「へぇ~、そういうことわざがあるんだ」

春雨「不謹慎かもしれませんが私は感謝しています」

あかり「いいことと悪いこときっと両方あったんだよぉ。いいことには感謝してもいいとあかりは思うよ」

春雨「いいことには感謝を、悪いことには哀悼を。どちらも大切なことですね」


682 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 23:10:01.95KKni52N+o (19/21)

春雨「はじめて会った日、いきなり学校ごっこだとか言われてちょっと驚きました」

あかり「そういえば転校生役で来たんだっけ」

春雨「着任したら転校生役にされただけです!」

あかり「ちょうどいいタイミングに着任したからね~」

春雨「あまりにも突然なのでこの鎮守府は大丈夫なのかと思いましたよ」

あかり「びっくりさせてごめんね」

春雨「いいえ。やっているうちに楽しくなりましたので。逆に不安とか心配事とかをなくしてくれました」

あかり「最初はどうしても不安とかあるよね」

春雨「特に私はもう戦闘行動も必要のなくなったときに、戦争を終わらせた中心人物の鎮守府に配属になったんですから」

あかり「あはは、それは心配事なくしろって言われても無理だよね」

春雨「本当、なんで私はここに配属になったんでしょうね?」

あかり「それはあかりにもわからないよぉ」


683 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 23:22:24.20KKni52N+o (20/21)

春雨「意図はわかりませんがその采配にも感謝しています。ここにいられて私は幸せです」

あかり「あかりも幸せだよぉ。おいしいスープがいつでも食べられて」

春雨「むぅ、スープだけですか?」

あかり「ふふっ、そんなことないよ。春雨ちゃんとこうしてお話してる時間とかも、あかりの大切なものになってるよぉ」

春雨「もう、スープだけだというならしばらくスープを作らないようにして、私の重要さをわからせなきゃいけないところでしたよ!」

あかり「ごめんごめん」

春雨「……こんな時間がずっと続くんですね。これからもずっと」

あかり「ずっと続くよ。いつかここを出ることにはなるけど、その後もずっとね」

春雨「元の世界に帰るんですよね」

あかり「ここにも愛着ができちゃったから寂しいんだけど、帰らないとお姉ちゃん達が心配するよぉ」

春雨「そう、ですよね……」


684 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/07(日) 23:36:10.20KKni52N+o (21/21)

春雨「私は、受け入れてもらえるでしょうか?」

あかり「お姉ちゃん達に?」

春雨「それもありますが、世間にです」

あかり「世間に?」

春雨「こちらの世界でもですけど、私は戸籍もなく家族もいない人間として生活することになります。見た目は司令官と変わらない歳なのに」

あかり「戸籍とかないと学校行けないかなぁ」

春雨「そりゃ身元の確認くらいはするでしょうし。調べられればすぐに不審な存在だとバレますよ」

春雨「どうしても他人の目は付きまとってきます。私だけでなく一緒にいる司令官にまで」

あかり「あかりはそんなの気にしないよぉ」

春雨「ですが、私達の出自がバレれば色々とまずいことになります。気にしないでいられる程度を超えるかもしれません」

春雨「不安です私。もし司令官に危害を加えられるようなことがあったら、自分が何をするかわからないです」


685 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/08(月) 00:00:24.08iU3ZfloZo (1/10)

あかり「ありがとう、春雨ちゃん。そんなに大切に思ってくれて」

春雨「司令官……」

あかり「その気持ちはあかりも同じだよぉ」

春雨「司令官も同じ?」

あかり「あかりも春雨ちゃん達に危害を加える人がいたらたぶん……ううん、絶対戦う」

あかり「戦って止めさせるよぉ。それができる勇気をみんなに貰ったから」

あかり「だから安心して。春雨ちゃんのことは絶対、あかりが守るから」

春雨「……!」

あかり「ってあかりが言っても説得力ないよね」

春雨「……いえ、そんなことないですよ」

あかり「そんな、あかりなんて何の力もないのに」

春雨「何の力もないのに本気で誰かを守ると言えること。口先だけでなくできることを精一杯やろうという気持ちがしっかり伝わってきました」

春雨「司令官の、提督の顔でしたから」

あかり「本当に?」

春雨「はい、本当です」

春雨(あんな顔もできるんですね司令官。戦っているときはいつもああだったのかな?)


686 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/08(月) 00:21:10.87iU3ZfloZo (2/10)

あかり「そこまで心配しなくてもきっと大丈夫だよぉ。妖精さんがなんとかしてくれるって言ってたし」

あかり「えへへ、ごめんね守るなんて言って結局妖精さんに頼っちゃってるね」

春雨「いいんです、司令官にだってできることとできないことがありますから」

あかり「できないことの方が多いんだろうね」

春雨「でも、司令官にしかできないことがたくさんあります」

あかり「あかりにしかできないこと?」

春雨「私の心を守ること、とか」

あかり「春雨ちゃんの心を守るの?」

春雨「体を傷つけないようにすることは艦娘である私には容易です。でも、心を傷つけないようにすることはとても難しいことです」

あかり「あかりにならできる?」

春雨「はい、だって私は司令官のこと、好きですから!」


687 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/08(月) 00:33:17.42iU3ZfloZo (3/10)

あかり「す、好き?」

春雨「ああっ! 好きと言ってもその司令官として好きとかじゃなくて、恋愛感情の好きです!」

あかり「そ、そうだよね、司令官としての好きじゃなく……いや、逆じゃなくて?」

春雨「えっ、あっ、ぎゃ、逆で……ないです。私はそういう意味で司令官が好きです」

あかり「あ、そ、そう、なんだ」

春雨「で、でも、別に司令官に邪な気持ちがあるとかではなく、たまに一緒に寝てくれたら勝手にするというか!」

あかり「勝手にするって?」

春雨「いえぁ、それは、その……と、とにかくです! 約束ですよ、守ってくださいね私の心」

あかり「それはずっと好きでいさせてほしいとかそういう意味で?」

春雨「そ、そういう意味もちょっとありますけど、それだけではなくて」

春雨「こうして日が落ちた後も、私のことを照らすあかりでいてくださいって」

春雨「そういう、ことですっ!」


688 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/08(月) 00:39:20.39iU3ZfloZo (4/10)

今回はここまでです

好感度が100になったときの話時点ではそっちの路線で行くつもりでしたが
最近の好感度100イベントがエロ重点になっていたためエロ控えめになりました
ピンクじゃないのに淫乱なのがいるのでしょうがないですね


689以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/08(月) 00:47:28.16T3h0GwXz0 (1/1)


そういえばイ級はでかくて鳴かないくちくいきゅうをイメージすればいいのだろうか……


690以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/08(月) 00:50:37.98O83o5NZmO (1/1)

乙です


691 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/08(月) 22:40:48.34iU3ZfloZo (5/10)

>>689
そんな感じでもいいですし普通の後期型を想像してもらってもどちらでもいいです

開始します


692 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/08(月) 22:54:18.30iU3ZfloZo (6/10)

あかり「あかりも色々決心してるつもりだけど、まだみんなには敵わないよぉ」

五月雨「どうかされたんですか?」

あかり「ううん、みんなの想いの強さはすごいなって思って」

五月雨「その発想にいたった経緯がわかりませんが、それもそうなると思いますよ」

五月雨「昔の私達は自由に体を動かすこともできず、ただ想うことしかできなかったですから」

あかり「想いの強さは人一倍なんだね」

五月雨「どれだけ想ってもどうすることもできずに歯がゆい想いをしてきました。それがこうして自分でどうにかできる体を手に入れたんです」

五月雨「言い訳がましいかもしれませんけど、やりすぎてしまってもお目こぼしいただければなぁと」

あかり「うん、みんなの想いをあかりはちゃんと受けとめるよぉ」

五月雨「そう言ってくだされば私も思い切り行動することができます!」

あかり「あっ、で、でもちゃんと加減できるときはしてね?」

五月雨「はい、失敗しないように加減します!」

あかり「そうしてくれるとうれしいよぉ。それじゃあ今日はありがとうね五月雨ちゃん」

五月雨「いいえ、特に何もできませんでしたし」

あかり「合間合間に書類手伝ってくれたでしょ、それで十分。ごほうびをあげるよぉ」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 明日1度交流する
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる


693以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/08(月) 22:54:53.67bpjC0WN5O (1/1)




694 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/08(月) 23:05:17.29iU3ZfloZo (7/10)

五月雨「ごほうびだなんて、そんな大層なもの!」

あかり「そんな大層なものはあかりも用意できないよぉ。今すぐできる何かちょっとしたこと」

五月雨「ちょっとしたことですか」

あかり「そうだ、五月雨ちゃんよくこけちゃうから体痛くなるでしょ? マッサージしてあげるよぉ」

五月雨「そこまでよくこけませんよ! 1日に2回が限度です!」

あかり「普通の人は1週間に1回でも多いほうだと思うよぉ」

五月雨「でもマッサージというのは興味あります。お上手なんですか?」

あかり「みんな上手だって言ってくれるよぉ」

五月雨「なら、少しだけお願いしてみます」

あかり「よぉし、それじゃあそこに横になってね」

五月雨(少しはずかしいですがものは試しにですよね)


695 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/08(月) 23:40:33.70iU3ZfloZo (8/10)

あかり「どこか痛いところない?」

五月雨「いえ、お風呂入ったばかりですし」

あかり「それじゃあ痛みを治すより気持ちよくするの重視だね。えっとぉ、何ページだっけ?」

五月雨「本を見ながらやるんですか?」

あかり「せっかく教本があるんだから使わないとって思って。見てなかった頃も上手だって言ってくれてたんだけど」

五月雨(お世辞だったんでしょうか? そうですよね、提督はまだ子供なのにマッサージが上手だなんてそんな)

あかり「う~ん、中々見つからないし今回は自分のやり方でやるよぉ」グイッ

五月雨「んっ……」

あかり「ここら辺気持ちいい?」

五月雨「は、はい、気持ちいいです」

あかり「それじゃあここら辺を重点的にやっていくからね~」

五月雨「んっ、んっ……」

五月雨(この手つき、本当に教本なしでやっているの? すごく上手……)

五月雨(押されているところからぬくもりが広がっていくみたい……)

あかり「よいしょ、よいしょっ!」グイグイ

五月雨(気持ちいい……んっ、なんか段々熱くなってきたような)

五月雨「て、提督、そろそろ別の部位を」

あかり「やりすぎて痛くなっちゃった?」

五月雨「痛くは、ないんですけど……はぁはぁ」

五月雨(あ、あれ、なんで息が上がって、動悸も激しくなって来てる、ような……)

あかり「じゃあ次は、ここら辺だね」グイグイ

五月雨「んあっ……!」

五月雨(さっきまでとは違う……ううん、提督は何も変わってない。私の体が違うふうに受け取ってる……)

五月雨(気持ちよさの質が変わってる……これじゃまるで、あのあめのときみたいな……)

あかり「んしょんしょっ!」

五月雨(提督にそんなつもりはない。じゃあ、私自身がこんなふうに感じさせているというの? あのときの感覚を私は望んで……?)

五月雨「あっ……はぁん……あぁ……」

五月雨(私、こんな、喘ぎ声なんて出して……)

あかり「五月雨ちゃん、大丈夫? 息が荒くなってるみたいだけど」

五月雨「だ、大丈夫、です、だから、もっとぉ、ていとく……」

五月雨(こんな、甘えたみたいな声……私、なんてはしたない……)

五月雨(会ってまだ日の浅い女の子に……私、私……)

五月雨(欲情させられちゃってる……)


696 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/08(月) 23:48:04.35iU3ZfloZo (9/10)

あかり「今日はこれくらいで……あれ、五月雨ちゃん泣いてない?」

五月雨「気持ちよくて、あくびが……」

あかり「そっか、眠くなっちゃったんだね」

五月雨「すいません、提督」

あかり「ううん、むしろ眠かったら寝ちゃってもよかったよぉ」

五月雨(眠れるならいっそその方がよかったです)

あかり「ぐっすり寝て明日もまたがんばろうね」

五月雨「は、はい……」

あかり「それじゃ後は明日の秘書艦さんを決めて今日の仕事はおしまいだよぉ」

五月雨「明日の秘書艦、どなたにするんですか?」

↓1 明日の秘書艦(>>>>558-559の☆のついてない艦娘)


697以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/08(月) 23:48:38.44uJAKrwldO (1/1)

イムヤ


698 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/08(月) 23:59:19.30iU3ZfloZo (10/10)

あかり「イムヤちゃんにお願いするよぉ」

五月雨「イムヤさんですね、わかりましたお伝えしておきます」

あかり「お願いね五月雨ちゃん」

五月雨「はい、任せてください提督。それじゃあ、おやすみなさい」

あかり「おやすみなさい」

五月雨「本当に何もわかっていない顔をして、私にとんでもない恥辱を与えてくれましたね」

五月雨「気持ちよくて、はずかしくて、わけわからなくなっちゃいました」

五月雨「今ちょっと冷静になって残ったのは、気持ちよかったという気持ちとそれに惹かれる心だけです」

五月雨「ごめんなさい提督、こんな不埒な想いからはじめることをどうか許してください」



あかり「気持ちよくなるの重点なマッサージ方のページは探して付箋を貼っておくよぉ」

あかり「さてと、これからはどうしようかなぁ」

↓1

1 寝る
2 誰かの部屋へ行く(>>558-559の五月雨、山城、筑摩、那珂以外)
3 執務
4 散歩
5 バー


699以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/09(火) 00:00:58.48B4yhECKCo (1/2)

2島風


700 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/09(火) 00:03:52.18d6w2rml9o (1/10)

今回はここまでです
次は島風と交流するところからはじめます

マッサージはなるべく色んなパターンで描写するようにやっていますが割りと被ってる気がしないでもないですね


701以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/09(火) 00:04:30.14B4yhECKCo (2/2)




702以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/09(火) 00:20:35.13SxccU7ILO (1/1)

乙です


703以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/09(火) 05:19:41.72twYRriFaO (1/1)

乙です


704 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/09(火) 22:39:14.60d6w2rml9o (2/10)

開始します


705 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/09(火) 22:42:18.00d6w2rml9o (3/10)

島風「今日は連装砲ちゃんセラピールームで寝るみたいだから1人かぁ」

島風「早く寝ちゃえば関係ないよね!」

あかり「島風ちゃんまだ起きてる?」

島風「オウッ!? 提督、じゃなかった、お姉ちゃん?」

あかり「まだ起きてるみたいだね、入ってもいい?」

島風「いいよ!」

あかり「お邪魔しま~す」

島風「一緒に寝に来たの?」

あかり「島風ちゃんがいいならね。それにしても島風ちゃんって寝るときは」

↓1

1  普通のパジャマ
2  ベビードール
3  ネグリジェ
4  浴衣
5  ガウン
6  着ぐるみパジャマ
7  着ない派
8  普段の服
9  ジャージ
10 下着
11 その他自由に


706以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/09(火) 22:42:37.767pV7GAJgO (1/1)




707 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/09(火) 22:48:12.65d6w2rml9o (4/10)

あかり「普通のパジャマなんだ」

島風「普通が1番だよ!」

あかり「それなら何でいつもはあんな服着てるの?」

島風「だって着るの早く済むもん」

あかり「服着てスカート穿くだけなら丈はあんまり関係ないと思うけど」

島風「お姉ちゃんのは着るのめんどくさそう」

あかり「これだって開けて着て閉めるだけだけだから早いよぉ」

島風「そっちの方が早い? じゃあこれからは1番早く済むようにする!」

あかり「1番早く済むように?」

島風「服着ないで寝る」

あかり「着て!」


708 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/09(火) 22:52:48.03d6w2rml9o (5/10)

あかり「柄はいつものセーラ服っぽいのに似てるけどなんだか違和感があるよぉ」

島風「布面積が多いからじゃない?」

あかり「それもあるけど、あっ、リボン付けてないね」

島風「寝るときは外すでしょ普通。お姉ちゃんだってお団子外してるし」

あかり「外したじゃなくて解いただからね? あれだけリボンが大きいとないと印象変わるね」

島風「リボンしか印象ないみたいな言い方~」

あかり「普段はむしろリボン以外に目が行くと思うよぉ」

島風「リボン以外ってどこ見てるの?」

あかり「いや、それはその」

島風「パンツ見てるんでしょ、お姉ちゃんのエッチ!」

あかり「エッチだって思うなら見せびらかすのやめようよぉ!」


709 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/09(火) 23:04:43.42d6w2rml9o (6/10)

島風「お姉ちゃん~」ダキッ

あかり「んぅ、島風ちゃんは甘えん坊さんだよぉ」

島風「甘えん坊よりしっかり者の妹の方が好き?」

あかり「あかりは甘えてくれる方がいいよぉ。甘えられるとお姉ちゃんっぽさ出てくるもん」

島風「じゃあもっと甘える!」ギュッ

あかり「ふふっ、次は自分がお姉ちゃんになる~って言ってたのに」

島風「今は妹だからいいの! しばらくは妹でいるよ!」

あかり「じゃああかりもしばらくはお姉ちゃんでいられるね」

島風「う~、やだ! ずっとお姉ちゃんでいて!」

あかり「ええっ、お姉ちゃんになりたいんじゃないの?」

島風「とにかく、今はお姉ちゃんなんだからお姉ちゃんして!」

あかり「はいはい、妹のわがままを聞くのもお姉ちゃんの務めだよぉ」

島風「ふふん、お姉ちゃん頭なでて!」

あかり「頭なでてほしいの? よしよし」

島風「えへへ~、お姉ちゃん……」ギュッ

あかり(ここまで甘えられるとあかりもうれしい気持ちになるよぉ。何があったのかわからないけど、甘えてもらえるうちにいっぱい甘えてもらうよぉ)


710 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/09(火) 23:14:24.56d6w2rml9o (7/10)

伊168「久しぶり司令官」

あかり「久しぶりって、一緒の鎮守府にいるのに」

伊168「60人くらいいるんだから毎日全員と会うこともないでしょ」

あかり「まあ全員とは会わないけどそんなに会ってなかったっけ?」

伊168「そんなに会ってない、気がするわ」

あかり「う~ん、言われてみればそんなに会ってないような気もするよぉ」

伊168「陸でまで隠れてる必要ないのにこれじゃいけないわね」

あかり「もっと会いに行った方がいいかな?」

伊168「別に司令官が来たいときに来てくれればいいわ。あんまり会えないと嫌いになっちゃったのかなって思うこともあるけど」

あかり「嫌いになんてならないよぉ!」

伊168「わかってる、60人近くのコンディション見て回るの実際大変だしね。どうしてもあぶれちゃうことはあるわ」

伊168「こうして秘書艦として回ってくるだけありがたいってものよ」

あかり「そう言ってもらえると助かるよぉ」

伊168「わかっちゃいるんだけどねぇ、複雑なものね心っていうのは」

あかり「な、なるべく久しぶりにならないように気をつけるよぉ」


711 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/09(火) 23:21:35.37d6w2rml9o (8/10)

伊168「暇なときはスマホ弄ってばかりいるイムヤも悪いんだけどね」

あかり「秋月ちゃんと仲良くなれそうだね」

伊168「コンシューマのゲームは長くて疲れるわ。スマホみたいに気軽にポチポチできる方がいいの」

あかり「でも前にイベントがどうとかですごいやりこんでた気がするけど」

伊168「そりゃあイベントのときはやるわ。メリハリが大事なのよメリハリが」

あかり「暇なときずっと弄ってるならそんな変わらない気がするよぉ」

伊168「意気込みが違うのよ!」

あかり「ま、まあ、やりすぎて体壊さないようにね。秋月ちゃん妖精さんが作ったっていうゲームやってからなんか様子変だったし」

伊168「艦娘はそこまでやわじゃないわ、心配しないで」

あかり「今が元気そうだからそこまで心配もいらない気がするね。さてと、それじゃあこれから何する決めるよぉ」

↓1

1 艦娘との交流(>>558-559)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う


712以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/09(火) 23:21:42.76wGGsgE3UO (1/1)

1朝潮


713以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/09(火) 23:27:05.79ff4xhJnDO (1/1)

7秒って……脊髄腱反射か何か?(ドン引き)


714 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/09(火) 23:37:03.71d6w2rml9o (9/10)

朝潮「ふぅ……」

あかり「朝潮ちゃん何見てるの?」

朝潮「司令官、この前の遊園地撮ってもらった写真です」

あかり「写真ちゃんと飾ってくれてるんだ」

朝潮「当たり前です、司令官との大切な思い出ですから」

あかり「最後は色々あったけどね」

朝潮「まったく、でばがめだなんて皆さん趣味が悪い」

あかり「みんなも普通に遊園地を楽しめばよかったのにね」

朝潮「文月さんと秋月さんはそうしていたみたいですがね。私も立場が逆なら同じことをしていたでしょうし強くは言えませんが」

あかり「この写真よく撮れてるよね」

朝潮「はい、いい人に撮ってもらえましたね」

あかり「後ろの方に熊野さんが写ってる熊野さんもくっきりだもん」

朝潮「えっ、あっ本当だ! これはどう見てもわざとですね、熊野さん!」

あかり「気づいてなかったんだ」

朝潮「だ、だって、司令官のことばかり見ていたから……」

あかり「えっ?」

朝潮「な、なんでもないです! それよりも、今日は何しましょうか?」

↓1

1 山雲のところへ遊びに行く
2 ちょっと過度にスキンシップ
3 可愛いもの探しの旅その2
4 その他自由に


715以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/09(火) 23:37:15.35c9zAu/awO (1/1)




716 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/09(火) 23:54:43.77d6w2rml9o (10/10)

あかり「何しよっか?」

朝潮「例によって決まってないんですね、では」

あかり「では?」

朝潮「また適度な触れ合いをしましょう!」

あかり「我慢も必要だって言ったのに」

朝潮「前から時間が経ってるので我慢してますよ」

あかり「そんなに経ってないからね。もぉ、そんなにしたいの?」

朝潮「はい!」

あかり「即答なんだね。しょうがないなぁ、まだ朝なのに」


717 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 00:05:22.97TJOlvf/Wo (1/14)

朝潮「えっと、してくれるんですか?」

あかり「うん、いいよぉ」

朝潮「今日はやけにあっさりとしていますね。前は小細工を弄さなければ頷いてくれなかったのに」

あかり「そうやってみんなが色々やってとかしてとか言うから、あかりにもそういう気持ちができたんだよぉ」

朝潮「し、司令官にもそういう気持ちが!?」

あかり「変じゃないかなって京子ちゃんに相談して、変じゃないよって言ってもらえた」

あかり「それでもちょっと怖いなって思ってたんだけど、山雲ちゃんとお風呂でちょっとしてわかったんだよぉ」

朝潮「ちょっと待ってください、山雲となんですって?」

あかり「山雲ちゃんとお風呂で勉強したんだよぉ、エッチなことするのがどういうことなのかって」

朝潮「べ、勉強!?」


718 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 00:34:56.25TJOlvf/Wo (2/14)

あかり「それでわかったんだよぉ。あかりはただ伝えたいだけなんだって」

朝潮「伝えたい?」

あかり「うん。みんなが好きだって気持ちを伝えてくる分、あかりも好きだよって気持ちを返してあげたい」

あかり「口だけじゃなくて手で触れ合うとか、そういうことでもっとよく伝えられるように」

朝潮「し、司令官……」

朝潮(なんて純粋な。私なんていやらしい気持ちに塗れてるというのに……)

あかり「だからそう、言われてするんじゃだめだよね。あかりから伝えないと」

あかり「朝潮ちゃん、あかり触ってもいい?」

朝潮「はっ、はい、どうぞ……」

あかり「それじゃあ触るね……」スッ

朝潮「んぅっ……!」ビクッ

あかり「えへへ、まだちょっとはずかしいよぉ」モミモミ

朝潮「んくっ……あぁ……!」

朝潮(これは、前よりも強く感じるのは、なんで……)

朝潮(司令官が進んでやってくれてることへの喜び? 司令官がそういう意図を持ってやっているから?)

朝潮「あぅっ……はぁ……」

朝潮(どっちも、だ……私の意思と……司令官の意思、どっちも、違うから……)

あかり「気持ちいい、朝潮ちゃん?」

朝潮「は、はい……司令官っ……」

朝潮(愛でるような、この触れ方……本当に、好きを、愛を伝えるような……優しい、触れ方……)

朝潮「司令官の気持ちっ……伝わって、きます……! こんな、小さな胸、にもっ……んぁっ……!」

あかり「そっか、よかったよぉ。今までの伝えてもらった朝潮ちゃんの気持ちの分、あかりからも全部伝えられるようにするね」

朝潮「そん、むり、ですよ……今も、私、しれいか……んへの、思いがぁん……あふれてるのに……」

朝潮「わたしの、思いと……くぅっん…しれいかんのが、混ざっ、てぇ、いっぱいいっぱいに……」

朝潮「しれ、かん……やっぱり、てだけでなく、くち、も……」

あかり「うん、言葉にするのも大切だよね」

朝潮「そう、すが……いま、ちがぁ、ん……」

あかり「……今は言葉より行動の方がいいみたいだね」チュッ

朝潮「はふっ……」

朝潮(わたしにも、しれいかんにも、意思があって……のぞんで、て……)

朝潮(あぁ、これはもう、睦事と呼んでよいのではないでしょうか……)


719 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 01:07:32.75TJOlvf/Wo (3/14)

朝潮「はぁ、はぁ……」

あかり「また適度超えちゃった気がするよぉ」

朝潮「そう、ですね……これは朝からは、ちょっと過度、です」

あかり「ごめんね、やりすぎちゃったよぉ」

朝潮「いえ、いいんです。こんなに、私への想いを溜めていてくれたんだと、喜ばしく、思います……」

あかり「朝潮ちゃんがそういうことばっかりするからだよぉ」

朝潮「そういうことばかりでは……してますね」

あかり「朝潮ちゃんが想いを伝えてくれるたびに、あかりの想いも強くなっていったんだよぉ。それを返しただけ」

朝潮「そ、それじゃあ、私が伝えてた司令官への想いは、全部返されてしまったということですか?」

あかり「あれ? そういうことに、なるのかなぁ?」

朝潮「なら、私も返します。司令官からもらった分と返された分、そして新しく湧いた分も全部」

あかり「じゃああかりもそれを返してあげないとね。あかりの新しい想いも含めて」

朝潮「そんなこと繰り返してたら最後にはとんでもないことになってしまいます」

あかり「受け止めきれなくなっちゃいそうだよぉ」

朝潮「だ、だから、そういうときは、発散を……」

あかり「発散?」

朝潮(やっぱり、まだしたことない、知らないんだ……私が教え……でも今は、なら、見せ……)

朝潮「~~~っ!」バタバタ

あかり「朝潮ちゃん?」

朝潮(い、今はもうさすがに許容が……一旦落ち着こう)

朝潮「また今度、教えてあげます」

あかり「あかりそういう知識全然ないからね、教えてくれるとうれしいよぉ」

朝潮(あぁ、本当になんて純粋。それに比べて私はこんな浅ましい想いを)

朝潮(この純粋さをこんなことに向けさせた一翼を担っていることが、たまらなく心地いいなんて)

あかり「それじゃあ、またね朝潮ちゃん」

朝潮「は、はい、また」

朝潮(『また』があると聞いてこんなにも体がうずいてしまう。私はもう、どうしようもないところまで倒錯してしまっていますね)

朝潮(ならばいっそ、突き詰めてしまう方に……)


720 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 01:09:29.44TJOlvf/Wo (4/14)

今回はここまでです

もはや(貞操観念が)ゆるゆりになってきてしまっていますね
これも長期化の弊害ですね


721以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/10(水) 01:16:42.13PHa7pQePO (1/1)

乙です


722以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/10(水) 07:10:27.753+J3wUIBO (1/1)

乙です


723 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 22:36:15.42TJOlvf/Wo (5/14)

開始します


724 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 22:38:38.52TJOlvf/Wo (6/14)

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100未満。☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖  大鯨
山城☆  吹雪    北方棲姫☆
間宮   霧島    若葉☆  
Bep   天龍    島風
筑摩   長門    五月雨☆ 
鳳翔   谷風    浦風
球磨   酒匂    愛宕 
武蔵   伊58    川内
雲龍   離島棲鬼 戦艦棲姫 
伊168☆ 明石☆  舞風☆  
葛城☆  如月   駆逐棲姫☆     
陽炎     


725 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 22:39:18.71TJOlvf/Wo (7/14)

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100。☆は秘書艦経験済み)
蒼龍   叢雲   白雪
加賀☆ 山雲   足柄☆
扶桑   大和☆ ビス子☆
千歳☆ 熊野   古鷹
金剛☆ 神通   浜風☆
文月   大鳳☆ 三日月☆
瑞鳳☆ 朝潮☆ 秋月☆
夕立   千代田 瑞鶴☆
春雨☆ 名取☆ 卯月☆
那珂☆


726 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 22:41:34.80TJOlvf/Wo (8/14)

あかり「そういうことするのはいいけど朝起きてすぐっていうのはいけなかったかもしれないよぉ」

あかり「時間と場所は考えないとだめだって金剛さんも京子ちゃんも言ってたもんね」

あかり「気をつけないと。さてと、これからは何をしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>724-725の朝潮以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う


727以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/10(水) 22:42:22.61bMvXgLhko (1/1)

1若葉


728 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 22:55:33.45TJOlvf/Wo (9/14)

若葉「うん、美味いな」

あかり「若葉ちゃん! あっ、パン食べてる」

若葉「なんだ提督」

あかり「もうあそこのパン屋さん開いてる時間なの?」

若葉「いや、これは昨日のうちに買っておいた分だ」

あかり「買い置きしてたの?」

若葉「そうだ。朝食にしようと思って。足柄が担当だと朝から重い」

あかり「あはは、足柄さんは量重視した作り方するもんね」

若葉「あの高校生くらいの店員に、今日はお姉ちゃんは一緒じゃないのって聞かれた」

あかり「お姉ちゃん? あかりのこと?」

若葉「若葉が慣れてなさそうだからそう見えたらしい」

あかり「えへへ、あかりお姉ちゃんに見られてたんだぁ」

若葉「若葉の方が姉だと言っておいたから」

あかり「何で言っておくの!?」

若葉「言っておきたかったから」

あかり「もぉ、確かに慣れたら若葉ちゃんの方がお姉ちゃんっぽいけど」

若葉「また来るって言ったから行かないと」

あかり「言っちゃったなら行かないとだね」

若葉「ふっ……それで、今日は何の用だ?」

あかり「遊びに来たよぉ。何するかは~」

↓1

1 24時間寝なくても大丈夫なことについて
2 刺激的なことを探す
3 まったりする
4 その他自由に


729以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/10(水) 22:58:28.27rHLIJj1K0 (1/1)

1


730以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/10(水) 22:58:36.42nc6QivlzO (1/1)




731 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 23:05:49.73TJOlvf/Wo (10/14)

あかり「若葉ちゃんが本当に24時間寝なくても大丈夫なのか知りたくて」

若葉「本当だ」

あかり「じゃあいつもずっと起きてるの?」

若葉「寝なくても大丈夫なだけで眠れないわけじゃない」

あかり「じゃあ、いつもは寝てるんだね」

若葉「提督とも一緒に寝たことあるだろう」

あかり「あっ、そっか、着ない派……」

若葉「あれも悪くない。提督もどうだ?」

あかり「いや、あかりはパジャマあるから」

若葉「もこもこしていて寝にくいだろうに」

あかり「それは若葉ちゃんが裸だから外の毛に当たってるだけだよぉ」


732 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 23:15:06.37TJOlvf/Wo (11/14)

若葉「夜は暇だ。起きてても大丈夫だけどすることがないから寝る」

あかり「この辺遊ぶところなんてうちしかないもんね」

若葉「そうなっていることの是非は置いといてまあ事実だ。でもたまに夜に歩き回っていることもある」

あかり「そうなの?」

若葉「ああ。そういう気分のときがときどきあるんだ」

あかり「あかりも時々夜のお散歩することがあるよぉ」

若葉「夜はいつもと雰囲気が違うから、少し楽しい」

あかり「わかるよぉ、ちょこっと冒険してるみたいな感じがするんだよね」

若葉「川内が来てからはたまにうるさいときがあるけど」

あかり「あかりはまだ遭遇したことないよぉ夜の川内さん。1回夜戦には行ったけど」

若葉「夜中にあのテンションはついていけない。若葉は昼でもついていけなさそうだけど」

あかり「夜戦場を作ってあげたから最近はそっちにいるのかな?」

若葉「いや、昨日は近くの竹林で竹にチョップしてカラテを鍛えていた」

あかり「近くに竹林なんてあったっけ? ここ海岸線だよね?」

若葉「気にするな」


733 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 23:24:59.16TJOlvf/Wo (12/14)

若葉「秋月の部屋は夜遅くまで電気がついてる」

あかり「ゲームしてるんだね」

若葉「部屋の外に悔しそうな声とかが漏れてくる。秋月は感情豊かだなと思うよ」

あかり「最近は会いに行くと毎回ゲームに感情をぶつけてるような気がするよぉ」

若葉「明石の部屋もたまに遅くまで明るいときがあるな」

あかり「明石さんも?」

若葉「ああ。部屋から妖精が出てくるところを見ると、また何か悪巧みをしているんだろう」

あかり「悪巧みって言い方はひどいよぉ」

若葉「悪巧みだろう?」

あかり「う~否定はできないよぉ」

若葉「まあ、若葉個人としては刺激的なのは好きだから嫌いじゃないけどな」

あかり「若葉ちゃん色んなところを見て回ってるんだね」

若葉「大半はしっかり寝ているが少しだけ生活が垣間見えるのが楽しい」

あかり「じゃあ、今度あかりも一緒に行くよぉ」

若葉「若葉の夜の散歩にか?」

あかり「うん。若葉ちゃんと一緒に24時間起きてる!」

若葉「若葉も徘徊するときは24時間起きてるというわけでもないんだが。それよりも、提督はたまには自分の部屋で寝たほうがいいぞ」

あかり「えっ、なんで?」

若葉「……いや、みんなの楽しみを奪うのも悪いし忘れてくれ」

あかり「楽しみってなに!? あかりのいない間に何が起きてるっていうの!? ねぇ!?」


734 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 23:32:44.01TJOlvf/Wo (13/14)

若葉「無理に起きていようとすると体に悪い」

あかり「でもだいぶ起きてられるようになったんだよぉ。あかりいつもは9時越えたら眠くなってたもん」

若葉「その歳でそれは逆に体に悪い」

あかり「いや、何歳でも早寝は体にいいと思うよぉ」

若葉「一緒に来るというなら止めないけど。楽しみにしてる」

あかり「あかりも楽しみにしてるよぉ!」

若葉(以前はよく外出に同伴してもらっているのが自慢だったけど、それもなくなった)

若葉(それでもまたこうして一緒に出かける約束を重ねることができている)

あかり「それじゃ、またね若葉ちゃん」

若葉「ああ、また」

若葉(また会おうって、あっちから言ってくれる。それだけでちょっとうれしい)

あかり「お昼までちょっと時間あるね、どうしようか」

↓1

1 艦娘との交流(>>724-725の朝潮、若葉以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う


735以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/10(水) 23:33:14.23tWAknPreO (1/1)

1五月雨


736 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/10(水) 23:49:29.43TJOlvf/Wo (14/14)

五月雨「はぁ、昨日のことが鮮烈に頭にこびりついてしまってるよ」

五月雨「マッサージであんなに気持ちよくなるんだ、胸とか触られてないのに」

五月雨「ここら辺、違う? ここ?」

あかり「ここだよぉ」ツン

五月雨「うんっ……提督!?」

あかり「昨日どこマッサージしてたのか探してたんでしょ? ここだよ」ツンツン

五月雨「ふっ……な、なんでこんなところ、1回で当てられるんですか」

あかり「なんとなくかなぁ。ここが気持ちよさそうだなぁってところがわかる気がするの。人それぞれ違うんだけどね」

五月雨「その才能を持っているのが提督でよかったです。もっとアレな人が持ってたら大変でしたよ」

あかり「アレって?」

五月雨「あ、アレはアレです! とにかく、悪用しちゃだめですからね?」

あかり「悪用するってマッサージするときにしか使い道ないよぉ」

五月雨「じゃあむやみやたらにしないでください。それで、今日は何のお話ですか?」

↓1

1 改になった証をどうするか
2 ドジしないようにを口実にしてくっつく五月雨
3 ドジっ子を直すにはどうすればいいか
4 その他自由に


737以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/10(水) 23:49:38.75f2pAX0vyO (1/1)

1


738以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/10(水) 23:49:55.42M0RVQ6+iO (1/1)

2


739 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 00:00:38.352JwO2Wavo (1/14)

あかり「改になった証をどうしようかなぁって」

五月雨「改になった証、服を変えるんでしたか」

あかり「そう。改造しても姿が変わらない人は改造しましたってわかりやすいように、服とかを変えるんだよぉ」

五月雨「もしかして朝潮さんがねこみみとしっぽをつけているのはそれで?」

あかり「そうだね、改になりましたよって証だよぉ」

五月雨「朝潮さんとそういう、ぷ……お戯れをしているのかと」

あかり「違うよぉ。あと叢雲ちゃんの服も改になったときに買った、あかりの中学校の制服に似てる服なんだよぉ」

五月雨「提督の通う中学校の」

あかり「同じのなんじゃないかってくらい見分けがつかないよぉ」

五月雨「動物の耳をつけるよりはそっちの方がいいです」

あかり「五月雨ちゃんには何が似合うのかなぁ」

↓1

1 春雨までの白露型と同じ服
2 江風、海風と同じ服
3 七森中の制服と似た服
4 そのまま
5 その他自由に


740以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 00:00:47.63R+4dyPtNO (1/1)




741以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 00:01:05.79Iv9qvm0hO (1/1)

5髪型をポニーテールに結ぶ


742 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 00:15:47.982JwO2Wavo (2/14)

五月雨「以前に言っていたように、夕立や春雨と同じ服でいいですよ」

あかり「姉妹でお揃いでいい?」

五月雨「はい。私の下の海風達はまた違うようなんですが、そちらは海風型とも呼ばれる括りがありますので」

あかり「吹雪ちゃんが特型では電ちゃんまでのお姉ちゃんなのに、吹雪型だと違うのと同じ?」

五月雨「ん、まあ似たようなもの、とも言えないような言えるような。とにかく分けられることはたまにあるんですよ」

あかり「建造された時期だけじゃなくて建造されてからも色々あるんだね」

五月雨「軍属ですので」

あかり「それじゃあ、夕立ちゃん達と同じのにしよっか」

五月雨「それはいいんですが、どうするんです? 夕立達はあれを買ったわけじゃないですよね?」

あかり「妖精さん」

妖精(猫吊るし)「こちらに」

五月雨「ええっ、私の分用意していたんですか!?」

妖精(猫吊るし)「こんなこともあろうかと」

五月雨「どんなことがあるって想定していたんですか。実際役に立ちましたが」


743 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 00:24:59.542JwO2Wavo (3/14)

妖精(猫吊るし)「私はねもっと冒険してもいいと思うんですよ。体操服とかスク水とか」

あかり「スク水は潜水艦のみんなが着てるよぉ」

妖精(猫吊るし)「くっ、普段からコスプレみたいな格好してる人が多い分、コスプレで得られる非日常感が薄れてしまっている!」

あかり「最初は驚いたけどもう慣れたよぉ」

妖精(猫吊るし)「こうなったらもう婦警とかナースとか職業系に手を出すしか」

あかり「妖精さんはみんなをどうしたいの?」

五月雨「着替え終わりました!」

あかり「あっ、お帰りなさい」

五月雨「どうですか?」

あかり「よく似合ってるよぉ。さすが姉妹だね」

妖精(猫吊るし)「私としては以前の服の方が脇を攻めていて好みだったんですが」


744 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 00:37:54.792JwO2Wavo (4/14)

夕立「何してるっぽい?」

春雨「あっ、五月雨の服」

駆逐棲姫「夕立達と似ている」

あかり「改になったからみんなに合わせたんだよぉ」

夕立「お揃いっぽい~!」

五月雨「今まで白だったのが黒になったので印象も変わりますよね」

春雨「確かに。でもよく似合ってるよ」

駆逐棲姫「うん、似合ってる」

あかり「こうして見てみるとわるさめちゃんの服にもちゃんと名残があったんだね」

駆逐棲姫「確かに、似ている」

妖精(猫吊るし)「ならこっちにすればよかったですね。脇攻めてますし」

五月雨「さっきから脇にこだわりすぎですよ」

夕立「服装もおそろいで仲良し姉妹っぽい~!」

春雨「海風からはまた違う服装になるみたいですけどね」

五月雨「ううん、同じ服装になると際立ってしまいますね、差が」

春雨「それは私も同じだから」

駆逐棲姫「数的にあっちが浮いてるから」

夕立「お揃いなのに仲間はずれっぽい!?」

あかり「そこのことは脇に置いて、これからも姉妹として仲良くして行ってね4人ともね」

夕立「は~い!」

春雨「ええ、そうですね。4人ともです!」

駆逐棲姫「……うん」

五月雨(こうして姉妹らしくしていれば、いつか自然と呼べるようになるかな。姉さんって)


745 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 00:39:12.462JwO2Wavo (5/14)

今回はここまでです

今回のイベントは本当に小規模みたいですね
例によって掘りもいいみたいですしやる気出してがんばりましょうか


746以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 00:43:45.24wCISk0SNO (1/1)

乙です


747以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 01:02:33.29ooiwUaMXO (1/1)




748以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 01:04:57.38uyoW3gcmO (1/1)

乙です


749 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 22:32:36.622JwO2Wavo (6/14)

開始します


750 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 22:38:55.052JwO2Wavo (7/14)

伊168「改造ねぇ」

あかり「イムヤちゃんはまだ改造してないよね」

伊168「まだ練度足りないしね。潜水艦は割りと高めなのよ」

あかり「じゃああめ使わないと無理だね」

伊168「そこまで改造したいわけじゃないから無理にしなくていいけど」

あかり「練度上がってるときは苦しくなるし無理にすることはないよね」

伊168「スマホのタップ速度が上がるならやりたいかも」

あかり「ううん、身体能力は上がるみたいだけど」

伊168「でも今でも読み込みが間に合わないくらいには早くできるし、どっちかというとスマホを改造したいわ」

あかり「それは練度関係ないよぉ」

伊168「壊れたらいやだししないけどね。さてと、それじゃあお昼からはなにしましょうか?」

↓1

1 艦娘との交流(>>724-725の朝潮、若葉、五月雨以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う


751以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 22:39:28.81RP4l+1H7o (1/2)

1川内


752以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 22:39:54.66TgIIyggDO (1/1)

1浦風


753 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 22:50:41.472JwO2Wavo (8/14)

川内「ぐ~」

あかり「川内さん、寝てる」

川内「ん~……」ゴロッ

あかり「あっ、お布団がずり落ちちゃったよぉ」

あかり「お腹も出てるしかけなおさないと」スッ

川内「布団より提督で隠すよ!」グイッ

あかり「きゃあっ! 川内さん起きてたんですか?」

川内「ふふん、提督が来る気配がしたから寝た振りして待ってたんだよ」

あかり「何で寝た振りする必要があるんですか?」

川内「そんなのこうやって寝床に引きずりこむために決まってるじゃん」

あかり「もぉ、引きずり込まないでください」

川内「んふふ、いいじゃん。このまま一緒にお昼寝して夜になったら夜戦しよ」

あかり「お昼寝するのはいいですけど、夜まではいられませんよぉ」

川内「ちぇっ、それじゃあなんかしようか。何する?」

↓1

1 夜戦場の使い心地について
2 夜の過ごし方について
3 あかりを弄って遊ぶ
4 その他自由に


754以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 22:51:22.35QQeVC9GEO (1/1)




755以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 22:51:50.66+cCjrkrAO (1/1)

カラテのトレーニングについて


756 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 23:01:06.612JwO2Wavo (9/14)

あかり「そうだ、夜戦場の使い心地はどうですか?」

川内「あぁ、結構いいよ。中々楽しいね」

あかり「役に立ってるならよかったです」

川内「深海棲艦のロボットも結構増えてて、今ではヲ級とかもいるんだよ」

あかり「前はイ級だけだったのに妖精さん達がんばったんですね」

川内「相手がロボットだから砲雷撃だけじゃなくて、カラテ重点で戦えるのがいいね」

あかり「普通の戦いとは違う戦い方ができるんですね」

川内「天龍とかも喜びそう。刀使って戦えるしね」

あかり「叢雲ちゃんもマストで戦えるから喜ぶかもしれませんよぉ」

川内「それだけじゃなくて普通なら隙だらけなアクロバティックな動きで戦えるし、実際派手で楽しい」

あかり「あかりも安心して見ていられますよぉ」


757 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 23:08:21.212JwO2Wavo (10/14)

川内「また今度見に来てよそこらの演劇よりは楽しませる自信がある」

あかり「はい、見に行きますよぉ」

川内「その後は休憩室で私と一緒にテレビ見ようね」

あかり「え、ええっ、あそこのテレビはその……」

川内「もしかして誰かと見たことある?」

あかり「この前夕立ちゃんと」

川内「ふぅん、夕立とねぇ。で、提督はどんなの見たのかなぁ?」

あかり「え、えっと、気になるんですか?」

川内「うん、提督がどういうの好きなのか気になるよ」

あかり「いや、好きだなんて内容なんて知らなかったですし! あんな、女の子同士でえ、エッチなことして武器になるようなの……」

川内「ふむふむなるほどぉ、提督はああいうのが好きなんだね」

あかり「だから違いますって!」


758 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 23:31:04.432JwO2Wavo (11/14)

あかり「妖精さんも何であんなのを休憩室に置くのかな。もっとリラックスできるようなのを置けばいいのに」

川内「例えば?」

あかり「アニメにしてももっとこう、ミラクるんみたいなのとか!」

川内「ミラクるんってどんな話なの?」

あかり「胡桃っていう女の子が変身する魔女っ子ミラクるんが、世界を羞恥心で満たそうとするギガギガ団と戦うお話ですよぉ」

川内「羞恥心で満たす?」

あかり「男の人のズボンを全部半ズボンにしたりするんです。そこをミラクるんがミラクるんドンキって金槌でガンボーを叩いて」

川内「ええ……そんなのよりはあれの方が面白いよ」

あかり「すごく面白いんですよぉ? 何回も映画になってて子供にも大人気なんです!」

川内「それが子供に大人気って、現代人の感性は私にはわかんないわ」

あかり「川内さんも見たら絶対好きになると思いますよぉ」

川内「そんなの見るより、私が提督を羞恥心で満たす方がいいなっ!」ガバッ

あかり「きゃあ、川内さん!」

川内「ふふふ、提督がいっつも休憩室にいてくれれば、あれも必要ないんだけどね~」コチョコチョ

あかり「んあぁん……くすぐったいですよぉ」

川内「でも、2人でああいうの見るのもいいというか、気分を盛り上げるというか」

あかり「気分って、なんのですか?」

川内「そんなの決まってるじゃない、や、せ、ん」

あかり「夜戦? それ見てもう1回夜戦するんですか?」

川内「ん~、わからない子にはこうだよ!」ムニムニ

あかり「ひゃあんっ!」

川内(ふふっ、夜戦場もできたしこういう事したいと想える人もいるし。割と私満ち足りてる気がするな)

川内(ありがとね、提督)


759 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 23:35:39.032JwO2Wavo (12/14)

あかり「川内さんはいつもこうなんですから」

川内「猥褻が一切ないでしょ」

あかり「猥褻しかないですよぉ」

川内「そんなことないよ、愛情だって同じだけあるんだよ」

あかり「……そういうこと言っても誤魔化されませんからね! あかりはもう行きますよぉ」

川内「見に来るって約束、ちゃんと守ってね」

あかり「はい、また見に行きますよぉ」

川内「絶対だよ。それじゃあ、オタッシャデー」

あかり「ううん、やっぱり当然のようにされるのはまだ慣れないよぉ」

あかり「これから慣れて行こう。さてと、これからはどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>724-725の朝潮、若葉、五月雨、川内以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う


760以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 23:35:50.49lc1Gj7w20 (1/1)

1 北方棲姫


761以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 23:36:19.79jvw+V2iOO (1/1)

1如月


762 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 23:45:44.132JwO2Wavo (13/14)

北方棲姫「ンーンー」

あかり「ほっぽちゃんなんだかご機嫌?」

北方棲姫「アカリ! モウスグバレンタイン!」

あかり「そういえばもうすぐだね」

北方棲姫「チョコタベラレル!」

あかり「あげるじゃなくて食べられるなんだね」

北方棲姫「アカリモチョコホシイノ?」

あかり「くれるならうれしいよぉ」

北方棲姫「ジャアツクルカラアカリモツクッテ! コウカンスル!」

あかり「そうだね、交換しようか」

北方棲姫「オッキイノツクルカラ、アカリハソレイジョウニオオキイノ!」

あかり「あかりの方がおっきいからね」

北方棲姫「ゼロノカタチノ!」

あかり「そ、それはあかりには無理だから間宮さんか伊良湖さんに頼んでほしいなぁ」

北方棲姫「ソレデ、アカリハナンノヨウ? アソブ?」

あかり「遊びに来たよぉ。何しよう?」

↓1

1 普通に喋る練習
2 チョコレートを作る
3 あかりに甘える
4 その他自由に


763以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 23:46:14.43RP4l+1H7o (2/2)

2


764以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 23:46:48.40U/Fe0rXsO (1/1)




765以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/11(木) 23:50:42.63OmkjbaDQO (1/1)

4イ級について


766 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/11(木) 23:53:17.112JwO2Wavo (14/14)

北方棲姫「チョコレートツクル!」

あかり「もう作っておくの?」

北方棲姫「ツクリオキスル」

あかり「当日に作ってたら間に合わないかもしれないしね」

北方棲姫「イマカラツクッテタノシミニスル!」

あかり「そうだね、楽しみになるよぉ」

北方棲姫「イコウ!」

あかり「うん、行こっかほっぽちゃん」

北方棲姫「イソゲー」ギュッ

あかり「もう夕方だけどそんなに急がなくても、引っ張らないでぇ」

北方棲姫(コノテブクロハ、ハズシテタホウガヨカッタカモ)


767 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/12(金) 00:01:22.793qfpXEJXo (1/5)

北方棲姫「ツイタ!」

あかり「はぁ~、来るだけで疲れちゃったよぉ」

卯月「司令官ぴょん?」

春雨「あっ、司令官?」

如月「あらぁ、ほっぽちゃんと司令官も作りに来たのぉ?」

浜風「提督がいらっしゃるとは」

叢雲「……っ!」

北方棲姫「ウヅキタチモ、バレンタイン?」

春雨「そうですよ、バレンタインのチョコを用意しています」

あかり「それはいいんだけど、春雨ちゃんの服は何でメイド服っぽくなってるの?」

春雨「いやあの、五月雨が服を変えましたし私もちょっと変えてみたい気分で。いつもの服のデザインを踏襲してるのでお揃い感は崩れないかと」

あかり「確かにいつもの服っぽいよぉ。そんなふうに改造もできたんだね」

春雨「妖精さんに感謝ですね」

北方棲姫「アカリ、ワタシタチモハヤク!」

あかり「あっ、そうだね。早く作ろう。まだチョコ残ってる?」

如月「残ってるわよ~たっぷりと。たくさん愛情を込めて如月に頂戴ね。このバケツに込めた分につりあうくらいには」

あかり「そ、それちょっと多くない? 全部あかり用だったら食べきれないよぉ」


768 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/12(金) 00:19:57.733qfpXEJXo (2/5)

北方棲姫「キサラギヨリオオキイノツクル」

あかり「大きければいいってわけじゃないと思うよぉ」

如月「大きければ大きいほど愛情を込める容量も増えるのよ~」

卯月「でも小さかったからその分愛情の比率が増すぴょん」

浜風「私はクッキーなので数で勝負します。もちろん質も考慮していますが」

春雨「なら、私はシチュエーションで! メイド服だからメイドっぽく渡して!」

北方棲姫「ンー? ドウスルノガイチバン?」

叢雲「ほっぽの好きなように作ればいいのよ。好きだって気持ちを伝えるためのものなんだから」

北方棲姫「ソッカ! ジャアゼロツクル!」

叢雲「いや自分の技術力は考慮しなさいよ?」

あかり「叢雲ちゃんもバレンタイン?」

叢雲「ええ、そうよ、悪い?」

あかり「ううん、前のもおいしかったからうれしいよぉ」

叢雲「あ、あれは私が買って来たんじゃないって言ったでしょ! 落ちてたの!」

卯月「落ちてたチョコレート司令官にあげたぴょん?」

叢雲「と、届けただけよ。包装紙に包んであったし問題ないでしょ!」

浜風「それじゃあ今回は手作りなんですね」

叢雲「ふ、ふんっ、まあ、なによ、色々感謝するべきことはあるし? 分身との約束もあるし? 一応よ一応!」

春雨「さっき自分で好きだって気持ちを伝えるものだって言ってましたよね」

叢雲「いい、一般論よ! 私は一般論では語れないの!」

如月「ふふっ、素直じゃないのね叢雲ちゃんは」


769 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/12(金) 00:25:53.143qfpXEJXo (3/5)

北方棲姫「アッ……」

あかり「翼が折れちゃったね」

北方棲姫「ゼロ、ムズカシイ……」

あかり「飛行機の形を作るのは難しいよぉ」

北方棲姫「ミナガラツクル」

あかり「あっ、あかりがあげたゼロだね」

北方棲姫「ン、ミナガラナラツクレル」

あかり「見ながらでも難しいと思うよぉ」

北方棲姫「ガンバル!」

あかり「そっか、がんばってほっぽちゃん」

北方棲姫「シンチョウニ……」

あかり(ほっぽちゃんががんばってる姿を見ると応援したくなるよぉ)

あかり(お姉ちゃんもあかりががんばってるときこういう気持ちだったのかなぁ?)


770 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/12(金) 00:46:42.533qfpXEJXo (4/5)

北方棲姫「デキタ!」

あかり「わぁ~すごい!」

春雨「そっくりにできてる」

浜風「見ながら作ったとはいえ、この完成度はすさまじいですよ」

北方棲姫「ガンバッタ!」

あかり「うん、がんばったねほっぽちゃん!」ナデナデ

北方棲姫「フフフッ……ゼロ、ツクレタ!」

卯月「元々イベントごとに敏感で艤装の形も変えてたもんね、造形とかそういうの得意なのかもしれないぴょん」

叢雲「ただ大きいのを作るよりはあっちの方が手間がかかってて、愛情が篭ってる気がするわね」

如月「そうねぇ、バケツいっぱいの愛情じゃ心もとないわぁ」

春雨「私も工夫して作り直そう!」

あかり「みんなほっぽちゃんのを見てやる気が出てきたみたいだよぉ。あかりもがんばらないと!」

北方棲姫「アカリ、アゲル」

あかり「えっ、まだバレンタインじゃないよ?」

北方棲姫「マダジカンアルカラ、ソレハヒゴロノオレイ!」

あかり「お礼なんていいのに。ありがとう、大事に食べるよぉ」

北方棲姫「ホンバンハジツブツダイノツクッテアゲル!」

あかり「実物大って本物の大きさ!? そ、それは作るのも食べるのも無茶だよぉ!」

北方棲姫「ナラ、コンドハレップウカイ」

あかり「ほっぽちゃんがここで作ったやつだね。それも難しいけどほっぽちゃんなら作れるよぉ」

あかり(そっか、開発するときの応用で作ったのかもしれないよぉ)

北方棲姫(アカリトイッショニツクッタノ、アカリカラモラッタモノ。ワタシモアゲテ、イッショニナル!)

北方棲姫(アカリトイッショニイルノ、タノシイカラ)

如月「そうねぇ、胸の型を取るとか。あぁ、だめねぇ、それには敵わないわ」

浜風「敵わないって、取りませんからね! そんなことするくらいなら塗って直接食べてもらいます」

春雨「逆にチョコを溶かしてわざと司令官に垂らして、舐めとりますってするのもいいかもしれませんね」

叢雲(な、なんか私の想像以上にあれな方向に行ってんだけど、これと渡り合えっていうの? 嘘でしょ?)

卯月(ふっふっふ~、いいタイミングで司令官が来てくれたから~やっちゃうぴょん!)


771 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/12(金) 00:48:38.193qfpXEJXo (5/5)

今回はここまでです
次は卯月の好感度100イベントからはじめます

バレンタインというとチョコが安くなる日ですね
バレンタインさんが世界ではじめてチョコレートを作った記念日とかなんでしょうかね


772以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/12(金) 00:48:51.26uNiJzlegO (1/1)

乙です


773以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/12(金) 00:58:43.46hnXokR9NO (1/1)

乙です
ならホワイトデーはホワイトさんが初めて漫画家さんのためにホワイトを作った日ですね…


774以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/12(金) 01:06:57.068jldWaZc0 (1/1)

乙です

……マジレスすると「女性主体のチョコ贈答」っていうのは日本の製菓メーカーの陰謀
本来は「士気低下の回避のために兵士の結婚を禁じていた中であえて婚礼を執り行ったヴァレンティヌス司祭の処刑日」→恋人の守護聖人(ヴァレンティヌス)の日ということで恋人同士が贈り物をする日、告白の日となったそうな


775以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/13(土) 16:26:24.94exaHth6q0 (1/1)

昨日はぜんぜん来なかった
珍しいな、今日は無理ですとも言わないなんて……小ネタが溜まりすぎてるのかな


776以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/13(土) 17:37:29.53ZGMtMo9zO (1/1)

早漏乙
前は次の日に昨日来れなくてスマンってパターンもあっただろ
大人しく待っとけ


777 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/13(土) 22:37:26.15RhfaBdgio (1/9)

昨日は体調があれだったので来れなかったですすいません
好感度100だけでも先にと思っていましたが結局この時間になってしまいました
今日の終わりに小ネタの募集します見逃してなければ受けた小ネタは全部書いてると思います

開始します


778以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/13(土) 22:39:48.93396t9n4DO (1/1)

うん全部書いてる筈
体調悪いなら無理しなくて大丈夫よ


779 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/13(土) 22:41:19.87RhfaBdgio (2/9)

あかり「さてと夜ご飯食べに行くよぉ」

卯月「司令官」

あかり「ん、どうしたの卯月ちゃん?」

卯月「う~ちゃんの試作品食べてもらいたいぴょん」

あかり「チョコの? 今からご飯食べようと思ってたんだけど、デザートじゃだめ?」

卯月「だめぴょん! 空腹が1番の調味料なんだぴょん!」

あかり「ん~まあ、チョコならご飯には響かないよね」

卯月「ほんのちょこっとぴょん! 味を確かめてほしいぴょん!」

あかり「うん、綺麗なまん丸だよぉ。中に何か入ってるの?」

卯月「それは食べてのお楽しみぴょん」

あかり「それじゃあいただきま~す」

卯月「……」ニヤッ


780 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/13(土) 22:51:13.62RhfaBdgio (3/9)

あかり「ううん、なんだか食べたことのない味がするよぉ。中に入ってるのなに? お酒じゃないよね?」

卯月「お酒ではないぴょん。司令官はまだ未成年だから飲んだらいけないぴょん」

あかり「チョコレートに入ってるくらいなら大丈夫だよぉ。味は、そんなに悪くはないけどおいしくもない? 無味って言うのかな?」

卯月「味しないぴょん?」

あかり「しないよぉ。チョコの味はするんだけどね」

卯月「ぷっぷくぷ~、おいしくないのができちゃったぴょん」

あかり「本番にはおいしくなってるとうれしいよぉ」

卯月「がんばっておいしく作るぴょん! 味見してもらってよかったぴょん!」

あかり「お役に立てて何よりだよぉ。それじゃあ卯月ちゃんも一緒にご飯……」グラッ

あかり「あ、あれ、なんだか体が重くて……眠く……」

卯月「心配しなくても本番はおいしく作るぴょん。今は、おいしくはないのわかってたぴょん」

あかり「卯月ちゃん……?」

卯月「夜ご飯は少し我慢するぴょん、司令官」

あかり「うぅ……意識が……」バタッ

卯月「ふっふっふ~効き目ばっちりだぴょん。機械系だけかと思ったら調薬もできるなんて工作艦はすごいぴょんね~」


781 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/13(土) 22:57:38.90RhfaBdgio (4/9)

あかり「うんぅ……?」

卯月「司令官、起きたぴょん?」

あかり「卯月ちゃん……?」

卯月「おはようだぴょん」

あかり「おはようって、あれ? ここはどこ?」

卯月「う~ちゃんの部屋の、クローゼットの中ぴょん」

あかり「なんであかりそんなところに……えっ、なんでリボンで縛られてるの!?」

卯月「より密着感を出すためぴょん」

あかり「卯月ちゃんも縛られて、あかりと絡まってるの?」

卯月「絡まってるんじゃなくて、絡めたんだぴょん。結構難しかったんだよこうやって縛るの」

あかり「卯月ちゃんが自分でやったの!? な、なんでこんなこと!?」

卯月「だ~か~ら~密着感ぴょん!」

あかり「それがよくわからないよぉ!」


782 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/13(土) 23:09:03.93RhfaBdgio (5/9)

卯月「前に明石の改修工廠でロッカーの中に一緒に隠れたことあったよね?」

あかり「う、うん、だいぶ前のことな気がするけど」

卯月「そのときの再現をしたかったぴょん」

あかり「そのときの再現? どうして?」

卯月「司令官といっぱいくっつけたからぴょん」

あかり「くっつくだけなら狭いところに入らなくてもいいのに」

卯月「分かってないぴょんね、司令官は。広いところでくっつくのと、狭いところでくっつくのじゃ全然違うぴょん」

卯月「狭いところの方が周りに逃げ場がない分密着感は高いんだぴょん」

あかり「そんな気はしないでもないけど」

卯月「だから狭いところがいいぴょん! 司令官といっぱいくっついてたいぴょん!」

あかり「それはわかったけど、リボンでぐるぐる巻きにしなくても……」


783 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/13(土) 23:16:30.68RhfaBdgio (6/9)

卯月「縛られてた方が余計逃げ場がない感があって、密着度がアップするぴょん!」

あかり「そうなの? でもこの体性ちょっとキツい」ゴソゴソ

卯月「ぴょぁ!」ビクッ

あかり「ほら、縛られてるとちょっと動いただけで体が当たっちゃうんだよぉ」

卯月「それが、いいんだぴょん……ちょっと動いただけで当たっちゃうような距離に、いるってことを感じられる」

あかり「それは狭いところにいるだけでも感じられると思うけど」

卯月「より強く感じたいんだぴょん!」

あかり「ああっ、そんなに体揺らすと」グラッ

卯月「あんっ……!」

あかり「卯月ちゃん?」

卯月「はぁはぁ……」

あかり「大丈夫? もしかしてどこか痛いところに当たってない?」

卯月「大丈夫、ぴょん……痛くはない、ぴょん……」


784 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/13(土) 23:32:11.87RhfaBdgio (7/9)

あかり「それにしても、なんで急にこんなこと」

卯月「んっ……うさぎは寂しいと、死んじゃう……」

あかり「でも一昨日京子ちゃん達と一緒に遊んだよね?」

卯月「っていうのは、嘘らしいぴょん」

あかり「えっ、嘘なの?」

卯月「そうらしいぴょん、世話しないと死ぬっていうのが曲解されただけみたいぴょん」

あかり「そうだったんだ、知らなかったよぉ」

卯月「でも、別の習性があるぴょん」

あかり「別の習性?」

卯月「それはずっと発情……好きな人のことを想う感情が強いんだぴょん!」

あかり「そうなんだ、うさぎさんにそんな習性があったなんて」

卯月(司令官にはこう言わないとたぶん伝わらないよね)


785 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/13(土) 23:41:28.33RhfaBdgio (8/9)

卯月「う~ちゃんも同じで、好きな人のことを想う感情が強いぴょん」

卯月「でもう~ちゃんはうさぎじゃなくて艦娘だから好き好きって感情が強くなっても、我慢できるぴょん」

卯月「でもあんまり蓄積しすぎると死なないけど、実力行使に出ちゃうんだぴょん!」

あかり「ぶ、物騒だね」

卯月「それくらい好きなんだぴょん! う~ちゃんはそれくらい司令官のこと……」

あかり「卯月ちゃん……」グラッ

卯月「ぴゃっ……!」ビクッ

卯月(動揺して司令官の足が動いたぴょん……時々来る刺激を待つのもいいけど、時間かかりすぎるともどかしさが勝っちゃうぴょん)

卯月(お腹の下の方がひくひくするぴょん……自分でぐりぐりしたくて、たまらないぴょんっ……!)

あかり「それならそうって言ってくれたらよかったのに」

卯月「へぇっ?」


786 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/13(土) 23:56:23.13RhfaBdgio (9/9)

あかり「あかりと狭いところで密着したいって、そう思ってるなら言ってくれたらよかったのに」

卯月「言ってたら、やってくれてたぴょん?」

あかり「やってたよぉ」

卯月「変なこと言う子だなって思わなかったぴょん?」

あかり「思わないよぉ。むしろ卯月ちゃんはあかりがそういうこと思うって思ってたの? そうだったら悲しいよぉ」

卯月「う、う~ちゃんそんなこと思ってなかったぴょん! で、でも、ちょっとだけ怖かったんだぴょん」

卯月「変に思われたらどうしようって」

あかり「チョコに睡眠薬混ぜてこんなことする方がよっぽど変だよぉ」

卯月「こ、これは怖くてできなかった結果の暴走だから仕方ないぴょん!」

あかり「怖がらなくてもいいよぉ。卯月ちゃんがどんなことが好きでもあかりは卯月ちゃんのこと変に思ったりしないよ」

卯月「本当に? たまにこういうことしてってお願いしても?」

あかり「お願いしてもだよぉ」

卯月「……いよく、強くても?」

あかり「せ、なに? よく聞こえなかったけど何でもだよぉ!」


787 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/14(日) 00:07:36.53rRVMOkObo (1/14)

あかり「あかりだって卯月ちゃんとくっつくの好きだよぉ!」

卯月「そ、そうなの?」

あかり「うん、だからこんなリボンなんかなくてもっ」ゴソゴソ

卯月「あっ、ひゃっ……」

あかり「あ、あれ、上手く動けないよぉ、卯月ちゃん!」ゴソゴソ

卯月「ぴょんぅ……」

あかり「う、卯月ちゃん? どうしたの?」

卯月「はぇぁ……はぁ……」

あかり「卯月ちゃ、あっ」バタッ

卯月「ぴょあっ……!」

あかり「うぅ、リボンが邪魔で卯月ちゃんにもっとくっつけないよぉ」

卯月「ぴょ、ぴょん……」

卯月(司令官の膝が、もっと危ない位置にっ……!)


788 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/14(日) 00:23:23.94rRVMOkObo (2/14)

あかり「卯月ちゃん、これ解く方法ちゃんと用意してるんだよね?」

卯月「う、うん」

あかり「じゃあ、そろそろ解いて。くっつくなら解いたあとでもできるよぉ」

卯月「わ、わかったぴょん……」

卯月(解くのなら今でも、自力で切れるぴょん、でも……)

卯月「んぅ、あっ、う……」スリスリ

あかり「卯月ちゃん何してるの?」

卯月(我慢、できないぴょん……)

卯月「道具、取り出すから、ちょっとだけ激しく動くぴょん……」

あかり「うん、蹴ったりしたらごめんね」

卯月「じゃあ、動く、ぴょん」

あかり「うん」

卯月「ん、んんっ……!」ビクッ

卯月(さっきまでよりも、もっとすごい、ぴょん……お腹のひくひくが、びくびくになったぴょん……)


789 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/14(日) 00:49:22.01rRVMOkObo (3/14)

卯月「んぅ、はぁ、ぁぁっ……」ゴソゴソ

あかり「う、卯月ちゃん、まだ?」

卯月「はぁ、はぁ……まだ、ぴょん……」

あかり「は、早くしてね? なんだか、あかり熱くなってきて……」

卯月「司令官……」

卯月(司令官の顔、赤くなってる……興奮してる、エッチな気分になってる……! う~ちゃんの興奮が伝わってる……!)

卯月(うれしいっ……!)

あかり(それとも卯月ちゃんのこの声を聞いてると、よくわからないけど体が熱くなるよぉ。卯月ちゃんも熱くなってるから?)

あかり(狭くて近いから卯月ちゃんのにおいでいっぱいで……頭がぼーっとしてくる感覚は……)

あかり(エッチなことしたいときの気分と、似てる……? あかりのお膝今、卯月ちゃんのどこに当たってるの……?)

卯月「んぁぅ、はぁっ……」

あかり「うづき、ちゃん……」

卯月「しれ~かん、どうぐに手が届かない、から、ちょっと、しれいかんが揺らしてほしいぴょん……」

あかり「あ、あかりがゆらすの? 足を……?」

卯月「うん、しれ~かんがゆらして……う~ちゃんの……」

あかり「わ、わかったよぉ……そっとするからね……」モゾッ

卯月「ふぅっ……! だめ、ぴょん、もっとつよくしないと、いけないぴょん……」

あかり「もっとつよく、これくらい……?」グニッ

卯月「ぴょぇあっ……! そ、れ、くらい、ぴょ、ん……も、っと」ビクゥ

あかり「ま、まだ届かないんだね、もっと、ね……」

卯月「ああぅっ……!」

卯月(しれ~かんが、やってる、やってくれてるぴょん……! う~ちゃんの、しれ~かんがっ……!)

卯月(おなかのなか、なにか、ぴょん、ぴょんして、みた……)

あかり「ま、だ……?」

卯月「ふぁぁっ、まだ、ぴょん……まだ、とどかない……」

あかり「はぁ……あと、どのくらい……?」

卯月「んくぅっ……もう、ちょっと……」

あかり「はぁはぁ……もうちょっと、だね……?」

卯月「もう、ちょっと、ぴょん……もうちょっとで……」

卯月(もうちょっと、で……う~ちゃん……)

卯月「あ、ああっ、ぴょんぅぅっ……!」


790 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/14(日) 01:07:29.84rRVMOkObo (4/14)

あかり「結局道具なんかいらなくて自分でちぎれたんじゃない」

卯月「結果論だぴょん、道具を使う予定だったんだぴょん!」

あかり「本当に?」

卯月「ほ、本当だぴょん!」

あかり「むぅ、まあいいけど。これで好きな気持ち満足できた?」

卯月「ん~、寂しかった分はチャージできたぴょん」

あかり「そっか、よかったよぉ」

卯月「でもぉ~気持ちも既にチャージ中ぴょん!」

あかり「ええっ、早すぎるよぉ」

卯月「うさぎを甘くみたらだめぴょん。構ってあげてもすぐにまた好き好き状態になるんだぴょん」

あかり「寂しくしても死なないけど不機嫌にはなっちゃいそうだね」

卯月「むしろ構いすぎはよくないみたいだけど、う~ちゃんはそうなっちゃうぴょん!」

卯月「また睡眠薬飲まされたくなかったら、う~ちゃんのところには定期的に来た方がいいぴょん!」

あかり「また睡眠薬を飲まされるのは勘弁だよぉ」

卯月「だったらう~ちゃんの愛を受け止めに来るぴょん。来ないとまたリボンでぐるぐる巻きにして無理やり受け止めさせちゃうぴょん!」

あかり「ま、またするの?」

卯月「あ~、ちょっと期待した顔してるぴょん」

あかり「し、してないよぉ!」

卯月「し~た~してた~エッチな司令官だぴょ~ん」

あかり「うう、卯月ちゃん!」

卯月「ふふっ、気に入ったならまた同じことしようね。狭いところで縛られてぐりぐりするぴょん」

卯月「人間もうさぎと同じでずっと発情期だぴょんね!」


791 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/14(日) 01:08:31.38rRVMOkObo (5/14)

今回はここまでです

卯月が届いたか届いてないかは想像にお任せします

↓1~2で小ネタを募集します
いつも通りifでも他鎮守府のネタでもちょいエロでもいいです


792以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/14(日) 01:09:12.18otXTGfk6O (1/1)

イ級と朝潮


793以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/14(日) 01:10:14.13czOzUvhPO (1/1)

スマホゲーをやってみる秋月


794以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/14(日) 01:11:25.28ZSDmzrsfO (1/1)

乙です


795以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/14(日) 01:19:06.38kTdv/hDcO (1/1)

乙です


796以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/14(日) 01:54:40.44AHVHZOCPO (1/1)

乙です


797以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/14(日) 09:01:15.51qCnX7eAPO (1/1)

乙です


798 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/14(日) 22:31:04.47rRVMOkObo (6/14)

開始します


799 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/14(日) 22:40:50.36rRVMOkObo (7/14)

あかり「イムヤちゃんは狭いところ好き?」

伊168「えっ? 私は特にそんなことないけど」

あかり「そっかぁ、広いところは?」

伊168「ううん、狭い広いで好き嫌いなんて考えたことあんまりないし」

あかり「ああ、そうだよね」

伊168「でも海に潜ってるのは好きだから、広いところが好きってことでいいのかな」

あかり「イムヤちゃんは広いほうがいいんだね」

伊168「でも陸上で広いところ、例えばレッスンルームとかで1人ぽつんてなるのは寂しいからやだな」

あかり「それはあかりもいやだよぉ」

伊168「でも海では1人でも大丈夫なんだよね」

あかり「じゃあすごく広いプールなら大丈夫かも」

伊168「かもしれないね。でもどうせなら誰かがいてくれた方がいいんだけどね」

あかり「そうだね、狭くても広くても1人ぼっちじゃなくて誰かがいてくれるのが1番だよね」

伊168「どうしてそんなこと聞いたの?」

あかり「ん、ちょっとね気になったから。それじゃあ、今日の執務はこれでおしまいだよぉ」

伊168「合間合間にちょこっとやってただけだけどね」

あかり「それで間に合うくらい平和になったってことだよぉ」

伊168「ものはいいようか。で、またごほうびくれるんでしょ?」

あかり「うん。何がいい?」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる


800以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/14(日) 22:41:09.41DO+25NAxO (1/1)

3


801 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/14(日) 22:48:21.07rRVMOkObo (8/14)

伊168「あっ、じゃあマッサージ、してほしいな」

あかり「マッサージ? うん、いいよぉ」

伊168「前よりももっと強くやっていいからね」

あかり「マッサージは強くやればいいものじゃないんだよぉ?」

伊168「あぁ、えっと、そうじゃなくて、その……前より気持ちよく?」

あかり「それなら大丈夫だよぉ。あかりもあれから教本とか読んだしいっぱい他の人にもしたから上手くなってるはず」

あかり「前よりずっと気持ちいいよぉ」

伊168「へ、へぇ、それじゃあ期待させてもらうわね」

あかり「期待に応えられるようにがんばります!」

伊168(前でも相当だったのにそれより上手くなってるなんて)

伊168(今度は私もゴーヤみたいに飛ばされちゃうかも?)


802 ◆aIl2cyLheeQT2016/02/14(日) 23:17:14.40rRVMOkObo (9/14)

あかり「じゃあはじめるね」

伊168「ま、待って」

あかり「どうしたの?」

伊168「いや、今日は直接肌に触れてほしいなって」

あかり「腕とか足とかにするの?」

伊168「いや、お腹、くらいなら」

あかり「お腹は水着脱がなきゃ直接は無理だよぉ」

伊168「いや、私の水着が普段着だからちょっと特殊で、水抜きからお腹出せるの」グイッ

あかり「ええっ、こんなに開くんだ! それに下の生地がお腹まで来てない」

伊168「ワンピースがブルマと合体したような、感じになってるのかな?」

あかり「何でこんな構造に」

伊168「だって、こうしてないと困るから……」

あかり「何に?」

伊168「……ばかっ、言わせないでよ! 女の子なら、分かるでしょ!」

あかり「あっ……あ、ああっ、そうだね、ずらしてするのはちょっとずかしいもんね」

伊168「うぅ……変な秘密を知られた……」

あかり「だ、大丈夫だよぉ、誰にも言わないから!」

伊168「当たり前でしょそんなの! もう!」

伊168(こんな、自分からお腹見せるような格好して、はずかしい話させられて……)

伊168(犬がお腹見せてるみたいな姿で、はずかしいのに、ドキドキしてる私は、一体何なの……)

あかり「それにしても、お腹のほうこんなに上げられる必要はよくわからないけど。まあそれも何かあるんだよね」

あかり「それじゃあ、お腹のマッサージするね。痛かったら教えてね」

伊168「ひっ……」ピクッ

あかり「あれ、くすぐったい?」

伊168「ちょこっと、でもくすぐったいのはマッサージだし、少しくらい耐えられるから」

あかり「耐えられないくらいになったら教えてね」グイグイ

伊168「ひうっ、ひゃ……!」ビク

伊168(相変わらず、すぐに来る……変な興奮があったから、余計に……)

あかり「お風呂一緒になったときくらいしか見ないから、なんだか新鮮だよぉ」

伊168「ふ、普通はお腹見る機会なんて、誰だってそれくらいなもんでしょ」

あかり「確かに普通はそうだよね。お腹出してる人が多いからそれが当然のようになってたよぉ」

伊168「んんっ……ねぇ、私のお腹みんなに比べて、どう? 変じゃない?」

あかり「ううん? 変じゃないと思う。出てるわけじゃないし、綺麗だしあと触っててあかりも気持ちいいよ」トントン

伊168「んあっ……! そんなことっ、ああっ……!」

伊168(まじまじと見られてる、私が広げてる穴から、司令官が私のお腹……触られて……)

伊168(鼻息も、口から出る息も全部荒くなってる……熱い、お腹出してるのに、火照って、きてる……)

伊168(こんな、じわじわ来るのも……いい、かも……)