狩猟犬サツマビーグルのつぶやき

またまた、円安が止まらなくなっています・・今朝は144.79円となっています。

こうなりますと、ドックフードの原材料の他、燃料、輸送費が上がりますと、その分製品に転嫁される恐れがあります・・(@_@。

・・と言うことで、取敢えず「愛犬元気10kg」を10袋を買い増ししました。




冬であれば、20袋ほど買えたのですが、これからは猛暑の夏季に入りますので、品質劣化も考慮し大量保管は避けなければなりません！

我家は、フィラリア剤、抗生剤、駆虫剤、ダニ・ノミ剤等の薬もネット購入していますので、送料等が値上げされるかも？？？

多頭飼育していますと、少しの値上がりでも購入量が多いので、直ぐに何万円と言う単位で飼育管理費がアップします。

何か良い防衛策等があれば良いのですが・・・

我々サツマビーグルの保存普及活動を取り巻く周辺環境も大きく変わりつつあります・・(>_<)

やはり、値上げに対応するには飼育頭数を減らさないと・・

現在は、保存活動を継続するには近親繁殖を避ける意味から、ハク系、タロー系、ギン系、リュウ系の4系統に加え、昨年12年振りに鹿児島県出水市で発見されたトムの直仔（トム系）を飼育しています。

今後は、種牡は近県で賄い、台牝のみを飼育すると言う事も考えて行かなければなりません！

幸いにも、ハク系、タロー系、ギン系は近県に素晴らしい牡犬が居ますので今の処は心配ないですが、やはり数が少ないリュウ系とトム系の牡犬は我家で保存して行く必要があります。


話は変わりますが、今年に入り我々の問い合わせにも大きな変化が出ています。

それは、仔犬に関する問い合わせ先ですが、以前は大部分がハンターでしたが、今は殆どが一般愛犬家となっています。

ハンターは、稀に完成犬の問い合わせがありますが、仔犬に関しては全くと言って良い程なくなっています。

やはり、銃猟ハンターが高齢化で激減していることが主因と思いますが、他方、鉄砲の維持管理には面倒な更新手続き並びに猟犬の飼育がネックとなり、ワナ猟に転向しているハンターが増えていることも考えられます。

この様な理由により、今後は我々の様な猟犬の需要は今後益々減って来ると思います。

・・ので、有名な鳥猟犬専門犬舎（ブリーダー）も、本位とは思えませんが、系統保存しているポインターやセッター等を従来のハンターから一般愛犬家にシフトされることが増えています。

ところが、ハンター目当ての全猟誌での譲渡価格より、倍近い価格で取引されている様で、本意ではないものの犬舎経営では良い結果が出ている様です。

それもそのはず、仔犬のネット通販を見ても譲渡価格は30万円～が一般的で、ハンター相手の販売とは全く異にしています。

先日も、ご主人様と交友がある某県の猪犬（地犬）専門犬舎から久しぶりに連絡があり、『　もう銃猟ハンターが高齢化やワナ猟転向等で全く問い合わせが無くなった！　』と嘆いておられていました・・。

ご主人様も『　こちらも同じです　』と申し上げますと、『　そちらのサツマは可愛いのでペットになりますが、こちらは地犬なのでそれも叶わず今後どうするか考えている　』との返事だった様です。

以前は、猪訓練場で訓練した完成犬を販売していたようですが、仔犬も完成犬も販売できないとなれば廃業も止む無しとのことです・・(~_~;)

全国的に見て、一部には若いハンターが獣猟（犬猟）を志しておられるようですが、猟犬のブリーダーが無くなれば、当然として今まで固定して来た優秀な猪猟犬も居なくなり、自ずと繁殖をしいられます。

しかし、優秀な猟犬繁殖には遺伝学に関する知識は勿論の他「人、物、金」が必要であり、一般サラリーマンが出来る様な生易しいものではありません！

今は、まだ専門のブリーダーから購入出来ますが、今後も継続的に銃猟することはほぼ皆無と考えざるを得ません！

何れは、『　昔は猟場を猟犬を連れて狩りをしていた・・　』なんてことが、昔話に出て来るのもそう遠くはない様に思います。

本当に、先の先まで突き詰めて考えて行きますと、本当に狩猟界も寂しい限りですよね！！！

しかし、これが現実ですので、我々サツマビーグルの保存普及活動も今度どうすれば後世まで存続できるのか、今一度真剣に考える時期になっていると考えます。


今日のテーマは「円安・・」でしたが、変な方向に話が反れてしまいました。

猟犬が居なくなると狩猟界にどの様な影響をもたらすのかも含め、今後の在り方を考える良い機会と捉え、関係当局も真剣に考えて欲しいと思います。

そして、日本古来の狩猟文化（猟犬を連れた狩猟）は、何とか後世まで残って欲しいと願って止みません！

では、本日この辺で失礼します・・(@^^)/~~~

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本日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました！

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