923 :修羅場な話 2020/03/13(金) 01:34:53
10年くらい前学生だった頃に夏休みを利用して地元の栃木から大阪に遊びに行った時のこと
当時はお金がなかったので青春18きっぷを利用してたんだけど鈍行のみだと移動に12時間近くかかるので地元の最寄りを始発で出ることにした
昼休憩で一度途中下車したけどそれ以外はひたすら電車に乗り18時頃に最後の乗り換え駅の米原からの電車に乗った
その頃には始発出発と乗換えで結構疲れてて席に座って気付いたら寝落ちしてしまった
ふと目が覚めると関西弁を話す乗客がちらほらいることに気付いた
初の関西上陸と生関西弁に感動してキョロキョロと目を泳がせてたら向かいの席に座ってる黒い着物を着たおばさんが目についた
体は普通なんだけどすげー首が長い
横のボックス席の背もたれより上に顎があってそのボックス席を覗き込みながら声は聞こえないけどブツブツ喋るように口が動いてた
それに加えて自分は目が悪くて携帯の画面も眼鏡無しではぼやけるくらいなのにそいつの姿だけは鮮明で違和感が凄まじかった
ビビってすぐに寝たふりしてるうちにまた寝落ちしてしまい大阪に着く直前に起きたときにはその人は居なくなっていた
その後は自分には特に何もなかったけど大阪旅行は全然楽しめずしばらく電車に乗るのにビクビクしてた