今回は有名なSF映画ブレードランナーに
登場した対レプリカント捜査官専用の
飛行可能な車両のスピナーです
映画ではなんと2019年の設定なんですな　もう過ぎてるw

これはアメリカのメカデザインの
大御所だったシド・ミードの手による
ものでユニークなスタイルをしています

それで映画などではブルーを基調にして
いるんですが　昔出た限定版のシド・ミード
画集には初期コンセプトとしてシルバーの
重武装タイプが載っています

それで　こっちのほうがカッコいいので
こっちを作りました

(過去に限定DVDの特典グッズとして
小さいモデルが配布されたこともあるらしい)

この初期モデルは映画版とはいくつか
違う部分があります

ホイールの収容部の出っ張りはなるべく
削って小さくしました

またサイドのスライドドアは締まったイメージを
作る為にガンメタにしてあります

このキットは全体のスタイリングや
サイズなどは申し分ないんですが
困った部分もあります

というのは室内が丸見えなのに助手席には
ほとんど　なんの装備も無いという点です
ですからジャンクパーツでそれらしくしてみました

また車体上面や下部もわざわざクリアパーツを
つかっているのに中は何もありません

これはこの車があくまでステージカーであって
さすがのシド・ミードも画面に登場しない部分は
オミットしたと思えます ですからそれっぽく内部も
ジャンクパーツで埋めてあります

まずはパトライトを付属のものからアメリカの
パトカーのような角型に換装したものです
これはこれでカッコいいでしょう

続いてコンセプト画にあるレーザー銃の
ような装備も　ジャンクパーツでなどで
なるべく似せて作ってみました

ひょっとすると　初期設定ではもっと派手な
銃撃戦も想定されていたのかもしれません

ちなみに　この画集にはデカードガンの
初期デザインも載っています

後ろのドライヤーぽいのが初期デカードガン　

手前は採用されたデザインのデカードガン　

更にその横のウルトラマンのパチもの
みたいなのはあの傑作　トロン/ファースト版
で不採用になったコスチュームデザインです

トロン/ファースト版が凄かったのは
コスデザインが仏のメビウス　
メカデザインがシド・ミードという
超豪華メンバーによる作品だったという点です

最後にうちの特撮カーたち